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【エンジニア】「大企業ではやれないことをやりたい」クラシルの機能改善に挑む、iOSエンジニアにインタビュー

今回は「クラシル」のiOSテックリードを担当する宮澤 賢生(@yochio)さん。新卒でベンチャー企業に入社し、現在delyは3社目。

iOSだけではなく、時にはAndroidやバックエンドもこなす彼が、いま挑戦していることとは? 「クラシル」のエンジニアとして働く面白さや、取り組んでいる仕事、エンジニア組織や環境について話を聞きました。


このnoteに登場する社員

宮澤 賢生(みやざわ・よしき)
2020年4月入社。クラシルのiOSエンジニアとして機能開発やiOSの基盤周り、botを導入してリリースフローの改善を担当。railsでのアプリケーションのAPI開発やandroid開発もしています。社内では「yochio」さんと呼ばれています。


「ベンチャーだからこそ」の働き方を求めてdelyに

──yochioさんは2020年4月入社、delyが3社目ですね。iOSエンジニアになったきっかけと、前職でどんなお仕事をしていたか教えてください。

yochio:
大学では情報理工学部でコンピューターサイエンスを学んでいました。ソフトウェア開発の研究を行うなかで「ユーザーがサービスを利用しているところを近くで感じ取りたい」と思いiOSアプリ開発の道を決めました。

delyの前に勤めていた2社はどちらもベンチャー企業。1社目は漫画アプリやライブ配信アプリの開発で、iOSだけではなくウェブフロント(Vue.js, Typescipt)やAndroid開発も担当。2社目では飲食店関連のサブスクアプリの開発をしていました。ベンチャー企業がゆえに、ひとりでiOSとAndroidの開発や、並行してgoで管理画面やAPIなどバックエンド開発にも携わっていました。

──iOSだけではなくAndroidやバックエンドも! その経験はいまdelyでも活かされてますか?

yochio :
活きていますね。たとえばクラシルのAndroidのエンジニアが減ってしまった時、iOSは先行しているけどAndroidはなかなか機能アップデートができないという時期があったんです。これは、と思い「Androidもやっていいですか」と提案し機会をもらいました。

こういった働き方やチャレンジができるのはベンチャーだからこそ。今まで3社ベンチャーを選んできたのも、やっぱり「大企業でやれないことをやりたい」という気持ちが根底にあったからですね。

機能開発から分析まで求められる環境

──いま取り組んでいるお仕事について教えてください。

yochio:
今はクラシルの「検索機能」の改善やアップデートに伴う開発を担当しています。今までのクラシルは管理栄養士が監修したレシピ中心でしたが、2021年よりユーザー投稿型のコンテンツが加わったので、それらすべてがちゃんと検索でヒットし、ユーザーの求めている情報を提供できる仕組みづくりを行っています。

──難しさや課題はありますか?

yochio:
実は「クラシル」の検索機能はリリース初期に実装したものを今でもずっと使い続けているという状況で、本格的に機能改善をはじめたのは2022年11月と最近のことなんです。

いまdelyにいる開発メンバーは初期の仕様ついて誰も知らない、分からないという状況。なので、その謎から紐解いていったり、他社事例をはじめとした検索の機能改善に関する記事や資料をとにかく読み漁ったり、「クラシルにあった検索って何だろう」というのをずっと考えながら、インプットとアウトプットをひたすら繰り返し改善しています。

なかでも検索結果に「何を表示させるのか」を決めていくのが一番難しいですね。例えば、レシピひとつにしてもタイトルや材料など沢山のメタ情報があるので、どれを検索エンジンに評価させるかによって検索結果は全然違うものになるんです。ユーザー投稿型のコンテンツに関しては、必ずしも検索に最適化されたワードが入っているわけではないのでそこの判断も難しいですね。まだ改善する余地があるところなので、チームメンバーと試行錯誤しながら進めています。

数ある改善策のなかでもどれが一番ユーザーにマッチしてるのか、開発をしている自分たちだけではわからない。何より重要なのは実際にクラシルを使ってくれているユーザーの体験。それをイベントやログを見て評価をしていく必要があるのですが、リリースしてすぐ数値が出るわけでもないので難しい部分でもありますね。

──リリース後の分析もyochioさん自身が行っているんですか?

