TVer Tech Blog
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TVerは日々、サービスの拡充・改善を続け、ユーザー数も拡大を続けています。2025年1月には、月間ユニークブラウザ数が4,120万を突破し、過去最高となりました。サービス・組織拡大の裏には、それらを支えるバックオフィスの存在が欠かせません。
TVerの経理チームは、安定した組織運営に必要なルーティーン業務だけでなく、TVerのさらなる成長をサポートするために、業務改善や既存フローの見直しを常におこなっています。具体的な取り組み内容、そのおもしろさ、チームの雰囲気について、部長を含む3名のメンバーに聞きました。
■プロフィール
経営企画本部 経理・法務部 部長:陽田 拓也(写真:中央)
監査法人で会計監査を経験後、2021年にTVer入社。経理部門立ち上げに携わる。現在は、経理・法務部部長としてのチーム運営に加え、体制整備やルール策定、運用面強化などに取り組む。
経営企画本部 経理・法務部:八田 俊弘(写真:左)
ハウスメーカーに新卒入社し、支店の経理業務を担当。2023年7月にTVerへ入社。現在は、月次決算の作成、経営陣への決算内容報告を担当。
経営企画本部 経理・法務部:北田 慧(写真:右)
鉄鋼メーカーに新卒入社し、工場の経理業務を担当。2023年7月にTVerへ入社。現在は、主に既存経理業務の見直し・効率化を担当。また、固定資産管理や決算業務のサポートに携わる。
──TVerへの入社理由を教えてください。
陽田:経理部門立ち上げにチャレンジできる環境があったからです。
TVer入社前は、監査法人にて会計監査業務をしていました。高い倫理観と使命感、そして専門知識を持つ仲間とやりがいをもって仕事をしていましたが、会計監査で多くの企業に関わることを通じ、いつしか、財務諸表の正確性を担保するという使命を、会計監査を通じてではなく直接的に果たしてみたいと思うようになりました。”直接的に”とは、正確な財務諸表を作成することができる経理部門を構築してみたいということです。そのような思いを抱える中、ご縁があってTVerに出会いました。組織規模拡大のタイミングで、ちょうど経理部門立ち上げを考えており、ジョインすることに決めたのです。
北田:私は今まで以上の幅広い経験が積めると感じ、TVerへの入社を決めました。
前職は組織の規模の大きな鉄鋼メーカーの中で、私は一つの工場の経理に携わっていました。工場経理の人数が少なかったこともあり、責任のある仕事を任されやりがいもありましたが、工場経理の立場からは会社全体を俯瞰する目線をもつことが難しいと感じていました。
転職活動を進める中で、TVerが経理チームの初期メンバーを募集していると知りました。面談を通じて、会社がまだまだ発展段階にあり、手を挙げればチャレンジできる風土があること、そして会社全体を俯瞰した立場から数字の流れを見れることを知り、ここでなら、経理としてこれまでできなかった幅広い経験が積めるかもしれないと感じましたね。
八田:私の入社理由は大きく2つです。1つは、TVerが幅広いコンテンツに携わるエンタメ企業だったからです。私は昔からエンタメが好きで、新卒のときからエンタメ業界の企業に興味をもっていました。
もう一つはTVerなら、特定業務だけでなく、その前後まで含む一連の経理業務に携われると思ったからです。
また面談を通じて、TVerの経理チームは少数精鋭であり、各メンバーに任されている範囲が広いことを知りました。ここでなら、幅広い経理業務に携わりながら裁量をもって働けると思い、入社を決めました。
──経理業務の全体像について教えてください
陽田:基本的には、一般的な経理業務と同じです。月次決算、四半期決算、年次決算など、さまざまなステークホルダーに向けて必要な書類の作成をおこなっています。経費支処・支払処理、請求書処理、入金管理など、日々発生する細かい業務も私たちの仕事です。
加えて、TVer経理としての特徴的な部分は、ルーティンだけでなく、既存フローの改善や新しい取り組みを常におこなっているところです。
八田:例えば、私が担当する経営陣への月次決算報告では、報告の仕方を改良できないか都度検討しています。資料のレイアウト改善はもちろん、何を強調して伝え、逆に何は伝えなくてもいいのか、会社目線で考えた報告を心がけています。私の報告の仕方次第で経営陣の受け取り方が変わる可能性もあり、責任を感じますがその分、やりがいも大きいです。
