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テクニケーションってなによ?

株式会社テクニケーションというSES企業を経営している西田です。

実務では営業と採用、総務、経理を担当しています(実質ほぼ全部、誰か手伝ってください…)

これまで会社に関する情報発信の場が皆無でしたので、会社についてのプロフィールをつらつらと綴っていきたいと思います。


①テクニケーションって?

システム開発やインフラ設計構築などを行ういわゆるIT企業なのですが、事業としてシステム開発をする会社は大きく分けて3種類あります。


・自社開発企業(メルカリみたいな自社のサービスを展開している企業)

・受託開発企業(SIerやベンダなどの元請け)

・SES企業(元請けのアウトソーシング先)


テクニケーションは3つ目の【SES企業】にカテゴライズされます。

それぞれのレイヤーごとにビジネスモデルや役割が異なるのですが、説明すると長くなりますし語りつくされたテーマでもありますので、業界についてのことは割愛させていただきますw


■会社概要

社  名:株式会社テクニケーション

設  立:2019月11月1日(もともと僕が持っていた合同会社を組織変更して設立した会社なので、登記上の会社設立年月日は2014年7月10日)

本  社:東京都台東区小島2丁目20-11 LIGビル(LIGのいいオフィスを利用してます)

資本金 :500万円(出資者は西田のみ)

メンバ数:26名 内訳は営業1名、エンジニア24名で、うち社員20名、業務委託5名、役員1名

平均年齢:37歳

スキル :開発とインフラが9名ずつ、その他PMOやSEサポートが6名


同業他社と事業内容はほとんど変わらないです。商流の違いはあれどクライアントは似たり寄ったりでしょう。

業務内容は元請けのアンダー(エンド直の場合もある)でワーカーとして案件をこなすという、至極シンプルなもの。

特に開発環境や取引先、業種には拘っておらず、社内メンバのスキルセットありきで案件を獲得しています。

同業他社が数千社(もしかしたら5桁いってるかも?)ある中、日々同じ市場のシェアを奪い合っている訳ですが、テクニケーションが生き残る戦略として下記を打ち立てています。


②戦略

1)無駄なコストや工数を徹底的に削減する

当たり前じゃね?と思われそうですが超大事。

固定費として一番大きいのが営業とバックオフィス側の人件費ですが、現在僕と小塚さん(営業)の2名だけです。

ざっくり収入がバレてしまい恥ずかしいけれど、それで合計60万/月くらい(早く稼げるようになりたいw)

その次が一般的に地代家賃ですが、シェアオフィスを利用しているので月2万しか掛かってない(LIGさんありがとう)


次に工数について。

社内メンバとのやり取りはSlackで一本化しており、勤怠はfreeeで管理してます。

基本客先で作業するわけで、最も評価しやすいのは自社の人間でなく現場リーダだと思っています。

なので現場の評価=本人の評価と捉えており、その観点だと自社向けの目標設定は無用なので、テクニケではそういった類や人事部が存在しません。

また、その他に分かりやすい指標として取引先との単価がありますので、これをベースにメンバを評価します。

会社は利益を1名あたり120万/年確保するよう設計しているので、より難易度の高いPJにアサインできるスキルを身に付ければ、正当に評価され還元されるという仕組みです。

つまり社内政治は一切ナシ。自社の営業にやる気ありますアピールする必要もないし、ただ現場で実績を出してくれればそれで充分。

実績を出すっていっても、そのPJにおける自分の役割を果たすっていう、当たり前のレベルがクリアできていれば問題ありません。

結果、社内でエンジニアを評価する工数が掛からないため、営業や採用活動に最大限コミットできるわけです。


これらが会社の生き残りにどう関係するの?というと、案件対応するのは自社のエンジニアなわけです。

つまり、エンジニアが自社に不満を持っていたり、経済的に余裕がなければ当然業務にも影響が出てくるだろうと。

逆に自社に対して不満がなく、また経済的にゆとりがあれば精神的にもゆとりが生まれ、その結果現場でパフォーマンスを発揮することができ、取引先や顧客にも満足いただけると考えています。

当たり前のことなのですが、自社が受注した案件に対し顧客に納得いただけるサービスを提供することが我々の役目であり、それができるかどうかが会社の存続に直結するため、コストと工数の削減に勤しみ、なるべく多くメンバに還元する仕組みとしている訳です。


評価制度をフェアにして、社内に対する不満をなくすことを前提に仕組みを考えたので当たり前っちゃ当たり前ですが、今のところ会社に対して不満だから辞めるっていう人はいないです。

