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【経営企画】金融業界からITベンチャーへ。プレイヤーとして経営に関わる魅力とは

delyで活躍する社員にフォーカスしたインタビュー。今回は経営企画部でファイナンス統括マネージャーを務める、本田 貴士さん。投資銀行のキャリアから、30代を迎え新たな経験を求めて飛び込んだベンチャーの世界。その先はなぜdelyだったのか。お話を伺いました。

目次

  1. このnoteに登場する社員
  2. 一度しかない人生だから。投資銀行業界からベンチャーへの挑戦
  3. ドメインに拘らない「なんでもやる」潔さに惹かれる
  4. 「自分が諦めたら終わりだな」という覚悟を持ち、プロジェクトを推進
  5. delyの「勝利に向かう文化」と「コミットメントする力」
  6. 採用情報

このnoteに登場する社員

本田 貴士(ほんだ・たかし)
2015年ゴールドマン・サックス証券株式会社に入社。その後2017年シティグループ証券を経て、2023年4月dely株式会社に入社。経営企画本部で事業・財務計画の策定や予実管理M&A業務を担当。


一度しかない人生だから。投資銀行業界からベンチャーへの挑戦

── dely入社の前は金融業界にいた本田さん。前職のお仕事について教えていただけますか。

本田:
新卒でゴールドマン・サックス証券に入社し、投資調査部で担当業界・企業の財務諸表の分析・バリュエーションや投資家とのコミュニケーションに従事。その後、シティグループ証券の投資銀行部門において、顧客企業のM&Aや資金調達の支援・提案をおこなってきました。

若くて体力のあるうちにとにかく全力で働きたいという気持ちがあり、また幅広いセクターと関わりを持ちながら成長したいと思い、金融業界には8年ほどいました。

── 金融業界でのキャリアから、転職を考えた理由をお聞きしたいです。

本田:
金融業界から出ようとした理由はプロダクトの数が限定的であるが故に定型業務が多かったので、30代を迎えたタイミングで「一度しかない人生だから新たな経験をしたい」と考え、転職することを決めました。

転職先を考えた時思ったのは、これまでいた業界よりイノベーションが起きる業務に就きたいということ。そして第三者(アドバイザー)としてではなく、プレイヤーとして経営・事業成長に主体的に関わりたいということ。これを踏まえ事業会社がいいなと考えました。

なかでも、日々少しずつでも企業が成長している実感を得ながら、大小問わず幅広く組織のマネジメントができるようになりたいと考え、ベンチャーを志望しました。


ドメインに拘らない「なんでもやる」潔さに惹かれる

── 数あるベンチャー企業の中でも、delyに興味を持ったきっかけは何ですか?

本田:
実はdelyCFOの戸田さんとは前職(シティグループ証券)が一緒なんです。そのご縁で声をかけていただき、delyの社員の方にお会いして事業や組織の話を聞けたのが大きなきっかけですね。

経営に関わるメンバーの方と話して感じるのが、皆さん覚悟が決まってるんですよね。ドメインにこだわりを持たず「ベンチャーなんだから何でもやる」という潔さがある。

そして、堀江さんの繊細かつ大胆な事業への向き合い方にも惹かれました。その時々に消費者に必要とされているものをやっていくというスタンス。この方が何を見据えているのか、どんな企業を作っていくのかに興味が湧き、一緒に働いてみたいと思いました。


「自分が諦めたら終わりだな」という覚悟を持ち、プロジェクトを推進

── delyの経営企画として現在取り組んでいるお仕事について教えてください。

本田:
自分の業務は大きく分けて4つ。

①事業計画(中期経営計画含む)の策定及び実行支援
担当事業における事業計画の策定や予実分析のサポートを行います。新規領域の調査や競合分析も、事業部メンバーと共に取り組んでいます。

②全社のバランスシート及びキャッシュフローマネジメント
PLだけではなく、事業計画の進捗に応じた投資予算のシミュレーションを実施。結果に基づいた、予算のアロケーションや資金調達案を策定します。

③予実管理
PDCAサイクルの高度化及び高速化。予実差異分析を要因毎に分解して行うことにより、単なる上振れ下振れではなくその後の成長戦略に活かしていくサイクル作りが重要になります。