そうですね。クラシルではエンジニアが分析まで担当しています。僕自身もdelyに入って初めてSQLを書いたりしました。プロジェクトの改善のために必要な情報はもちろん、自身のインプットのためにも活かせる環境なのが良いですが、試行錯誤の日々ですね(笑)。

iOSだけではない。マルチプレイヤーならではの視点で取り組む「スクワッド開発」

──「クラシル」の検索機能の改善はチームで取り組んでいるんですか?

yochio:
そうですね。delyではスクラム開発を採用していて、このプロジェクトについても「検索スクワッド」という検索に特化した4人のチームで取り組んでいます。

(スクラム開発についての記事はこちら▶︎ https://blog.tsubotax.com/n/nd4a15e65faff)


──yochioさんはiOSエンジニアとしてスクワッドに参加してますが、過去の様々な経験が活かされそうですね。

そうですね。課題に対して色んな視点を持って議論できますし、チームメンバーにもわかりやすく伝えることができていると思います。それによって全員で課題について思考することができ、次に進むステップが見つかって一緒に解決してくれたりできるので、多角的な目線を持ってるっていうのは強みにもなるんじゃないかなと思います。

モチベーションを高める機能開発の「スピード感」

──クラシルのiOS開発の面白さや魅力について聞きたいです。

yochio:
「いろんなことができる」っていうのが面白さですね。
直近だとCGM機能の開発、例えばショート動画の画面機能を実装したり、レシピカード(画像スワイプで見れるレシピ)とか機能を実装したりしました。短いサイクルでいろいろな機能をどんどん開発することは大変ですが、すごく面白いです。

左から①検索画面:記事コンテンツやおすすめキーワードも表示するように改善(すべてswiftui で実装)②ホーム画面:レシピだけではなく、ユーザー投稿のライフスタイルコンテンツも表示。ユーザーごとに表示されるコンテンツが異なる事も特徴。③オンボーディング画面:自分が選択したものが褒められる体験は使い続けるモチベーションにもつながると思っています。PdMに見せながら試行錯誤してのはいい思い出です。

クラシルは開発サイクルが結構早いので、3ヶ月後にはもう全然違うことやっているということもあるんです。やることが変わることで、個人的にはモチベーションが改めて上がるので楽しいですね。

なので、「機能開発をしたい」「新しいチャレンジしたい」という人にクラシルはすごい合ってると思います。開発に注力すると技術的な負債は溜まりやすいですが、そこを改善していく時間ももらえるので安心してください。

コミュニケーションを重視するdelyの働き方

──一緒に働いてるメンバーの印象や働く環境について教えてください。

yochio:
僕がdelyに入社した大きな決め手でもあるのですが、やっぱり「人柄」がいいんですよね

面接の時から、takaoさん(現・開発部セクションマネージャー)をはじめとして色々な人に会うなかで「壁がない」って感じていたんです。物腰柔らかく丁寧に受け答えしてくれるので、自分も積極的にいろんなことを言えてコミュニケーションがしやすい、フランクに喋ることができる雰囲気があるなと思います。ここは入社後も変わらない部分ですね。

働く環境については、いまdelyの開発チームはフルリモートも選択可能になったんです。自分は週3日を出社、2日をリモートにしています。出社日は対面でのコミュニケーションを中心に、問題点や仕様など困っていることがあったらチームメンバーと一緒に解決していく。週2のリモートワークでは集中して作業するというスタイルで過ごしています。

──delyやクラシル開発部で働くのに向いてるのはどんな人ですか?

yochio:
メンバー同士で切磋琢磨しながらスキルを磨いたり、機能開発できる人が来てくれたら嬉しいですね。技術をしっかりと深堀りしていけるような組織になったらいいなと思っています。

そして、クラシルの開発部ではコミュニケーションが盛んに行われているので、ひとりで黙々と開発するよりもチームでひとつの事に向かって開発したいという人に向いていると思います!

──最後に、今後yochioさんがチャレンジしていきたいこと、目標やビジョンについて教えてください。

yochio:
長いスパンで見たときに、iOS開発のスキルをしっかりと磨いていきたいですね。delyにはそれを磨ける環境があると思っています。

そして、軸となるスキルを持っていることが前提ですが、それさえあれば色々なことにチャレンジできる。自分が興味あること、やりたいことをちゃんと伝えれば、それに対して仕事や環境を与えてくれるので。引き続き自分も興味があることについてもチャレンジしていきたいです。

📣 クラシルエンジニアの採用情報

エンジニア採用情報サイトはこちら▶︎ https://careers.dely.jp/

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