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ダイレクトリクルーティングでLinkedinアワードを受賞!半年試行錯誤して気づいたこと、分かったこと。

このブログはクラウドワークスコーポレートDiv.のアドベントカレンダーの6日目のブログです。
社会人2年目、人事に異動して9ヶ月目のひよっこ採用担当の藤村と申します。ダイレクトリクルーティングどころか採用業務そのものも未経験でしたが、先日LinkedIn様より「LinkedIn Recruiter Performance Award -Runner UP 賞」を受賞させていただいたたきました!LinkedInを活用してのダイレクトリクルーティングを半年間試行錯誤していた中で気づいたこと・意識してきたことをエントリーいたします。ダイレクトリクルーティングを始めたばかり、これから始めようと思っている採用担当の方の参考になれば幸いです。

ダイレクトリクルーティングの流れ

ダイレクトリクルーティングとは何か?日本の人事部では、「採用において、企業が自ら能動的に活動し、採用する手法のことです。求める人材を自ら探し、直接アプローチする「攻め」の採用手法といわれます。」とあります。(出典:https://jinjibu.jp/keyword/detl/790/

具体的なフローとしては、
1.検索
2.スカウトメッセージ
3.お話 or イベントにきていただく
で進めていることが多いかと思いますので、フローごとに記載していきます。

1.検索は広く。採用候補(=ターゲット)層をいくつかの人物像に分ける

基本戦略は「キーワード検索は広く」「ターゲット層をいくつかの人物像に分け、人物像ごとに最適な検索をする」ことです。

LinkedInのキーワード検索では、自由に入力されているプロフィールの内容に対して検索をかけています。スキルなどをポチポチ選んでいくタイプのフィルターは、特定のフォーマットで登録していない人を弾いてしまうため出来る限り使っていません。エンジニアであれば「engineer」「エンジニア」「web developer」「ディベロッパー」など、プロフィールに書いていそうな職種名全てで検索し、取りこぼさないようにしています。

一方で、取りこぼさないようにすると該当者が多くなりすぎてしまいます。スキルや経験年数、経験業界や志向性(クラウドワークスの場合、「webサービスに深く携わったことがある」「ユーザーに価値を届けたい」「成長意欲・学習意欲が高い」など)で人物像を分け、人物像ごとに検索するキーワードを変えることで一度に1000人のプロフィールを見ることが無いようにしています。

2.スカウトメッセージは端的に。件名だけで用件が分かるように

相手の方はたくさんのメッセージを受け取っています。まずはメッセージを読んでもらえるよう、件名だけでメリットとアクション事項が分かるような工夫が必要です。エンジニアさんへのスカウトの件名は【お寿司を食べながら○○エンジニアとカジュアルに話しませんか?】といった内容を記載していました。

メッセージを開封してもらえた後も、最後まで読んでいただけるようできる限り端的にしています。人物像ごとにベースとなるスカウト文面は異なりますが、内容は下記の2点のみお送りしています。

・何故あなたに声をかけたのか
・興味があったらこのアクションをしてほしい

以前は会社や募集要項の詳細を記載するなど、800字を超えるようなメッセージを送っていましたが、なかなかご返信をいただけませんでした…。400字程度で「詳細はお電話で話しましょうor質問ください」といったスタンスの方がカジュアルにお話しするには適しているように思います。

脱線:スカウトもUX(ユーザー体験)が大事

人事マネージャーの三井の記事にもありましたが、クラウドワークスでは創業時からずっとUX(ユーザー体験)という考え方を大切にしています。
ツールの充実により、採用担当から直接候補者さんへお声がけできる機会が増えている中、誠実にお話をすることの重要度が増していると感じます。

直近の転職は考えていなくても将来的に自社に興味をもってくれるかもしれない方に対し「あの会社からスパムみたいなメールが来た」とUXを損なってしまうことは、長期的にはリスクになってしまうのではないでしょうか。

どうしてもプロフィールを拝見する時間がとれない…という場合は、「会社がこういうフェーズで、こういうことをお願いしたいと考えています。興味があったらお話しさせてください」くらいのトーンでメッセージする方が正直なのかなと思います。

3,「採用面接」のスタンスはNG!あくまでカジュアルに

基本的には情報収集のスタンスで来られる方が多いため、こちらもその前提にたつよう心がけています。募集要項の詳細をお話したりスキルを聞くよりも、今回お話し頂く機会を頂けたのは何故かや、キャリアについて考えられていること、悩まれていることなどを中心にお伺いしています。

結果、選考に進んでいただくのではなく、発注者としてクラウドワークスのサービス利用をご提案させていただいたことや、「今の会社でもっと頑張ってみます!」とのお言葉をもらったりしたこともあります。笑 
その上で、クラウドワークスに興味をもっていただけた方へ、ポジションや会社のことについて具体的な内容をお話しし、選考へと進んでいただいています。

おまけ:リファラル採用もダイレクトソーシングのツールが使えそう

WantedlyさんやLinkedInさんでは、プロフィールを見ると「共通の友人」が表示されますよね。この機能をリファラル採用の文脈で使えないかな~と考えています。弊社のリファラル採用はこれからですが、推進していく際にやりたいことの1つです。

社員とつながっている方は、やっぱり会社にフィットする方である確率が高いと思います(主観)。また、社員に「あなたがつながっている〇〇さん、今募集しているポジションにぴったり!紹介してもらえないですか?」とプッシュとかしたいです。リファラル採用でもご活用されている方がいらっしゃいましたらぜひ成果を教えていただきたいです!

ダイレクトリクルーティングの前に

ダイレクトリクルーティングでは自らが社内の雰囲気や社員の様子、会社が実現したい世界観や価値観などを発信していくことが、前提として非常に重要だなと感じます。
紹介会社経由の場合、会社の魅力や価値観などの情報はエージェントの皆さんが候補者さんへ伝えてくださっていますが、ダイレクトリクルーティングの場合、伝えるのは私たちです。「スカウトメッセージきたけど、この会社のことググっても何もわからない…」では、せっかくのスカウトが効果半減です!社内にいる人にとっては何気ない情報が、スカウトを受け取った方には重要な情報かもしれません。このアドベントカレンダーでクラウドワークスの様子って面白そうかも、と思っていただけたら幸いです。

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