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人の笑顔を引き出すカメラマンからの転身。企業課題に対して、ITを用いたソリューション提案に挑む

GRiP’Sの法人営業部で活躍する谷口さんの前職は、観光写真業界のプロカメラマン。言葉を巧みに操り、最高の笑顔を引き出すプロは、GRiP’Sでも持ち前のサービス精神を存分に発揮していました。

ドコモショップの店長職を経て、2021年より法人営業部に配属になった谷口さんは、今後事業拡大を推進していく中での抜擢と言えます。

ステージを変えてもなお輝き続けるために成長を止めることのない谷口さんの新たなステージにかけるお話を伺いました。

谷口 謙二 / 情報通信コンサルティング事業部(法人営業部)

2007年株式会社GRiP’S中途入社。ドコモショップ事業部への配属後、店長を経て、2021年法人営業部に抜擢。前職、観光写真業界でプロカメラマンとして全国を巡り、多くの人の笑顔を引き出してきたホスピタリティ精神を発揮し、現在は中小企業のITソリューションを促す伴走者として携わる。

営業先獲得から現地手配、撮影、販売まで。時間との勝負が続く日々

――まずは、前職のカメラマンになった経緯を教えてください!

前職は、観光地で旅行客の写真撮影を行うサービスを手掛ける観光写真業界に勤めていました。入社の理由は、それぞれの地域でしか得られない、人との出会いや経験に憧れを抱き、シンプルに仕事として興味を持ったからです。ほかには、銀行やサービス業も視野に入れていましたが、最終的には自分がワクワクすることを選びました。カメラや写真の知識はなく、ゼロからのスタートでしたが仕事をしながらスキルを習得できるのはある意味幸せなことであると捉え、飛び込んでいきました。

――「観光写真業界」という業界があるのですね!とても興味深いです。具体的な仕事内容はどのようなことですか?

まず、旅行会社などに直接電話などでアプローチし、各社の旅行パッケージの旅先で観光写真を撮影してもいいかなどの交渉を行います。承諾が取れれば、パッケージ旅行当日に現場入り。撮影場所の下見から確保、機材の調整や準備などを整えたらいよいよお客様の撮影です。観光写真は、撮影したお客様にその場、もしくはお客様がひと通り観光を終え、バスに乗り込む前などの時間を利用して写真を販売します。そのため、撮影後の現像も現地にて自分で行います。現場は時間との勝負であり、この仕事を通してタイムマネジメント力が格段に身についたと思います。

勤続中は、撮影技術の向上が常に課題でしたが、お客様の笑顔を引き出すことには自信がありました。良い表情を引き出すテクニックは主にトークスキルが重要ですが、そういったアプローチは写真そのものの価値を高めるだけでなく、その後のお客様へのセールス時にも役立ちます。お客様に出来上がった写真を褒めてもらい、購入につながることが何よりのやりがいでした。

ーーお客様の笑顔を引き出すためのトークスキル…!とても気になります!!

例えばあるテーマパークで働いていた時の話なのですが、所属するアトラクションの名前にちなんだ掛け声をすることは、よく使う手法ですね。テーマパークの楽しい雰囲気と相まって、そういった言葉掛けは思わず笑みがこぼれてお客様の自然な笑顔を引き出すことができます。あとは年配の方の場合、撮影をレントゲン写真に模して「息を吸って〜止めてくださ〜い!」と声をかけるとその場が和みます。(笑)

このほかにも現役時代は独自のトーク手法を編み出しては同僚と共有して楽しみながら技術の向上に励んでいました。

――裏話を聞けて嬉しいです...!退職の理由は何ですか?

ここで勤めた約4年間はお客様とのふれあいもあり、撮影技術の向上に比例するように売上も上がっていき、仕事内容はとても充実していました。しかし、最終的に退職することを選んだのは、転勤頻度の高さにモチベーションを左右されたことが理由でした。入社当初は観光写真というだけあり、各地に飛び回ることができるのが魅力でしたが、4年間に経験した転勤回数は計3回。加えて、出張も絶えなかったため、歳を重ねるごとに腰を据えて働きたいという想いが強くなっていったのです。

先見の明を持って挑んだ転職活動で手にした「自分の特技」が活かせる仕事

――GRiP’Sはどのようにして知りましたか?

