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「ブロックチェーンでまったく新しいユーザー体験を」double jump.tokyoとgumiがともに挑戦する、エンタメの未来の創造。

「ブロックチェーンでまったく新しいユーザー体験を」double jump.tokyoとgumiがともに挑戦する、エンタメの未来の創造。

NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)の盛り上がりなど、ブロックチェーンが注目を集めた2021年。ゲームの領域でも「Play to Earn」型のブロックチェーンゲームが東南アジアを中心に大流行し、話題になりました。今回は、gumiでメタバース事業(ブロックチェーン及びXR領域)を統括するBusiness Promotion Directorの寺村と、gumiの投資先であり『My Crypto Heroes』(以下『マイクリ』)を始めとするブロックチェーンゲームの開発・運用実績を有するdouble jump.tokyo株式会社(以下「DJT」)取締役/COOの松谷氏とで、両社の事業の「これまで」と「これから」について語り合いました。

<登場人物>

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松谷 幸紀(まつや・ゆきのり)

double jump.tokyo株式会社 取締役/COO。NTTデータでの金融系のSE、そしてWEBマーケティング会社で執行役員を経験後、アプリ開発会社を起業。モブキャストへ事業譲渡とともに参画し、ゲームのプロデューサー、運営、マーケティングを経験後、モブキャストゲームス取締役、ソーシャルキャピタル代表取締役に。2019年7月にDJTに入社し、2021年7月より現職。

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寺村 康(てらむら・やすし)

株式会社gumi Business Promotion Director。日本政策投資銀行にて国内外の大手法人向け融資業務や債権管理(事業再生)業務のほか、人事部門にて主に採用業務などに従事。2018年4月にgumiへ入社し、企業広報や渉外業務を管掌しているほか、現在はメタバース事業(ブロックチェーン領域及びXR領域)の推進も担当。

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gumiとDJTのブロックチェーン事業の歩み

寺村: 本日はわざわざご足労いただき恐縮です!

松谷: いや、同じビルで1フロアの移動だけですから(笑)。

寺村: そうでしたね(笑)。しかし、昨年から世界だけではなく日本でもNFTやブロックチェーン、そし         てWeb3.0などの用語を本当によく耳にするようになりましたよね!

松谷: DJTがNFTの啓蒙のために制作した六角形のロゴも色んなメディアでよく見かけるようになりました。


寺村: 私のPCにもそのロゴシールを貼っています。漸く時代が我々に追い付いてきたということですかね(笑)。


松谷: 市場が立ち上がってきた感はありますよね。個別のプロジェクトでも、昨年よりも今年のほうが一層手ごたえを感じるようになりました。

寺村: いいですね!そのあたりの話も含め、今日はこれまでの振り返りと、これからについて語り合えたらと思っています!

松谷: そういえば昔の経緯とかちゃんと話したことなかったですよね。

寺村: 気づいたら、我々同じ屋根の下で仕事をするようになって3年の月日が経っていますからね。

松谷: そうか、つまりgumiに出資いただいてから3年経ったということでもありますね。

寺村: まさかこんな近くで過ごすことになり、そしてブロックチェーンゲームの共同開発にまで至るとは。

松谷: そうですよね、DJTがgumiのフロアの一部を借りた年に『ブレイブ フロンティア ヒーローズ』(以下『ブレヒロ』)の共同開発にも取り組んだりと、gumiとはこの3年間でかなり距離が縮まってますよね。
共同開発にはいろいろな苦労がありましたけど、結果として『ブレヒロ』が取引高ランキングで、『マイクリ』に次ぐ世界第2位を記録(※)できたのは、我々にとってもgumiにとってもいい経験になったのではないかな、と。

※ DappsRader(https://dappradar.com/)による、イーサリアムベースのブロックチェーンゲーム部門でのランキング。

寺村: そうですね、gumiにとっては初めてのブロックチェーンゲームだったので、世界第2位の実績を作れたのは大きかったですね。1位の『マイクリ』には届きませんでしたが(笑)。

松谷: 私がDJTに入社したのは『マイクリ』のリリースの半年くらい後ですが……DJTはブロックチェーンゲーム専業の会社としてスタートして、最初の事業が『マイクリ』でした。

寺村: 最初の事業から1位を取るっていうのは爽快でしょうね!『マイクリ』のリリースは2018年ですよね。ちょうどgumiもブロックチェーン領域に事業参入した頃になります。

松谷: そうですよね。まだ世間では注目度が高い領域ではなかったにも関わらず、そこに目を付けるのはさすがだと思いましたね。最初はファンド事業からの参入をされてましたけど、出資先のチョイスもこれまた先見性ありましたよね。これまでに何社に出資してきたんですか?

