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今回はdelyで広告事業統括を務める伊坂 英雄さんにインタビュー。コンサルティング会社を経て大手外資企業で長らく広告事業に携わってきた伊坂さんが「いつかは挑戦したい」と思っていたベンチャー。数あるベンチャー企業の中でdelyへの入社を決断した理由とは。そしてこれからのチャレンジとは? お話を伺いました。
目次
- このnoteに登場する社員
- 外資企業キャリアから日本のベンチャーへ
- delyは「トレンドが変わっても、挑戦し続けることができる企業」
- 経営陣・メンバーの印象は?
- キャリア総力戦で挑むdelyの広告事業
- 「delyじゃなきゃいけない理由」をつくりたい
このnoteに登場する社員
伊坂 英雄(いさか・ひでお)
ボストンコンサルティンググループ、Amazon、FacebookJapan 、Spotify Japanを経て、2023年9月delyに入社。delyのB向け事業を担う「ソリューションビジネスユニット」の広告事業統括を担当。
外資企業キャリアから日本のベンチャーへ
── dely入社前のお仕事について教えてください。
伊坂:
NEC、Amazonを経て、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)に入社しました。その後Facebook Japanにてクライアント向けの広告営業を担当。 通信やテクノロジー、食品、飲料、リテール、ヘルスケアといった複数の業種にまたがる広告事業を統括しました。そしてSpotify Japanに日本における広告事業の本格立ち上げのタイミングでジョイン。執行役員・営業本部長として広告事業を担当していました。
── コンサルや外資のキャリアが長い伊坂さんが、ベンチャーに転職をしようと思ったきっかけをお聞きしたいです。
伊坂:
BCGを卒業するタイミングで「日本のスタートアップで働きたい、組織や事業をつくることに携わりたい」と考えていました。残念ながらその時は良い出会いがなく、当時IDを活用した人ベースのターゲティングという先進的な取り組みを行っていたFacebookへの入社を決めました。
その後も「いずれスタートアップに行きたい」という気持ちは持ち続けていました。理由はコンサルタント時代の経験。コンサルタントという立場でしたが、企業のサービス立ち上げやビジネス戦略の策定に携わった経験が刺激的で、やはり営業のトップラインを伸ばすことだけではなく、マーケティングやPL責任まで全部持って事業を推進していきたいという思いが強くありましたね。
delyは「トレンドが変わっても、挑戦し続けることができる企業」
── 数あるベンチャーのなかでdelyを選んだ理由を教えてください。
伊坂:
エージェントがきっかけで堀江さんに会ってお話した際「1兆円企業を目指す」と断言している姿がとても印象的でした。
delyの行く先は今と同じビジネス領域ではないかもしれない。ただこれからも、人々の生活に溶け込むものづくりを続けていくこと、そのなかでユーザーの課題解決をしていくという営みは変わらない。
そのスタンスで「1兆円企業を目指していく」というお話を聞いて、時代やトレンドが変わっても、世の中へのインパクトを与えるべく挑戦し続けられる環境がある、delyなら高みを目指し突っ走れると感じ入社を決めました。
経営陣・メンバーの印象は?
── 入社前に堀江さん以外のボードメンバーともお話されたそうですね。
伊坂:
delyの経営層は得意とするフィールドがみなさん全然違って、それぞれ強みがあると感じました。
CEOの堀江さんはビジョンを描くこと、CFO戸田さんは金融キャリアで数字の側面からしっかりと戦略を立てて、事業責任者の柴田さんはキャラクターを含めて組織をまとめる力やピープル面が強かったり、CPOの坪田さんはユーザーエクスペリエンスを徹底的に磨き込むことに優れている。皆さんそれぞれ強みとキャラクターがあるなと。それぞれが強みを発揮し相乗効果が生まれるこの環境で、自分自身も今までのスキルを活かして活躍していきたいと思いました。
── 入社後に感じたdelyメンバーの印象について教えてください。
伊坂:
入社して2ヶ月ほどですが、入社して驚いたことは年齢や役職に関係なく、非常に活発な議論が行われているという点ですね。
その議論もただ自分の意見を主張するのではなく、組織全体を盛り上げたり、チームやメンバーに貢献しようという積極的な姿勢が現れているなと。同じ目標に向かって全力で一丸となって動いていることを強く感じました。
キャリア総力戦で挑むdelyの広告事業
── 伊坂さんはdelyの「広告事業統括」を担当されるそうですね。
伊坂:
私の所属してる「ソリューションビジネスユニット」はtoB向けのソリューションビジネスを担当しています。主に食品メーカー様や小売店様の抱える課題に対して、クラシルやクラシルリワード、TRILLといったdelyのプロダクトやアセットを活用してマーケティング活動の支援をしています。
今までdelyは主に商品・ブランドの認知/理解に関する部分をサポートしてきましたが、新規事業の「クラシルリワード」のローンチにより、実際の購買までサービスをご提供することができるようになったのが大きなポイントです。
── 広告事業は前職でも伊坂さんの得意としていた領域かと思いますが、難しさや課題を感じる部分はありますか?
伊坂:
これまで勤めてきていた外資系企業では、売上高をいかに伸ばしていくかを考るのがメインでした。
しかし、今回delyでは投資コストや人件費まで含めた事業全体のPL責任を負います。利益を創出するための経営判断を日々行っていくということは担当業務の面白みであると同時に、大きな責任を感じています。
自分はこの仕事を今までのキャリアの総力戦だと思ってます。過去、FacebookやSpotifyで広告事業に携わっていた部分、そしてBCG時代にパートナー企業の成長戦略を描いてきた経験を存分に活かしたいと思います。
「delyじゃなきゃいけない理由」をつくりたい
── 今後の伊坂さんが挑戦していきたいことがあればを教えてください。
伊坂:
「クラシル」「TRILL」といったdelyの柱であった従来のプロダクトに加えて、新たに「クラシルリワード」が登場したことにより、クライアントの商品・ブランドの認知や理解といった領域だけでなく、実際に購買に貢献でき、その結果も計測まで出来るようになりました。このビジネスはまだまだ大きなポテンシャルを秘めています。
delyが持っているファーストパーティーデータの連携・活用によって、食品メーカー様や小売業様に対して更なる事業貢献が出来ると感じています。是非ともしっかりと食品メーカー様や小売様の課題や事業機会に対して耳を傾けて、三方よしとなるようなソリューションを創り上げていきます。
それに加えて「delyじゃなきゃいけない理由」、つまり価値創造をしていきたいです。場合によっては大手プラットフォーマーと連携・活用しながら、最終的に「お客様にとって一番いいものは何なのか?」を突き詰めて事業開発を推進していきたいですね。
伊坂さん、ありがとうございました!