安藤 大河（あんどう たいが）
学生時代デザイン学科に所属。新卒で紙袋・パッケージ製造メーカーに勤め、クライアントとデザイナーの橋渡しを行う。8年間勤めたのち、30歳を節目に転職。その後「いいオフィス」で営業を担当。好きなことは食べることとお酒を飲むこと。日本酒が好き。趣味はものづくり、料理や作曲、絵を描くことが好き。最近は「いいオフィス」の業務に慣れてきて仕事が楽しくなってきたものの、慣れてきたことにより成長スピードが緩やかになってきた気がしているため、もう1ランク上がりたいと考えている。

「いいオフィス」の営業として店舗拡大に注力する

ー「いいオフィス」での仕事内容を教えてください。

店舗拡大に向けた営業と、新規店舗に導入を推奨している「鍵」の管理全般を担当しています。
営業では「いいオフィス」で利用可能な店舗を増やすべく、FC店加盟の拡大を行っています。

「鍵」の管理では、主に新規で無人店舗を運営される方に向けてスマートロック「Akerun」の導入を提案しています。営業から実店舗への鍵の取り付けまでを行っています。

ー「いいオフィス」以外にも何かお仕事はされていますか？

今はまだしていませんが、いずれは個人の仕事もしていきたいと考えています。ものづくりが好きなので、自分で製作したレザークラフトを販売してみたいです。

まだ「いいオフィス」での仕事を完璧にこなせているとは思えていないため、慣れるまでは目の前にある業務に打ち込みたいと思っています。

独立への第一歩として選んだ「いいオフィス」

ー「いいオフィス」に参画したきっかけを教えてください。

転職を考えていた時にWantedlyを見て、「いいオフィス」のどこでも働ける働き方に惹かれました。
前職は今年で創業110年を迎える老舗で、フルリモートで働く概念は一切ありませんでした。コワーキングスペースの存在も、「いいオフィス」の募集を見て初めて知りました。

他にも地方創生の会社を検討していましたが、働くことが決まると地方に永住しなければならず、そこまでの覚悟は決められませんでした。

それまで老舗企業で勤めていたことから、転職の際は若い会社でフレキシブルな働き方がしてみたいと考えていました。

ー「いいオフィス」にエントリーし、参画する決め手になった出来事は何かありますか。

独立したいという”目標に近づける環境”だと感じたからです。前職の会社に入社した時から、独立を目標にしていました。
転職を考えた際に、今の力では独り立ちをすることはできないと感じましたが、「いいオフィス」であれば個人事業主でありながら組織の一員として働けるので、独立への道に近づくと感じたのです。

スキルや経験がまだ足りないと感じているうちは、「いいオフィス」のように個人事業主でありながら仲間と一緒に働ける環境は貴重だと思います。

「いいオフィス」参画により大きく変化した働き方

ー実際に転職してみていかがですか。

まだ「いいオフィス」に参画して1年未満ですが、自分の人生がいい方向に向かっているのではないかと感じています。
特に独立している方や経営者の方との距離が近くなり、考え方や生き方についてとても刺激を受けるようになりました。転職して良かったと思っています。

ー現在安藤さんはどのような働き方をされているのでしょうか。

基本的には自宅で仕事をしていますが、オンラインでの商談がある際は自宅のWi-Fi環境が不安定なため、近所の「いいオフィス」に行きます。
外出する用事がある際は、目的地の近くにある「いいオフィス」へ行くこともあります。

通勤が週一の定例のみとなり、満員電車のストレスからは解放されました。

ー実際に働いてみて感じた「いいオフィス」のいいところと改善点を教えてください。

いいところはメンバー同士の仲がいいところです。業務内のコミュニケーションだけでなく、営業メンバーでスポッチャに行ったこともあります。
全員業務委託ということもあり、当初はここまで仲良くなれると思っていませんでした。

改善点は、業務委託メンバーの集まりであるゆえに責任の所在が分からず、意見の伝え先やタイミングが読みづらい点です。

伝えた方がいいと思うことも誰に言えば良いか分からず、もしかすると否定されてしまうのではないかと思うこともありました。今はまずは営業メンバーなど近しい人に意見を言うようにしています。

「いいオフィス」ならではの営業の難しさにぶつかったことも

ー「いいオフィス」の仕事で楽しかったこと、辛かったことを含め印象に残っていることを教えてください。

楽しかったことは「いいオフィス」メンバーと一緒に行った沖縄ワーケーションです。
ほとんど現地の「いいオフィス」で仕事をしていましたが、リゾート地で仕事をすることが新鮮でとても面白かったです。

