【社員インタビュー】事業会社・受託・SESの全てを経験し、自分のワクワクを叶えるために再度SESエンジニアになった私の過去・現在・未来
cooboo's Family Storyとは
コーボーの仲間一人一人のキャリアへの考え方・築き方、コーボーに入社した理由、未来への展望を過去・現在・未来の時間軸で語ってもらうコンテンツです。
こんにちは。株式会社コーボー人事の梁瀬です。
2024年3月よりジョインした、エンジニアの野口さんの紹介記事を書かせていただきました。
「いい仕事をする」ことを追求している当社の価値観に魅力を感じ、コーボーにご入社をいただいた野口さん。
なぜ数ある企業の中からコーボーを選択したのか、コーボーでどんなことを成し遂げたいのか…など、たくさんお話を伺いました。
是非ご覧ください!
過去:コールセンターSV→エンジニアへ。SES、受託、事業会社のすべてを経験し、見えてきた自分の価値観
ー 野口さんのファーストキャリアはエンジニアではなくコールセンターのSVでしたよね。まずは就職活動について教えてください。
大学時代は環境工学について学んでおり、研究室では水の環境や浄化技術についての研究をしていました。大学院に行くという道もあったのですが、それほど打ち込みたい研究もなかったんです。そこで就職しようと決めたのですが、同期は食品メーカーの研究職や商品開発などに就職をしている割合が多く、コールセンターへの就職はかなり異色だったと思います。「お客様からの感謝の言葉を頂ける仕事につきたい」という想いから、新卒の会社に入社しました。
ただ今だから言える話なんですが、実は新卒で入社した会社はコンサルティング会社という打ち出しで、入社するまでは自分はコンサルタントになると思っていました。しかしながら、配属としてはその企業が事業の1つとして行っていたコールセンターの事業への配属になりました。
配属には驚きましたが、結果としてはコールセンターの仕事も自分に合っていると感じたんです。
入社から半年間は実際に自分も受電業務を行い、その後SVになりました。SVとして現場管理を行いながら、クレームが発生した時の上席対応(上司に代わってほしいと言われた際の上司としての対応)をしていました。
ー クレーム対応ばかりの毎日・・・。想像するだけで胃が痛くなりそうです。ストレスは高くなかったのですか?
それが自分にとってはあまりストレスに感じなかったんですよね。もちろん電話口のお客様は怒りの感情を抱いていることも多かったですが、助けて欲しかったり、納得がいかないからそういう感情になっているんだと思うんです。私は常にお客様の困りごとを解決することにフォーカスをしていたので怒りの感情に触れてもそれに動じることはありませんでした。
面白いことに、上司に電話口を変わってもらったということだけで満足する方も多かったり、要求が通らなくても言い分をしっかり聞いてくれていると感じられると感情が落ち着いていくお客様も多いんですよ。
クレームとしてフィードバックを頂けない方が多い中で、お電話をかけて下さったお客様にはむしろ感謝の気持ちを持っていました。その声によって商品の改善にもつながることもありますからね。
ー そうだったんですね。コールセンターでのお仕事を約4年されて、そこからエンジニアのキャリアを歩み始めますよね。この背景はどのようなものだったのでしょうか?
コールセンターの業界で4年間働く中で、この先も長く働き続けられるイメージを持てなかったのが一番大きな要因です。コールセンター=コストと捉えられることも多く、給与水準がなかなか上がりにくい仕事なのかなと感じました。実際に私自身も4年間ほぼ給与が変わりませんでした。また、他の会社でも通用するスキルがついているのかという点でも不安を感じ、業界自体を変えようという考えに至りました。
そしてエンジニアへのキャリアに興味を持ち、独学でJavaを学び、未経験採用をしていたSES企業に入社をしたんです。その企業ではFortranを使った数値解析をメインで行っており、一部処理をPythonで自動化していました。このような経験や自学でもプログラミングに触れる中で、楽しさを感じ、没頭していきました。そこから、プログラミングの経験を更に深めていきたいと思うようになっていったんです。
ー 開発の話をする際に、本当に楽しそうにお話されますよね!素敵です。解析エンジニアからどうやってシステム開発のエンジニアになっていったのでしょうか?
