グッドルームで働く人々は、社員からアルバイトまで総勢100人以上!お部屋探しからリノベーション施工、物件運営やメディア運用まで多岐にわたる事業の中で、様々なメンバーが活躍しています。
そんなグッドルームの中の人。今回はご紹介するKenjiro.Aは、一度退職し、その後再入社を果たすという、少し変わった経歴の持ち主。今回の記事では、Kenjiro.Aの再入社までの経緯や、一度外に出たからこそ見えたグッドルームの魅力や変化についてお届けします!
強みを活かせる環境を求めて
ーまずは、現在の仕事内容を教えてください。
計4年半、仲介営業職としてto Cを中心とした営業活動を行っていたのですが、今期からアセット開発部に異動し、主に法人顧客をメインとしたto Bの営業職へジョブチェンジをしています。
具体的な仕事内容は、一棟建物のマスターリース営業や売買仲介など、goodroom residenceを作るための物件の仕入れ業務で、管理会社やオーナー様、寮を所有している法人様等に向けた営業活動を行っています。
これまで仲介営業を担う中で、リーダー→マネージャーと着実にステップアップをしてきました。そして次のキャリアを考えたときに、より売上規模が大きく、また会社に与えるインパクトも大きなポジションに挑戦したいという想いを以前から上司に相談しており、ついに念願が叶った形です。
ーこれまでのご経歴についてもお聞かせいただけますか。
2017年に大学卒業後、ファーストキャリアとして選択したのは飲食業界の大手企業。それから音楽系のベンチャー企業に入社し、グッドルームは3社目にあたります。
1社目に飲食大手を選んだのは、海外に支店を構えている会社だったからです。というのも、当時私には海外で働くという夢があり、最短で海外転勤のチャンスが得られる環境を求めていました。
しかし、現実はそう甘くありません。最初の2社では思うように自分の力が発揮できなかった、というのが実情です。「自分にはもっとできるはず」という悔しさをバネに改めて自分と向き合い、どんな会社であれば強みを活かせる会社なのかを0に立ち戻って整理した結果、選んだのがグッドルームです。
当初は、お部屋探しのポータルサイト「goodroom」に掲載する物件の取材・ライティング業務の担当としてジョインしました。その後、私の仕事ぶりを見た当時の仲介部のマネージャーから「君、元気でいいね。仲介やってみない?」と声を掛けてもらったことをきっかけに、仲介営業職にジョブチェンジ。
グッドルームには2019年まで在籍し、2020年2月に人材紹介会社の中国(深圳)にある現地法人に転職。しかし、コロナ禍ということもあり様々な事情が重なり、同年8月にグッドルームに再入社しました。
▼Kenjiro.Aの経歴概略
2017年 4月 新卒で飲食ホールディングス会社へ入社
2017年10月 音楽系ベンチャー企業へ入社
2018年 3月 グッドルームに入社 掲載業務を担当したのち、仲介業務を経験
2019年12月 グッドルームを退職
2020年 2月 人材紹介会社の中国(深圳)支社に入社
2020年 8月 グッドルームに再入社
念願だった、海外勤務への挑戦
ーグッドルームでは目覚ましい活躍をされていたかと存じますが、退職を決意したのはどういった経緯があったのでしょう。
一言で言うと、学生時代からの夢であった海外勤務を叶えたく、そのチャンスを掴んだからです。
兼ねてより中国語検定の最高位であるHSK6級を取得するなど語学には力を入れてきたので、それを活かしたいという思いがありました。また海外で働くことで、自分自身にどういった変化が起こるのか、単純な興味もありましたね。
大好きなグッドルームを離れることには、勿論迷いもありました。しかし海外への挑戦という大きな決断をできたのは、他でもないグッドルームのおかげです。
1社目、2社目と思うように力が発揮できず伸び悩んでいた私に、グッドルームは自信や勇気を与えてくれました。在籍中、自責で仕事に取り組むことの大切さに気づき、6か月連続で営業成績TOP賞を受賞することが出来ました。このようにお客様や会社の期待に応え、グッドルームの仕事を通じて自分らしさを体現できたからこそ、新たな場所でチャレンジすることを決断できたのです。
ー転職先では、どのような仕事をしていたのでしょう。
2020年2月から、人材紹介会社の中国(深圳)の現地法人で働き始めました。
まずは中国国内の採用コンサルタントとしてキャリアをスタートする予定でしたが、2020年の中国といえばまさに新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた時期。その影響により国内外への人材派遣の事業が一時的に中断を余儀なくされたため、フィリピン支社に赴任し、フィリピン国内における人材紹介の営業活動を行っていました。
「ビジネス戦闘力」を身に付けるべく、再入社を決意
ー再入社の経緯を教えてください。
きっかけとなったのは、転職先での挫折経験です。当時はコロナ禍で、どの企業も財布の口が堅い状態。そのような状況で営業活動を行っても、金額の安い国内企業が選ばれてしまいます。そして、その状況を打開するための策を講じることが、悔しいですが自分にはできませんでした。
私は、語学を身に付けるために、努力を重ねました。それは誇れることです。しかし、いざ海外で働いてみると、語学力というのは単なるコミュニケーションのツールでしかないんですよね。大事なのは、困難な状況の中でも打開する策を考えたり、地頭でビジネスを構想する、いわば「ビジネス戦闘力」。悔しいですが、自分に足りていないのはその点なんだと、理想だと信じていた海外の地で悟りました。
更には長引くロックダウンの影響により、レイオフ(一時解雇)を経験しました。台湾支社への異動もお話をいただいたのですが、今の状況で自分のバリューを発揮できるのかを考えたときに、答えは「No」。日本に帰国し、再出発することを決断しました。
