高校生がインターンシップを通じて、”はたらくこと”について学び、考えを深めるプロジェクト「フミダス!ワーク2023」。
1月から、インターン本番に向けて準備をしてきました。
3月末、ついに 3名の高校生が、
「ゲストハウス&シェアハウス LuLuLu」「長崎鼻ビーチリゾート」「海の駅東洋町」で約5日間のインターンを行いました!
今回が初開催となる「フミダス!ワーク」ですが、生徒一人一人が「どんなことを学びたいか」「何をしたいか」という目的を明確にして参加していました。
そんな生徒たちがインターンを学び多い期間にするために、どのような準備をして、どのようにはたらいたのか、紹介していきます!
インターン前に心がけた2つのこと
インターンに行くまでの準備で心がけたことが2つあります。
1つ目は「インターン先について知り、自分の課題や目的を明確にする」こと。
インターン先について何も知らない状態で向かっては、接客できませんし、スタッフの方々に何から質問すれば良いのかわかりません。
そのため、それぞれの生徒がインターン先ではたらいている方々や仕事内容について調べました。
それを通して、「自分は初対面の人とのコミュニケーションに課題があるから、こういう質問してみよう」であったり、「この人の仕事に対する姿勢がとても素敵だから話してみたい!」という、インターン先についての知識を身につけるだけでなく、「自分の課題や『フミダス!ワーク』に参加した目的を踏まえてやりたいこと」も明確にしました。
2つ目は「インターン先の方々に自分のことを知ってもらう」こと。
インターン先について調べた後は、生徒とインターン先の方々で顔合わせを行いました。
その際、「これまでの自分」「『フミダス!ワーク』に参加した理由」「インターンで学びたいことややりたいこと」などを書いたエントリーシートを作成して、提出しました。
生徒たちは性格だけでなく、どんな思いでこのプロジェクトに参加しているのかを伝えることができました!
インターン先の方々も生徒のインターンの目的を聞いて、どんな風に受け入れるかイメージする機会となり、とても有意義な時間となりました。
目標に向けて試行錯誤したインターン期間
そして始まったインターン。
それぞれ始まる前は緊張していましたが、到着してからはそんなこと忘れてしまうほど忙しくなりました。
まず初日は環境に慣れる・自分を知ってもらうことから始めました。
そのために手土産を持参したり、名刺をスタッフの皆さんに配ったり、仕事内容を聞いてメモしたり。
それから「お客さま」ではなく「はたらく側」として日々試行錯誤しました。
皿洗いや掃除の効率をあげようと考えたり、「どうやったらお客さまの話も聞き出しつつ、自分のことも紹介できるか」とスタッフの方からフィードバックをもらったり。
「やりがいがある仕事ってなんだろう」と考えるためにスタッフの方々に質問してみたりもしました。
そうやって日々試行錯誤するために、生徒たちは毎日目標を設定して、インターン先の方々と振り返り面談を行って、日報でその日の学びと改善点を言葉にしました。
「はたらく」って大変だけれど、楽しさは自分で見出すものだと思った
非常に濃い5日間を過ごした生徒たち。
インターン後のミーティングで、改めて「はたらくことに対してどう思うか」と質問していました!
「はたらくことってやっぱり大変です!でも、はたらく中で少しでも幸せを感じたり、やっていて楽しいと感じるなら、それはもう仕事を楽しんでいることと同じだと思います。私自身もしんどかったです。でも、ゲストハウスやシェアハウスの皆さんのお話を聞くことが楽しみでもありました。だから、やりがいを感じるというよりかは、どれだけ仕事に楽しさをを見出せるかだと思います」
「このインターンで最も心に残ったことは、はたらく上での地域の方々やスタッフさんとの繋がりの大切さです。いくら給料や仕事内容が良くても、人間関係が悪かったら仕事を辞めたくなります。それでも、一緒にはたらいている人たちとの人間関係が良ければ頑張れると思いました」
「全部の業務が楽しいことはなかったです。でも自分は、お客さまに満足していただくための準備だと考えると素直に取り組むことができました。つまり目的を持って社会に貢献することが「はたらく」と言うことではないでしょうか」
常に試行錯誤したインターン期間だったからこそ、この言葉が出てきたのではないかと思います。
おわりに
今後は生徒一人一人が今回考えたことを自身のキャリアへと繋げていく、そして学んだことを自分たち以外の人たちへと伝えていくために、報告会を実施して、地域に学びを還元していく予定です。
引き続き、生徒たちが「はたらく」の捉え方を変えられるようサポートしてまいります!