- ホテル立ち上げ・運営
- 不動産の物件開業のPM
- UI/UX Designer
- Other occupations (16)
- Development
- Business
- Other
24歳で未経験の業界のベンチャー企業に飛び込み、2年間でホテルレジデンスを15棟・約300部屋を開業し、統括マネージャーになった話
ーUnitoでの現在の仕事を教えてください
2023年7月にオープンしたした「ホテルレジデンス大橋会館」などのホテルレジデンスの立ち上げや、すでに開業しているホテルレジデンスの改善をメインに、8月からは新たに、Unitoの直営施設(※)のブランディングプロジェクトが発足し、PMとしてプロジェクトを進行しています。
過去に立ち上げをしたホテルレジデンスには、渋谷の女性専用・カプセルタイプの「NADESHIKO HOTEL by unito」、汐留のキッチンつきの部屋などもあるワンルームタイプの「unito SHIODOME」、文部科学省が所有するホテルをリノベーションし誕生した「フォーレスト本郷」、東急との協業シリーズのひとつでありシェアリビングが特徴的な「ホテルレジデンス大橋会館」など様々なタイプの物件があります。
どのホテルレジデンスも、開業前にオペレーションの構築や、開業できるようにするための備品の発注、マーケティングのための各種OTA(※)の開通、事業計画の策定などを行い、開業後は、それぞれのホテルレジデンス専属のホテルマネージャーと一緒に各ホテルレジデンスの運営を行っています。
ブランディングチームは最近発足したチームで、設計士の方や代表の近藤さん、SNSやサービスページなどを担当するマーケティングチームと連携し、unitoの直営施設としてのユーザーとのコミュニケーションやサービスの均一化、内装など物件そのもののデザインへのブランド反映、さらには、施設の立ち上げの際の家具や家電の選定の仕組み化など、様々なことを行なっています。
2019年4月 新卒で某旅行会社に入社
2021年4月 Unitoに転職
2021年4月 unito SHIODOME オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2021年6月 Re-rent Residence 渋谷オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2021年10月 Pet hills unito KAMATA・Studio residence unito KANNAIオープン(プロジェクトマネージャーとして)
2021年12月 unito residence 高輪オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2022年3月 Re-rent Residence 渋谷を増室(プロジェクトマネージャーとして)
2022年3月 Re-rent Residence 押上オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2022年9月 ネステート池袋・神楽坂オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2022年10月 unito light SHIMBASHIオープン(プロジェクトマネージャーとして)
2023年12月 NADESHIKO HOTEL SHIBUYA by unitoオープン(プロジェクトマネージャーとして)
2023年2月 I-rent 代田橋オープン(インテリアコーディネートを担当)
2023年3月 Co-rent 代田橋オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2023年4月 フォーレスト本郷 by unitoオープン(プロジェクトマネージャーとして)
2023年5月 Well rent 名古屋丸の内オープン(内装デザインを担当)
2023年7月 ホテルレジデンス 大橋会館オープン(プロジェクトマネージャーとして)
2023年4月 直営ホテル部門統括に就任
ーホテル未経験の時から今までの出来事を教えてください。
もともと旅行や旅が好きで、また二拠点生活や多拠点生活といった暮らし方に興味がありました。当時は、二拠点生活や多拠点生活というのは、旅行の延長線上にある、まだまだ珍しい暮らし方でしたが、仕事も自分が興味があることをしたいという単純な思いで、その2つのワードをテーマに求人を探しました。そして出会ったのが「Unito」。最初に行なった業務は、「unito SHIODOME」の立ち上げです。