寺村: 1号ファンドと2号ファンド合わせて、41社(※)ですね。参入当初、まだ市場は黎明期でしたけど、いまや世界最大手のNFTマーケットプレイスとなった「OpenSea」とか、ブロックチェーンゲーム『Axie Infinity』の急成長の立役者となった「YGG(Yield Guild Games)」とかにも出資してます。

※ 2022年5月時点

松谷: どちらもブロックチェーンに関わってる人なら誰もが知るビッグネーム。投資リターンも相当大きいと思いますが、ネットワークとしてもすごく有用ですよね!

寺村: はい、NFT販売やブロックチェーンゲームなど、これからコンテンツ開発事業にも更に注力していくので、そこで間違いなく活きてきますよね。

松谷: ブロックチェーンゲームも本腰入れられると聞きました。

寺村: そうですね、gumiグループでは、すでに大手IPホルダーと協業でのブロックチェーンゲームの開発にも着手しています。あとはノード運営事業(※)にも積極的に取り組んでいて、以前から「Klaytn」や「Theta」といった有力チェーンにバリデータとして参加しており、今後はゲームに特化したブロックチェーン「Oasys」へも参加予定です。

※ ブロックチェーンネットワークの保守・運用を行うことで報酬を得るビジネス。gumiではコンピューター端末(ノード)をブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかの検証等を主に行っている。

松谷: 日本の中で様々なブロックチェーンのバリデータになっている企業なんて、ほとんどないですよね。事業領域がどんどん広がっている印象です。

寺村: そうですね、事業領域もそうですし、Web3.0関連企業との横のつながりも広がっていってますね。

松谷: 公表ベースではMCH社との協業とかリリースに出てましたけど。

寺村: はい、それ以外にも国内外での仲間づくりを推進してます。

松谷: そのうち、どでかいニュースがリリースされるんじゃないかって期待しています!

寺村: ご期待ください(笑)。事業の広がりでいうと、DJTもブロックチェーンゲームの開発・運用だけでなく、周辺事業も次々に展開していってますよね。

松谷: そうなんですよ。さっき話した『マイクリ』とか『ブレヒロ』とかのブロックチェーンゲームの開発に加え、昨年のNFTの盛り上がりに先駆けて「NFTPLUS」というNFT事業支援サービスを始めましたし、企業内で秘密鍵管理ができる、B to BのSaaS事業「N Suite」のサービスを始めたのは今年からです。

寺村: コンテンツ開発会社であるDJTがSaaS事業に取り組まれるというのは意外でした。

松谷: この秘密鍵管理っていうのは、ブロックチェーンゲーム事業と密接に関係していて、これからその領域に取り組む企業が、コンプライアンスやセキュリティ管理の観点で必ず直面する課題になると思って始めたサービスなんですよね。

寺村: 既に通った道だからこそ、これから通る人たちの苦労を想像してできたサービスなんですね。

松谷: 本当にその通りで、我々は自分たちの事業だけではなくて、Web3.0の市場自体を盛り上げたいという使命みたいなものがあって。

寺村: おお、熱いですね!

松谷: だから、企業がこの領域に参入するときの障壁をなるべく少なくできるようなサービスが大事だなと。今後の取り組みとしても、例えば「Oasys」ブロックチェーンのメインデベロッパーを務めましたが、ゲーム事業者がこの「Oasys」を活用する際の支援サービスも新たな事業として考えています。

寺村: 結局、市場が成長しなければ自社の発展も成しえないので、企業同士が連携しあって、Web3.0産業全体を盛り上げていかないとですよね!

松谷: 大げさに聞こえるかもしれませんがgumiやDJTがその牽引役になれればなと思っています。

これからのブロックチェーンゲームはどこに向かうのか

寺村: 『マイクリ』の開発は、まだブロックチェーンゲームがほとんど世に出ていない時代から着手されていたわけですけど、DJTがブロックチェーンゲームを作り始めた背景は何なんでしょう。

松谷: きっかけは『CryptoKitties』の登場ですね。

寺村: ブロックチェーンゲームの火付け役!

