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株式会社STARBASEは、東京を拠点に音楽やカルチャーで「楽しい」を創る総合エンタメ企業です。
事業内容は、企業のブランディング、アーティストの楽曲プロデュースやエージェント、デジタルディストリビューション、ライブ制作、カルチャーショップの運営など。とはいえ事業領域が広すぎて、具体的なイメージが湧かない人も多いのでは?
そこで今回は、STARBASEの主な事業を統括する3人の部長に、各事業部の仕事、求める人材について話を聞きました。
<プロフィール>
小川 真奈美(取締役CCO/STANDO 事業部長)※写真中央
大学卒業後、2003年 SEOサービスとネット広告代理店の有限会社エクシス(現株式会社フルスピード)創業メンバーとして従事。2006年 レコードレーベルに入社し、音楽配信部門担当としてデジタルサービスの本格化に携わり、ソフトバンク傘下の音楽SNS”MySpace Japan”勤務を経て、2007年6月に総合音楽プロダクションとして株式会社onepeaceの設立に参画、取締役に就任。音楽配信事業を中心に、著作権管理、アーティストマネジメント等幅広く新規事業を展開し、2018年 一般社団法人インディペンデント・レーベル協議会(ILCJ)理事に就任。2021年 音楽配信を軸とした新サービス”STANDO”をローンチ。2022年6月 株式会社onepeaceから音楽配信事業・著作権事業の事業承継業務に従事し、株式会社STARBASEの取締役兼STANDO事業部長に就任。
長谷川 直行(ブランディングプロモーション事業部 事業部長)※写真左
2009年にサニーサイドアップに入社。PR手法を軸にプロモーションの企画・制作を行い、主なクライアントとしてコカ・コーラ、Hulu、日清などを担当。Huluの日本ローンチ時には、テレビ露出に頼らない独自のPR・プロモーション戦略を設計。「Rockcorps」プロジェクトでは、4時間のボランティア活動を通じて音楽フェスのチケットを提供するイベントのボランティア設計とライブ制作を行う。2014年に株式会社onepeaceに入社し、音楽アーティストマネジメントを担当。2017年、株式会社STARBASEの創業メンバーとして参画し、企業ブランディングの新規事業立ち上げをリード。現在は、トヨタ自動車やNTTドコモなど大手企業をクライアントに戦略立案から制作進行を担当。直近では、「青いマックの日」 から生まれたチャリティフェス 『The BLUE HAPPY FESTIVAL 2024』の制作進行を手掛けたほか、観光プロモーションなどの公共事業にも従事している。
元木 零(コンテンツ事業部 事業部長)※写真右
2007年5月、エイベックス・エンタテインメント株式会社入社。営業宣伝にて、「TRF」「hitomi」「浜崎あゆみ」「倖田來未」「大塚 愛」「東方神起」「AAA」など多くのアーティストメディアプロモーション業務を担当。セブングループとのアライアンスや本田圭佑や倖田來未の香水などのビックヒットする商品開発のプロデュース業務を経た後、エイベックス・マネジメント株式会社のモデル部門の責任者として、紗栄子や後藤真希、伊藤千晃ソロ活動や大石参月、西川瑞希、江野沢愛美などの女性コンテンツのマネジメント業務に従事。2022年 株式会社STARBASEに入社し、エージェント事業部責任者として参画。RIEHATAや小浪次郎など世界的なカルチャーコンテンツのエージェント業務に従事。2024年より、KOMOREBIやMyMを手掛けているSTARBASE RECORDSのレーベル事業責任者としても兼任している。
未経験者も経験者も、適材適所で働ける
──皆さんの現在のお仕事を教えてください。
小川:取締役CCO(Chief Contents Officer)として、全社のさまざまなコンテンツビジネスを統括しています。特に、音楽ディストリビューション事業「STANDO」では事業部長も務めています。STANDOは、アーティストやレーベルに代わって、Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスに音楽を届けるのが仕事。最近は、InstagramやTikTokなどのSNSともコミュニケーションが広がっています。
長谷川:ブランディングプロモーション事業部では、クライアント企業に向き合いながらコンテンツを核にしたプロモーションプランを展開しています。トヨタ自動車のブランディングプロモーションをはじめ、幅広いクライアントワークを手がけています。
元木:コンテンツ事業部は、アーティストのエージェント事業、音楽を制作するレーベル事業、ライツビジネスの3軸でビジネスを展開しています。
──各事業部ではどんな人材を求めていますか?
