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海外のリモートチームと仕事するにあたって心がけていること

ハカルスにはフィリピンでリモートで働いているエンジニアが 2名います。彼らは若いながらも、学生時代からスタートアップで働いており、目まぐるしく状況が変わる中で色々な役割を果たしてくれています 。おかげで順調にプロダクトのリリース、アップデートを続けてこれています。

そんな彼らと日々共に働き、また本社にて彼らをマネージメントする立場として、日々心がけていることをいくつか紹介したいと思います。

毎日顔を合わせる

毎朝のミーティングの模様

毎朝、Hangouts を使ってミーティングをしています。お互い顔を合わせて「調子はどう?」からはじめ、「昨日の進捗」「今日のタスク」「困っていること」の 3点セットを共有します。情報共有という理由もありますが、お互い人間で一緒に仕事しているチームなので、単純に一日一回は顔を見たい、というウェットな理由からも毎日続けています。フィリピンのメンバーとの振り返りでも、この毎朝のミーティングは続けて欲しいと言われています。

ちなみに、地域的に天候などの原因でインターネットが不安定になることがあります。一般的には時間は決めたほうが良いとされていますが、そういった現地事情を考慮してミーティングの時間は柔軟に変更するようにしています。

情報は積極的に「こちら」から共有する

中期プランをビジネスアップデートと一緒に共有

スプリントプランニング、対面で会う際、場合によっては朝のミーティングなどで、必ず日本側のビジネスのアップデートを共有しています。社内の情報共有は Slack や Asana、Google Drive などを用いており、基本的には社内向けにはオープンになっているのですが、ことビジネスに限っていえば、お客様とのやりとりの資料は日本語で書かれていたり、と言語の壁が立ちはだかります。加えて日本のオフィスで行なわれている日常的な会話を彼らは知る術がありません。

エンジニアとして「何を作る」だけでなく「何故それを作るのか」を理解しているかどうかは、自分で色々なことを判断しなければならないリモートという環境では、特に重要になってきます。そのため「どういったお客様がいて」「彼らがどういうことに困っているか」といった情報をまず持っていることは大前提です。彼らは「ビジネスに変化があった」ことそのものに気づけないので、こういった情報発信は積極的にこちら側から行うようにしています。

文化の違いを受け入れる

食文化の違いも当然受け入れます

彼らは、一回りは年上の僕に対してでも良いと思ったことはガンガン提案をしてきます。内容によっては別のやり方が良いこともあるので、そういう場合はもちろんディスカッションするのですが、GitHub のコメントなどでヒートアップすることもままあります(笑 カッとなってそうに見えるものでも、本人たちには普通の事だったりするので、次の日のミーティングではケロっとして話します。

また、日本人のエンジニアだと、「まず自分で調べてから聞く」的な文化がありますが、わからないことあれば、彼らは気軽に聞いてきます。事前に共有したことのある資料に書いてあることなどもままあり、日本人的な感覚だと「ちゃんと調べた?」と言いそうになりがちですが、「聞いてわかることなら聞いた方が早いよね」という割り切りがそこにあります。これは良し悪しではなく、感覚の違いなのでそこを理解した上で仕事をするのが大事だと考えています。

おわりに

僕自身は、以前の職場で「リモートワーク」という言葉も浸透していない頃に、一人で京都拠点を立ち上げたことがあります。そこでリモート側で働くことの楽しさ・難しさは実体験としてもっているので、それを踏まえ逆に自分が本社側の立場にたった時に、心がけていることを幾つかご紹介しました。

メンバーの一人 Ninz が以前、リモートで働くことに対してもっていた心配と、それにどう適応していったか自身のブログに書いてくれました。こういったリモートで働いている人の心情を理解することは改めて大事なことだと感じています。

ハカルスは世界で使われるサービスを目指しています。サービスを展開していく中で、チームはいずれ世界に広がっていくことになります。であるなら、最初からそれを見据えてグローバルにものづくりをする体制やチームの文化を整えていくことも大事な事だと考えています。

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