どこでも仕事ができる働き方が一般的になれば、同僚だけじゃなく職場の違う仲間ともワーケーションができるようになるんだろうなと感じ、新しい働き方を知ることができました。

ワーケーション中の買い出し風景

辛かったことは「いいオフィス」に参画してから3ヶ月ほどの間、営業が上手くいかなかったことです。
営業として売り出すものが前職は物だったのに対して、「いいオフィス」ではサービスを売り出すため、必要な知識が一気に変わりました。

苦戦していた時に他の営業メンバーが自分の営業件数を管理してくださったり、自分に合った営業法を提案してくださったりしたこともあります。
その時得たアドバイスは、自分から話すのが苦手なら相手に積極的に質問をして、話してもらうようにすればいいと教えてもらいました。実践したところ、2ヶ月後には成果が出始め、徐々に「いいオフィス」での営業に慣れていきました。

慣れるまでは毎日苦戦していましたが、目標の件数を達成できるようになってきてからはやりがいを感じています。

ー普段営業をする中で気をつけていることがあれば教えてください。

お客様がどのような会社で、どのような課題を抱えているか、どのような話をすれば相手に刺さるのかを、事前によく考えた上で話すことです。
また、想定していた以外のことが起こることもあるため、相手からよく聞き出してより良い提案ができるよう心がけています。

なかでも自分が得意としているのは、新しくコワーキングスペースを運営し始めた店舗様です。
「いいオフィス」はすでに全国約800店舗（2022年8月現在）と提携しているため、新しくコワーキングスペースを運営し始めた方は、集客力に期待して提携してくださる方が多い印象です。

ー仕事で辛いことがあった時はどのようにして乗り越えていますか。また仕事へのモチベーション維持の方法があれば教えてください。

辛いことがあった時は、お酒を飲みながら友人に話を聞いてもらうことが多いです。ただ、お酒の場で仕事の話はあまりしないので、別の話をして気持ちを切り替えるようにしています。あとはよく寝ることです（笑）。

仕事へのモチベーションを維持する方法は、自分で自分を鼓舞することもそうですが、意識の高い人と話してパワーをもらいます。

「いいオフィス」の理念「どこでもいい世界」を通じて通勤のない世界を実現したい

ー「いいオフィス」の理念である「どこでもいい世界」をどのように捉え、どのようなミッションを掲げていきますか。

学生時代・会社員時代は電車を使った通学・通勤にとてもストレスを感じていたため、職場はできるだけ家から近いところがいいと思うことが多かったです。
「どこでもいい世界」を通じてコワーキングスペースの拠点数を増やし、より多くの人が電車通勤をせずに自宅近くで働けるようにしていきたいです。

ー今後「いいオフィス」で力を入れていきたいことはありますか。

出社しなくてもいい働き方があることをより多くの人に知ってもらいたいです。
自由な働き方ができることが一般に浸透しない限り、コワーキングスペースを利用する方も増えないと思うため、働き方を提案するイベント運営など、営業以外の仕事も挑戦してみたいです。

「いいオフィス」のサービスは、品質は日に日に上がってきていますが、まだまだ認知度が低いため、もっと色々な方に認知していただいて、実際に利用してもらえる働きかけをしていきたいです。

今後は自分が作ったものを広めていきたい

ー安藤さん自身の夢は何ですか。

ものづくりが好きなため、自分が作ったものを知っている人が増えたら嬉しいなと思います。ファンまでいかなくとも、いいなと思ってくれる人を増やしていきたいです。
手軽に販売できて実用性のあるレザークラフトは、より身近に感じてもらえて長く使えます。他のものでももちろんいいのですが、せっかくならより多くの人に使ってもらえるものが良いなと思っています。

それから直近の夢は、外食先で値段を見ずに注文することです（笑）。

「いいオフィス」は柔軟な働き方ができる環境

ー今後「いいオフィス」に入ってくる方にメッセージをお願いします。

転職が当たり前の世の中になってきています。かつては30代までだと思っていましたが、40代以降でも転職をする人が増えてきました。
今まで働いてきた会社に対して「もっとこうしていきたい」と感じることがあったかもしれませんが、「いいオフィス」なら他の会社よりは柔軟な働き方ができると思います。

挑戦したいことがある方や、世の中を変えたいと思うくらいの熱意がある方はぜひ一緒に働きましょう！

撮影場所

いいオフィス浅草橋 by W Complex
東京都台東区浅草橋2-16-9
JR総武線・都営地下鉄浅草線「浅草橋」駅　徒歩4分
店舗ページ：https://e-office.space/spaces/kanto/tokyo/taitoku/asakusabashi-by-wm-creators