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自己紹介
怖がること=弱いわけではない
カウンセリングは自分の感じ方を肯定する第一歩
カウンセラー、コーチは何でも相談できるパートナー
自分の中に押し込めていた感情を話し向き合い手に入れた新しい自分
神原 奈保子(かんばら なおこ)
産業カウンセラー、HSPカウンセラー
自分は弱い、ダメだと落ち込んでいませんか?
職場で他の人の機嫌が悪いと不安になり、すごく疲れる。忙しさやピリピリした雰囲気を感じ取ると、動揺してミスを連発する。
こんにちは。Smart相談室カウンセラーの神原奈保子です。
職場を戦場のように感じ、いかに傷つかずに今日1日を切り抜けるかを考えていた私が、HSP気質を知って活かすことで、楽しく働けるようになった経緯をお伝えさせてください。「どうしてこんなに周りに振り回されるのだろう?」
やるべき目の前の業務よりも人の機嫌ばかりが気になる日々。どうにかならないかと対処法を探しているなかで「HSP」という言葉に辿りつきました。
HSPとは①深く考え処理する、②過剰に刺激を受けやすい、③感情反応が強く共感力が高い、④些細なことを察知する、という4つの特徴があり、脳の処理の深さに起因する気質のことです。
相手のことや物事をよく考えるので丁寧な仕事ぶりを評価される一方、忙しい職場の雰囲気を感じ取り、自分を急かしてしまったり、人の感情によく気づくので影響を受けやすく、特に機嫌の悪い上司や同僚がいると疲弊する、他の人が叱責されているのを見聞きして、まるで自分のことのように落ち込むなど、働くうえでの困りごとを抱えている方も多くいらっしゃいます。
同じ様なことで悩んでいる人がいるんだ!と思った時の「自分だけじゃなかったんだ」という安心感。それと共に「気質」ということは、生まれ持ったものだから、この周りの感情に振り回されやすい傾向はもう直らないのか、と落ち込みました。
でも、そんな当時の私や今同じ悩みを持っている方にお伝えしたい!
確かに「人の感情によく気がつく」という高感受性は生得的なもので変わりませんが、「人に振り回される」のは後から身につけたパターンであり、変えていくことができます。
そう、HSPの特徴である4つのうち、「過剰に刺激を受けやすい」以外はネガティブなものではなく、使い方によっていくらでも強みになるんです。自分のことをよく理解し、どんな刺激に弱いか、どうすれば回復するかを知っていくことで刺激への耐性は上がり、回復も早くなり、対処できる領域は増えていきます。
そうは言っても、実際に今、職場での困りごとが多いと、HSPをいいものだなんて思えませんよね。私も何があっても影響されない強さが欲しい、繊細さなんてやっかいなだけと思っていました。
強くなりたい、そう思っていた頃の自分は「こんなことで怖がるなんて、不安になるなんて、自分はなんて弱いのだろう。」と常に自分にダメ出しをしていました。
投影の法則という「自分が思っていることは、人も同じように思うだろう」と感じる仕組みがあります。上司の不機嫌が、ただお腹が痛いということに起因していたとしても、自分に負い目を感じていると、「きっと私が気に障る何かをしたんだろう」と自分を責めてしまいます。
そういう怯えの気持ちは言動から相手に伝わるので、相手も「え?私何かした?」と違和感を感じます。それに人間関係はパズルのような所があり、怯えていて攻撃を受けやすい人と、怒りやイライラをぶつける人がかみ合いやすい、という側面があります。
でも、怯えることが悪い!というものではありません。だって怖いものは怖いですよね。
眉間にしわの寄った鋭い目つき、イライラを含んだ声、それに接すると恐怖が湧いてくるのは当然です。そこで怖がること=弱いわけではありません。
だけど、どこかで怖がったり不安に思うことは悪いことだ、そんな自分は弱いんだ、と思い込んでしまった…。幼少期の頃、怖がったり泣いたりした時に親から「こんなことで怖がるなんて、、」や「もっと強くなりなさい!」と言われたことはありませんか?
