こんにちは。株式会社indent採用担当です。
株式会社indentは、原作の執筆をサポートするプロダクトの開発から小説や漫画の制作/出版を行っている会社です。今回は社員第1号でエンジニアの井上さんにindentとの出会いや現在の仕事についてインタビューしてみました。
目次
1. エンジニアを目指すきっかけは
2. indentとの出会い
3. 転職後、indentでの業務について
4. フルリモートという環境について
5. さいごに
1. エンジニアを目指すきっかけ
―井上さん、自己紹介をお願いします
エンジニアの井上達也と申します。株式会社indentで主にNolaノベルという小説投稿サイトの開発を担当しております。関西に住んでおり、フルリモートで働いているので、コミュニケーションはオンラインが中心で、仕様等を詰めていきながらサービスの開発を行うのが基本的な流れです。
もともとサービス開発が好きで、個人でもサービスを作っているので、仕事が終わったらすぐにプライベートで開発をしているサービスの企画や開発に時間を使っています。個人開発大好き人間ですね。
―仕事もプライベートもずっと開発されているのですね。
開発との出会い、きっかけはいつですか
高校生です。シンプルにパソコンでいろいろなことができる世界に魅力を感じて、パソコンの中身ってどうなっているのかと気になって調べたのがきっかけですね。ちょうど受験先を探しているタイミングで、情報系の学科を目指し始めました。ただ入学まで待てずに、受験勉強の合間にC言語を勉強していたほど興味を持っていました。無事大学に入学できてからも、興味や楽しさは変わらずに4年間の大学生活はあっという間に過ぎ去りました。
最初はコンソール上に1+1の結果を出す、といった簡単なことだけでも楽しくて、画面上で動くこと、形になることに嬉しさを覚えました。授業が進むにつれて段々と仕組みが理解でき、その知識を活かして授業外で簡単なゲームを作ったりしていました。そんな学生生活を過ごしながら大学4年生を迎え、そのまま就職活動が始まりました。
2. indentとの出会い
―順調にステップアップされていますね…!
就職活動やファーストキャリアのことも教えてください
ITサービスを作る会社が沢山あったので、いくつかの会社のインターンシップに行きはじめました。その中の一つ、神戸の会社のインターンシップに行ったとき、そのままバイトすることになり、半年間Webサービスの開発を経験したのがきっかけで、働くイメージが湧いてやりたいことが明確になりました。
具体的には社内で使用する在庫管理システムの開発を担当しました。ただコードを書くだけではなく、実際に社内の人の声を聞きながら形にしていく過程を任せてもらえて。自分のやりたいことはユーザーの声を聞ける環境でサービスづくりができることで、ユーザーとの距離が近いサービスに携わりたいと思った良い経験です。
また並行して、事業とは別に個人的なものづくりをしようとしていたので、仕事でも、個人開発でも理想とする働き方ができる環境も重要視してファーストキャリアを選びました。
―理想とする会社に入れたのですね…!
そこではどのような仕事を任されたのですか
そうですね。その会社はサービスを複数展開しているのですが、その中でも会員数が多い音楽配信サービスの担当になりました。Webチームの配属でサービスのリニューアルプロジェクトに参加しながら、並行して社内管理システムの開発をほぼ一人で任せてもらっていたので、入社してすぐに0→1の開発を経験できたことはとても印象に残っています。
もちろんリニューアルプロジェクトでも、長く続いているサービスのリニューアルだったので、長く続いているサービスゆえの良さや悪さを知ることができましたし、それを改善していくことの大変さは経験できたと思います。
その後、アプリチームへの希望が通って、既存のアプリのアップデートを担当することになりました。アプリにおいてもWebサービス同様に長く続いているものだったので、機能追加と並行して改善も進めていく大変さを学べました。
そこに2年8カ月在籍して転職をすることになります。それがindentです。
―大きい会社、長いサービスだから経験できることを吸収して転職を選択したのですね。
転職をするきっかけも教えてください
3年目に入った頃から、ある程度学べる事は学べたなと実感し始めました。もちろん実務の中で学べることはまだまだあるとは思いましたが、技術的な部分ではサービスの改善がメインだったので、新しく学べることに限界を感じてきました。改善や修正、オフショアとのやり取りなど、そういった仕事ではなく、自分自身でサービスを作れる力が欲しいという思いがどんどん強くなったので、0からサービスを作り上げようとしている会社に身を置いてコミットしようと決めました。
そのとき自分が学びたい技術がFlutterだったのですが、indentのCTOである下宮がその技術に明るくて、転職する前から学ばせてもらっていました。会社がこれからどんどん新しいサービスを立ち上げていくタイミングに誘っていただいて、ここでなら成長できると感じて転職を決めました。
3. 転職後、indentの業務について
―素敵な出会いもあり、転職したindentではどのような仕事を任されたのですか
入社してから2つの新規Webサービスの立ち上げを任されたので、事業レベルを意識した設計から携われました。定期的なレビューをもらいながら開発を進めていけたので、とても良い経験だったと感じております。
立ち上げたサービスもそれぞれ重視するポイントが違っていて、1つ目の小説投稿サービスは長い目で育てていくような設計を心がけていました。もう1つは自社で開催しているコンテストの審査が行えるプラットフォームでしたが、スピードが求められていたので1つ目のサービスとは違う作りにしています。
―0→1の経験は前職でも経験されていますが、何か違いはありましたか
この2つのサービスを立ち上げた経験は、前職で経験した業務とは違った濃い経験となりました。特に違った点としては、indentの代表である釜形の考えるサービスへの想いを受け止めて、仕様を一緒に考えていって、時にはデザインも自分で提案しながら開発を進めていたので、言われたものを作る実装ではなく、事業を一緒に作っている感覚を味わえました。
その経験から、上流のビジネスサイドに寄った部分に興味を持ち始めました。
―ビジネスサイドに寄った部分とは具体的にどういった観点、スキルを身に着けたいのですか
サービスを作るための技術力ではなく、そのサービス・事業を大きくするために必要な知識や視点を身に着けたいです。例えばマーケティングの観点でいえば、一般的な知識は1社目で勉強していたので、それをもっと磨いて実践でも使えるようにしたいと思っています。個人で開発しているアプリも、リリースして終わりではなく、しっかり数値集計ができる仕組みを整えて、数字を見ながら改善の施策を打つサイクルを回せています。
自力で意識できるところは継続しながらも、もっと知識・スキルを付けて事業を大きくするための提案が行えるようになりたいです。もちろん技術力についても引き続き磨きながら、自分の提案をそのまま自分で作ることで事業拡大に貢献できるようになりたいですね。
―スーパーマンのようなキャリア像…!