入社前に仕組みを全部説明するので、入社後のギャップがないからだろうなーと思っています。

逆に言えば明確にイメージを持った状態で入社するので「思ってたよりええやん」っていうケースも少ないかもしれませんねw


2)機会損失を減らす

「うちはこういう会社です、ビジョンに賛同できない人は見送り」って会社は結構多いと思います。

面接の場で直接言わなくても、マッチしない人は全員見送りにしているとかね。


例えばベンチャー企業は資金調達した範囲内で自社のプロダクトを開発し、営業もしなくてはなりません。

軌道に乗らなければ徐々に先細りになっていき、いずれは資金ショート=倒産してしまう状況ならば、心の底から自社のプロダクトが好きって人を集めたがるでしょう。

そういう人は労働時間という概念がなく結果に最大限コミットしてくれるし、本人もそれが楽しいと思ってやっているので、会社も事業が成功する確率が上がる⇒win winですよね。


反対に「残業はスマートじゃない、うちは一切残業しないしさせません!」ってな会社もあります。

そういう会社に、前者のようなベンチャー企業にカルチャーマッチしそうな人が入社したらどうでしょう?

仕事をしたいのにさせてくれない…となり、辞めてしまう可能性が高いでしょうね。


いろんな考えの人がいて当然。会社はいろんな考えを持つ人達にマッチした業務をアサインできるかどうかが、機会損失を減らすキーと考えています。

生憎自社のプロダクトは持ち合わせていないので、「自社製品の」開発がやりたいっていうエンジニアのニーズには現状応えることができませんが、例えば「在宅勤務が良い」や「〇〇の技術を伸ばしたいので、経験できる案件」といった内容であれば、そのニーズに応えることは可能です。

なぜならSES企業は外注先なので、様々なクライアントの案件に参画することができるからです。


とは言いつつも、会社としては今後需要が増えるであろう領域に手を伸ばしたいというのが正直なところ。

今ならオンプレ→クラウドへの移行が盛んですし、日本で稼働している業務システムの多くはJavaで出来ているため、当面はJava案件の需要はなくならないでしょう。

なので、「今後需要が増えるであろう技術」と「現在需要のある技術」の2点を強みとすれば、会社は安定的に案件を獲得することができる=利益が出る=会社の存続に直結します。

しかし、それを強要すると「やりたいこととは違うなぁ」という人のニーズを叶えることができず機会損失が発生してしまう。

そこで、テクニケでは契約形態で調整をしています。


・正社員の場合

⇒なるべくメンバの要望を叶えつつも、最終的には会社がアサイン先をハンドリング

 また、若手メンバのフォローも担当(参画しているPJが同じ場合)

 行動指針は「会社との共栄」


・契約社員(フリーランス)の場合

⇒自由に案件を選んでOK、社保に加入するフリーランスみたいな感じ

 その代わり、有期雇用とする

 行動指針は「個の尊重」


どちらを選んでも評価方式は変わらないし、むしろSESのメリットを100%引き出すならテクニケーションにおいては契約社員の方がメリットかもしれません。

どちらとするかは入社前にしっかりと本人と相談したうえで決定します。

ちなみに契約形態は飽くまで手段と考えているため、途中で切り替えるのもOKとしています。


3)1、2を実践した結果

今年に入ってから月2,3名ペースでメンバが増えています。

2020年10月15日現在の時点で、来月も新たに3名メンバが増えることが確定しており、待機者も発生していない状況ですので順調といえるでしょう。

売上高も今年1月~12月末までの期間で9桁達成見込みです。ヤッタネ。

こんな立ち上げたばかりの零細企業に飛び込んでくれたメンバには感謝しかなく、来てくれたからには後悔させないぜ!っていうマインドでおります。


でも、仮に誰かが辞めるとなった時は一切慰留しないって決めてます。

その時はテクニケに残るメリットより、離れた方がメリットと感じた瞬間だと思うから。

そうならないようより良い会社にしていくことが僕の役割だと思うし、そうなっちゃったときは振り返りを行い、対策を考え改善していけば良いだけのこと。

そんな感じで物事をシンプルに捉えているから意思決定が早く、割とすぐに軌道に乗ったのだと思います。


③今後

当面の目標は下記の通りです。


・派遣免許取得

・Pマーク取得

・関東ITSに加入


派遣免許、Pマークの取得には新たにオフィスを借りる必要があるので、まずはそれからですね。

最短で来年の8月には全て実現できそうなので、それに向けて動いている状況です。

本当は年内に達成したかったのですが、派遣免許申請の条件の1つである純資産2500万円の用意が間に合わなかったです…


これらが達成できれば、次のフェーズとしては元請けの開拓ですね。日々泥臭く一歩ずつ前進していくのみです。


④最後に

何か気になることがあればエンジニアの方でも営業の方でもどなたでもOKです、お気軽にご連絡ください~

なるべく即レスするよう心掛けてますw

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