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オンライン完結で媒介契約を結べる不動産会社—投資用不動産売却プロダクトが創る未来—

《プロフィール》
Chief Product Officer野浪義也京都外国語大学卒。中国でキャリアをスタートし、現地のインターネット企業で企画業務に従事。その後、日本へ帰国し、地元北海道にて多言語翻訳や3DCG制作会社での企画・納品業務を担当し、クリエイティブな制作プロセスを幅広く経験。東京へ拠点を移した後は、UIデザインやWebディレクションに携わり、要件定義・プロジェクト管理・クライアントとの関係構築を担当。受託開発における「作って終わり」の仕事に課題を感じ、長期的にプロダクトを成長させ、ユーザーに継続的な価値を提供できる環境を求めてGAテクノロジーズへ入社。2021年11月よりパートナーズで、新たな領域でのプロダクト開発・事業成長に携わる。

趣味は美術鑑賞と自転車フィットネス。TOEICで905点と英語が堪能だが中国語は更に得意で、中国人の同僚から「私より中国語の発音が上手い」と言われるほど。


ーーChief Product Officerとしてパートナーズではどのような役割を担っているのでしょうか。

プロダクト全体の戦略立案から開発、運用までを統括し、投資用不動産の売却事業を支えるシステムの機能拡充と最適化を推進しています。

具体的には、プロダクトビジョンやロードマップの策定を行い、事業目標と開発計画の整合性を取りながら、ユーザーにとって最適な体験を提供できるよう設計・改善を進めています。また、開発チーム・ビジネスチームとの連携を強化し、現場のリアルな課題を捉えながら、スピーディーにプロダクトの改善と拡充を進めています。

プロダクトを育てていきながら、プロダクトの価値を最大化し、パートナーズの事業成長に貢献していくことが、私の役割です。


RENOSYの「不動産売却」の革新性

※当社は、GAテクノロジーズのグループ会社として、同社が運営する不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」の売却部門を担っています。

ーー今野浪さんたちが主軸となって開発している投資用不動産の売却プロダクトでは、「オンライン完結で媒介契約を結べる」の仕組みが完成しました。市場にはどのようなインパクトがあるのでしょうか?

従来投資用不動産の売却は、不動産会社との対面相談や、仲介業者を通じた契約が一般的でした。しかし、私たちが開発した「オンライン完結で媒介契約を結べる」の仕組みは、このプロセスを大きく変革するものです。

最大の変化は、「情報の透明性」と「投資用不動産オーナー主体の売却プロセスの実現」です。これまでオーナー様は、自分の物件の適正価格や市場の動向を知る手段が限られており、仲介業者に頼らなければ売却の第一歩を踏み出せませんでした。その結果、情報の非対称性が生まれ、納得のいく売却が難しくなるケースも少なくありませんでした。

私たちのプロダクトでは、オーナー様が自ら市場価格を把握し、オンライン上で売却手続きを進められる仕組みを構築しました。これにより、オーナー様がこれまでよりも主体的に売却を進めることが可能になり、「不動産会社に相談しなければ何も分からない」という従来の常識を変革しました。

2024年7月RENOSYが行った「売却顧客浸透度調査」では、売却経験のあるオーナーの約8割が「心残りがある」と回答しました。また、高値で不動産を売却できたオーナーでさえ、「もっと高く売れたのではないか」と後悔するケースが多いことが分かりました。その一因には、オーナー自身が売却価格やタイミングを主体的に決めたという実感を持てていないことが挙げられます。

こうした課題を解決するため、私たちはオーナー様が自ら売り出し価格や売却のタイミングを決められる環境を整え、オンラインで不動産の売り出しができるプロダクトを開発しました。これにより、「誰でも、自分で、納得のいく価格で売却できる市場」の実現を目指しています。


ーーこのような仕組みが普及すると、不動産業界にはどのような変化が生じると考えていますか?

不動産売却の主導権をオーナー様自身が持てるようになったことが、最大の変化だと考えています。これまでの不動産売却は、投資経験が豊富でなければスムーズに進めることが難しく、専門知識が求められる領域でした。しかし、この仕組みを導入することで、投資初心者の方でも、オンライン上で案内に沿って売却に必要な手続きを進めながら、自分のペースで売却を進めることが可能になります。

このような変革は、リリースしてすぐには世の中に対してのインパクトがわかりづらいかもしれません。例えば、一昔前は不要なものを売る手段として家の前でのガレージセールやリサイクルショップへの持ち込みが一般的でしたが、現在ではメルカリのようなデジタルプラットフォームを通じて手軽に売買できるようになりました。また、ユニクロのセルフレジが導入された際、「普及するのかな?」と私自身も疑問視していましたが、実際にはシンプルな操作性と利便性から広く普及しました。

不動産のオンライン売却も、今はまだ馴染みが薄いかもしれませんが、数年後には多くの人が当たり前に利用する選択肢になっていると信じて、日々プロダクトを磨き上げています。