また、言葉で言われなくても察知力の高いこどもは、親の困った表情を感じ取り「泣いたらいけないんだ。お母さんを困らせてしまった。」のように自分を責めてしまいます。
悲しさや怒りの感情は必要なものです。でも、こどもはひとりではこれらの感情を上手く対処できません。親など養育者がその感情を受けとめてくれることで、こどもは安心感を感じ落ち着くことができるようになります。
だけど、受け止められなかった感情は行き場をなくして、自分の中でグルグルさ迷い、発酵するようにどんどん膨らんでいきます。また、世界は怖いところだと思うので、余計に周囲を警戒したり、もう怖い思いをしないように些細な刺激にも過敏に反応するようになります。
自分の中に不安や恐怖、怒りを抱えながら、ひとりでよくここまで頑張ってきましたね。世界や自分自身への安心感がない中で、懸命に前を向こうとしてきた人は、間違いなく強い人です。
大人の特権は、自分で自分を再教育できること。カウンセリングという場で、今感じている気持ちを話してみることは、今まで見ないようにしていた感情を「感じていいんだ」と、その存在を認め、自分の感じ方を肯定する第一歩となります。
そしてカウンセラーに話すことで、考えを整理でき、自分ひとりでは気がつかなかった思いや、新たな自分の一面に出会うことがあります。
例えば、「いつもこういうタイプの人と関係がこじれるな」ということがあれば、それはその相手に出会う以前に大きく傷ついたことが関係している可能性があります。似ている要素を持つ人を見ると、かつて上手くいかなかった相手を重ねてしまいます。
このようなパターンは無意識の時が最もその力を発揮します。だからこそ、「いつものあのパターンだ!」と気づいた時点で巻き込まれておらず、客観性を持って状況を見ることができるようになります。
辛い気持ちをひとりで抱え込まずカウンセラーに話すことで、気持ちが軽くなったり、一緒に作戦を立てたり。カウンセラーやコーチをご自身の何でも相談できるパートナーとして、共に歩んでみませんか?きっとひとりで問題に立ち向かうよりも、心強いはず。
そして自分の中に安心感が増えると、それまではネガティブに思うことの方が多かったこの気質を強みとして、ポジティブに活かせることが増えてきます。
そう、HSPさんにはたくさんの長所や強みがあるんです!・細かなことに気がつくので、ミスを防いだり質の高い提案をできる。
・細かなことに気がつくので、ミスを防いだり質の高い提案をできる。
・些細なことも感じ取り情報が蓄積されていくので、直感がよく働く。
・深く考えることができ、より良いものに改善していく力がある。
・表現力に優れ、相手に響きやすいものをつくることができる。
・共感力が高く、人に対してあたたかく対応することができる。
多くのHSPさんと出会い、ここには挙げきれない程、素敵なところをたくさん見てきました。
私は現在、HSP気質の共感力を活かせる心理カウンセラーや、処理の深さや些細なことをキャッチする特徴を活かして、似合う色を提案するパーソナルカラーリストとして活動しています。失敗もあり試行錯誤の日々ですが、自分を構成する大切な要素であるHSP気質を活かしたものなので、楽しみながら歩んでいます。
自分を活かした仕事をできるようになったのは、自分の中に押し込めていた悲しみや不安を安心できる場で話し、向き合ったからこそ。
自分を知り、活かして、快適に仕事をしたいと思う方、ぜひSmart相談室で話してみませんか?
この人なら自分の気持ちをわかってくれそう、話しやすそう、と思うカウンセラーやコンサルタント、コーチを見つけたら、お気軽にお申込みください。
もしかして自分はHSP?と思われる方、HSP気質の仕事での活かし方に悩まれている方、この記事を読んで興味を持ってくれた方、よろしければお気軽に話しにきてくださいね。頑張っているあなたを心から応援しています。
(この記事はNOTEから転記しています)