1年間は独学でRuby、AWS環境でのアプリ開発を行い、簡単なWebサービスなら一から作れるような状態まで自学をしました。そして、そのポートフォリオを持って会社に「Web開発のプロジェクトに異動できないか?」と相談をしたんです。しかしながら、そのようなプロジェクトはなく、今後も難しいだろうという話があったため、転職を決意しました。
転職活動の末、2020年よりSESや受託の事業を展開している企業のエンジニアになりました。その企業ではToB向けやToC向けの開発の経験を積み、メインにしていた言語はPythonやGOでした。副業でもGOの技術力を高めていき、3年間は開発者としてのスキルを積み重ねた期間でした。
その結果、ありがたいことにその会社では「技術力は野口が一番高い」と評価を頂ける状態になりました。
しかし、自分としては嬉しさもありながら、焦りも感じていました。なぜなら、未経験の方が大半を占める会社だからこその評価であって、自分はまだまだスキルが不足しているとも感じることも多かったからです。
だからこそもっと優秀なエンジニアの方とより難易度の高い開発をしてみたいという想いや、自社サービスの開発にも興味を持ち、前職に転職をしました。前職では本当にレベルの高いエンジニアの方々に囲まれながら働くことができ、自社サービスの開発をするという経験も積むことが出来ました。
ただ、大きな挫折も味わいました。周りが優秀だからこそ、自分のスキル不足や力不足を痛感したんです。また、自分の働く上での楽しさは”1つの事業やサービスを極めていく”という価値観ではないことにも気づくことが出来ました。
このことから2024年1月から再度転職活動を始めたんです。
(「実は多くの物に興味が湧かない性格で・・・、だからこそ興味があるものに没頭しちゃうんです」)
現在:「いい仕事をする」ことへの本気度と体現が入社の決め手
ー 今回の転職活動について具体的に教えてください。
今回の転職活動で重視していたことは「色々な業種のプロジェクトに関わることが出来る」「エンジニアとして長く開発に携わることが出来る」「上流工程から参画できる」ということでした。
利用したサービスはエンジニアに特化した採用サービスを活用し、ありがたいことに多くのスカウトメールをいただきました。
ー 多くのスカウトメールが送られている中、当社への応募は自己応募でしたよね。
そうなんです。スカウトは沢山いただくのですが、事業会社のエンジニアポジションは希望とは異なり、またテンプレートのままで送られてくるスカウトメールも多くあまり魅力的に感じませんでした。スカウトからの応募は1社、2社程度だったかなと思います。逆に自分で求人票を見て、先ほどお伝えしたような希望が叶いそうな企業には自身で応募をするようにしていました。主にSESや受託開発の事業を行っている企業との面接をさせて頂きました。
ー 初めて知る事実でした!今の話を聞くと余計に野口さんが当社に入社をしてくれた背景を知りたくなりました!最終的に片手では足りない企業からオファーがあったとのことですが、コーボーの魅力はどこにあったんですか?
多くが自己応募だったからこそ、基本的には先ほど話した自身の転職軸を全て満たしている企業しか選考に進んでいない状態でした。だからこそ自分の希望度合いは、ほぼどの企業も同じくらいだったんです。でもその中でコーボーには他社にはない魅力があったと思います。
まずは選考の中でここまで深く「自分という人間に向き合ってくれている」と感じたのはコーボーだけでした。
例えば他社ですと1回面接で内定となる企業もありましたし、面接の中で経歴の深堀はもちろんあるのですがそこで止まることが多いんです。
コーボーでは全3回の面接で経歴以上に仕事をする上で大切にしていることや、自分自身の価値観について知ろうとしてくれましたよね。そのような質問から信頼感が高まりました。
また、内定時に直筆のメッセージをいただけたのもなどもコーボーだけで、自分への気持ちも強く感じることが出来ました。
これも今だから言えるお話なのですが、実はコーボーの最終面接をうける前までは他社に意思決定をしようかなと思っていたんです。
ただ、最終面接が終わった時には「コーボーに入社しようかな」という気持ちにまで変わっていました。
ー え~!!こちらも初耳でビックリしました。何が野口さんの心を動かしたんですか?
最終面接の際に代表の成田さんから「野口さんにとっていい仕事とは何ですか?」という質問がありましたよね。そこへの回答に共感してくださったことと、会社として”お客様にいい仕事で価値提供をしていくんだ”という本気度を感じたんですよね。そこの想いの強さを最終面接ではより強く感じることが出来、意思決定においては迷わずに入社を決めさせていただきました。
(ギターが趣味の野口さん。当社のバンド部にもジョインしてくれました!3月のスタジオ練習風景です)
未来:開発者としての価値貢献と、組織への価値貢献を目指して
ー 本当に嬉しいお話をありがとうございます!それでは最後に、これからコーボーでどのような未来を作っていきたいですか?
入社をしてからは、生成AI関連のプロジェクトに参画しています。主にバックエンド開発がメインで、Python・Goを活用したプロジェクトです。を活用したプロジェクトです。早々にサブリーダーとして動けるようになって欲しいと期待をかけていただいているので、高速にキャッチアップを行い期待に応えたいなと思っています。
自身の価値提供によって今のプロジェクトでも組織化が出来たら嬉しいなとも思っていますし、その中で育成にも関わり会社やプロジェクトへの貢献をしていきたいと思っています。
中長期的には技術力の向上はもちろん、マネジメントも出来るようになっていきたいです。
基本的には開発が好きなのでエンジニアとして開発には携わり続けたいですが、その中でもチームやプロジェクトの管理もしていきたいと思っています。