CreativeOutは、「場」のアップデートに対する熱い想いとクリエイティビティをもつ「仲間」が集まったブランディングの会社です。 私たちの仕事は、ブランディングの核となるコンセプト開発を主軸に、コンセプトを実現するための伴走やディレクション、 MD計画や運営モデルを開発すること。また提案が絵に描いた餅にならぬよう、自らが「トライセクター・アスリート」として、施設運営などの様々なプラットフォームのマネジメント業務も行っています。
では、各々はどのようにプロジェクトに携わり「場」のアップデートに励んでいるのでしょうか。メンバーの入社経緯は?どんな方がCreativeOutにマッチするのでしょう。
募集要項では十分にお伝えできない社員の生の声をお届けするために、先輩・後輩の垣根が低く、フラットにコミュニケーションが取りやすいCreativeOutの社風に合わせ、2022年に入社したばかりのアシスタント社員「ふーこ」と「はいり」が、先輩社員である「おみなさん」と「おはるさん」にインタビューをしてみました。
【プロフィール】 1. おみなさん(34) 2018年5月入社。(6年目) チーフプランナー 都市開発や施設再開発、地方ブランディングなどに関わるコンセプトメイキング 2.おはるさん(31) 2021年11月入社。(2年目) プランナー/プロジェクトマネージャー まちづくりやくらしに関わるサービス/コンテンツの、コンセプト設計及びコンテンツ企画・実行 3.ふーこ(27) 2022年8月入社。(1年目) プランナー/プロジェクトマネージャー(アシスタント) コンセプトスタディのサポート イベントなどのコンテンツ企画運営のサポート 4.はいり (26) 2022年9月入社。(1年目) プランナー/プロジェクトマネージャー(アシスタント) イベントなどのコンテンツ企画運営のサポート
入社のきっかけは「ときめき」だった ふーこ :お二人は、CreativeOutに転職する前に、どういったお仕事をされていたんですか?
おはるさん :私は前職では制作会社のプランナーとして、商業施設などの年間販促企画や、商品のプロモーションなどをコンペなどで提案する仕事を7年ほどしていました。
「販売促進」では、訴求する商材の「らしさ」や、地域ごとのターゲットの目線などを大切にした企画よりも、強いコンテンツとタイアップできる案が選ばれてしまうことが多かったんです。 そのため、利用者と施設との関係性が一過性にならないよう、「もの・ことの本質的な魅力」と「クライアントからのニーズ」、両方を大切にした提案ができるよう努力を続ける日々でした。
そのうち「もっと、もの・ことの本質的な価値をしっかりと捉え、中・長期的な価値創造に関わるコンセプトから提案できるプランナーになりたい」という想いが強くなってきたんです。ちょうどそのときにCreativeOutと出会いました。
▲オフィスでインタビュー。初めて聞く先輩達のバックグラウンドに、新人2人は興味津々。
ふーこ :他にも何社か検討はされていたんですか?
おはるさん :2〜3社ほど面談をしてもらっていました。そのなかで、CreativeOutが「スペキュラティブ・デザイン」(物事を捉え直し行動変容のキッカケを示すこと)を基礎的な考え方として提唱していることに、ときめきを感じたんです。
何より、CreativeOutの代表である成田さんとの採用面談で「街の人が主役であるため、提案してあげる、助けてあげるというスタンスではない」という考え方を聞いた時は、とても心が動きました。 想いに強く共感できたからこそ「ここで働きたい」と思ったんですよね。
はいり :「ときめき」って、すごくよく分かります。私は入社の決め手が、成田さんの書くnoteでした。「スペキュラティブ・デザイン」のような専門用語を交えながら、それを体現する活動を広く伝えようとする姿勢に惹かれたんです。それも一種のときめきなのかな…って、話を聞いていて思いました。
では、おみなさんはどういう経緯でCreativeOutに入社されたんですか?
おみなさん :もともと大学・大学院では、建築の意匠設計や都市デザインを専攻していたのですが、学んでいくうちに建築の「形」や「機能」よりも、「建築の空間の中で、人がどういった体験ができるのか」ということに興味がありました。
卒業後は、空間内での体験性を突き詰めていける内装デザインの会社に入社して、主に、商業施設やアパレル系の店舗のデザインを担当していました。
ただ、ブランドの担当者と会話を重ねていくうちに、「ブランドをどう魅せるか」ということよりも「ブランドの魅力をより良くしていくためには、どうすべきなのか」ということに関心が移ってきたんです。
他の会社に所属する前に、ブランディングやコンセプトの考え方を自分なりに学びたい。そう思って独学で勉強しながら、フリーランスのデザイナーとして1年間活動し、活動を通し出会った知人にCreativeOutを紹介してもらい、現在に至ります。
はいり :おみなさんのバックグラウンドを初めて聞きました!入社の決め手は何だったんですか?