前職で大津にて勤務をしているときに転職活動を始めました。転職のキーワードは、成長産業であること。私は15年前にGRiP’Sに入社をしているのですが、今ほど携帯電話が普及している訳ではなく、携帯電話の需要はちょうどこれから伸びるといった時期でした。今後さらなる市場拡大が見込めたのでモバイル業界をメインに探していました。そんな中、目に留まったのがGRiP’S。企業ホームページの調査後、すぐに応募し、まもなくして面接を受けることになりました。

――入社を決めた理由を教えてください。

面接は、現会長と現社長。落ち着いた雰囲気の中、安心感を感じながら受けることができました。入社を決めたのはそんなお2人の人柄の良さが後押ししたのはもちろんですが、第一に目標の業界であったことが決め手です。当時は、カメラ付き携帯が普及した頃で前職のカメラの知識などが活かせることも大きな要因でした。

――確かに、カメラの知識は役立ちそうです。入社後はドコモショップに配属されたそうですね!

はい。入社後はドコモショップ事業部に配属になり、店舗スタッフとして来客対応をメインに行いました。店舗に来られるお客様は、基本的に何か変更したい点や相談事を解決したいために来店されます。スタッフはいつでもお客様に納得していただける案内と対応が求められます。とはいえ、携帯業界は日進月歩でアップデートされていき、自己研鑽に励まなければ置いていかれてしまうため、日々の勉強は欠かしませんでした。とくに私が意識していたのは新サービスの展開時、従来のサービスとの違いや既存サービスと併用することによって生まれるメリットなどを自分で調べることです。お客様のご要望を的確に汲み取り、持っている知識をいかに組み立てて提案するかを考えることに注力していました。自分の知識やスキルが身に付くことによって、お客様にさまざまな選択肢を提供したり、お困りごとを解決に導いたりできることがお客様の満足につながっていると感じられて嬉しかったです。

――その後、店長に昇格されましたね。店長時代のお話を教えてください!

数年、副店長を経験した後、店長に昇格し、10名ほどのスタッフが在籍している店舗を担当していました。店舗運営と人材マネジメントを行う機会というのは誰にでも訪れることはないため、非常に貴重な経験をさせてもらいました。とくに、店舗の売上管理や人員配置といった店舗マネジメント。いろいろなメンバーがいる中、それぞれのスタッフに働きかけ、チームで目標を達成していくことに、この上ないやりがいを感じていました。

――複数名のスタッフのマネジメントは貴重な経験ですね。実際に店舗ではどのようなことに取り組みましたか?

店長の日々の重要な役割は、その日の店舗のオペレーションをいかにスムーズ、かつお客様の満足度を保ちながら進めるかということです。いわゆるフロアマネジャーとして、1日の顧客管理からスタッフの配置、運営に関わるすべてのことに目を配り、全体把握をしていくことが大切なのです。

現在、ドコモショップ店舗への来店時はすべて予約制となっています。もとより、全国のドコモショップの方針として予約システムを導入することは数年前から決まっていましたが、近年の新型コロナウイルスの背景もあり必要性が増し、移行がスピーディーに行われました。

予約システムを導入することによって、あらかじめどんな課題を持ったお客様が来店されるかがわかります。店長の役目は、お客様の属性や課題、ニーズを事前に把握した上で、最適な人材を配置すること。たとえば、年配の方だとよりわかりやすく説明できることに長けた人材を配置したり、新規契約だと料金プランのほかにも、その他のサービスを取り入れた総合的な知識が豊富なベテランを配置したりといった感じです。

店長が最適な采配を行うことにより、お客様の待ち時間軽減につながり、さらにロイヤリティの高いサービスが提供できます。店舗全体の流れを作り出し、効率を最大限に引き上げながらお客様の満足度を維持することは店長の腕の見せ所です。

――その後法人営業部に異動をされたと伺いました。法人営業部に配属されたのはいつですか?

