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関係人口チームに配属となった森田 龍之進のインタビュー記事です!

森田 龍之進(Morita Ryunoshin)

Contents Director / 美幌team
1997年10月生まれ。神奈川県横浜市出身、長野県白馬村育ち。慶應義塾大学総合政策学部(SFC)に2017年入学。在学中にはインターンとして教育系ベンチャーの経営企画部や事業会社の人事部などを経験。2021年8月には短期インターンを通じて愛媛県新居浜市にて広聴政策を提案し採択され、企画業務に1年間携わる。2023年2月に23新卒でFoundingBaseに入社し、現在は北海道美幌町にて新規事業となるワーキングスペース「KITEN」の運営を担当。

世界一のアルペンスキーヤーを目指した幼少期

雪がない横浜に生まれたにも関わらず3歳からスキーをはじめ、気づいた時には両足にスキーを履いていました。父がスキー好きで、連れられてはじめたのがきっかけです。幼稚園の頃の夢は「世界一のスキー選手」。幼稚園年中から小学2年生まで冬は毎週末、父に長野県の黒姫高原スキー場に連れられて土日はスキークラブの練習に混ぜてもらう生活を送ります。

そんな生活を4年ほど送っていると父が大きな決断をします。私のスキーのために長野県白馬村に移住するというのです。小学3年生の10月でした。こうしてオリンピックが開催された白馬八方スキー場の近くに移り住み、冬は毎日のように滑りに行く生活を送ります。スキーの実力もどんどん伸びていき、小学6年生の頃には長野県の主要な3大会すべてで優勝する程にまでなりました。

アルペンスキーとは

ここで補足をすると、アルペンスキーとはスキー場の一角にポールで規制をしたコースを作り、そこを滑走し0.01秒を競う競技です。アルペンスキーには主に回転、大回転、スーパー大回転、滑降の4種目があります。私は特に大回転とスーパー大回転が得意でした。

イタリアにスキー留学した高校時代

中学では白馬中学校アルペンスキー部(中学校にアルペンスキー部とクロスカントリースキー部がありました!)に所属し、さらにスキーに没頭します。その結果、中学3年生の全国中学校スキー大会で2位となり、国内の同世代ではトップクラスとなります。

高校では、アルペンスキー強豪国のイタリアに留学をしました。しかし高校1年生の時に右膝を大怪我して帰国。その後、高校2年生ではイタリアで50レースを転戦しましたが、そこで世界の高い壁を感じます。苦悩の末、高校3年生の秋に3歳から18歳まで続けたスキー人生にピリオドを打つこととなりました。

地方創生を志したきっかけ

スキーの大会で秋田や岩手、宮城や福島、北海道などに行く機会があり、そこで日本の地方の素晴らしさや伝統的な食文化の素晴らしさを感じました。そしてイタリアに留学をする中で、日本の素晴らしさや美しさに改めて気づきます。一方、幼い頃からお世話になったスキー場の多くが人口減少による経営不振で閉鎖するなど、地方が衰退する現状を肌で感じます。これら3つの体験を通じて、大好きな日本の地方を盛り上げていきたいと思うようになりました。

また、スキーを引退した高校3年生の冬、縁あって地元白馬にあるホテルの支配人を務めました。小さなホテルでしたが、中長期滞在の外国人観光客が何組も宿泊してくださり、ここで地方創生の可能性は観光業にあることを直感します。この頃から、地方創生を観光という軸から取り組みたいと考えるようになりました。

東京に染まった大学生活

高校3年生の冬に大学受験をしなかった私は1年間浪人し、東京のAO入試専門塾に通いました。そこで出会った恩師に導かれ、最終的に第一志望の慶應SFCにAOで合格をします。その後、高校生向けビジコンの運営に取り組み、高校生と共に一流の起業家の話を聞く中で、より具体的に事業づくりに興味を抱くようになります。

大学1年生からはAO入試専門塾で講師と経営企画を務め、東京・代々木のオフィスで毎日のように働きました。大学3年生の頃に塾講師を一度やめ、複数の短期、長期インターンの中で様々な業務をこなしました。振り返ると東京に染まった大学生活だったように思います。大学時代は地方創生に関わることは少なかったのですが、自分の中では「できることを増やして地方に行く」という意識が強く、がむしゃらに日々を過ごしていました。

地方創生に関わったプロジェクトとしては、2017年に地元白馬村で初開催されてから7年連続で今もボランティアスタッフとして関わっているFREERIDE WORLD TOUR JAPANや、愛媛県新居浜市で提案し採択され現在も運営されているプチモニアンケートの企画・設計などがあります。多少なりとも地方に関わる中で、東京で自分が培ったスキルや経験が活きている実感があり、自分の方向性が合っていたと再確認することができました。

地方×観光で事業の0→1ができる環境

大学生の頃、色々な地方創生イベントやシンポジウムに参加する機会がありました。そこで感じたのは、話し合いをしただけで終わりになってしまうパターンが結構あるなということです。もちろん神山町などの事例を聞くように素晴らしい取り組みに繋がることもありますが、大体の場合は話し合って終わりであることが多いです。地に足の着いた地方創生をするためには、やはり自分で実際に事業に取り組むしかない。そう思う中で出会ったのがFoundingBaseでした。

FoundingBaseへの入社を決めた一番の理由は、実際に日本の色々な地域に自分たちが入って事業を0→1で作り上げることを通じて地方共創を実現しているからです。地方共創とはFoundingBaseのスタンスであり、様々なステークホルダーと共に地方を盛り上げていくということです。ビジコンなどを経験する中でやりたいと感じていた事業を0→1で作れる環境にも惹かれました。

FoundingBaseには観光、関係人口創出、教育、一次産業の4つの事業領域があります。それぞれの地域課題を解決する事業を自分たちで創出するスタイルは「真摯に地域のことを考え続けた」結果、生まれた姿勢だと思います。また、この中に観光という軸もあることで、自分が過去に感じた「地方×観光」の可能性を追求できると思い入社を決意しました。

マイナス20度の街を熱く盛り上げる!

私は今、23新卒として2023年2月に北海道美幌町に配属になり、4月に新しくオープンしたワーキングスペース「KITEN」の運営をしています。オープン前から提供メニュー企画やマニュアル作成、SNS戦略立案・実行など幅広い領域を担当し、まさに事業の0→1の一端に取り組ませてもらっています。私の仕事は主に関係人口創出を目標にKITENの運営およびイベント企画・実施をすることなので、地域の事業者の方や住民の方を巻き込みながら新たなイベントを打つべく日々奔走しています。


北海道美幌町は日本の中でも最も寒い地域だと思います。一番寒い12月〜2月ではマイナス20度は当たり前。そんな極寒の美幌町ですが、人はとても温かく優しいという印象があります。極寒の中に温かさを感じる美幌町を熱く盛り上げるべく、これから日々奮闘していきます!また、美幌峠や網走の流氷など自然豊かで美しい所なので、ぜひ一度、美幌町に来てくれたら嬉しいです。

そしてゆくゆくは地方を観光というアプローチから盛り上げていきたいと思っています。まだまだ挑戦は始まったばかりですが、これから頑張っていきます!!

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