小川:STANDOの場合、音楽に関するデータ入力です。そう聞くとクリエイティブからかけ離れたイメージですが、アーティストをバックアップする仕事。未経験者歓迎ですが、音楽に興味がある方だと働きやすいと思います。
それに、音楽業界の中でも配信事業は一番動きが激しいんです。例えば10年前にはTikTokはなかったけれど、今ではみんなが普通に使っていますし、TikTok発のヒットも生まれていますよね。トレンドと伴走する楽しさがありますし、インターネットや著作権関係の知識もつきます。音楽配信事業は海外にも展開しているので、自然とグローバル目線にもなりますね。
長谷川:ブランディングプロモーション事業部は、基本的に経験者のみの採用です。僕が大事にしているのは経験。僕らは一般企業や官公庁など幅広いクライアントの案件を請け負い、ひとりが複数案件を担当しています。しかも、コンテンツやイベント、Webサイトの制作、PRなどやるべきことも幅広くて。何かに特化したスキルがある人よりも、バランスよくいろいろな経験を持つ人のほうが向いていると思いますね。
元木:コンテンツ事業部では、人気者、人気の曲を創れる人を求めています。今、STARBASEでは、エージェントの対象を写真家やダンサーなどにも広げています。各事業部と連携しながらコンテンツを創れるのもこの事業部の魅力なので、そういう意欲を持つ方、アンテナの高い方に来てほしいですね。
長谷川:プランディングプロモーション事業部で全体の企画を立てて、元木の部署でエージェント契約しているアーティストの楽曲を使い、小川の部署から音楽配信サービスに流して……と、各部署で連携できるのもSTARBASEの魅力ですよね。
小川:それに、スタッフの適性や希望を重視しているので適材適所で働けます。そもそも、各事業部も「この人がいるからこの事業を立ち上げられるね」という形で増えていきました。その人の実力次第で、新しい事業を立ち上げることもできると思います。
突拍子もないアイデアも話せる、自由な職場環境
──会社全体の雰囲気はいかがですか?
小川:社長がもともと音楽業界出身なので、エンタメやコンテンツに対する意識が高いんですよね。社長みずからプロジェクトに入って指南してくれることもあるので、面白いんじゃないかと思います。
長谷川:若年層向けのプロモーションを行うことが多いので、社員はみんな情報感度が高いですよね。
小川:平均年齢は35歳くらいでしたっけ。
長谷川:まあまあ高いですけど、40歳を超えている社員も若い人と感覚が変わらなくて。他の会社の方々からは、よく「年齢不詳だね」と言われます(笑)。
元木:流行のキャッチアップだけでなく、事業そのものもスピーディですよね。大きな企業だと、企画書を作って承認を受けて、予算を確保して……とひとつの案件に対して時間がかかります。でも、STARBASEは自由度が高くてスピーディ。だからこそ、時代にマッチしたビジネスができるんだと思います。僕は大手から転職してきたので、そのスピード感に驚きました。やることも増えましたね(笑)。
長谷川:それはあるかも。僕も、前職では「これお願い」と他の人に任せていたことも、今は自分でやることも多いです。STABASEの場合、基本的に責任を持って、自分のことは自分でやります。
──事業部によって雰囲気は違いますか?
