2,500万人の副業市場に賭ける思いと、成長産業でキャリアを積む意義(代表インタビュー)(前編) | 株式会社ホールハート's Blog
グローバル、○○テック、シニア(高齢化社会)に将来的に並ぶといわれる成長産業をご存知ですか?それは「副業」です。2月9日を「副業の日」として認定されたり、2018年3月にはシェアリングエコノミー...
https://www.wantedly.com/companies/hallheart/post_articles/159582
グローバル、○○テック、シニア(高齢化社会)に将来的に並ぶといわれる成長産業をご存知ですか?それは「副業」です。
2月9日を「副業の日」として認定されたり、2018年3月にはシェアリングエコノミー協会に加入したりするなど、いち早く副業エージェントサービスを開始しているのが、弊社ホールハートが運営する「プロの副業」です。(※さらに新しいところでは、2019年1月に熱意ある地方創生ベンチャー連合に加入)
弊社代表・小野にインタビュー後編(この記事)では、副業という事業がなぜこれから大きな成長を遂げていくのかや、これからどのように価値観が変わっていくのかに加えて、副業という産業でもしもあなたが働くとしたらキャリアにどんな影響があるのかについて、お話しさせていただきます。
▼副業市場の現状や経緯について知りたい方は、こちら
小野:副業が当たり前になるための現状の課題は、仕事の切り分け方です。その啓蒙活動をこれからずっとしていかなければいけません。今はどうしても週1で常駐などといった話が多いですが、家でやるとか、土曜日の午前中やるとか、リモートでやるにはどういうやり方があるのか……といったことですね。今は便利なサービスもたくさん出てきていますし、そういうのを駆使していくと、個人も会社も色々ハイブリッドなやり方ができるようになるんじゃないかと思っています。
小野:新しい働き方そのものを提案していくような形になります。ただ具体的な現場感でいうと、それを口頭で言っても大体「ちょっと難しいかな」という反応になります。やったことがないからピンと来ないんですね。でも紹介して、実際に素晴らしいプロ人材を目の前にしたら、その時リアルな現実として考えられるようになります。妙な喩えですが、「デート1回10万円」って言われたら高いと思っても、今自分が一番好きな芸能人を目の前に連れて来られたら「10万払う!」ってなると思いませんか?それと同じことは結構あるはずです。これを繰り返していくと、「こういう人をこんな感じで使ったらちゃんとパフォーマンス出るじゃん」ということを、色んな会社が始めたら、事例がたくさん出てきて、これが伝播していくと、本当に色んな企業が導入するようになるというストーリーです。
小野:20年前は、人材紹介は殆どありませんでした。10年前でも今ほど使っていませんでした。でも、今やもう人材紹介を使わない会社なんて殆どないくらいですよね。私がこのビジネスに携わり始めた2001年には、広告業界で人材紹介を使っている会社はほぼありませんでした。ほぼ全ての会社にゼロから説明しましたから。ヘッドハンターと人材派遣はありましたが、人材紹介で30%の手数料を払うという感覚はそもそもありませんでした。でも今となっては、当たり前です。だから副業も今の取り組みを続ければ、これがポピュラーになります。働き方は同じで、ただ転職の仕方が変わるだけです。ちょっとステップが違っただけでできるようになります。
小野:副業と正社員はそもそも働き方が違うので、社会的な変動を作れるものだと思います。学生が卒業したら就職して、数年後に転職するという当たり前になっている流れを変えるものですから、若い人達自体の意識が大きく変わってくると思います。今の日本はまだ「起業して頑張る」よりも「一部上場企業に行く」方を、親御さんも世間も良いって言いますよね。でもこれが変化したら、アメリカのように多様な働き方に理解のある社会になっていけると思いますし、個人の考え方も変化していくだろうなと思っています。
小野:これから徐々に、20代、30代の人たちを中心に、例えば3社で働いている、といったようなことが普通になっていきます。これまでの「副業」の感覚は、土日にちょっと作業をしたり投資をしたり、稼げても月数万円程度の、どちらかというと小金稼ぎでしかありませんでした。でも今我々がやっているのは月10万とか月20万のお話しで、年収の何割かを占めるようになるので、生活に大きく影響があります。今までの「副業」という言葉から想像される収入とは、全然違うものになります。