松谷: そうです。『CryptoKitties』はゲームのシステム自体はとてもシンプルなものだったんですけど、これまで暗号資産でのユースケースがメインだったブロックチェーンに、新たにNFTという概念を入れ込んだ革新的なゲームでした。
DJTは、創業者含めそれまでスマホゲームの開発・運営を行っていたメンバーが中心となっているのですが、そんなメンバーらが昨今のスマホゲームに関わっていく中で感じていたのが、ゲームシステムの成熟化と、ガチャを中心としたエコシステムの画一化です。『CryptoKitties』が生み出した革新的な概念を目の当たりにして、これにさらにゲーム性やエコシステムを加えれば、今までスマホゲームに関わっていく中で感じていた閉塞感のようなものを打開し、新しいユーザー体験を生み出せるのではないかと考えたんです。その考えのもと、最初に開発したのが『マイクリ』でした。

寺村: なるほど。NFTの活用によりゲーム内のキャラクターが資産化されて、ユーザー間の取引も活発に行われていますよね。ゲーム性は極めてシンプルでしたが、「エコシステム」という観点ではこれまでにない仕組みが誕生しましたよね。

松谷: そうですね。もちろんまだまだ発展途上のブロックチェーンゲームだから、はっきりとした正解があるわけじゃないですけど、ゲーム外も含めたエコシステムの設計は重要なブロックチェーンゲーム開発の鍵になってくると思っています。
例えばgumiの出資先でもある「YGG」はブロックチェーンゲーム『Axie Infinity』内で使用するNFTをユーザーに貸し出すNFTのスカラーシップっていうのをやっていて、「YGG」を通じてNFTを借りた大量のユーザーが『Axie Infinity』に流れ込みましたよね。スマホゲームでは発生しえなかったエコシステムの一例ですね。

寺村: スマホゲームだと、例えばウェブ広告をたくさん出してユーザーを獲得してるわけですが、別の形でのユーザー獲得を実現させる方法が生まれたということですね。

松谷: そうですね。これまでゲームの中にあったギルドがゲームの外に置かれたことで、既存のゲームマーケティングがディスラプトされつつあります。

寺村: これまでは、ゲームというサービスの中でコミュニティが形成されていましたが、これからはコミュニティが先に形成されていて、それがゲームというサービスに入ってくるイメージですよね。いかにコミュニティにリーチできるかが大事な要素になりそうですね。
ゲーム性という意味でも結構スマホゲームとは違ってきてますよね。『マイクリ』なんかもそうですが、各ユーザーの得意・不得意が活かせる形でコミュニティへの貢献ができるように、役割が分けられてたりしますよね。

松谷: 『マイクリ』には士農工商の4つの役割があって、ユーザーが自分で選択できるようになっています。そもそもブロックチェーンゲームの世界では、ゲームをがっつりプレイする人もいれば、ゲームはせずにNFTをコレクションするだけの人もいたりします。NFTの概念が登場し、アナログのトレーディングカードゲームのようにデジタルでもアイテムを保有することに価値が生まれたことで、スマホゲームとは違った楽しみ方が出てきています。そういうコレクトメインの人にもなにか介在する意味とかを作ってあげたりするのも面白いですね。

寺村: 面白いですね!ゲームの世界の中で、個人同士やコミュニティがより深く繋がり、しかも嗜好性や役割も様々な形で関与していく。現実世界よりも可能性が広がる気配しか感じないですよね(笑)。

松谷: それがグローバル規模でって考えるとすごいですよね。

寺村: スマホゲームの領域だと、MMORPGに近いですかね。ただ、コンテンツ部分のクオリティについては、ユーザーのみならず、クリエイターの中でも疑問を抱いている人も多いように感じます。正直、初期のブロックチェーンゲームのイメージはリッチさも、ゲーム性もあまりないですからね。

松谷: 短期の投機目的、つまり「Playして稼ぐ」ことを目的にしたユーザーをターゲットにしていたところが要因でしょうが、今後一般ユーザーの参入ハードルが下がっていく中で、コンテンツ面の改善は時間の問題ですね。実際、『MIR4(ミル4)』なんかは既存のスマホゲームと比べても遜色ないですし、『Star Atlas』のような高品質な映像を楽しめるゲームもまさに開発されています。

寺村:単なる「Play to Earn」ではなくて、エンタメコンテンツとして、プレイ自体を楽しめるものが増えてきていますよね。

松谷: これからどんどん出てくるでしょうね。それこそコンテンツのクオリティでいったらgumiの開発力っていうのは活かせるところなんじゃないですか。

寺村: はい、それは間違いないですね。これまで培ってきたコンテンツの開発力や運用力は十分に活かせる分野だと確信しています。

両社の強みを掛け合わせ、新たなユーザー体験の創造を

松谷: 今後の挑戦として、gumiは具体的にどういった考えを持って進んでいくんでしょうか。

寺村: 今後は、モバイルゲームで培ってきたコンテンツ開発力と、投資で築いてきたブロックチェーン領域の最先端企業のネットワークに加え、日本を代表するIPホルダー各社とのリレーションなどの強みを活かして本格的にブロックチェーンゲームを開発していく予定ですそこから派生する分野としてNFT販売もそうですし、コミュニティ形成に関わるような事業にも取り組んでいきたいと考えています。ただ、ブロックチェーンゲームに対するワクワク感というのはもちろんあるのですが、やっぱり「ならでは」の難しさみたいなものは感じますね。

