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自動車販売からエンジニアへ。未経験でも「技術者」そして「講師」として活躍している理由

経験者が優遇されがちなエンジニア業界ですが、全くの異業種からの転職に成功し、現在は学び得た知識を活かして、後進の人材育成にも携わっている鈴木さん。転職先のビューテック社の研修システムや就職支援、講師の立場からの思いを伺いました。未経験から手に職をつけたい方、着実にIT実務経験を積みたい方は、必読です!

鈴木魁人 / エンジニア

1997年生まれ、秋田県出身。自動車販売会社勤務を経て、株式会社Vuetech(ビューテック)へ入社し、エンジニアに。現在はグループ会社のエンジニア育成スクールで講師も勤めている。

車の販売でトップの成績を上げるも、「技術を持って働く」ことに憧れる

――もともと、群馬県にある自動車の販売会社で働かれていたそうですね。

私は秋田育ちなのですが、たまたま大学時代に群馬県出身の方と縁がありまして。いい場所だから、働いてみたいなと。そこで内定をいただいたのが群馬県内にある自動車ディーラーの会社でしたが、正直なところ、自動車業界に強い興味があったわけではありませんでした。主な仕事は、法人向けの販売担当でしたね。それでもいざ働き始めてみると、200〜400万円の高額商品を売ることには、それなりのやりがいを感じていました。営業職を通じて、相手の求めていることを汲み取る力が身についたと思いますね。働き続けているうちに、群馬県内の関連会社で、販売数1位の営業マンとして表彰されたこともありました。

――成果を上げられていたんですね。そこから転職を考えたのはどうしてですか?

会社には、同じ敷地内に自動車の整備士工場も併設されていたんです。休憩時間にオフィスの外へ出る度に、整備担当の方々と話をしたり、一緒に休憩をする機会が増えまして。手に職を持ち、毅然と働いている彼らの姿を見て、私自身も技術を身につけた働き方をしたい、と思うようになりました。

学んだ先に就職が必ずあるのが、ビューテック社の魅力

――「手に職」の職業としてエンジニア、そしてビューテック社を選んだ理由はなんでしたか?

IT&エンジニア業界にはもともと興味があり、転職活動の際にYouTubeを見て、一通りの業界事情を把握しました。色々な企業の中でも転職先をビューテックに決めたのは、未経験からでも学べる事、そして学んだ先に実務がきちんと用意されていることでした。というのも、転職を考え始めた頃の私は、エンジニアの仕事に興味があるとは言えども、どんなパソコンを買ったらいいのかも分からない、超初心者状態だったんです。有料のスクールに通うしかないなと思っていたところ、ビューテックでは給与をもらいながらプログラミングを学ばせてもらえる上に、研修修了後も幅広いキャリア形成が出来るので自分の状況にぴったりでした。実は研修修了後にしっかりとITの業務に携われる企業って少なかったりします...。そんな業界の現実問題や、自分自身のスキル、そしてその先のキャリアパスも含めて、”学んだだけで終わり”、”学びと就職が分断して二度手間状態”にはならない、ビューテックの方針には、安心と効率の良さを感じましたね。

――異業種からの転職となりましたが、IT研修中は、どんな思いでしたか?

研修期間中は、プログラミングを書く楽しさに目覚めました。最初はとても地道な部分からの学びでしたが、基礎の積み重ねを繰り返す中でも、この仕事は自分に向いているのではないかな、と感じられました。また、すでにエンジニアとして活躍されている先輩方と話す機会が多かったのも励みになりました。皆さん、様々な実績を残されており、中には今をときめくオンラインゲームのプロジェクトに携わっている方も。他社の中には研修修了後にデータ入力やエクセルの操作など、エンジニア以外の業務に携わるという企業もあるようなんです。これは、経験者が優遇される業界の構造上、仕方のない部分でもあるとは思うのですが…。ビューテックの場合は、きちんとエンジニアとして業務に就けるのが、凄いなと。逆に言えば、エンジニア職に就けないレベルでは卒業させない、というぐらい研修制度がしっかりしている、ということでもあります。”実務に活かせる研修”をしてくれているんだな、と感謝しました。また先輩方との雑談やたわいもない話から、自分がやっている作業の分からない点、困った点、改善点を分かち合えたのも良かったです。やっぱり勉強や仕事を続けていくには、1人では厳しいものがありますし、継続できませんから。その点、”横の繋がりがある”、”家庭的で温かい”雰囲気も、ビューテックの強みだと感じました。

自社プロダクトの開発を進めながら、講師として未来のエンジニアを教育


――研修後はどのようなお仕事をされていますか?

web制作では、ビューテックの受注案件のコーディングを担当しています。複数のレイヤーがあるものから、LPという訪問者が最初にアクセスするページ制作など、様々な作業があります。また、自社プロダクトとしてIT研修のカリキュラムのアプリ化も行っています。エンジニアの仕事は、まずはアプリのテスト業務を1〜3年やり、その後、開発実装、さらには上流の設計部分の仕事へとキャリアが上がっていくのが常なのですが、私の場合は最初から上流の仕事にも挑戦させてもらえました。こうして培った技術を活かし、今は講師として後進の人材育成も担当しています。大人の方から子ども達にもプログラミングを教えています。

――講師をする上で心がけていることはなんですか?

プログラミングって覚えることが多いんです。一気に情報を出してしまうと、IT初学者は混乱してしまいます。そのため、相手の理解度を計りながら技術が向上していくように1人1人に合わせて教えることを心がけてますね。私は特段講師の経験はありませんが、プログラミングの技術を通じて、人に何かを教えることにもやりがいや充実を感じるようになりました。

――教える立場になって、印象に残っている出来事はありますか?

やっぱり、私が関わった研修生が研修を終え、ITの実務にデビューしたことでしょうか。教えたことが実った気がして嬉しかったですね。また実際に教える立場になると、講師の方々がどれだけの愛情と熱意を持って、生徒の成長を願っているかが分かりました。これは自分自身、かつてプログラミングを習った講師の方々と、同じ立場でコミットしてみて、改めて実感した点です。

――講師として「こういう人はエンジニアに向いている」というものはありますか?

どんな作業でも諦めず、そして仕事として熱心に取り組める人ですね。ビューテックでは、研修でプログラミング基礎、アプリ制作の上流から下流まで一通りを学べるので、開発のプロジェクトからスタートすることが多いです。最終的には上流から下流までを幅広く対応できるエンジニアを目指して努力してもらえたらなと。そして私たち講師は、上を目指して学びたい方への指導は惜しみません!

――エンジニアとしては、どんな展望を抱いていますか?

プログラムを書くのが好きという気持ちは研修当初から変わっていません。手に職をつけて働く、という転職時の希望も達成できました。その上でより需要の高いエンジニアになるべく個人でも勉強は継続し、IT業界の変化に柔軟に対応できる人材を目指しています。さらに講師としては、現在メインで携わっている、キッズプログラミングスクールの規模を、もっと拡大させていきたいとも思っています。

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