おみなさん :初めて会社訪問した日に、成田さんが大切にされている仕事への想いを聞き、すごく素敵な仕事だと思ったんです。とにかくワクワクしたことを覚えています。
まちづくりや再開発というと、建物を機能更新することばかり優先されがち。でも、成田さんは「その街らしさ」を大事にし、その街の未来をアップデートしていこうとしています。そういうオーセンティックな姿勢に感銘をうけ「私もCreativeOutで働きたい!」と率直に感じました。
その「街らしさ」を深堀りながら「未来」をアップデートしていく ふーこ :改めて、前職やキャリアはバラバラながらも、成田さんのポリシーに賛同した人が集まっているなあと感じます。
普段、CreativeOutでは成田さんがクリエイティブディレクターとして全プロジェクトを統括しながら、おみなさんとおはるさんは各プロジェクトの担当責任者として携わっていますよね。
社員4〜5名で1つのプロジェクトに取り組むこともあれば、メイン担当とサブ担当の1〜2名だけで取り組むこともあります。プロジェクトに対する担当の割り振りは、どのように決まっているんですか?
おはるさん :プロジェクトのボリュームやタイミングはもちろんですが、基本的には成田さんが各々の適性から、プロジェクトの担当配分を判断しています。
はいり :おはるさんがメインに担当している案件のひとつに「日本橋ぐるり」(以下「ぐるり」)がありますよね。おはるさんが入社する前の2020年に立ち上がったプロジェクトですが、「ぐるり」にはいつから携わっているんですか?
▲日本橋ぐるり 江戸時代に日本橋で展開されていた循環型経済社会という「街の記憶」を辿り、 スマートで洗練された日本橋らしい趣をたいせつに、“残しながら、蘇らせながら、創っていく”をテーマに、 サステナブルな循環型モデルに関連したイベントや情報を発信。 web site
おはるさん :入社後、すぐでしたね。2022年度のプロジェクトの方向性を考えながら、コンテンツメイクを行い、実行までを担当することになって。成田さんと密に話を重ね、学びながら進めていきました。
クライアントからの要望は日本橋企業のSDGsパネル展示レベルでしたが、せっかく日本橋で開催するのだから、SDGsなどの形骸化したサステナビリティではなく、 超循環型社会を実現していた江戸日本橋らしいサステナブル のあり方を追求しようと考えたんです。 「ぐるり」の姿勢に共鳴してくださる日本橋の企業様への取材や、コンセプトに合った商品を集めたマーケットの開催、有識者をお呼びしたイベントの開催など行いました。
ふーこ :私もアシスタントで参加しながら、伝え方に際限がないのが面白いなと感じました!
街への誠実さを失わずに、数十年後を本気で考える はいり :昨年2022年の冬には新人研修として、名古屋の「Hisaya-odori Park」へ見学に行きました 。おみなさんが立ち上げから関わり、おはるさんも開業後の商業販促プランニングで少しお手伝いされていましたよね。
おみなさんは市街地再開発や、場に関わる施設のコンセプト設計など「まちのコンセプトワーク」を広く担当されています。どういったところを意識して、プロジェクトに臨んでいるんですか?