松谷: 分かります。特に考えなきゃいけないことが多いというところ。商品・サービス設計にあたっては、資金決済法、金融商品取引法、景品表示法、賭博関連の刑法などなど…、法律面だけでも多岐に亘って注意しなければいけないことがあって、そこに独自トークンの発行も絡んでくると税制的な問題も対応策を検討しながら進めなくちゃいけない。とにかく今までよりも、作る側の網羅しなきゃいけない知識の幅が相当広いとこは、「ならでは」って感じがしますね。それでいうと上場してるgumiはさらにややこしいんじゃないですか。

寺村: まさにその通りで、上場企業からすると会計のハードルも出てくるので、その難しさは痛いほど分かります。ただ、日本の上場企業でトークン発行型のブロックチェーンゲームってまだないので、そこをクリアできれば圧倒的に有利になれると思ってますね。ルールが明確に定まっていない今だからこそ、道を作ったもの勝ちとも言えますからね。

松谷: それと、この領域って、どうしても詐欺まがいのものだったり、偽物の商品やサービスとかも沢山出てくるんですよね。

寺村: はい、その意味ではgumiは日本の上場企業としての透明性や信頼性を持ちつつ、そのユニークな立ち位置を活かしていくことが肝要と考えています。

松谷: 透明性と信頼性、すごく大事ですね。それだけでも大きな強みになるんじゃないですかね。

寺村: DJTはブロックチェーンゲームで世界1位を取るという、ある意味ではゴールを達成したともいえますが、今後の挑戦としては何を目指していくのでしょうか。

松谷: 私たちはブロックチェーンのテクノロジーを使ってゲームの未来を再構築するというビジョンを掲げて、ユーザーとともに作るメタバースの実現を目指しています。映画『レディ・プレイヤー1』って観たことありますか?

寺村: メタバースの世界を表現したSF映画ですよね。

松谷: そうです、それです!あそこに描かれているメタバース空間って、かなり日本のIPコンテンツが出てきてるんですよ。

寺村: 圧倒的な存在感を出してましたよね(笑)。

松谷: あれを見ると、どんなに技術が発展した中でも日本のIPって強いし、なくならないと思うんですよ。だから日本のIPをよく理解しながら、ブロックチェーンゲームを扱えるっていうのはいいポジションなんじゃないかなと思っています。将来『レディ・プレイヤー1』みたいな世界を実現するときのためにも、まずはブロックチェーンやNFTのマスアダプションを日本発のブロックチェーン企業である自分たちが進めていくことが使命だと思っています。

寺村: gumiとしても、目指している方向性は同じですね。来たるメタバース時代に向けた一つの技術基盤にブロックチェーンがあるという前提でブロックチェーンゲームの開発を進めています。それと、将来的にはXR技術も掛け合わせることで、メタバース上の新たなコンテンツや経済圏を生み出せると考えています。ゲームをつくるのがゴールではなくて、エンタメ企業として、理念に即した新しい産業を創造していきたいですね。

松谷: 目指しているところは同じわけですから、gumiとDJTっていいシナジーが生まれると思います。

寺村: そうですね。DJTにはブロックチェーンの技術的な知見だったり情報の蓄積、コミュニティ型組織ならではのフットワークの軽さがある。一方で我々には長年モバイルゲーム事業で培ってきたコンテンツ開発力や企画力、そして上場企業の中ではかなり早い段階からブロックチェーン領域に投資している実績があります。お互いの強みを活かして掛け合わせれば、まったく新しいユーザー体験を創り出すことができるのではないでしょうか。

求む!Web3.0への熱い情熱を持つ仲間たち!

寺村: 刺激の多いWeb3.0領域でのビジネスですが、松谷さんはどんな人と一緒に働きたいですか?

