持続的に成長できる事業と組織を作るために「自走する組織」を目指す
山本 敏史
COO/事業責任者
大手印刷会社でインターネット黎明期に経験を積み、サイバーエージェントやDeNAでWebマーケティングやメディアのグロースに深く関わる。起業で自社サービスの創出やコンサルティング業務を経験した後、スタンバイ事業へのコンサルティングをきっかけに2019年ビズリーチに入社し、事業長を務める。株式会社スタンバイの設立と同時にCOOに就任。
企業と求職者、それぞれに寄り添うサービスに魅力を感じた
スタンバイとの出会いは、現在スタンバイの代表取締役(当時スタンバイを運営していたビズリーチ代表)の南から事業の相談を受けたことがきっかけでした。「クリック課金型」を採用する求人検索エンジン「スタンバイ」は、採用に多額な初期投資が難しい企業でも利用できる求人広告のサービスです。従来の掲載自体に費用がかかる「掲載課金型」サービスや採用実績ごとにまとまった費用がかかる「成功報酬型」のサービスとは異なり、採用コストを最適化できる点や、求職者としては求人を網羅的に検索できるという利便性の面で今の時代に適した仕組みである点に魅力を感じ、コンサルタントの立場から参画をはじめました。
実際にサポートしていく中で、課題の大きさ、事業の面白さから、外部からのコンサルタントとしてではなくもっと事業全体に入り込みフルコミットする価値を感じて、当時スタンバイの事業を行っていた株式会社ビズリーチへの入社に至りました。
4つのバリューを体現し、誰もがリーダーになれる組織を作りたい
入社以降、事業長として、またその後事業会社化して株式会社スタンバイが誕生してからはCOOという立場から会社としての方向性を定め、事業を発展させるための組織運営全体をマネジメントしています。“UPDATE WORKSTYLES「はたらく」にもっと彩りを”というミッションの実現に向け、2023年10月には全社員との議論を経てバリューを策定。職種を超えて大切にしている姿勢を4つに定めました。
●成果にこだわる
プロフェッショナルとして、自分の仕事に責任と誇りを持とう。
一人ひとりのこだわりが品質となり、ユーザーに届く。
●やってみよう
野心的に考えよう。迷ったらやってみよう。
挑戦がスピードを生み、自分と組織・事業の成長につながる。
●しみ出しはみ出し
自分の意識と行動を、当事者として事業と組織全体に向ける。
職務や部門を超えて自分ごと化することで、事業と組織の成長を牽引する。
●ワンチームでやりきる
現状に満足することなく、全員が本質的な価値に向かって連動する。
一人の力では限界がある。チームでコトに向かえば大きな成功を実現できる。
これから10年、20年と続いていく事業を作る上で、目指しているのは「自走する組織」です。プロフェッショナルとして成果にこだわり、挑戦によって事業成長のスピードを高め、職務を超えて自分ごと化しながら、チームで事業に向き合う。バリューを体現することで、誰がリーダーになっても事業やサービスが自立的に成長していく、強い組織になっていくと考えています。
マネジメントレイヤーからメンバーまで、スタンバイで働く全社員が、自分の仕事が事業にどう貢献し、成果に結びついているのかを実感できるようになってほしい。そんな思いから、目標設定のあり方を変え、ビジネスサイドのメンバーもプロダクト開発に関わることでサービスに影響を与えていけるよう、全社での部門を超えた連携強化を進めています。そして、COOとして事業の目指す方向性を丁寧に発信していくことで、自分たちが今何合目を登っているのか、事業構造の全体を理解してもらいたいと考えています。
今後見据えているのは、個人のキャリア構築によりそうサービス展開
労働市場にはあらゆる職種や雇用形態で働く方々がいて、中でもローカル経済圏で働く方の多くは、仕事探しの際に仕事内容と報酬が固定された画一的な情報を元に判断せざるを得なかったり、これまでの職場でどれだけ評価をされていても、次の仕事を探す時に優遇されなかったり、と自分のキャリアや志向に目を向ける機会が少なくなりがちです。自分の経験をキャリアとして積み上げ、発揮できる価値を可視化することができれば、それを評価する企業に出会う可能性も高まる。そういった仕組みを作ることによって、一人ひとりの生産性を高めたい。そんな思いを持っています。
これまでのスタンバイは、「求人検索エンジン」として求職者の期待に応えるサービス作りに力を注いできました。検索エンジンの精度やユーザー体験など、土台となる機能開発が進んできた今、これからはより大きな課題に取り組むフェーズを迎えました。
「求人検索エンジン」としてのサービス向上に向き合った次に目指すのは、仕事のマッチングサービスとしてユーザーの期待を超えるような価値提供です。一人ひとりの可能性を見出し、彩りある仕事に出会える場所にするため、LINEヤフー株式会社が持つアセットも活用して、私たちにしかできないサービス開発を実現していくことが、これから先に描く未来像です。
人によりそい、チームのために動けるメンバーが集まっている
「はたらく」ことの価値観は多様化しています。介護や子育てを重視したい人、限られた時間を活用したい人、チャレンジしたい人、もっと稼ぎたい人。一人ひとりには人生というストーリーがあり、これからのスタンバイは、スタンバイを使う様々な人が持つそれぞれのストーリーに行き届いたサービスを作っていきたいと思います。
そこで私たちは、「誰のストーリーにも、よりそえる仕事を。」という採用コンセプトを定めました。スタンバイというサービスを通じて、一人ひとりの生活を豊かにしていきたい。その思いに共感していただける方とぜひお会いしたいと考えています。チームを大事にするカルチャーを持っているスタンバイで、仲間とともに、誰かのためになる仕事をしたい、大きな課題に取り組みたい、という方をお待ちしております。