小野:副業は、完全に生活の一部になっていきます。副業でやっていることが自分のコアスキルになっていったり、本業よりも大きくなっていく可能性もあります。1つの会社の中の評価だけではなくて、それぞれの会社から高い評価を受けてそれに応じた収入を得られるようになると、自分自身のスキルにもの凄く自信が持てるようになると思います。キャリアの中の大きな部分を、副業が占めるようになります。
小野:経営の立場からすると、社員の給料を10万円上げるのは正直怖いところがあります。だからなかなか大きく上がりません。でも業務委託なら、休んだりパフォーマンスが落ちたりしたら来月の報酬は下がるかもしれませんが、ちゃんとやればやれた分だけ稼げますよね。だからそういう方の道を選べる人たちが増えてくると思います。これが当たり前になると、公務員や大企業で安定したい、という人も減るかもしれないと思っています。決して大企業を否定している訳ではありません。でも、いま素晴らしい会社でも自治体でも、数十年後はわからないですよね。どこにいっても生きていけるような力が、今後ますます必要になってくるはずです。そうしたら、そもそも社会自体がそういう力を育んでいけるように変わっていかないといけません。実現したい夢や解決したい課題をクリアするために、人々が当たり前に副業という手段をとるようになったときに、プロの副業はその提供とサポートをするという役割になります。人生やキャリアにおいての「カスタマーサクセス」のような位置づけになるかもしれません。
小野: 企業側の価値観も、自社での囲い込みからシェアリングへ、シフトしていくと思います。実際に人材紹介で15年くらい前に多かったのが、仲の良い会社の社長に怒られるということでした。その会社の社員が転職した時に、仕向けたと思われたんですね。だから、「自らサイトに登録されてたまたま自分が面談して希望を聞いて紹介したけれども、こちらから仕向けたことは1ミリもない」という説明を、相当しました。今となってはもう何も言われません。「移っちゃうのもしょうがないよね、小野ちゃん責めてもしょうがないしさ」という感じになっています。人材紹介がそうだったように、副業も同じだと思います。今すでに政府がここまで動いていて、社会的にも求められていますし、企業として副業を認めないのはどうかというふうに段々なってきています。それとセットで、どういう仕事をどういう内容でやっているのか会社側に知らせるとか、ド競合のところで働くのはNGとか、そういうルールが今後2~3年くらいで相当整備されると考えています。
小野:クラウドで仕事を安く受けてフリーランスみたいに働けるシステムや、もう少し上の階層の人たちが別会社の顧問をすること、エンジニアがフリーで紹介サービスを通じて週何回かどこかの会社に常駐する働き方、こういったことがこの10年で台頭してきて、だいぶ整備されてきました。いまフリーエンジニアの全職種版が広がっていって、正社員としてどこかの会社で働きながら専門性を活かしてやるような副業マーケットがちょうど進み出したタイミングなので、このマーケットが動いていくと、多くの人たちがそういう仕事をやるようになります。企業のニーズを掘り起こして啓蒙活動をして、色々な会社が広告を出すようになって、これを日常的に見るようになると企業の人も、「そういうのもあるのかな」と思い始めます。今ようやく結果が出始めている状態です。デキる人であれば確実に継続して貰えるというのが、我々会社としても分かってきました。だからなかなか若い人は、平均的に難しいのかなと思っています。
小野:難しい理由は、弊社の例で言えば、スキルよりむしろ責任感です。20代も後半になってくると、スキルが有る方も結構います。ただ報酬を貰って請け負ったことに対して真摯に取り組む責任感は、やっぱり30代の人の方があるというのを今実際にやっていて感じています。人間的な部分の差ですね。一度仕事を請け負ったら、どんなに忙しくても、たとえ家族と旅行に行く予定があったとしても仕事を優先するくらいの責任感が求められます。でも若い人ほど、副業の方を潰すという感じになってしまったりする訳です。家族はもちろん大事ですが、そういったことを分かっているか否かの差は大きいですね。
