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【ポートフォリオ集】『森と生きる。』ADXが手がける建築プロジェクト

こんにちは!株式会社ADX採用担当です。
本日は、ADXが手がけた建築プロジェクトをご紹介させていただきます。

  • Live with nature. 自然と共に生きる。 『SANU 2nd Home』
  • 都市における木造の可能性を拓く、日本初の木造ハイブリッドビル 『KITOKI』
  • 自然に寄り添い、1年という時間をかけたプロジェクト 『One year Project』
  • 木を育てながら暮らす漁師の住まい 『五浦の家』

ADXのmissionでもある『森と生きる。』を体現しているようなプロジェクトです!
ぜひ、最後までご覧ください!

Live with nature. 自然と共に生きる。

SANU 2nd Home

詳細サイト:https://qr.paps.jp/XwbOq

SANU 2nd Homeは、「自然の中で生活を営むためのもう一つの家」を提供するサブスクリプションサービス 。スマートフォンでサブスク会員登録を行えば、都心から片道2時間程度の好アクセスな立地にある拠点を自由に選んで滞在でき、「都市から自然に繰り返し通い、生活を営む」新しいライフスタイルを提供する。

「SANU CABIN(サヌ キャビン)」は、自然と美しく調和しながら、豊かな滞在体験を提供する拠点。空間のどの場所にいても光を取り込むことが出来るキャビン内は、ひとの耳のかたちなど動物の体がもつ曲線から着想を得てデザインし、曲面壁には岩手県釡石のスギの無垢材を使用。

それぞれの無垢材が持つ節や色などの個性を活かすことで、キャビン毎に異なる色合いや表情を魅せる。構造は、軽量ながら頑丈な構造を持つ蜂の巣のハニカム構造に倣い、最小限のパーツでより強度の高い構造を実現。

環境再生型プログラム「FORESTS FOR FUTURE」を、Sanu社・釡石地方森林組合との連携の下で実行し、日本の森を豊かにしていくための国産木材活用、その土地の生態系への負荷が少ない高床式基礎杭工法、自然由来の電気エネルギーの利用など環境負荷を最小限にしたキャビンを独自に開発した。

サービス運用収益の一部より東北・釡石地方の森林に植林する計画を進めることで、建設で排出するCO2を超えたCO2吸収を実現。キャビンを作れば作るほど自然環境にとってプラスになる<リジェネラティブな仕組み>を実践していく。

SANU 2nd Homeの展開地は、全て日本の国立公園・国定公園内もしくは付近にあり、自然公園の豊かな自然環境の中で過ごすことができる。今後も続々と新規拠点がオープン予定。



都市における木造の可能性を拓く、
日本初の木造ハイブリッドビル

KITOKI

KITOKIは、SRC造によるメガストラクチャーの内側に木造建築を組み合わせた10階建てのオフィス兼店舗ビル。建物全体の構造性能(主体構造)はSRCメガストラクチャーにより担保し、その中に木造2層分床建物(副構造)を入れ込むことで建物全体が軽量化され、地震力や基礎等への負担を軽減できることに加え、主体構造でない木造部は将来的な脱着(層とばし、吹き抜け)の改築が容易になるなど多様性を兼ねた合理的な構造となっている。

また、無機質なイメージの強い都心の金融街だからこそ、木材を多用した自然を感じられるデザインによって温かみのある空間を生み出した。ビルの外観を印象付ける4本の柱には、デザインデータとNC加工機を連動し製作した木製型枠にコンクリートを打設・転写させることで、縁起を担ぐ兜町の街にちなんで、カブトムシ・トンボ・テントウムシ・バッタの4種類の昆虫の羽のデザインを施しています。

従来のコンクリート柱に比べて、表面を有機的で柔らかな表情に仕上げるとともに、この木製型枠を内装材や館内アートピースに転用し、無駄のない木材活用を目指した。

加えて、エントランス部分を含む1~3階部分の梁には、秋田県産の栗の木を丸太のまま使用。通常、広葉樹の天然乾燥には数年の期間が必要とされるが、改質水と抗火石を使った日本初の木材乾燥機「woodbe(ウッドビー)」を用いて人工乾燥させることで、乾燥期間の大幅な圧縮とコスト削減を実現。


自然に寄り添い、1年という時間をかけたプロジェクト

One year Project

プロジェクト紹介動画:https://qr.paps.jp/aCM5E
詳細サイト:https://adx.jp/project_archive/one-year-project/

「One year project」は、木の伐倒から製材、加工、組立までに1年という時間をかけて「時を刻む」プロジェクトであることから名付けられた。

効率化が何より優先される現代社会だが、本来、家づくりは自然との対話の中でゆっくりと進められてきたはずだ。木の力を最大限に引き出すために伐倒は寒中期に行い、その後製材された木材は半年~3年ほどかけて乾燥させる。

樹齢80~90年、直径40cm前後の材を丸太に合わせたサイズで木割することで、木の持ち味や表情を生かす。規格や効率化に無理に合 わせない施工は、木を余すところなく使い切ることも可能にした。

引き渡しが完成ではなく、そこから次なる世代がまた木を材料として使えるよう、使った分の木を植樹し、敷地には同じ種類の木を植え、森を循環させる。自然環境の中から資源を「借りる」という発想である。

次世代のへのバトンを繋ぐために苗木から少しずつ成長する木の生き様は、時代に囚われることなく、これからも人と共に時を刻んでいくだろう。


木を育てながら暮らす漁師の住まい

五浦の家

プロジェクト紹介動画:https://qr.paps.jp/5yeD6
詳細サイト:https://qr.paps.jp/UNkX9

茨城県の北に位置する五浦。この町は昔から漁業が盛んである。景色に惚れた岡倉天心が終の住処として愛した場所で、近くには、天心が設計した六角堂や、天心記念五浦美術館がある。建主は漁師で、先祖は天心のそばで舟の付き人をしていたという。当時、天心が教えとして「漁師は山に木を植えろ」という言葉を残したと聞いた。

川の上流にある山の豊かな森林が多くの栄養分をつくる。栄養分のある水が、雨水から川に流れ、海に流れ着いて広がることで魚の生体関係がよくなる。

漁場の仕事を豊かにする原点は山であり、豊かな森林だということを代々受け継ぎ伝え続けている。「五浦の家」は、その先祖から受け継いだ山の土地を利用して住宅を計画した。

急な南傾斜のため、まずは敷地の計画が重要だった。造成してかたちを変えるのではなく、現在の形状に合わせて、極力既存の樹木を残すことをルールとした。

山の傾斜面を測り、形状をモデル化することで、傾斜地の中でいくつかの平らな面が浮かび上がり、それを線で繋いでみる。点から線を見つけ、線から面を導くことを繰り返し、住宅を建てるのに最適な環境となる位置を選び建物を計画した。

アルファベットの「V」のように広がる建物は、左右で住環境を分けて計画し、木とガラスというシンプルな素材で構成した。室内からは、まるで森の中にいるような木漏れ日が不規

則に入り込み、見え隠れする景色の先からは四季の移ろいを感じ、五感を刺激し目を楽しませてくれる。

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