北田:私は、いかに手作業を減らし、処理を定型化・自動化できるかという観点で業務フローの改善に取り組んでいます。分かりやすい例として、取引先別に未払金仕訳を計上する業務を手作業から自動処理へ改良するといったイメージです。現在は、同じように今まで手作業の領域であったさまざまな作業を自動化できるよう取り組んでいるところです。
陽田:TVerでは約1,000件の売上請求書処理が毎月ありますが、例えばこの業務処理をさらに定型化・自動化できれば、業務全体の大きな効率化につながります。正確性と効率性を両立できる改善点は多くあると考えており、それが立ち上げ期の経理部門業務の楽しさの一つでもあると思います。
──他に、日々の業務でやりがいを感じるポイントがあれば教えてください。
八田:会社のことを幅広く知ることができる点です。
一部業務だけでなく決算業務全体に携わることで、一つひとつの業務がつながって会社全体の動きとして見ることができます。また会計データだけを見るのではなく各部署へヒアリングすることで、数字だけでは分からなかった現場のリアルな状況を把握することができます。会社全体の動きから現場の状況に至るまで、会社のことを幅広く知ることができるのがおもしろく、やりがいにつながっています。
──経理チームは普段、どのような雰囲気なのでしょうか?
北田:自分たちの雰囲気を言うのは難しいですね……。他部署のメンバーからはよく、「仲良しだね」と言われます。全員が素直で、それゆえ、柔らかく和やかな雰囲気が生まれているのではないでしょうか。
八田:同感です。和やかな雰囲気だからこそ、誰に対しても話しやすく、相談もしやすいと感じます。
──どのような方が、経理チームにマッチしそうでしょうか?
北田:やはり、素直な方がマッチするのではないでしょうか。また、物事に対して、「もっと良くできないか」という視点をもっている人にも向いている環境だと思います。自分のやりたいことにチャレンジできるので、効率化や業務改善に挑戦したい人は、やりがいをもって働けるのではないでしょうか。
──経理チームとして求める人物像はありますか?
陽田:即戦力が欲しい、とは考えていません。経理チームは、会社の数字を扱う部署であり、正確な業務を行うことは言わずもがな、常に安定的な運営がされている必要があります。そのためには、経理チームの地盤がしっかりしていることが求められると思います。専門知識に長けた個人よりTVer経理というチームで一致団結できるかた、長くTVerで働く意思があるかたが良いと思います。
最初から知識や経験豊富である人である必要はないと思っていますし、業務に慣れられるよう・知識を得られるよう、チームメンバーでサポートしますのでメンバーと同じ方向を向いて頑張れる人と一緒に働きたいです。また、周りのメンバーにリスペクトをもてる人であれば、チームに馴染むのも早く、本人の成長も早いのかなと思います。
個人的には、何かを成し遂げた人の話を聞くのが好きなので、これぞというストーリーのある方にはぜひ来ていただきたいですね。一人で成し遂げた話でなく、上司や仲間と一緒に取り組んだ業務の話もいいです。これまでの自分の仕事を客観的に振り返り、誰かに伝えられる人は魅力的だと思います。
──最後に、みなさんの今後の展望について教えてください。
北田:経理のプロフェッショナルとして、各部署から上がってくる課題にも応えられる、全社から頼られる存在になりたいです。今は、他部署からの重要な相談事項には、陽田さんがメインで対応していますが、その役割を私も担えるようになりたいと考えています。今よりさらに会計的な知識やノウハウを身につけ、相手の状況に寄り添いながら、課題解決できるようになりたいです。
八田:私も、根本的な目標は北田さんと同じです。経理のプロフェッショナルとしての知識と経験を積み、正確性だけでなく柔軟性を持った対応ができるようになりたいです。
陽田:私のこれまでのミッションは、TVerに経理部を立ち上げることでした。最近は部署としてかたちになってきた分、これからは経理チームメンバーがどのようなキャリア・経験をを積んでいけるか設計していくことが、次のミッションだと考えています。
ずっと同じ業務を繰り返しているという気持ちにならない、経験を積んだ分自身の成長を実感でき次のステップに進んでいることを体感できるような、そんな経験を提供できる部署を築いていきたいなと思っています。
TVer Tech Blogもぜひご覧ください。
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