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テクノロジーを活用したファイナンシャル・プランニング事業、生命保険の保険代理店事業を展開する「Sasuke Financial Lab株式会社」。この度、GIGは「保険ロボアドバイザー『ドーナツ』の」サービスリリースをお手伝いさせていただきました。
企画に2ヶ月、実装に2ヶ月。短期間の開発にも関わらず、クオリティの高いサービスが作ることができたとSasuke代表取締役の松井氏。
△ 右からSasuke代表取締役の松井氏、今回インタビュアーを務めるGIG事業部長の山崎、GIGフロントエンドエンジニアの江崎。
今回はSasuke代表取締役の松井氏を迎え、営業を担当したGIG山崎、フロントの実装を担当したGIG江崎の3人が、保険ロボアドバイザー『ドーナツ』の制作過程と、リモートワーク等、さまざまな働き方を活用したプロジェクトの進め方を振り返りました。
また今回のプロジェクトには、リモートワークを中心とするさまざまな開発メンバーが参加しました。多様なワークスタイルのメンバーが関わることに、松井氏は当初不安も感じていたとのことですが、結果としてはスムーズにプロジェクトを進めることができたとのこと。
そのあたりについてもご質問させていただきました。
質問数を抑えて保険というものを身近に。対面で相談するよりも、もっと気軽な保険サービスが作りたかった
△ 保険ロボアドバイザー『ドーナツ』LP。ポップで親しみのあるデザインとなっている。
https://i-donuts.com/
― あらためまして、今回のプロジェクトの概要をお聞かせください。
松井さん:保険を考えるきっかけとして、気軽な保険提案サービスを作りたいと思ったのがこのプロジェクトの始まりです。保険コンサルティングは3〜5回と複数回の面談を行うことが一般的で、非常に手間がかかります。また対面での相談に抵抗感があるカスタマーもいます。
松井さん:そんな方のために、1分程度の簡単な質問に答えるだけで、お客様の生活スタイルに最適な保険を提案できるWebサービスを作りたかったのです。もちろん、たくさんの質問を投げかけて、詳細な分析をした上で保険を提案するという方法もあります。しかし、私たちは質問数を抑えて保険というものを身近に感じてもらうことを重視しました。
GIG 江崎:一部のサービスではチャットボットとかの方が成約率が高いように、保険も直感的な簡単操作の方がコンバージョンは増えそうですよね。
― そのような気軽な保険サービスを目指したとのことですが、ターゲットとなる性別や年齢層はどの辺りに設定しましたか?
松井さん:保険って、基本的なターゲットは女性がメインなんです。男性はどちらかというと資産を増やすことに興味をもつ傾向がありますが、女性は資産を守ることを考える傾向にあります。弊社のサービスも、ペルソナとしては第一子をもうけた30代前半の女性を想定しています。そのため、今回は女性向けのキュートなデザインを意識しました。
― このようなデザインテイストの保険サービスは多分少ないですよね。保険って、もっとカッチリしたイメージがあります。
松井さん:確かに結果としてかなり尖ったデザインになりましたよね。ハードルの高い保険に対して、気軽に考えるきっかけを提供できたのではないかなと思っています。また保険や金融のサービスは、その業界の出身者が作ることが多く、どうしてもコンサバティブなものになりがちです。このサービスは業界出身者ではなく、エンジニアやデザイナーの感覚を重視しており、良い意味での一般人目線を柔軟に取り入れるようにしました。
GIGには技術力の信頼とプロジェクト全体へのフォローアップ体制がしっかりある、と感じている
― 今回はどのような体制で制作をおこなったのでしょうか?
松井さん:この企画に関わったメンバーは8名でした。バックエンドが1人、フロントエンドが3人、デザイナーが1人、企画サイドが3人でした。企画自体は昨年12月くらいから始まり、1月中に企画が完成。2〜3月で集中的に開発し、4月にはローンチできました。
― パートナーとして弊社を選んでくださった理由は何かありますか?
松井さん:HPに掲載されているポートフォリオや実績から、人材の質の高さを感じたからですね。実際にご紹介いただいた江崎さんもしっかりとしたスキルをお持ちの方でした。
松井さん:クリエイターを紹介してもらう場合、技術力などの質の幅がどうしてもあると思うのですが、GIGさんはそのあたりが担保されています。お願いする立場としては安心できる制作会社さんです。
松井さん:また事業部長の山崎さんの、サービス全体を見据えたサポートがあったのも嬉しかったです。エンジニアをご紹介いただけるのはもちろん重要ですけど、どういう風にサービスを伸ばしていくのかといったマーケティング面もしっかり考えてくれているんですよね。そういったフォローアップ体制が、GIGにお仕事を継続的に依頼する信頼に繋がっています。
― 江崎さんはフロントエンジニアとしてジョインしてみて、どうでしたか?
