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2,500万人の副業市場に賭ける思いと、成長産業でキャリアを積む意義(代表インタビュー)(前編)

グローバル、○○テック、シニア(高齢化社会)に将来的に並ぶといわれる成長産業をご存知ですか?それは「副業」です。

2月9日を「副業の日」として認定されたり、2018年3月にはシェアリングエコノミー協会に加入したりするなど、いち早く副業エージェントサービスを開始しているのが、弊社ホールハートが運営する「プロの副業」です。

(※さらに新しいところでは、2019年1月に熱意ある地方創生ベンチャー連合に加入)

もちろん、従来のお小遣い稼ぎ的なものではありません。

2008年の創業以来ずっと転職・就活事業をやってきたのに、なぜ2018年2月に副業事業を開始したのか?立上げの経緯や背景、日本の成長を本気で創るためサービスに賭ける思いを、弊社代表・小野にインタビューしました!

そもそも何故、副業事業を立ち上げたのか?

副業事業を始めたそもそもの理由は?

小野:「転職だけではクライアントの要望に答えられなくなったから」というのが根本にあります。

まず前提として、日本の転職市場はリーマンショックの後からこの10年、大体右肩上がりです。多少の波はあっても全体的に10%くらいは各社の業績も市場も伸びていて、特にこの数年間は売り手市場が続いていて、広告に感化されて動く年収が凄く高い20代や、年齢が高めの30代、40代は増えているのですが、一方で実は、企業が一番欲しい、「20代で程良い年収」の転職する人達の数は減っています。つまりレッドオーシャンですね。

転職市場のレッドオーシャン化

小野:ちょっと年収が高い人や年齢が高い人でカバーすることで今の転職市場は成り立っていますが、それでもタイムリーにその会社が望むような人材がいるかというと、年々クライアントの要望にお応えするのが難しくなっているのが実情です。

特にスタートアップは切実

小野:特にスタートアップの採用は切実で、投資家たちに何年後の上場を求められているので、「いつまでに業績をこうしなければいけないから、いついつまでにこういった種類の人材が何人必要、という事業計画を書いていて、それに基づいて採用計画も組んでいる。でも全然採用できていないから何とかして欲しい」というニーズは年々高まっています。

社会の限界からの発想

小野:社会全体として、もう正社員の中途採用や新卒採用のみで人材不足を解決するのは無理だと思いました。そこで、本業を持っている人やフリーランスの力をもっと強く活用してカバーすることによって、全体として予定通りの事業が進むような仕組み作りができるのではないかと考えました。これが2018年2月の「プロの副業」立ち上げにつながります。

副業事業に賭ける思い「社会の課題に対応する仕組みを」

社会の課題と企業の課題、両方に対応できる答えが、お小遣い稼ぎではない【本気の副業】の仕組みを作ることだった

小野:事業を始める前に思っていたことは、実は主婦の方でした。結婚や出産を機に退職してしまったけど、マーケティングや営業、経理、人事など、しっかりとしたキャリアを積んだ人が沢山いるんじゃないかと。

何故なら、私が最初に入ったクレディセゾンの同期は、女性300人男性100人の合計400人いましたが、30年近くたった今、残っている男性は60人いますが、女性は2人しかいないからです。

眠っている労働力が社会にはたくさんあるのではないか?

小野:眠っている労働力を使う考え方が洗練されていないから、職場に戻れない人が多いんじゃないかと考えました。それで地元のコンビニやファミレスで時給1000円でバイトしたら、どんなに本職のスキルがあろうが100時間働いて10万円です。でもそれなりの会社の正社員なら、1ヶ月160時間として、ボーナス込みでならせば月次50万くらいになります。

同じ160時間で比べたら、同じ人なのに50万円と16万円ですよ。これはもの凄い社会の歪みがあるなと思ったのが、副業ということを考える原点でした。

働いていても暇を持て余している正社員がたくさんいる!

小野:実際に事業を立ち上げてみてわかったのは、男女関係なく、正社員で働いていて、暇を持て余している人たちが沢山いるということです。

実をいうと、昔の私もそうでした。週2日は午前中だけ仕事して、定時まで仕事していたのは週3日だけ。毎日17時半に帰って残業は全くしなくて、でもずっと営業成績トップでした。これと同じようにハイパフォーマンスな人がいるはずと思っていたら、いましたね。実際いま日々面談をして会っていると、大体1割くらいです。

圧倒的にレベルの高い副業人材

小野:今クライアントに実際に言っています。転職で相談に乗ってきた何万人という人と比べて、平均的なスキルや人間性が1.5倍良いと。本当に質が高いので、実際にそのプロ人材を連れていくと一言目に言われるのは「うちの社員になりませんか?」です。ヒト的にもスキル的にもOKなんですね。

これは他の表現で言うと、30歳で500万稼いでいるのが転職希望者の平均だとしたら、平均750万貰っている方たちということになります。

ただし現行制度では、フルタイム正社員は平日日中稼働できない

小野:どんなにやることがなくても、今の多くの会社では、定時まではその席に座ってなきゃいけません。だからかといって、その会社でむちゃくちゃ頑張ったら500万の人が次の年に年収750万、月給20万増えるのかというと、まずあり得ません。会社の中にある給与や時間の考え方自体がそうなっていないので、企業の成長とか事業の成功とかだけで個人の望みを叶えるのは、もう無理なんですよね。

そこで副業するということになると、今は退勤後に別の会社の仕事をお手伝いするのが主流です。でも本当は平日の就業時間中、ネットサーフィンしてる時間がある訳ですよね。そんな暇を持て余している時間に別会社の仕事のメールを処理したり、合間あいまでチャット使って進めたりとかもできるんですよね。

副業は、時間的には十分可能

小野:そういう働き方が普通になれば、今の転職の人材不足感もかなり埋められますし、外国人のエンジニアも珍しくなくなってきていますが、そこも解決される可能性があります。プロ人材のシェアリング、つまり優秀な人たち余っている時間を上手く活用・共有することによって、今の人材ニーズの2割くらいは少なくとも確保できると考えています。

クライアントのニーズを満たすことで、日本の成長を本気で創る

小野:もちろん企業として、利益を追求する側面はあります。ただ大前提として、弊社ホールハートの企業理念は「日本の成長を本気で創る」です。目の前にいる人や企業を幸せにするためにと考えたときに、副業という働き方を当たり前にしていく事が答えだと確信して取り組んでいます。


この記事では、副業という市場の現状や立上げに至った経緯、思いなどをお話しさせていただきました!

次の記事では、これを踏まえて未来がどう変わっていくかや、視点を変えて、副業という成長産業でもしあなたが働くとしたらキャリアにどんな影響があるか、などをお話しさせていただきます。

▼後編はこちらから

2,500万人の副業市場に賭ける思いと、成長産業でキャリアを積む意義(代表インタビュー)(後編) | 株式会社ホールハート's Blog
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