SOZOWには、他の企業で働いたり個人で様々な活動をしながらSOZOWで働く、「パラレルワーク」のスタッフが多くいます。働き方も、オフィス出社だったり完全リモートだったりと様々。
今回ご紹介するのは、ひまわりのような笑顔と軽やかさが、SOZOWの子どもたちや保護者からも人気な「らんらん」。実は僕にとっての初インタビューで緊張しまくりだったのですが、めちゃくちゃ素敵な話を聞けたので、ぜひ最後までお読みください!
「やらなかった後悔」をなくしたくて。子どもの未来をつくる
ーーまず、らんらんさんがSOZOWに入られたきっかけを教えてください。
もともと教育に興味があって、大学でも教育学部を卒業しています。ただ、教育実習をした時に学校教育のあまり『自由がない感じ』が、私には向いていないと思って。一旦外の世界を見てから教育の世界に戻って来れたらいいかなと思って、IT系の会社に新卒で入ることに決めました。
そこから数年経って、たまたまコスケさん(SOZOW代表 小助川)の事業プレゼンの動画をみて、子どもたち自身がやりたいことを追求できる場を作っている姿に共感し、SOZOWに入りました。
今は北海道のプロのバレーボールチームでMD(グッズの企画やディレクション)関連業務やCX(カスタマーエクスペリエンス)関連業務に関わりつつ、SOZOWでも働くというパラレルワークをしています。
こちらは、SOZOW代表小助川がスタートアップ・ピッチコンテストで優勝した際のプレゼン。SOZOW入社のきっかけがこのプレゼン動画というスタッフも数多くいる。リアルな涙にもご注目!
ーー教育にいつか関わりたいと思っていたんですね。教育に興味を持ったのはなぜ?
子どもの頃のことで一つ後悔していることがあって、それは大好きだったバレーボールとの関わり方です。親の影響などもあり、幼少期からバスケを習っていたんですが、本当はバレーボールもやりたくて。休日には自分から親を誘ってバレーボール観戦をしたりと、すごく好きだったんです。でも色々な理由があってバレーボールを始める機会がなく、結局バスケを9年間続けていました。
また、大人になってから自分は海外に行くのが好きだと気づいてイギリスにワーホリに行ったりもしたのですが、もっと早く気づいて行動していればもっと多くの世界を見れたかもしれないなと。
やったことに関する後悔って全くないんですけど、やらなかった後悔って一生残るんじゃないかと思っています。だから、子どもの頃から選択肢を少しでも多く持っておけるように、子どもたちの未来をつくっていく仕事がしたいと思っていました。
ーー色々な経験を経て、今は幼少期から好きだったバレーボールにも、子どもにも関わるお仕事もされているんですね!とても素敵です。
子どもたちに伴走し、逆にパワーをもらう日々
ーーSOZOWではどんな業務をされていますか?
「SOZOWパーク」という子どもたちが平日の夜や土日に学ぶ習い事のサービスで、子どもたちがアクティビティ*の中でオンラインで楽しくコミュニケーションをとりながら活動できるようサポートする仕事をしています。
*アクティビティ:ライブレッスンのこと。SOZOWでは「授業」とは言いません。そして「先生」もいません!大人も子どももニックネームで呼び合うフラットな関係を大事にしています。
具体的な業務は2種類です。
SOZOWではZoomを使った独自のライブ配信システムで、臨場感あるアクティビティを東京のスタジオから全国の子どもたちに届けているんですが、そのシステム周りの設定やライブ中の子どもたちへの対応をします。
配信機器を操作するのがメインなので裏方といえば裏方なんですが、ライブ画面に立って司会進行を務める「SOZOWガイド」の相方のような立ち位置なんです。「天の声」みたいな感じで声だけでアクティビティに出演し、SOZOWガイドと一緒になって楽しい掛け合いをしながら子どもたちを盛り上げる仕事です。通称「サポーター」と呼んでいます。
SOZOWのアクティビティならではの魅力は、オンラインなのに子どもたちを惹きつけるインタラクティブなやり取り。子どもたちがただ画面を眺めて話を聞いているだけでなく、どんどん自分の頭で考えて発言したり手を動かして作品を作って発表したり。それを引き出すのが、「SOZOWガイド」と「サポーター」のコンビなんです。
実際のライブ配信の画面。普段は声だけ出演のサポーターが姿を現して挨拶をすると、
子どもたちは画面越しに手を振ったりして盛り上がる。
SOZOWガイドの「そうちゃん」(右)との軽妙なやりとりも人気。
それぞれを務めるスタッフが10人〜20人ほどいて(両方やってる人もいます!)、子どもたちや保護者が「今回のライブは誰がガイドとサポーターかな!?」と楽しみにしてくれていたり、自分の「推し」のガイドやサポーターがいるっていう子達もいますね(笑)。
今お伝えした「サポーター」の仕事は、都内のスタジオで行うのですが、もう一つの業務は完全にリモートワークです。
子どもたちと同じZoomからアクティビティに参加し、ツールの使い方が分からないとかで困っている子どもにアドバイスをしたりします。円滑にアクティビティに参加できるように子どもたちのアシストをする仕事です。ガイドやサポーターがアクティビティを進行してくれる中、さらに細かく目を行き届かせ子どもに寄り添う、縁の下の力持ちという感じですね。
アクティビティ中の画面の様子。
特に、子どもたちの発表への具体的なフィードバックを丁寧に行うことを意識しています。最初は「発表は恥ずかしいかな」と思っていた子も、回を追うごとに「ここを褒めてもらえて嬉しい、もっと工夫してみよう。もっとやり方を覚えたい、発表したい。」となるように、ちょっとした工夫やアイデアに気づいて応援する「称賛」の姿勢を大事にしています。
リモートでできるので、北海道でやったこともあるし、海外旅行中にやったりもしました(笑)。
それでも子どもたちもオンラインで受けているから、特に問題はありません。SOZOWパークは平日の昼間に学校へ行っている子の習い事という位置付けで、平日の夕方以降、または土日に開講しているので、他の仕事との両立がしやすいですね。
ーー「サポーター」業務ではパソコンやカメラを4台くらい操作されていると思いますが、これまでそういった経験はあったんですか?