松谷: そうですね、好奇心旺盛で新しい物好きな人はこの業界に向いてると思います。例えば新しいスマホとか、新作のガジェットが出たら速攻で買ってますみたいな、キャッチアップが早いのを売りにしている人。あとは、熱量の高い人

寺村: Web3.0ってまだ全員にとって新しいものですからね。気になることは自分からどんどん調べていけるような、調べないと気が済まないような、知的好奇心が高い人でないとついていけないですよね。それと、多くのハードルを乗り越える必要があるので、すごく忍耐力が必要です。難しいからとか、よく分からないからと決めつけてWeb3.0に向き合わないでいては、成長が止まってしまいますからね。

松谷: そうですね、この領域で活躍してる人って信念を持ってというか、大きなチャンスだと捉えて挑戦している人が多いです。逆にWeb3.0に懐疑的な人はこの業界では生きていけない。その疑心を超えてきて、学ぶ意志があるよという人であれば、DJTには自力で学ぶよりずっと高速にインプットできる環境は整っていますので、是非来てもらいたいですね。
gumiの求人はどんな感じですか?

寺村: 資質面は同じですね。職種でいうと、gumiではブロックチェーンゲームのプランナー、マーケター、コミュニティマネージャー、サーバーエンジニアと幅広く募集していますが、現時点でWeb3.0領域の実務経験がある人ってほとんどいないと思うので、そこは問いません。結局新しいことをやってもらうことになるので、高速にインプットしながら、同時にアウトプットを出すことができる人、軸をもってぶれずに進める人、そういうパワフルで芯の強い人を探し求めています。

松谷: あとは、先ほどブロックチェーンの難しさの中で話がありましたが、幅広い知識が必要なので、視野を広く持てることも大切ですよね。

寺村: そうですね。どの職種であっても、多面的に物事を考えられる人は重宝されますね。例えばエンジニアであってもテクノロジーだけではなく、エコシステムやマーケティングにも興味を持てる人がいいですね。それから当然ですけどプランナーの場合は、ゲーム好きなことは必須条件になってきますよね。

松谷: それは当然!DJTでもそうですね。作る側の経験だけではなく、例えばMMORPGを毎日やり込んでましたとか、ギルドマスターとしてギルドを取り仕切ってましたとか、そういうバックグランドがある人はウェルカムですね。まずはユーザー目線で、いかに深くまで仕組みが理解できているかが大事になりますので。

寺村: gumiもDJTも、これから大手ゲームパブリッシャーとの共同開発も行っていくことになるので、共通言語や共通目線を持ってないとしんどいですからね。

松谷: 一方で、NFT販売のプロジェクトを中心にした企画業務であれば、ゲーム開発は未経験でも可能です。門戸は広く設けていますが、Web3.0への興味があるかは見させてもらっています。例えば今まで暗号資産やNFTを買ったことがあるかとか、DeFiへの理解や経験があるかとか。

寺村: そこ大事ですよね。本当に興味関心があればプライベートでも何かしら触れてるでしょうからね。最近は学生でも、この一年に勝負をかけて、大学を中退してまでして、起業したり、Web3.0系の会社に入社したりしてますからね。それくらいの温度感。

松谷: 覚悟が違いますよね(笑)。

寺村: DJTの組織環境とか働き方という面ではいかがでしょう。

松谷: DJTでは、先ほどもちらっと出ましたが、コミュニティ型組織を目指して、一部のメンバー以外は基本全員業務委託にしています。一定の業務時間を、会社という場所で拘束するのではなく、時間と場所を自由に選択し、柔軟な働き方ができるようにすることで、優秀な人材をグローバルでも採用しやすくするためです。また、トークンをインセンティブとして付与しやすくなったりもするので、この形態が私たちに合っていると考えました。もちろん、課題もたくさんありますが、これも道なきところに道をつくるチャレンジの一つですね。

寺村: 会社自体をDAO(分散型自律組織)的な感じにしてしまうというのは斬新ですし、Web3.0っぽいですよね(笑)。gumiは、大企業ならではの戦い方をしたいと考えていますので、しっかりした組織基盤があるうえで、幅広い業務やスケールの大きい案件に携われたりするところに、働く上でのやりがいを感じてもらえると思います。
もちろん、挑戦してチャンスをものにした人には評価や報酬でしっかり還元する制度や文化もあります。

松谷: 組織規模もカルチャーも異なりますが、同じ方向を向いて、同じプロジェクトに一緒に関わったりするので不思議な感じがしますよね(笑)。

寺村: その意味では、ブロックチェーンを基盤とした新しい産業の可能性を信じ模索し続けられる人にとっては、gumiであってもDJTであっても、とても刺激的で面白い経験ができると思います!

松谷: 既に我々は、着実に、そして急速に前進していますからね。これから先のWeb3.0の更なる可能性にワクワクしてきますね。

寺村: はい。同じ道を進む者同士、これからも共に未来を信じて進んでいきましょう!

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