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「将来こういう大人になりたい」への確実な一歩 – フロントエンドエンジニア・向田 嵩

GIG社員インタビュー第45回目は、フロントエンドエンジニアの向田 嵩さんにお話を伺いました。

向田 嵩(むこうだ たかし):フロントエンドエンジニア。ニューヨーク州立大学パーチェス校で数学・情報工学、メディアアートを学び、2020年に新卒としてGIGに入社。現在はリードジェネレーションプラットフォームである『LeadGrid』の開発、UI/UXデザインを担当している。

「自分で答えを決めていい」海外大学での学びは、自分を見つめ直すきっかけになった

─大学ではどんなことを学んでいたのか教えてください

ニューヨーク州立大学パーチェス校で、数学・コンピュータサイエンスやメディアアートを専攻していました。高校までは国内の学校に通い、当初は大学も国内でと考えていたのですが、自分がやりたいことがなかなか見えてこなくて。そんな時、母が海外留学の本を買ってきてくれたんです。一般教養に加え、自由な学びができる海外留学に魅力を感じ、留学を決意しました。

数学・コンピュータサイエンス専攻の授業では、数学の知識はもちろん、計算処理のプログラムやコードの書き方など、エンジニアになるための土台を作れたと思っています。メディアアート専攻では、写真や動画、音などのメディアを組み合わせ、自由な表現をするプログラミングアートといった授業がありました。「正解がない、自分で答えを決めていい」アメリカでのメディアアートの学びは、自分自身を見つめ直すいい機会にもなりましたね。

数学・コンピューターサイエンスとメディアアート、2つの専攻で大量の課題を毎日こなす日々。教授のアシスタントやインターンなど、さまざまなことに挑戦した大学4年間でした。この経験をどうすれば活かせるか、本当にやりたいことはなんなのかを落ち着いて考えたいと思い、卒業後は日本に帰国。その後、エンジニアの勉強会に出席したり、通信制高校の先生をしたりする中で、教え合いの文化がありプログラミングもできるGIGに興味を持ちました。

―海外大学を卒業されているんですね! 経験や語学力もあり、就職先の選択肢は多かったかと思いますが、その中でなぜGIGを選んだのでしょうか?

5月に帰国してから次の年の4月の就職まで時間があったので、さまざまな企業をじっくり見てまわりました。WantedlyでGIGの募集が目に留まり、GIGブログを見るようになったのですが、社員インタビューを読み進めていくとにさまざまなバックグラウンドの人がいることがわかりました。その中には帰国子女の人や海外大学を出ている人もいて、親近感を覚え「ここ、いいかも」と思ったのが理由の1つです。

また、職種を乗り越えて風通しがよさそうと思ったことや、「エンジニア」という肩書きの人でもディレクションやデザインなど幅広く携われるのも魅力的でした。

実際に入社してみると、予想通りの面白いメンバーばかり。ただ楽しく仕事をするだけではなく、入社したての自分にも意見を聞いてくれる環境で、考えの共有をしやすい場所に来れたんだな、とうれしくなったのを覚えています。

エンジニアだけどエンジニアだけじゃない、GIGだからこそできる二足のわらじ

―現在はどんな業務を担当されていますか?

現在はリードジェネレーション・プラットフォーム『LeadGrid』の開発を担当しているほか、デザイナー業務も少しずつ担当するようになりました。

大学でメディアアートを学ぶ中でデザインの勉強も少ししていたのですが、『LeadGrid』の改善をするにあたって「こうしたらいいのに」と思った部分をデザインして提案したところ、先輩や同僚から「デザインもできるんだね!」と言っていただき、次第にデザインの仕事も任せてもらえるようになりました。自分がGIGに入社する理由にもなった「エンジニアがエンジニアの仕事をするだけじゃない」が実現した瞬間でしたね(笑)。

『LeadGrid』では、ユーザーの「使いやすい」を追い求め、管理画面の改善を行っています。『LeadGrid』はスピーディーにサイト制作が行えるプラットフォームですが、僕たち開発者自身も日常的にLeadGridを使い、トライ&エラーを繰り返しつつアップデートを重ねています。

―エンジニアとデザイナー、二足のわらじは大変なのでは……?

たしかに勉強量は増えましたが、この経験はGIGだからこそできるとも思っています。自分が「やってみたい」と声を上げたことや、「将来こういう仕事をしたい」に近づくためにGIGで何ができるかを一緒に考えてくれるメンバーが周りにはたくさんいますね。そもそもデザイナーではない自分がデザインをして提案することも、提案をしっかりと聞いてくれるGIGの環境があるからこそです。

また、GIGには部活制度があって、僕は「作る部」という部活に参加しているのですが、そこで自分が作ったデザインをデザイナーの先輩に見ていただき、フィードバックをもらうこともできます。GIGには僕には思いつかないようないいアイディアを持っているデザイナーさんがたくさんいるので、そういったところから積極的に学ぶようにしています。

エンジニアとデザイナー、どちらも極めて「先回りして動ける人」になりたい

―新卒入社から1年。2年目の先輩として変わったことはありましたか?

2年目になり、「リーダー」という役職になりました。また、4月には新卒社員が6人も増え、「見られている」という意識や責任感が増しましたね。

今までは先輩に「これってどう思う?」と聞かれたことに対して提案をするものが多かったのですが、プロジェクトの進め方など、自発的に提案をすることや、チームメンバーの意見をまとめ、意思決定をする機会が増えました。戸惑うこともありますが、自分が関わることでよりサービスに直結し、いいものを作れているという充実感を感じています。

自分が担当している業務をただこなすだけではなく、他の案件を受け持つエンジニアのサポートや教育も携わるようになりました。ただ、「教える」というのは本当に難しくて……(笑)。この人は今どこでつまづいているのかな、どういう風に教えたら理解してもらえるのかなを常に考えるようになったのも、大きな成長だと思います。

―これからGIGで挑戦したいことを教えてください

現在担当している『LeadGrid』の社内ワークフローを整えて、GIGメンバーとクライアントがより課題解決に集中できる環境を作りたいです。

また、尊敬している先輩(宮本さん)のように、相手のやりたいことをくみ取り、先回りして準備できるような「エンジニアとしてもデザイナーとしても動ける人」に僕もなりたいです。そのためにはエンジニアスキル、デザインスキルどちらも伸ばしていかなければと思うので、日々成長するために勉強していきたいと思っています!

―ありがとうございました!!

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