全くなかったです。複雑に入り組んだパソコンやカメラがあるんですけど、全部セッティングされた上でマニュアルがあるので、全然問題なくできてる。すごいなって思います。
ーースタッフにも伝えておきます(笑)。SOZOWで働く魅力は何でしょうか?
大人も子どももめっちゃ楽しそうにしていて、私も元気になれることです!昨日も疲れていたんですけど、ライブ中にスタッフ、子どもたちと一緒に笑って過ごしたことによってパワーをもらいました。まさにパワースポットですね!
一緒に働くSOZOWのスタッフには前向きで人の良いところを見つけることが得意な人が多くて、プライベートでも仲が良いくらい居心地が良いです。
私と同じようにパラレルワークや副業で働くスタッフが数十人いたり、完全リモートで働いている人もいるので、今まで会ったことがないメンバーといきなりライブのスタッフを一緒にやることもあるのですが、すぐに馴染めちゃいますね。
あと、子どもたちの成長に本当に感動をもらえます!子ども同士で聞きたいことを聞き合ったり、「他の子がやってることを自分も知りたい!」と前のめりになってくれる子も。他の子への称賛もしっかりとしている姿に子どもたちの成長が見えて、日々すごいなって思わされます。
“複”業が、新たな自分の“好き”に進むきっかけに
ーー複数のお仕事を掛け持っているらんらんさん。どんな風に過ごされているか教えてください。
好きなカフェで仕事したり、お家で仕事したり。基本的にはリモートで仕事をしているので、自由に毎日過ごせています。
ただ、北海道のバレーボールチームの運営会社で働いているので、ホームゲームのある10月から3月は月に1、2回ほど北海道に仕事に行っています。
旅行も好きで、多拠点生活もずっとしてみたいと思っていたので、週末移住のようでとても楽しんでいます。北海道は特にグルメが楽しめるので最高です(笑)。
私は、”副”業ではなく”複”業だと考えています。あくまでもサブではなく、全て本業という考え方です。
一つのことを極めるのも良いけど、私はやったことのないことに挑戦し続けたいと思っていて。自分のいろんな“好き”を仕事にする、複業という働き方に魅力を感じているし、もっといろんな働き方が増えたらいいのに!と思っています。
もちろん、複業での時間の使い方は慣れるまで少し難しいかもしれません。休みを取るのも取らないのも自分次第ですし。でも、今後は複業というパラレルな働き方がメジャーなものになっていくのではないかと思いますし、それをいち早く体現する存在でありたいと思っています。
私の働き方を見て最初はいいなと言っていた人が、気づいたら「私も副業始めたよ」と。私の働き方を見て、「もっと自由でいいんだ」と思ってくれる人が周りに増えたことがとても嬉しいです。
ーー大変なこともあると思いますが、らんらんさんの軽やかな生き方に憧れる人が多いというのも納得です!SOZOWに”複”業として関わってみて、らんらんさん自身に変化はありますか?
好きなものにとことん取り組む子どもたちを見て、大人が自分のやりたいこと・好奇心を感じるものをやらないのはおかしい!と思うようになりました。好きなものに真剣に取り組む姿は、本当に素敵だなと気付かされて。
バレーボールや子どもと関わること以外に私が好きなもの。それが、カラフルなもの、お花でした。
お花って廃棄されることが多いんですけど、そのロスフラワー(廃棄されるお花)からキャンドルにする、クリエイターのような活動をするようになったんです。現場を知るために、お花屋さんでの仕事も少しづつですが始めています。
「ただ好きだから」という理由だったり、「やってみたいと思ったことをやる」というのも大事だよなって。好きなことにとことん挑戦する子どもたちを見て、感動するし、日々学ばせてもらっています。子どもたちの好奇心が持つ力に触れる中で、私も自分の好奇心を仕事にすることに抵抗がなくなりました。
あと、こうやって新しいことに挑戦する時間が取れるのも、やっぱりこの働き方のおかげですね。
編集後記
今回のインタビューでは、らんらんが一つ一つ言葉を探しながら伝えてくださる姿が印象的でした。子どもも大人も好奇心を大事にしてほしい。そんならんらんさんの想いが少しでも伝わっていたら嬉しいです。
SOZOWでは一緒に働く仲間を募集しております!
気軽にご参加いただける採用説明会は、子どもたちとの楽しいアクティビティのような雰囲気。
ご参加お待ちしています!!