法人営業部へは2021年に配属になりました。仕事内容は、滋賀県にある中小企業の課題解決につながるソリューション営業を行うことです。近年は、5Gのスマートフォンの普及が大きな割合を占めますが、ほかにも取り扱う商材は多岐に渡り、LINEWORKSなどのツールの導入やMDM(モバイルデバイス管理)といった携帯電話を会社としてどのように管理するか、どう活用すれば企業活動が活発になり、メリットを得ることになるかなどを総合的にご提案します。また必要に応じて、商材を他所から仕入れてパッケージ化して提案を行うこともあります。顧客企業の業務効率化やコスト削減といったソリューションに直接アプローチできる仕事であり、ある種のコンサルティングに近い領域です。

ドコモショップ時代の対個人に対するご提案から、企業に向けたアプローチは規模感が異なり、また違ったやりがいがあります。この先、新たなツールが続々と開発されていくため、携帯電話を含めたソリューション業務の幅は今後ますます広がりを見せると感じており、仕事への期待感に溢れています。

――事業課題に対してソリューションを提供した具体的なエピソードはありますか?

あるリサイクル業者の担当をしたときの話です。まだまだ企業の中にはガラパゴス携帯を使用しているところも多く、今回のお客様も同様でした。社内コミュニケーションは通話でのやりとりがメインで、各地で働く社員は車の運転中や作業中であると連絡に気づかないこともあり、効率が悪いと感じておられました。また、古い端末はカメラの画質が荒いといったこともあり、作業経過などの報告の際に困ることもあったそうです。

そこでまず私たちが提案したのは、ガラケーからスマホへの移行。同時にLINE WORKSやランスコープというツールを導入し、社内間のコミュニケーションを一括管理できるようにサポートしました。その結果、社員の位置情報もリアルタイムで得られるようになることで連携がスムーズになり、業務の大幅な効率アップを叶えることができました。お客様には、提案によって社員間の意思疎通が容易になり、効果があったと大変喜んでいただけました。

今後伸びていく成長企業で、事業ソリューションに新たな風を吹き込む

――前職時代と比べて、とくに成長したと感じることはありますか?

前職では良い写真を撮り、お客様に満足いただき、購入していただくといった明確なステップがあり、技術とサービス精神を養うことができました。現在は、前職に比べるとより自分の頭で深く物事を考える力がついたと思います。洞察力や考察力のほかにも、想像力といった力が必要になり、とにかく頭をフル回転させて提案を考えています。

また、現職はお客様の会社の課題を解決できるようなソリューションの提案を行い、実際に業績の向上につながることが大切なゴールです。課題の幅も広く、複数の視点やアイデアを活用したアプローチが求められるため制限がなく、まだまだ自己成長できると感じています。

――GRiP’Sの魅力を教えてください!

人の良さに尽きますね。ただ、GRiP’Sの人の良さというのは、一人ひとりの人柄の良さだけでなく、内面から磨かれた魅力を感じます。それは人材教育に注力していることが深く関係していると感じており、コーチングなどを取り入れることによって、個人が自分自身を内観することを自然と促す企業風土が根付いているのではないかと思っています。実際、もともと話をするのが好きなタイプでしたが、GRiP’Sに入社してさらにコミュニケーション力も上がっていると感じています。若いスタッフも多く、私自身もそんな仲間とともに働くことで心を若々しく保てていると思いますし、仕事の中でチャレンジするということに対しての抵抗はないに等しいです。

――今後、GRiP’Sで働くにあたり、期待していることや目標は何ですか?

とくに、法人営業部の発展はまだまだこれから飛躍するでしょう。これまで通り既存のお客様へ寄り添ったアップセルの提案を行いながら、新規顧客の開拓にも力を注いでいきたいです。滋賀県にはまだまだ潜在層の企業があります。GRiP’Sがお客様にとってなければならない存在になり、滋賀県内の中小企業を網羅的にご支援できる企業に成長していければと思います。私自身も、まずはセールスマンとして一人前と胸を張れるようになりたいです。

――最後に、転職活動中の方へメッセージをお願いします。

GRiP’Sの法人営業部はまだまだ少数。今後、さらに人員を増やして、より強固な組織を形成していきたいと考えています。そういう意味では第二創業期のような期間に突入していると思うため、今、会社選びをしている方の中で少しでもGRiP’Sに興味を持ってもらえた人がいるなら、ぜひ一度お話を聞きに来てほしいですね。私たちは、携帯販売という確固たる地盤の領域で成果を出し続けるだけでなく、枠にとらわれず保育園事業や英語学童事業など滋賀県における地域への恩返しの意味合いを持った事業展開を行っています。若い力と発想力は必ず大きな力となるため、一緒に会社を盛り上げていきたいと思っています。

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