PlayStation Vita - Wikipedia
PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ、略称: PS Vita)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE、現: ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE))が 2011年 12月17日に発売した 携帯ゲーム機 。 PlayStation Portable (以下、PSP) ...
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1980年に大学を卒業後、新卒から約42年間ソニーグループで務める。
アイシンクに入社後は取締役副社長 兼 経営/事業企画室室長という立場で、会社の経営の舵を取っています。そんな松本さんのソニーでの経験やアイシンクの魅力・これからの目標について迫っていきます。
大学卒業後に新卒でソニー株式会社にエンジニアで入社しました。私が入社した年は丁度ウォークマンが発売された翌年で、ウォークマンなどのポータブル系の商品開発に配属されました。入社後ちょうどアナログからデジタルに移行するところでデジタルオーディオ(CDやMDなど)の開発を担当しました。
分野はハード設計、組込み系ソフト開発がメインで、その後ソフト開発や商品開発のリーダーなど様々な経験を積みました。その頃、オーディオもメディアからネットワークの時代になると感じたので上司に「ネットワークオーディオを開発したい」と相談に行きましたが、一瞬で却下されました。ここでギブアップしたら終わりだと思い、更に上の上司に「やらせてくれ」と直訴し、ネットワークオーディオの商品開発を行うことができました。それが今のネットワークウォークマンです。(笑)アイシンクといっしょに仕事をさせていただいたのは、この頃からです。
数年後、VAIO事業本部に異動になり、インターネット端末の開発を命じられました。myloというデバイスです。残念なことにあまり売れませんでしたが、今のスマホの前身にあたる商品でした。搭載機能にSkypeとgmailがあって当時PCのみで動いていましたが、それをデバイスに組み込もうと、ロンドンにあったSkypeのCEOに会いに行ったり、米国のGoogle本社に行き、ライセンスを得ました。当時まだ大きな会社ではなかったので、軽くいいよと言っていただいた覚えがあります。
その後2009年に家庭用ゲーム機PlayStationシリーズを展開しているソニーコンピューターエンターテイメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)に異動になりポータブルゲーム機を立ち上げることになります。PSPの次にあたるPlayStation Vitaを開発しました。開発後はポータブルゲーム事業の責任者になりましたが、非常に苦しかった時代です。ともかく当時スマホでゲームをやる時代に突入し毎日大変でした。結局、事業部は統合され、自分は研究開発本部を担当することになりAIやAR/VR、センシングなどの最先端の技術に触れとても楽しかったです。せっかくなので最先端の技術をアイシンクで活かせるといいなと思っています。自分の後任が決まらず定年過ぎまで担当しましたが、退職するときにちょうど増田さんからお声掛けいただきアイシンクへ転職しました。
大学は通信系学科に通っていたのですが、エンジニア志望になった理由はミーハーだったので芸能人に会える仕事に就きたいと考えていて、放送局のエンジニアになろうと思っていました。(笑)
ですが、在学中に無線技術士の資格が必要で取得できず断念しました。たまたま大学の就職担当の方から通信をやりたいならラジオの設計もあるソニーを勧められ入れていただいたという経緯です。
正直不安だらけでした。社長の増田さんやアイシンクの何人かの社員の方とは前職からお付き合いがあり全く知らないわけではないのですが、転職の経験が無くとても不安でした。
まず、入社初日に経営/事業企画室の担当と言われ、バックグラウンドが技術なのに務まるのか?というのが最も不安でした。また、人とコミュニケーションが取れるのだろうか?と新入社員の方が思うことと全く同じ気持ちだったと思います。
幸い、ホームページをリニューアルした方がいいと思っていて、増田さんにお話したら進めてよいということだったので、まずホームページのリニューアルから始めました。これを担当したことで会社の大枠を把握することができ良かったと思っています。