▲Hisaya-odori Park 南北約1kmにわたる日本最大級のPark-PFI事業により整備された新しい公園。 久屋大通公園の再生を通じて、栄地区のみならず名古屋のグリーンインフラとして、 生活基盤の再編や、原風景を刷新し、魅力的な、活動の場として生まれ変わることで、 公園や市民同士の心理的なつながりを結び直すきっかけ作りを目指す。 web site
おみなさん :その街ごとの「らしさ」が本当に魅力だと思っています。そのらしさがなくなると、その街の文化が失われてしまう。再開発が街壊しになってしまわないよう、私たちCreativeOutがいるのだ、という意識は常に持っています。
都市開発は多くの人が関わり、とにかくロングスパンで進むんです。いま関わっているプロジェクトも、2030年〜2040年以降の完成を見据えているものが多い。 経済合理性や社会情勢、さまざまな意見などによって、事業を進める過程で方向性がブレてしまいがちです。だからこそ、コンセプトは、みんなが始めの想いに立ち返る「羅針盤」の役割を担っています。
数十年先を常に見据えたブランディング目線がないと「いま」流行っているデザインを取り入れてしまう。長期的な事業だからこそ、本質を突き詰めて、その街の未来を本気で考えていくことが大事だと思っています。 おみなさん :せっかく開発された建物の入居テナントが、コンビニやドラッグストアなどのチェーン店ばかりになってしまったら、地域の人は「もともとの街らしさがなくなってしまった」と感じるはず。そうなると、地域の人々の街に対する愛着も薄れてしまいます。
はいり :私は地方出身なのですが、地元にはどこにでもあるような商業施設しかないことにモヤモヤしていたんです。
自分のようにまちに対して残念な気持ちを抱える人を少しでも減らしたい、という想いは常にあります。おみなさんやおはるさんのお話から、改めて「もっとコミュニティや地域に貢献できるためのヒントがここにあるかもしれない」って思いました。
未来のCreativeOutメンバーに求められること ふーこ :私がCreativeOutに入った動機は、どちらかといえば「まちづくりがしたい」よりも「物事のコアな部分を考えたい」でした。最近まちづくりのコンセプトスタディーで膨大な土地の歴史を調べている時も、「より良いアウトプットのために」というモチベーションだけで作業をしていたと思います…。今、おみなさんの話を聞いて「土地に住む人の想い」まで意識が届いていないことに気づきました。
実務でも「足りていないな」と感じることはたくさんあります。おはるさんと打ち合わせをしている時も、順序立てて話すことができなくて。お二人とも常に俯瞰して物事を捉えながら、企画書を書いたり、的確にクライアントさんと対話したりしていますよね。どうやってスキルを身につけたんですか?
おはるさん :意識的なトレーニングをして身についていったと思います。前職の時も、企画の細かい部分を考えると、ついつい実現性に意識がいきすぎてしまうことが多くて。 でもCreativeOutに入ってからは、それの比じゃないくらい俯瞰を求められる範囲が広がりました。CreativeOutの仕事は、より長期的な目線で物事を捉える必要があるから。成田さんと話すたびに「まだまだ全然足りないな」って感じます。
はいり :先輩でも「まだまだ足りてない」って思う瞬間があるのですね。私たちも、もっと頑張ります。今回の採用では、即戦力になるような新しいメンバーを募集していますよね。お二人にとって「CreativeOutで即戦力になりうる像」ってどんな存在ですか?
おみなさん :プランニングする上では、本質を突き詰めていくための粘り強さを持っていることが大事かな。あとは、常に新しい情報にアンテナを張って、時代や世界の潮流など、あらゆることを学ぶのが好きな方が良いと思います。
その一方、プロジェクトマネジメントでは、整理整頓が大事ですよね。運営事業はとにかくタスクが多いです。段取りを整理して、テキパキ手配していく推進力が必要だと思います。
おはるさん :限られた時間の中で選択し、大事なところへと注力する優先順位をつけられるかどうかが鍵ですね。ゴールに向けて状況を俯瞰し、瞬時に判断する。センスも関係してくるから一概には言えないけれど、代理店経験者や、ワンストップに案件を進めていたプランナーが即戦力にはなってもらえるかも。
▲近所の"WOODBERRY COFFEE"でみんなでランチ。みんなでコミュニケーションをとる機会を大切にしています!
ふーこ :スキルも大切ですが、自発的に行動するのも大事ですよね。CreativeOutは「その人らしさ」をとても大切にしてくれる社風だと感じます。メンバーにも相談しやすいからこそ、安心してのびのびと行動できます。
はいり :「どうしてそう考えたのか?」を大事にしてくれるのがありがたいですよね。私たちももっと挑戦できればと思います。
インタビューを終えて ふーこ :普段からよく話す機会はありますが、あの日は特に先輩方の仕事に込める想いをじっくり伺うことができて、すごく勉強になりました。私も、自分自身の羅針盤をしっかりと心に据えられるよう、改めてここで頑張っていきたいと思えました。
はいり :私も、あの日の先輩たちのお話をよく思い出しています。まちに対してもサービスに対しても、先輩たちの仕事にかける想いがそれぞれ個人の体験に紐づかれていることを痛感しました。
CreativeOutは『静かに闘志を燃やす人』が多い会社です。自分が本来大事にしたいことを妥協せず、むしろ熱量をつぎ込んで活かしていける環境だと思います。これから新たに入社する皆さんには、ぜひ好きなモノや大事にしているコト、個々人の「らしさ」を活かしていただきたいです。一緒に働けることを楽しみにしています!
▲オフィスの裏は氷川神社。仕事の合間に一息つける、心地いい空間です。
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