④M&A
実はdelyは積極的なM&Aを推進しており、2023年2月にはライバーマネジメント事務所の「LIVEwith」を運営する株式会社ENLOOPを子会社化。過去は「TRILL」「mogoo」など4件の買収を実施しています。

私は現在、M&AにおけるソーシングからPMIまでを担当しています。ソーシングにおいては、マネジメントと投資領域の選定をトップダウンで行うこともあれば、事業部側から成長戦略の一環としてアイディアが出てくることもあります。

その中で投資予算やコーポレートのリソースを考慮しながら優先順位をつけて着手しています。案件を進めるために、社内の人員だけではなく、社外の弁護士・会計士・税理士などの専門家の方々とディスカッションを重ね、PMIにおいては、事業部や経理チームなどと共同して会計処理の整理なども対応します。

── 他の事業部とのコミュニケーションもとても重要そうですね。

本田:
そうですね。自身の部署だけではなく、事業部や経理、人事、法務、労務など幅広い領域のチームと共同してプロジェクトを進めていくことが多いです。

相対しているメンバーはそれぞれの領域のプロ。そこに敬意を持ち、相手に興味があるということを示すために、専門分野であっても最低限の知識を揃えた上でコミュニケーションすることが大切だと思っています。

また、ベンチャーならではですが、突発的に対処しなければいけない業務が発生することも多々あり、プロジェクトマネジメントの難易度は高くまだ課題もありますが、人材・組織戦略のようにコーポレートファイナンスとは異なる観点での物事の考え方、進め方など多岐にわたる領域の業務に携わることができるのは大きな魅力だと感じていますね。


── 他部署との円滑なコミュニケーションのために、本田さんは日頃から幅広い分野のインプットを積極的に続けている印象です。なぜそこまでできるのか、モチベーションを聞きたいです。

本田:
ベンチャーに入って感じるのは「自分が諦めたら終わりだな」という感覚。もちろんそんなことは全然ないと思いますが。

delyはいま社員が220人ほど。その中において自分の持っている責任って結構大きいと思うんです。自分が手を抜いたり心折れた瞬間に会社が終わるという意識は常に持ち続けているので、そこは学び続けることのモチベーションにも繋がっていると思います。

delyの「勝利に向かう文化」と「コミットメントする力」

── delyの経営企画ならではの面白さや魅力を教えてください。

本田:
プレイヤーとしての意思決定に携わることできることかなと。自分の会社の成長のために、何が、いつ、どうして、必要かを考えて、どのように実行していくかを調査・実行することができるのは事業会社の経営企画の醍醐味だと思います。自分がやったことがすぐ成果として出てくるのはひとつ大きな面白さだなと。

そしてdelyでは経営サイドと事業との距離感が近いため、役職に限らず様々なことにチャレンジできる環境があることも魅力だと感じています。


── delyのカルチャーや環境、一緒に働くメンバーについての印象を教えてください。

本田:
delyではチーム一丸でコトに向かう、勝利に向かうという文化が根付いてると思います。そのため、誰であってもまずは会社の中長期的な成長の観点で何が重要かという「経営視点」で物事を見ている方が多いなと。その観点において自分の領域や役職などにこだわるような人はほとんどいないです。

そして、コミットメントする力がある。闇雲に数字を掲げるのではなく、精緻な分析の上に計画を策定し、想定外の事象が起きた時でも、とりうる選択肢を効果的かつ効率的に行うことにより数字を達成していくという気概と責任感を持ったメンバーが多いと思います。


── 今後、チャレンジしたいことがあれば教えてください。

本田:
組織作りにチャレンジしたいですね。事業の成長に伴い、組織も大きく拡大していくフェーズに入ってきていると思いますので、コーポレート全体として会社の課題にどう対処していくか向き合っていきたいと考えています。

また、今以上に事業に対する解像度をあげていき、事業部と伴奏していく今の立ち位置から、より一歩進んだディスカッションパートナーとして事業拡大に貢献していきたいと思います。

本田さん、ありがとうございました!

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