「私には、実現したいと思うことが2つあります。ひとつは、日本から海外、海外から日本へとボーダーなく教育資金が回り、教育格差のない世界を実現すること。もうひとつは、年齢に関係なく、何歳になっても学べる環境を作り出すことです。
子どもたちがお金の心配をすることなく学び、大人たちもそれに刺激を受け、いつでも学べる社会。ガクシーの事業によって、このビジョンを実現することができると信じていますし、それはとても意義深いことだと思っています。」
コンサルティング本部 渡辺梓(2022年入社)
“教育格差を解消したい” 奨学金事業との出会い
私は前々職で教育関係の仕事に従事しており、海外留学支援プロジェクトに関わっていました。その際にガクシーと出会い、自分がこれまで課題に感じていた教育格差に対するアプローチでもある奨学金事業に興味を持ち、入社を決めました。
日本でも教育格差が問題視されていますが、その原因のひとつには日本国内での教育資金の循環が海外に比べて少ないという現状があります。もっと学びたいと思っても、経済的な理由で諦めなければならないというのは悲しいことです。ガクシーを通して奨学金業界に関わることで、このような状況が変わっていくことに少しずつ貢献できているのかなと感じています。
お客様の課題に伴走しながら、奨学金をより多くの人へ届けたい
ガクシーのコンサルティング本部は、「ガクシーAgent」という学校や財団向けの奨学金管理システムの導入をスムーズに行えるよう、お客様をサポートしています。
営業担当が提案し、興味を持っていただいたお客様に対して、現在の奨学金や助成金に関する事務管理や運用を「ガクシーAgent」を使うことでどのように効率化していけるかを、システム導入と業務フロー改善の両面をサポートしています。
そのため、お客様の課題をヒアリングする営業的な側面も持ち合わせていなければならず、また、開発的な観点からもお客様の要望をシステムに反映させる必要があります。
お客様の願いである「業務効率を上げることで、この奨学金をより多くの人に役立てたい」という思いに共感しながら、常に一緒に伴走しています。ガクシーAgentのシステム導入・運用をスムーズに行うことで、その思いを実現できると感じています。
「ガクシーAgent」のサービスは2021年にリリースされましたが、まだ多くの学校や団体様に知られていない可能性があります。多くの機関にこのサービスを紹介し、日本全体で奨学金をより多くの人々に届けることを目指しています。
コンサルタントとして必要なスキル・やりがい
前々職では、支援企業や個人から預かった奨学金を学生に支給する側でした。その経験から、お客様の立場を理解できますが、日々業務に向き合っている学校・財団様と信頼関係を築き、きめ細かいサポートができるよう、日頃から私も知識を身につけ勉強し続けるように努めています。
もうひとつ、私が大切にしていることは、お客様の本当に困っていることを正しく理解することです。例えば、「こういう機能が欲しい」というお客様の要望を受けた場合でも、その背後にある意図や、目的を把握して考えるようにしています。お客様にとって最適な解決策を提案して業務改善ができた時には、とてもやりがいを感じますね。
メッセージ
「ガクシー」のメンバーに共通して感じるのは、内に秘めた情熱を持っていて、それでいて落ち着いた雰囲気があるところです。年齢は幅広いのですが、上下関係はあまり感じません。私たちは奨学金を通して社会を良くするという共通の想いを持っているので、私自身とても居心地が良いと感じています。
メンバーはまだ少ないため、よく話し合うことができます。お互いの意見を出し合うことで、より良い提案ができるという文化があり、コミュニケーションがとても取りやすいと感じます。
コンサルタントは、自分のカラーが出やすい職種かもしれませんが、自分のやり方にこだわらず、お客様やメンバーの話を聞いてバランスを取ることも大切だと感じます。そのため、率直に意見を聞きながらも自律的に動ける人、そして常に前向きに取り組める人に向いている仕事だと思います。
奨学金と聞くと、少し特殊な領域に感じるかもしれませんが、入社後に業務の中で自然に学んでいくことができます。社会を良くしたいという気持ちを持っている方には、ぜひ挑戦していただきたい仕事です。