もともとホテルは、旅行が好きなのもあって、泊まることは良くありましたが、ホテルの業務はもちろん未経験でした。また、unitoは、泊まるだけの「ホテル」に止まらず、1ヶ月単位などで契約をして暮らす人もいる「ホテルレジデンス」という特徴的な物件タイプで、まさに右も左も分からない状況でした。
しかし、代表の近藤さんから与えられる問いに、ひたすら答えを出す作業を繰り返しながら、気がつけば、自分でどのようにすればホテルが事業として運営開始できるかのゴールを考えたり、そこから逆算して、今何をすればいいか考えたりと、自分で試行錯誤をしながら、もちろん社内の知っている人に教えてもらいつつ、なんとか「unito SHIODOME」を開業することができました。
そこから、「unito SHIODOME」の支配人として、日々のホテル運営から売上までの責任を持って働いた1年間が、今の私を作っているのかもしれません。
「未経験」だった私は過去の私になって、その1年で得た「やればなんでもできる」という自信は、その後、2年間で15棟ものホテルレジデンスの開業に繋がっています。
ーホテルレジデンスで働いているメンバーについて教えてください。
直営施設を運営するメンバーは、私が入った当時は創業メンバーのひでさんと私の2人でしたが、今は総勢35名くらいまで増えました。社員だけでなく、アルバイトやインターンなど様々な働き方のメンバーで構成しています。
その全員に共通しているのが、「自分がホテルを運営している」という当たり前のようで当たり前ではない“自分ごととして取り組む”意識で、勤務をしているということです。その姿勢が、ボトムアップの組織のかたちに繋がっていて、実際にホテルレジデンスでお客様をご案内したり、運営を行う現場メンバーが「どうすればよりよりサービスが提供できるか」「気持ちよく宿泊してもらうためにはどうしたらいいか」などを考え、実行しています。
またホテルレジデンスごとに必ずホテルマネージャーを一人配属していますが、ホテルマネージャー同士はいい意味でライバルであり、一方で、上手くいったことや失敗したことまで、ナレッジとして共有し合ったりして、unitoのホテルレジデンスとして全体の底上げをしています。
ー今回募集しているインターンは、どのような業務をする予定ですか。
社員、インターンなど勤務形態に関係なく、unitoではまずはホテルレジデンスの現場で働いていただくことから始めています。
具体的な業務内容は、フロントでのお客さんへの対応、備品管理、改善業務の実行など、インターン/社員関係なく、お願いしています。
なかには泥臭い業務もあり、また至らない点があってユーザーからの不満の声を直接聞く機会もあると思います。一人のユーザーに向き合う経験が、比較的小さな課題でも解決しなくてはならないと真摯に捉え「どうしたらもっとよくなるんだろう」と考えて、広い視野を持って改善できるようになると考えています。まずは、ホテルレジデンスの現場に入って、その後ホテルマネージャーになるという流れは、私の成功体験からも象られたものです。
自ら一人ひとりのユーザーと向き合う一方で、周りにはいつでも一緒に考えてくれる仲間がいます。ホテルレジデンス単位のチームで働くなかで、自分の得意分野を見つけて、自分の強みを活かした結果、気づいたら主体性が身についている。そんなメンバーの成長がホテルレジデンスを成長させているんだと思います。
また、人によってはP/L(利益や支出などのお金の流れ)を管理する能力も身につくと思います。コストや売り上げなどの数値管理はもちろん、3ヶ月後の状態を想像して、採用や現場の改善をしていく作業は、長期的な視点を持って計画を考える能力につながります。
ーどんな人と一緒に仕事をしたいですか。
私は元々マネージャーとして事業を推進するというようなタイプではないと思っていました。しかし、自分が立ち上げたホテルレジデンスで、新しい暮らしを楽しんでいるユーザーや旅の1ページとなる貴重なひと時を過ごされているユーザーを見て、もっと頑張りたいと思い、気づいたら今のような私になっていました。
私たちにとって、ホテルレジデンスは大切な場所です。
そのなかで起こる1つひとつのできごとを自分ごととして捉える人と一緒に仕事をしたいと思っています。
また、個人的には、自分が辿ってよかった道を今度は後輩に、という思いで、「自分の殻を破りたい人」、「考えていることを行動に移したい人」などのチャレンジャーもウェルカムです。