帰国後はいくつか他社も検討したのですが、最終的にはグッドルームへの再入社を決意。というのも、一度離れたからこそグッドルームの良さに改めて気づいたからです。
ーグッドルームの良さ、そして再入社の決め手とは何でしょう。
沢山ありますが、その1つは「goodroom」という完成されたサービスの素晴らしさです。
私がグッドルームで仲介営業として結果を残すことができたのは、あくまで「goodroom」というブランドがあったから。転職先での営業活動を通じて、その価値を再認識しました。
もちろん、自身の努力もあったと思います。しかしそれ以上に、「goodroom」という温かみのあるブランド、ウェブサイト上の厳選された物件、TOMOSというプロダクトの完成度など統一された世界観があり、それに共感するユーザーが集まるよう仕掛けられたサービスだからこそ、自分の力をブーストさせることが出来たのだと思います。
いってみれば、「6か月連続営業成績TOP賞」という輝かしい記録も、自分ひとりの力ではなく、グッドルームによって活かしてもらった結果だったのです。
そのことに気づいたときに、グッドルームのビジネスをもっと知りたいと思うようになりました。
不動産という、世に競合の多いサービス。その中で、金額の安さを武器に戦うのではなく、独自性を伸ばして他社の追随を許さない確固たるブランドを築いている、そのビジネスをより深く知ることができれば、自分に欠けていた「ビジネス戦闘力」を身に付けるためのヒントになるのではと考え、グッドルームに戻ってくることを決めました。
離れて改めて気づいた、グッドルームの温かさ
ー戻ってくるときはどのような心境だったのでしょう。
グッドルームのメンバーは温かい方ばかりなのは分かっていたので、気まずさや申し訳なさよりも、「楽しみ」という気持ちのほうが大きかったですね。再びみんなと一緒に肩を並べて働ける日がくるのか、という期待でワクワクしました。
またグッドルームを離れている間に、goodroomというサービスを改めて分析し、「戻ったらこんなことを試してみよう」といくつもの仮説を立てていたので、早くそれを試してみたくてうずうずしていましたね。
そして何よりも強く胸に抱いていたのは、「再入社するからには何としても活躍してみせるぞ!」と固い決意。それは、カムバックを受け入れてくれた会社や仲間のためでもありますし、自分自身のプライドのためでもあります。
ー周りの反応はいかがでしたか?
再入社にあたりまずは元上司に連絡をしたのですが、とても喜んでもらえましたね。同僚たちも皆さん、温かく迎え入れてくれました。一度離れたからこそメンバーの優しさが身に沁みましたし、より一層会社が好きになりました。
ちなみにこちら(※以下画像)は、復帰して2日目のチャットでのやりとりです。物件のお申し込みを獲得したら報告をし合うチャットルームがあるのですが、「グッドルームって、温けえ…!」と改めて思いました。今だから言いますが実はこれを読んで泣きました(笑)。
▼当時の実際のチャットのやりとり
ー退職前と再入社後で、ご自身の変化はありますか。
もともとポジティブな気質ではありましたが、それを上回る「超ポジティブ気質」になりました (笑)。
退職前の私は、今振り返ると、自身の能力を過信していたと思います。海外勤務で挫折を経験し、自分のプライドが音を立てて崩れていくような感覚がありました。しかし、一度地に落ちた経験をしたからこそ、今あるすべてのことに感謝の気持ちを抱くことができるようになりました。
レイオフも経験しているので、そもそも仕事があること自体が有難いという感覚です。それに加え、グッドルームでは、今回私がアセット営業職へジョブチェンジできたような挑戦の機会だったり、あるいは自らが手を挙げる機会だったり、そういった選択肢が沢山ある。これは決して当たり前ではありません。そのことに気づけたからこそ、ポジティブマインドに拍車がかかったと思いますね。
共に働くメンバーにも、前向きな声掛けをするようになったと思います。周囲をエンパワーメントすることで、社内全体にポジティブな空気を伝染させていきたいです。
グッドルームは、今が一番面白い
ー最後にグッドルームの変化についても教えてください。
グッドルームの変化は大きく2点あると思います。
1点目は事業内容。これまでは物件を作る・貸すというビジネスでしたが、現在は自社でアセットを持ち、さらには自社で運営するプラットフォームを通じて「新しい暮らし方」を世の中に届けるビジネスを行っています。
それにより、会社として出来ることの幅が広がったというか、「出来ることの軸が1つ増えた」ように感じています。例えば東陽町マルシェのように、地域の住民への貢献や、まちづくりという文脈からもビジネスを展開できるようになりました。こういった自社の新しい取り組みに対して、自分自身もワクワクしながら働けるのが嬉しいですね。
2点目は働き方。グッドルームでは今年から、自分で働き方を選択できる制度が新たにスタートしました。グッドルームの事業のビジョンは、「誰もが自分らしい暮らし方を選択できる世の中の実現」。そんな事業を行っている会社だからこそ、社員に対しても「自分らしい働き方」を実現できるのではないかと思います。
2018年からグッドルームを見てきましたが、今が一番面白い会社だと断言できます!挫折も経験し、苦水も飲んできましたが、今こうして働けていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
Kenjiro.Aのインタビューはここまで。海外勤務での挫折、そして新たな挑戦。彼が経験した全てのことが、彼の人間性に厚みや深みをもたらしているのだと感じさせられたインタビューでした。
今回の記事を読んで興味をお寄せいただいた方は、「話を聞きに行きたい」からお気軽にご応募くださいね。沢山のご応募、お待ちしています!
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