1
/
5

GREE・リクルート・スタートアップCOOを経てDELIPICKSへ。PdM林が作りたいプロダクト。

「人の人生をプラスにするサービスを創出する」。DELIPICKSでPM(プロダクトマネージャー)を担当する林由香さんは、この一貫した軸を持ちながらPM・事業責任者としてのキャリア形成をされて来ました。

約5年もの間フィットネス業界の事業開発に打ち込んできた彼女が、フードテックスタートアップへの転向を決意した理由、大企業とスタートアップの違い、そして彼女のプロダクト開発に対するビジョンについて伺いました。

ひたすらフィットネス事業に打ち込んだGREE・リクルート・スタートアップ経営時代

――フィットネス領域に出会い、マーケティングから新規事業開発へキャリアチェンジした時のことを教えてください。

新卒ではNTTdocomoに入社し、販促領域でマーケティングの経験を積んでいました。仕事は大変やりがいがありましたが、「人の人生をプラスにするサービスを創出したい」という思いがあったため、よりプロダクトに近い仕事がしたいと思うようになりました。

そんな時に、「GREEがフィットネスの新規事業を立ち上げる」という求人が目に止まりました。日本のフィットネス人口はわずか3%ですが、フィットネス人口が増えることで人々の生活がより豊かになると考え、転職を決意したことが私の新規事業開発キャリアのスタートです。

――そこから5年間、フィットネス事業に打ち込んだ理由を教えてください。

GREEに入社してフィットネス事業のBizDevとPMを担当する中で、多くの「お客さまの声」に触れました。毎日のように、喜びの声がお問合せフォームに届く体験には、強いやりがいを感じました。

自分が立ち上げた事業で、人の生活を豊かにすることができる。この実体験が、フィットネス事業を絶対に成功させようという使命感につながりました。一部の熱狂的なファンの方々からの声を聞くたびに、この想いは強くなっていきました。

しかし、残念ながら経営方針としてフィットネス事業の継続が困難になってしまいました。それでも私の中での熱は冷めず、どうしてもこの事業を諦めたくないという悔しさから、リクルートのRING(新規事業開発コンテスト)という制度でフィットネス事業に再挑戦することにしました。

――リクルートで挫折を経験し、スタートアップの経営参画に至った経緯を教えてください。

リクルートに転職してからは、自らの希望でSUUMOの法人営業部に配属していただきました。私が世に広めたかったフィットネス事業のKGI(重要目標達成指標)は「施設数」ですので、自分がこの事業を成功させるためには営業力が不足していると感じたためでした。

そして、予定通りにRINGコンテストにてフィットネス事業の起案をし、厳しい予選を通過しました。やる気満々でリリースに向けた検証を行っていたのですが、ここで2度目の事業クローズを経験します。リクルートの求める規模感に対して市場が小さいという判断でした。

普通ならここで諦めると思いますが、どうしても諦めきれず、最後の挑戦という覚悟で創業時のスタートアップにCOOとしてジョインすることを決意しました。プレローンチでは目標会員数の240%を達成するなど、手応えを感じました。しかしスタートアップ経営の実態は厳しく、経営方針の不一致でやむなく解散することになりました。

フィットネスからフード領域へ。DELIPICKSでの新たな挑戦

――フィットネス領域からフード領域へ転向するには、大きな葛藤がありませんでしたか?

「スタートアップ経営がフィットネス事業の最後の挑戦」と腹を括っていたので、3度の事業クローズを経験したタイミングから、より広い視野でキャリアを考える心の準備が出来つつありました。

自分の人生の軸は「人の人生をプラスにするサービスを創出する」こと。その軸をより広く捉えて、フィットネスにとらわれずお客さまの課題解決ができる領域を探す覚悟ができました。

そんな時にDELIPICKSと出会い、フィットネス領域とフード領域には共通する要素があると感じました。私自身が子育てをする母親として毎日の食事の準備に課題を感じていたため、困っている人の課題を解決する、という意味でフィットネスと同等の熱量を持てるという直感を得ました。

――数あるスタートアップからオファーがあった中で、DELIPICKSに入社した理由はなんですか?