自分がやったことの無い領域をやってみることは不安もあるのですが、ワクワク感もあります。ある日突然、社長の増田さんからM&Aアドバイザリーの会社と打合せをするから一緒に出てくれと言われて、そのきっかけでコンサルティング事業の買収検討を担当することになりました。8月頭に先方の方と初めて会い、まあ半年くらいかかるかと思っていたら、先方にご事情があって9月末に完了させたいと。かなり大変でしたが、必死にやっているうちに、M&Aの知識もついてきてワクワク感もありました。
昔、大先輩に、「半年死に物狂いでやってみろ、そうすればだれでも専門家になれる。」と言われたことがありますが、専門家にはとてもなれませんでしたが、何とかなるものだと感じています。
IT企業なのに、昭和の雰囲気を感じるというか、日本古来の家族経営みたいな雰囲気です。
さらに、働いている方たちがみんな良い方です。私のように突然入社しても暖かく迎えてくれて、まだ1年たっていませんが数年務めた感覚を得ています。
昭和の雰囲気というと、今風ではないと思う時もありますが、日本的な会社風土は悪くないと思います。前職が特にグローバル化のインパクトを受けていたので、業務の運営としては安定していて、落ち着きながら仕事ができる感じなので、良いと思っています。
正直に言うと複数社からお話をいただきましたが、社長の増田さんの筋道の立て方、社員への想いなどを伺い共感致しました。また事業企画という大事なパートを任せていただけるということで、入社させていただきました。
M&Aに携わったことがなかったのですが、非常に勉強になりました。専門的な部分があるので専門家にお任せしながら、関係者とのコミュニケーションを重要視し、信頼関係を作っていきました。もちろん、多額のお金が動きますので責任重大で本当にいいのか?と毎日自問しながらゴールした感じです。短期だったこともあって、個人的には100点とはいきませんでしたが、今回の経験は次にチャンスがあるときに生かせると思っています。
自分でも勉強もしましたが、売主の方がベテランで、進め方についてはなんでも教えてくれたので本当に助かりました。売主に教えてもらうなんてどうかと思いますが(笑)
あとは、知らないことでも一歩一歩進めると何とかなるものだと再認識、自信につながりました。予定外だったのは、元々は週3日勤務の非常勤勤務だったんですが、8月の途中からほぼ毎日会社に出社していました。(笑)
コンサルの事業をスタートしたので、まず確実なものにしたいと思います。また、アイシンクの他の業務との事業連携が出来たら良いと思っています。今までアイシンクは開発からの業務検証・運用、組込みのファームウェア、Windows・Linuxなどのオープン系、システムインフラ構築を事業化していますが、唯一コンサルの部分が今までありませんでした。理想的には、上流のコンサルから開発、検証まで一気通貫のビジネスを形成し、アイシンクグループ全体の事業拡大や、今付き合っている領域ではないお客様とお取引が出来るなどの道が広げられるのではないかと考えています。
アイシンクは、「開発力、人間力、提案力で最適解をお客様に提案する」とスローガンを掲げています。まず、どんな仕事でも専門性が必要です。エンジニア志望であれば、最初はプログラム開発からになるので、一日中プログラム開発を行っても楽しめる方に来てほしいと思います。そのうえで、IT技術を使って世の中を変えてみたい方、好奇心が旺盛で何でもチャレンジしてみようと考えている方、人と話をすることが好きでお客様をサポートしてみたい方などに来てほしいですね。明るくアグレッシブな心を持った方に将来の会社をけん引してもらいたいと思っています。そして理系だけでなく文系の人が結構入社されています。入社前からマンツーマンでプログラム開発を教育する制度も整っているので、みんな立派なエンジニアとして立ち上がっています。
まじめな方が多く、お客様からの信頼度も高いと思っています。また、社長をはじめマネージャーの方々、一般社員の皆さんまで良い人が多く、職場はまず人で創られていると思うでとても良い会社だと思います。
一方、仕事の面では、実力ある方は若くても昇格していく実力主義です。前職の時に、アイシンクの方々と一緒に仕事をしましたが、強烈な人も結構いて一緒に喧々諤々の議論をしました。結構容赦なくガーっと言われるんですよ。(笑)
こちらも同じプロジェクトメンバーとしてああでもないこーでもないと議論して開発をまとめていくのですが、遠慮なく言ってくるアイシンクメンバーは魅力的でした。もちろん仕事も良くされていましたし、具体的な提案も結構してくれて助かっていました。あとでアイシンクに入って「提案力」というキーワードが会社全体で重要視されていたことを知ってなるほどと思いました。
あとは前の会社は規模が大きく会社全体が見えにくいのですが、アイシンクの中で仕事をしていると、会社の全体像を捉えながら働くことができます。これは技術だけでなくて事業全体も勉強できる環境となっているので、大企業志向ではない方にはピッタリだと思います。