小野:本業副業関係なく、仕事は仕事で絶対だという、若い層の責任感を育てるようなことも、副業サービスを提供する側の仕事の1つになってくると思います。若くてもフリーランスを何年かやったことある人なら、苦しさも知っていて分かると思いますが、やったことがない人は分からないんですよね。自分が休みの日を潰したり、寝る時間も惜しんでそういう仕事をできたりするかを自問自答して、やれると思ったらやって、評価される……という流れになっていけば良いと思います。
小野:いま転職人口は、年間百数十万人。でも労働人口は6600万人以上いて、その内20代、30代、40代は少なめに言って2500万人くらいいます。それ全部が対象ですから、1件の金額としては転職の人材紹介ビジネスの方が大きいですが、10%でも250万人ですから、マーケットの規模は副業の方が転職よりも全然大きいです。副業市場が転職を上回るのがいつと、正確には言えませんが、どんなに遅くても10年以内です。
小野:私たちプロの副業だけで見ても、例えばこの1年で登録者数は約20倍になっていますし、Twitterのフォロワーも10倍以上になっているので、非常に注目度が上がっていることを実感しています。今年4月にはサブスクリプションモデルの新サービス公開も予定していて、時代の波は正確に捉えています。いま副業という市場は、本当に爆発的に伸びる直前のフェーズにあります。
ここまで、副業をするのが当たり前の時代がもうすぐそこまで来ているということをお話してきました。2018年の「副業元年」に対して、2019年は「副業ビッグバン」とも言われています。参考:2019年に「副業ビッグバン」が来るhttps://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/091400077/121700003/そんな時代にあって、そのサービスを提供する側にいるということの意義について最後にお話ししたいと思います。
小野:冒頭でも少し触れましたが、副業はグローバル、シニア、○○Techに匹敵する成長産業になります。2500万人がターゲットになる巨大マーケットです。そんな成長産業で働くことの意義について、考えたことがありますか?それは人材として、汎用性がつきやすいということです。例えば×IoTです。金融×テクノロジーとか、広告×テクノロジーとかで培ったスキルを使って他の事業を広めていきたいとか、インターネットを前提としたアウトプットを出来る人にとても幅広いバリエーションが付いて、活躍している人を何度も目にしている人は多いんじゃないでしょうか。それに2500万人という市場です。日本は既に高齢化社会による人手不足にぶち当たっていますよね。ここからあと20年で労働人口は1000万人以上減っていくという予測で、より深刻化していきます。「プロの副業」はそのニーズに根ざしたサービスなので、ここに携わる人は10年後も20年後も経験が活きます。
小野:副業という市場や、「プロの副業」に集まるデータは膨大なものになります。例えば事業会社でオーディエンスデータを見ながらマーケティングをやっていけば、提案の幅や視野が物凄く広がりやすくなります。そしてそうです、可処分時間の奪い合いに、「副業」という項目が加わるということです。
小野:成長産業のフィールドでキャリアを積んで、スキルだけでなくビジョンやマインドが磨かれる経験をした人はどうなると思いますか?引く手数多の、市場価値の高い人材に成長するということが言えます。今まさにグローバルや○○テック、高齢化社会といった領域で成長している人たちが伸びているのと同じことです。
社会が大きく変わっていくという時に、いまこれを読んでくださっているあなたは、どこで何をしたいですか?
・ 転職して大手企業に行きたい?
・ 公務員になりたい?
・ 副業がしたい?
・ どこでも通用する能力を身に着けたい?
・ 副業を提供する側になりたい?
……えっ、全部ですか?全部は難しくても、弊社ホールハートなら3つはかないます。いや、将来的には4つになるかも?
私たちについて少しでも興味を持ってくださったら、「話を聞きに行きたい」からお気軽にエントリーしてくださいね!お待ちしております!