ご報告が遅れましたが、12/4(土)にフミダス!フェス2021を実施致しました。
約3ヶ月かけて4つの拠点の17名の生徒が準備してきましたが、その当日の様子や振り返りの様子をお伝えしたいと思います。
怒涛の本番1週間前
今回のフミダス!フェス2021は、地域の魅力をライブ配信でお届けするコンテンツ。それはすなわち、「その地を自分たちが背負う」ということを意味します。
どの拠点の生徒達も、部活やバイト、中には大切な期末テスト期間と被っていて忙しい中、当日時間をつくって参加してくださるお客様のために、そして地域の魅力紹介コンテンツをつくるために協力してくれた地元の方々の想いを無駄にしないために、全力で練習しました。毎日、現地で、オンラインで練習を重ねる日々でした。
いよいよ本番!
当日は、ギリギリまで参加申し込みがあり、目標の50人集客を大きく超えた70人の方々が参加チケット(500円)を購入してくださりました。本番5分前、全員で今日この日を楽しむことを確認し、本番を迎えました。
最初は、Movieチームが製作した「オープニングムービー」からスタート。今回フミダス!フェスに参加した中高生17名の紹介を行いました。映像は、今回の参加拠点の生徒たちで「フミダス!」のバトンを渡していくことを表現した映像となっており、北海道から参加をした生徒を中心に作り上げられました。
そして、イベントのメインコンテンツ、「地域の魅力紹介」。
地域の魅力を、地域の方と一緒にライブ配信でお伝えしました。
1回目は北海道安平町と高知県四万十町。
北海道安平町では、本物のSLが展示されている道の駅「安平D51ステーション」を紹介。復興のためにつくられた道の駅にこめられた想いを観光協会事務局長さまに聞いたり、地域の特産品の紹介や食レポをしたりして、コンテンツを作り上げました。
高知県四万十町では、日本一敷居の低いお寺を目指す岩本寺とその住職さんをご紹介。お寺の名物である本堂の天井に敷き詰められた約600枚の絵の紹介や、お寺に設置されたサウナ施設などの紹介を行い、どうして「敷居の低いお寺」を目指すことになったのか、その想いに迫りました。
一方、後半の岡山県吉備中央町は、水車米の紹介を行いました。吉備中央町の至る所にある、昔使われていた水車を利活用し、お米の精米をする「水車米」を復活させた方のお家を訪ね、その経緯をお伺いし、最後は実際に水車米をいただき食レポを実施しました。
大分県豊後高田市では、昭和の町を紹介。
20年前は「犬と猫しか通らない」と言われた無人商店街がどのような経緯で復活したのか、そして現在はどのような取り組みを行っているのか、商店街の活性化に大きく寄与し、商店街の夜市を復活させた方にお話しを伺いました。昭和の町の見どころをツアー形式で紹介し、楽しくゲストの皆様にお届けしました。
当日は、電波が突然乱れて配信が滞ったり、映像が途切れてしまったりとハプニングはありながらも、4拠点すべての生徒がその1回に全力を出し、地域の魅力的な場所と人を、全国にお届けすることが出来ました。
また、ゲストの方々にも参加していただき、「ぶっちゃけ地域ってどう?」というテーマで、地域にまつわる様々なことを中高生が楽しく話し合いました。
・「寮を出た瞬間から川があって毎日大自然を感じています!」
・「今の地域にいるのもいいが、もっと外に出ていろんな地域を知りたい」
・「田舎は虫がたくさんいるから、あんまり好きじゃないです!笑」
などなど、いろんなぶっちゃけが飛び交い、学生の本音を聞くことができました。
最後のコンテンツは「大抽選会!」
横断企画チームの中高生が厳選した各地域の魅力的な商品をプレゼントする企画です。
当選された方のことを想い、どんな商品が届いたら喜んでくれるだろうとたくさん想像しつつ、自分たちの地域の魅力を伝える商品ってなんだろう?と各拠点の生徒が一生懸命考えたギフトボックスが出来上がりました。当選されたみなさま、本当におめでとうございます。美味しく食べていただいていることを願います。
こうして無事、3時間のオンラインイベントを、終了することが出来ました。
結果報告と生徒の振り返り
・イベント満足度:平均9.1点(10点満点中)
・その地域に行ってみたいと感じた:平均9.9点(10点満点中)
こちらは、当日のゲストみなさんに回答いただいたアンケートの結果です。
「このイベントを通じて、地域のことを少しでも好きだと思ってくれる人が増えたらいいね」と始めたフミダス!フェス。こんなにも多くの方が、「地域に行ってみたい」と答えてくださり、とても嬉しい結果となりました。また、生徒たちと決めていた「満足度85%を獲得する」という目標も見事クリア。全員で「いいものをつくろう」と走った結果です。
また、最後は振り返りを実施。全員この3ヶ月を振り返ってどんな学びがあったのか、頑張れたポイントやもっと頑張れたポイントはどこだったのかなどを話し合いました。
生徒たちの感想を一部抜粋します。
「何よりもよかった事は、自分の地域の魅力を再発見することが出来たこと。普通に学校に通っているだけでは目を向けなかった地域の素敵なスポットを見つけることが出来てよかった」
「せっかく練習したのに、想定不足で当日本番中に時間が余る、という事態があった。もっと細かく練習して想定しておけば、練習のすべてを発揮出来たと思う。くやしい」
「将来の夢に紐づけて、人前で話すことを頑張るために参加した。ミーティング中も積極的に発言し、本番も堂々と話すことが出来た。少し将来の理想的な姿に近づいたと思う」
良かったことも、少し後悔が残る気持ちも、全部挑戦したからこそ見つけることが出来る気持ちです。また、今回のイベントの特徴として、たくさんの生徒達の保護者様に参加をしていただきました。(フミダス!史上最多でした!)保護者の皆様からも素敵な声をいただきています。下記抜粋します。
「普段よくしゃべらない娘が、あれだけ堂々と話したということは、相当頑張ったんだなと感じました。涙が出るほど嬉しかったです。」
「中高生が作るイベントのクオリティではないように思いました。スムーズな進行、大人顔負けです。息子がいきいきと地域のことについて語る姿がとても嬉しく、成長を感じました」
生徒が何かに挑戦したり、本気を出して取り組んだりする姿は、見ている人の姿を動かします。そんな循環が、フミダス!フェスで起きていたように感じました。
最後は、今回関わったスタッフから全生徒へ、この3ヶ月で見えた成長や、新しく発見した生徒たちの素敵なところを言葉にした表彰状を渡し、振り返りを終了しました。
これから
フミダス!プロジェクトは、株式会社FoundingBaseが拠点を超えて取り組んでいる教育事業です。私たちは、「地域が好きな人を育む」を事業MISSIONとし、全国各地で教育事業を展開しています。フミダス!を通じて、地域の魅力を再発見したり、自分の可能生を信じたり、必死になって頑張る友人の姿に心動かされたり、一生懸命な生徒の姿に地域の大人が感動したりする、そんなプロジェクトになるように、私たちはこれからも「フミダス!プロジェクト」を続けていきます。
少し長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
近日中に、「フミダス!プレコン」がスタートする予定です。
今後とも、私たちの活動の応援をしていただければ幸いです。よろしくお願い致します!