小川:それぞれのポリシーがあって、何を優先するかが違いますよね。STANDO事業はインフラなので、水道の蛇口をひねった時に水が出るように、常に安定して音楽が配信されているのが当たり前。こういう事業だからこそ、他の部署からすると落ち着いて見えるかもしれないですね。
元木:音楽事業の中でも、ライツビジネスはSTANDOに近いですね。逆に、レーベルとエージェント事業は波があります。売れているタイミングもあれば、そうでない時もある。毎日変化するので、それを楽しめる人が向いているような気がしますね。
長谷川:僕らブランディングプロモーション事業部は、チーム内で会話する機会が多いんですよね。企画を立ててものを創る過程では、活発な議論が必要ですから。企画会議も、発言しやすい空気感。他の会社では意見を言えなかった若手から、「STABASEに来て『あ、発言してもいいんだ』と気づきました」と言われました。突拍子のないアイデアでも、それが手がかりになって違うアイデアに発展していくこともあります。黙っているより発言したほうが絶対いいですね。
小川:そもそも、社長が一番突拍子もないことを言うからね。
長谷川:突拍子もないというか無理難題(笑)。でも、そんな無理難題をチームで解決したことで生まれた成功事例もたくさんありますよね。
例えば、ある企業のブランディングを手がけた時、単に若者向けに広告を発信するだけでなくアパレルを作ったんですね。ただ、企業のロゴをそのままアパレルデザインに落とし込むと、決まりきった型にはまって面白くなくて。普通、企業のロゴは色や形などレギュレーションがきっちり決まっていますが、一旦フリーハンドでデザインして、「このほうが若者にとってかっこいいと思います」と提案したんです。そのアパレルが好評だったんですよね。こんな提案、大手代理店だったら「お前ら何考えてるんだ」って絶対に社内で却下されるはず。でも、僕らは「こっちのほうがいい」と思ったらクライアントにきっちり提案します。それがクライアントファーストだと思うし、結果としてプロジェクトの成功につながると思うんですよね。
──働き方についても教えてください。エンタメ業界のベンチャー企業は、激務のイメージがありますが……。
長谷川:最近は人数が増えてきたので、緩和されてきたと思います。とはいえ、企画提案の前には深夜まで働いたり、イベントなどで土日に稼働したり、海外クライアントとのミーティングでは昼夜逆転したりすることも。でも、振替休日も取れるので、他の代理店などに比べて激務かと言えばそうではないと思います。自分の裁量で働けるので、各案件のスケジュールを調整すれば長期休暇も取れます。
元木:コンテンツ事業部も同じですね。仕事の波があるので、それぞれがタイムマネジメントしながら自由度高く働いています。ただ、エージェント事業は人が相手なので、夜中でも何かトラブルがあれば連絡は来ます。
小川:アーティストの人生を預かってるからね。STANDOの場合、他の部署に比べるとそこまで大きい波がないですね。毎週水曜日と金曜日は楽曲のリリース日ですし、年末年始や長期休暇に合わせて多少の波はありますが、普通に休めます。
中小企業だからこそ、全方位に関われて一気に成長できる
──同じ事業部の人たちの成長を感じるのは、どんな時ですか?
長谷川:初めて担当したクライアントに対して、プロモーションの一環としてイベントを企画したことがありました。クリエイティブ周りのディレクションもして、イベント全般を手掛けたところ、SNSでもバズり、クライアントからも高い評価をいただきました。その時は、チームメンバーもうれしそうでしたね。僕らの仕事は、人が喜ぶ顔を見られるので達成感も得やすいと思います。
他にも、クライアントから「あの人がいてくれてよかった。今度このプロジェクトがあるから、参加してほしいんだよね」と言われた時には、社員の成長を感じます。新規でどんどん案件を取ってくるより、同じクライアントのプロジェクトを継続したほうがスピード感も早いじゃないですか。だからこそ、クライアントの信頼を得ていると感じるとうれしいですね。
元木:コンテンツ事業部も、それに近いですね。契約しているアーティストやクリエイターから「この人に担当してほしい」と求められるような、いい関係を作れたら成功じゃないでしょうか。
小川:私は、新しい事業部が生まれるタイミングによく立ち会うんですよね。事業部ができて、徐々に安定してきて、みんなが業務における役割を理解する。そういう時に成長を感じますね。
あとは、大手エンタメ企業に比べて知名度が低い中で、それでもSTARBASEを知ってくださっている方に出会うと成長を実感します。「あの時はSTARBASEさんにお世話になりました」と言われると、少なからず貢献できているのかなと思いますね。
──最後に、転職希望者に向けてメッセージをお願いします。
元木:STARBASEは、やりたいことを早く実現できる環境です。やりたいことがある人には向いていると思いますね。
小川:「私はこれを実現したいです」という強い思いがあれば、会社としてもそこを伸ばしてくれますよね。もちろん上層部の説得も必要ですが、それが会社の成長につながるなら実現しやすいはず。中小企業ながらも着実に成長しているので、地力はつくと思います。
長谷川:大手企業に比べて、短期間でいろんな経験ができます。大手に入ってアシスタントから始めても、1、2年は案件の一部分にしかタッチできず、無駄に過ごすことになるじゃないですか。STARBASEは全方位に関われるので、力は相当つきます。うちのブランディングプロモーション事業部を経験したら、同業他社ならどこでも必ず通用すると思います。