indentにいたから思えたキャリア像ですか
そうですね。経営層が近くにいて、代表釜形の声を聞きながら形にしているので、会社としての、経営層の考えや、想い、サービスのアピールポイントを受け止め、どう形にしていくかを考えて開発をしています。ただ仕様が下りてくるのではなく想いがダイレクトに伝わってくるので、それがきっかけになっていると思います。
4. フルリモートという環境について
―indentの開発者として働く魅力が伝わってきました…!
フルリモートでの働き方についても教えてください
基本的にやり取りはチャットベースで情報が行き届いているので、フルリモートだからやりづらいといったことはなく、開発に集中できています。ただ、今は事業が育っていてどんどん採用していこう!となっているので、自分がまだ直接会ったことのない人が増えていくことに寂しさを感じます。直接コミュニケーションを取るような…うまく表現できないですが、肌感覚でやり取りできることもあると思うので、そこはリモートであっても大切にしたいなと思います。頻繁には難しいですが、これから入社するメンバーとは積極的にコミュニケーションを取りたいと思います。
―井上さんがその感覚を大切にしているからこそ、フルリモートでも不自由なくコミュニケーションが取れている秘訣かもしれませんね。
その他、他社と比較してフルリモートが成功している特徴はありますか
当たり前かもしれないですが、一つは情報共有が十分にできていることでしょうか。indentの場合、編集、営業、開発でチームが違うのと、事業も複数あるので、各事業がどのような業務を進めているか週3回朝会を通して共有する機会があります。それに加えて、わからないことをすぐに聞いて解消できる雰囲気があるので、基本チャットベースで確認したり、必要に応じてオンラインMTGで解消できるので、仕事を進めづらいと感じることはほぼないです。
―相談しやすい雰囲気を作れているメンバーが多いのもポイントかもしれませんね
そうですね。あとは自分の性格によるかもしれませんが、事業の全体像を把握したいと思っているので、自分の仕事に影響のない部署や事業の話であっても朝会やMTGを通してメンバーの状況が知れるのはとても助かっています。
―情報が取りやすい環境があり、井上さんは情報を取りに行きたい意欲まである…。
もう少し会社の魅力を教えてください。
フラットに議論ができる会社だと思います。これまでインターンを含めて数社経験してきた中で、indentの良いところは、開発の定例MTGに表れているなと思います。みんながそれぞれのサービスを担当していて、お互いの進捗を共有するのですが、試してみたことを報告したり、気になることを指摘したり、全員で議論しながら進めています。これまでの会社ではチーム間での密な連携はなく、各自が淡々と業務を進めていましたが、indentのMTGは全員で連携しながら自分の担当しているサービスを育てていく感覚が醸成できています。
5. さいごに
―お互いに信頼関係がないとなかなか議論しあえる状況は作れないと思うので、indentのチーム作り、組織づくりを紐解いてみたいと思いました…
最後にどんな方と働きたいですか
これまでお伝えしたことの繰り返しになるかもしれませんが、言われたものを作るだけの受け身な方よりは、サービス開発が好きで、サービスに愛着を持って、自分がサービス・事業を作っていると思って働ける人がいいです。
―責任感や自分事として捉えることは重要ですね。
それを持っていれば、先ほど話していた開発MTGでも議論に入っていけますね
そうですね。責任感ももちろんですが、一番重要なのは一緒に楽しんでものづくりができることだと思います。朝会とかで議論が盛り上がって、ヒートアップしてもいい。良いものを作るために切磋琢磨するような空気感を共有できる方が嬉しいです。
―少し違った視点で、indentはどんな人にあっていると思いますか。
サービスだけではなく、会社や組織に対して「こうすればいいのかも」と改善案が浮かぶ方は向いているかもしれません。全員の意見を大切にしつつ、進む方向を決めていくので、問題提起や課題を見つけて、一緒に改善に向けた行動までできる方はマッチしていると思います。
indentがどのような会社かよくわかるインタビューでした。
今回のストーリーを機に井上達也さんと話してみたい方、会社に興味を持った方・・・etc、
お気軽にエントリーください!また後日、井上さんの個人開発についてもストーリーを公開予定です。
是非そちらもお楽しみに。