GIG 江崎:技術者としてはすごくやりやすい環境だったと思います。全員がプロジェクトマネージャーの意識を持ちながらプロジェクトを進めていたので、管理の部分がスムーズでした。
GIG 江崎:僕も共にサービスを成長させていけたらいいなと思っています。
Slackやappear.inなどを駆使しながら、リモートワークでの制作に挑戦
― ちなみにバックエンドの方は遠隔地からのジョインとお伺いしています。リモートワーカーをプロジェクトに参画させるにあたり工夫したことはありますか?
松井さん:Slackやappear.in等のコミュニケーションツールで情報共有をしっかり行うようにしていました。また、必ず朝のミーティング(デイリースクラム)を行っていましたね。特段トピックがなかったとしても、時間をちゃんと決めて朝会を行うことで、メンバーのタスク管理や進捗状況の把握ができたと思います。
松井さん:もちろん必要な時に随時ミーティングを行えば良いじゃないかという意見もあるかもしれませんが、我々は朝会方式でうまくプロジェクトが回っていたという実感はあります。
― 逆にリモートワークを導入する上で、不便だったことはありますか?
松井さん:慣れてしまうと不便は特にありません。ただ、最初に導入するときは不安感はありましたね。上手く回るのかな……こちらのイメージをちゃんと正しく伝えられるのかな……と。しかし実際始めてみると、今は良質なコミュニケーションツールがたくさん揃っているので、不便は特にありませんでした。
― 今回のプロジェクトではリモート以外にも、さまざまな働き方のメンバーが関わっていたと思います。多様なワークスタイルの人材がいる中で、マネジメントで工夫されたことは何かありますか?
松井さん:技術力の評価には気を使いました。社外のエンジニアにお仕事を依頼する際、そのエンジニアがどれほどの技術力を持っているか分からないことが多いんです。そこで今回は、ともにプロジェクトを進めて行く中で社内のエンジニアが社外のエンジニアの技術力を評価し、各々のスキルに見合ったタスクを分配していきました。チームの中に技術力を評価できる人がいたのは幸いでしたね。
― 今回のプロジェクトにおいて、課題や改善点は何かありましたか?
松井さん:サービス面でいうと、『ドーナツ』をどう普及させていくかは課題ですね。なので、今後はマーケティングの観点でGIGからのサポートを受けたいなと考えております。また事業会社さんと連携して、『ドーナツ』をプラットフォームとして利用してもらいたいと考えています。OEMとしての提供も検討中です。
松井さん:またプロジェクト面では、特段大きな課題や改善点はないと思います。強いて言うなら、一人ひとりともっと密にコミュニケーションを取っていきたいなとは思います。チームのメンバーが感じている課題をちゃんとピックアップした上で、よりスムーズにプロジェクトを進めたいですね。ちなみに今でも週1回は1on1での話し合いを行なっているのですが、理想を言えばもっとコミュニケーションを取りたいです。
松井さん:また、むしろリモートの人こそ密にコミュニケーションを取るように意識していましたね。雑談をする時間を設けたりとか。
GIGの強みは確かな技術とお互いを信頼できるチーム力にあると感じた
― では最後に、プロジェクトを振り返ってみての感想をお聞かせください。
松井さん:短期間での開発だったにも関わらず、しっかりしたサービスをユーザーに提供できたと考えています。それができたのは、江崎さんをはじめとした現場の助けのおかげです。エンジニア、デザイナー、企画サイド全体のチーム力が高かったと思います。また現状に満足するのではなく、これからも改善を続けてより価値あるものを届けていきたいです。
― 今後のGIGへの要望が何かありましたらお教えください。
松井さん:GIGにはプロフェッショナルなメンバーが集まっていますが、彼らが持ってる技術をどう保険業界に応用できるか、今後もアイデアや提案をもらえればと思っています。Webサイトや広告という観点も重要で、そこからさらに深いディスカッションができれば嬉しいです。
― ぜひ、一緒に話し合いながら成長していきましょう。ありがとうございました!
今回制作したサービス: https://i-donuts.com/
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