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もの作りが好きだった読書家が1冊の本をきっかけにスタートアップを志す



営業職からエンジニアへ、一冊の本に心を動かされる

就職氷河期真っ只中、営業職で新卒入社した会社を辞め、絵を描いたりモノを作ったりすることが好きだったこともありWebデザイナーを目指して勉強を始めた中で、プログラミングと出会いました。
そこからエンジニアとしてアルバイトを始め、ソフトハウスから正式にエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。そのとき「ハッカーと画家」という本を読んで、スタートアップ(当時はスタートアップという言葉もほとんど聞かなかったです)で仕事をしたいと思うようになりました。

そこから暫くし、スタートアップとして会社を友人と設立。しかし方向性の違いから、会社を離れフリーランスとして活動を始めました。そんな矢先にリーマンショックが起こり、火の車のように働かなければならなくなりました。(このときは、本当に大変でした)

リーマンショックが落ち着き始めたころ、フリーランスから法人化しました。ちょうどその頃、MTL/Kaizen Platformの初期メンバーとお仕事をさせていただいておりました。Kaizen Platformさんには声をかけていただいていたのですが、シリコンバレーで働くということに面白さに惹かれ、AppSociallyへジョインしました。シリコンバレーで働いたことは貴重な経験になりましたが、海外生活の想像以上の難しさを感じ、帰国をしました。

また、自身の会社としてMoff/WHILL/AgICといったスタートアップの先駆けのような会社さんとご一緒させていただく機会をいただきました。海外生活の余韻もありつつ、「スタートアップ = シリコンバレー」と思っていた私は、日本にも素晴らしいスタートアップ企業や文化があり、世の中を良くしようと頑張っている人たちがいることを知り、猛烈に刺激を受けました。そういう人達を手伝いたい、一緒に働きたいと強く思っていますし、今もその思いは潰えていません。

その後、とある東証一部企業に出戻りという形で戻ってきたのですが、上場後ということもあり、雰囲気もメンバーも代わり、思うような開発ができず悶々とした日々を送っていました。その後、ご縁あってスタートアップに業務委託という形で携わり、最終的にはCTOとしてテックカンパニーを目指していました。この日々はtoCサービスということもあり、開発のスピードが非常に速く目まぐるしくも刺激的な日々を過ごしていました。この時に、やっぱりスタートアップっていいなぁという思いが沸々と湧いてきました。

新しいチャレンジの中で見つけた、自分が心から伸ばしたいと思ったプロダクト「KiteRa」

新型コロナウイルスの影響もあり、仕事がなくなりました。また、リモートワークなど働き方の変化や生活の変化、世界が大きく変わろうとしている中、私も何か新しいことにチャレンジしたいと思いました。
それで、これまで紹介・紹介でお仕事をいただいたのですが、あえて自分でやってみようと思い、創業3年目・社員数10名程度の会社で絞ってWantedlyを回遊していたところ、KiteRaに出会いました。
話を聞いているうちに、非常にPMF(プロダクトマーケティングフィット)しているプロダクトであること、前職のCTO経験の中で就業規則を作成する難しさを痛感しており創業背景に共感できていたことから、ジョインを決めました。

現在はCTOとして、「愛されるプロダクト作り」を念頭において開発を行っており、外注メインで開発をしていたVer1の内製化(Ver.2)を目指しています。個人的な思いとしては、「日本で1番コードを書く」CTOを目指し、スタートアップの最前線を走っていきたいと考えています。

スタートアップ中毒者な松村、多様な環境を経験したからこそ語るスタートアップの良さ

基本的にどの規模の企業、SI、Web などの業界が違ってもやることは変わらないと考えています。どこまでやるかという程度の問題や、裁量の具合。そして、マインドの違いがあるだけだと考えています。ただ、私個人としては、「システムを開発して終わりではなく、ユーザーに価値を届けて初めて完成」といえると考えています。

その中でも、スタートアップが秀でている点は「距離感」です。ボードメンバー問わず直接話せること、そういった透明性の高さが私は好きです。
最近のアジャイル関連本でもよく取り上げられている、「越境」というキーワードが個人的にピンときていて、壁のない組織をイメージしてもらえればと思います。
組織が大きくなれば自然とチームの分割がおき、壁ができてしまいますが、「越境」というものは、そもそもそんなものが存在しないということと定義しています。そのため、エンジニア部門としてはフラットなチーム作りを心がけ、なんでも言い合える環境、空気感を作って行きたいと考えています。

自身の一番の強みは、「想像力」

環境の中で培ったというか、就職氷河期・リーマンショック・海外生活といった多様な環境に対して、これがあったから生き延びられたのではないかと感じています。

日常生活の中で感じる人の気持ち・ユーザーの気持ち・リスペクト・思いやりや、プロダクトを作る上でのプログラムのアイデアやユーモアなど、は全て私の感受性故だと考えています。

小説・技術書・話題の著書なんでも読みますし、Y Combinatorのポール・グレアムさん自身が、ハッカーであり画家であることは似ているという考え方に共感しています。

「自分が作ったんだ」誇りを持って全員で開発をしていきたい

ビジネスサイドともに密にコミュニケーションしつつ決めていくことはとても重要だと考えており、今のフェーズは、まずは、チームの体制を作ることに動いています。そして、そのチームで世に出ても恥ずかしくない、一人一人が、「自分が作ったんだ」と自信を持って言えるようなプロダクトにしていきたいと考えています。

また、技術選定としては、安心と実績のGoに決めました。
私としても、新しいモノが好きで、アンテナを張り続けているのですが、前例が無さすぎる技術(例えばCrystal)にチャレンジすることはリスクが高すぎたためです。

また、個人的に大事にしていきたいこととしては、OSSへのコミットメント、そして、メンテナンスまでも請け負うことです。Goであれば、前例もあり、シンプルモダンな開発環境が整うと考えています。

起点であり帰着点。KiteRaを成長させるための生命線

SaaSというビジネスモデルだからこそ、エンジニアは組織の中心にいるべきであるし、いたいと考えています。組織の「ひだまり」のような、安らげる社内の全員が集まる場所が理想的ですね。

なぜなら、SaaSビジネスはプロダクトがお客様へ価値を届け、お客様からのフィードバックがプロダクトに集まってくるファンクションだからです。

だからこそ、一同が集結していく場所にしていきたいと考えていますし、他チームとの連携を加速させる存在として、エンジニア部門を率いていきたいと考えています。

最後に一言

KiteRaのエンジニア部門では、和気藹々としたモブプロを行いながら開発を進めていくカルチャーができ始め、これからも大事にしていきたいと考えています。楽しく、お互いの長所を活かし、欠点を補い合いながら開発を進めていける人は大歓迎です!

そういったカルチャーを理解していただければ、雇用形態は自由です。

まずは、一度お話をさせていただければ嬉しいですし、オフィスに遊びに来ていただきモブプロの様子などをみていただけると具体的なイメージがつきやすいと思います。

お気軽にエントリーお待ちしております!

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