理由は3つあります。

1つ目は、課題の深さです。アパレルや介護など様々な領域の面接を受けていましたが、食は人生に密着しており、より深い課題解決につながる可能性を感じました。食事は人生の根幹である一方で、食事の準備を心から楽しめている人は少ないです。毎日のように仕事と家事に追われている共働きママやDINKS世帯の方々の課題を解決したいと感じました。

2つ目は、プロダクトの思想です。DELIPICKSのプロダクトを見たときに、食事を「栄養を摂取する手段」ではなくワクワクする特別なものとして提案していることに気がつきました。課題を解決するだけではなく、食事自体が楽しくなる(プラスになる)という思想が、自分のビジョンにはまりました。

3つ目は人です。CEOや取締役を含むたくさんのメンバーと面接でお会いしましたが、どの方も人柄がよく「この人たちと一緒に働きたい」と率直に感じました。私はチームを大切にしているので、人はとても重要な要素でした。

――大企業からスタートアップに転職したからこそ感じる違いはありますか?

スピード感が全く違います。大企業ならではの良さももちろんあるのですが、慎重にならなければいけないシーンが多いため、「前例がないからやらない」ということが多々ありました。しかし、スタートアップでは自身のリーダーシップ次第でトライできる環境があります。

例えば、DELIPICKSでは「定期購入ではなくお試し購入をできるようにする」というプロダクトの大胆な方針変更を推進しました。机上でシミュレーションをすると非常に難易度の高い挑戦であったため、当初は経営陣からも懐疑的な意見が上がりましたが、チームメンバーが「やってみましょうよ!」と背中を押してくれたのです。

その結果、非常に良い数字が出て、当時は懐疑的だったCEOもノリノリになって来ました(笑)。チームで背中を押し合いながら新しい挑戦ができることが、スタートアップの醍醐味だと感じます。

――DELIPICKSで働く中で最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

お客さまの声に触れられる時にとんでもないやりがいを感じます。DELIPICKSでは、フィットネス事業にのめり込んだ時と同じような感覚を持っています。

例えば、子育てママユーザーさんにインタビューをした時のお話しが印象に残っています。その方は、自分のご飯を犠牲にしながら子育てに奮闘されており、日々の食事に本当にお困りでした。しかしDELIPICKSのサービスを利用いただけるようになり、「いつも妥協していた食事が、楽しみな時間に変わった」と言ってくださり、このプロダクトを成長させる意義を感じました。

良いコメントだけではなく、解約コメントなどのネガティブな声も必ず見るようにしています。お客さまの声を聞きながら、ユーザーファーストのプロダクト開発を行うことが、私がPMとして最も大切にしていることです。

――林さんはチームを大切にしていますよね。どんなチームを作りたいですか?

当事者意識のあるチームです。一人でできることは限られているので、みんなが意見を出し合って相乗効果を生み出しながら、良いものが作れた時に達成感を感じます。

自分はPMという立場なのでたたき台を作ることが多いのですが、MTGで「それって違くない?」「こっちの方が良くない?」と意見が出た結果、当初の企画と全く違うアウトプットになり、それが当たった時は最高の気持ちになります。自分一人では想像もつかなかったようなアイデアが出て、チームで達成できる時に、大きな喜びを感じます。

――今後、DELIPICKSでどんなプロダクトを開発したいですか?

「食事をもっと自由に」というミッションにあるように、自由な食体験を生み出したいです。具体的には、食事を準備するストレスから解放され、悩みがワクワクに変換されるようなプロダクトを作りたいです。

私も子育てをする母親として日々感じていることですが、毎日食事を作る側の人たちには様々な制約があり、自由とは言えない環境です。まだまだ母親の負担が大きい世の中なので、「食事は自分で作らなくても豊かな生活ができる」ということをもっと世の中に広めていきたいです。

――最後に、今後どんな人に入社してもらいたいですか?

どんどんチャレンジして、食にまつわるストレスから解放していきたいという強い想いを持った人にぜひ入社いただきたいです。DELIPICKSはまだまだ成長初期フェーズなので、自分の力で変えていけることがたくさんあります。

もしも、日毎の仕事にやりがいを感じきれず、スキルを持て余している人がいたら、DELIPICKSで活躍できる場があると思います!一緒に食領域の課題解決をしてくれる仲間をお待ちしています。



If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
急成長中のフードスタートアップで事業グロースさせるマーケター募集!
株式会社DELIPICKS's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like 洋平 菅's Story
Let 洋平 菅's company know you're interested in their content