特に、不動産のように人生の中でも最大級に大きな買い物を、オンラインで完結できるようになれば、その影響は不動産業界にとどまらず、日本全体にそのインパクトををもたらすかもしれません。

私たちは不動産売買のオンライン化を推進することで、従来の常識を覆し、業界の新しいスタンダードを生み出していきたいと考えています。


パートナーズの独自性

ーーパートナーズ独自の強みを教えてください。

パートナーズの最大の強みは、リアルな不動産業の知見とテクノロジーの融合です。単に「ネット完結のサービス」を作るだけであれば、IT企業が開発することも可能ですが、それだけでは不動産売却の本質的な課題を解決することは難しいと考えています。

前述のオンライン完結の話と矛盾しているように聞こえるかも知れませんが、不動産の取引には、長年の業界知識やリアルな営業経験が不可欠です。パートナーズは、アナログな環境の中でも「人間力」を武器にお客様から選ばれ続け、トップクラスの営業力で売上を伸ばし続けてきました。そんな現場のセールスチームと開発チームが密接に連携し、オーナー様が本当に求める体験を形にするプロダクト開発を行っています。例えば、セールスが日々の顧客対応で得たフィードバックをリアルタイムで開発チームと共有し、すぐにサービス改善へとつなげる仕組みが整っています。これは、実業として不動産を行わない純粋なIT企業では実現しにくい体制です。

また、データ活用による継続的な改善も私たちの強みです。不動産売却のプロセスにおいて、オーナーがどのステップで不安を感じたり、離脱したりするのかを詳細にデータ分析し、その結果をもとにUI/UXの最適化を繰り返しています。さらに、行動経済学の専門家やデータチームと協力し、オーナーがより納得感を持って売却を進められるような設計を追求しています。

パートナーズは、単なるIT企業ではなく、リアルな不動産ビジネスのノウハウを持つ企業だからこそ、オンライン完結でもオーナー様が安心して売却できるプロダクトを提供できるのです。不動産売却をもっとスムーズで透明性の高いものにするため、テクノロジーとリアルを融合させながら、業界の常識をアップデートし続けています。

ーーGAテクノロジーズグループにおけるパートナーズの役割と重要性について教えてください。

パートナーズは、グループ全体が商品ラインナップを拡充し、不動産売却事業を深化させる中で、仕入れの中核を担いながら、GAテクノロジーズグループにおける「イノベーションの最前線」としても重要な役割を果たしていると感じています。

グループ内の他の事業にも応用可能なシステムやデータ活用をいち早く試し、トライ&エラーを重ねながら実証を進める場となっています。急な変化にも柔軟に対応できるチームワークを強みとし、全員が一丸となって挑戦しながら、成功の型を見つけ出すことができます。これは、「やらずに後悔するくらいなら、挑戦し、そこから学ぶ」というパートナーズ独自のカルチャーがあるからこそ実現できるものです。この「スピード感ある実証と知見の共有」こそが、GAテクノロジーズグループ全体の競争力を高める大きな要因となっています。

今後も、パートナーズは新しい試みを率先して実践し、その成果や学びをグループ全体へと展開するイノベーションチームとしての役割を担い続けていくと思います。単なる一つの事業、企業にとどまるのではなく、GAテクノロジーズグループの成長を加速させる「次なるイノベーションの起点」として、価値を提供し続けていきます。


今ある常識をぶち壊し、10年後の当たり前を自分たちで創る

ーーパートナーズで働くことの魅力を教えてください。

パートナーズで働く魅力は、「未来の当たり前を自らの手で創り出せる環境」があることです。今、世の中で当たり前とされているものは、かつて誰かが「できるわけがない」と言われながらも挑戦し、実現した結果生まれたものばかりです。私たちは、不動産業界においてもそうした「新たな常識を生み出す」ことを目指し、日々挑戦を続けています。

すでに確立されたブランド力を持つ企業で働くことも素晴らしい経験ですが、そこでは既存の仕組みの中での挑戦が求められます。一方で、パートナーズでは未開拓の領域に飛び込み、今の常識を覆し、新たなスタンダードを生み出すことができる環境があります。一昔前は真新しく、人によっては利用することに抵抗があったネット銀行やキャッシュレス決済のような技術が、今では生活の一部になってきたように、不動産売却のプロセスも「難しい」「怪しい」と思われていたものを、誰もが気軽に活用できる仕組みに変えていくことを目指しています。

変化を恐れず、新しい価値を生み出す姿勢もパートナーズの大きな魅力です。伝統的な不動産ビジネスの強みを活かしながらも、AIやデータ活用といったテクノロジーを積極的に取り入れ、次世代の不動産取引の形を模索しています。こうした柔軟な発想と挑戦への寛容さが、業界の常識を覆し、新たなプロダクトやサービスを生み出す原動力になっています。

今ある常識を打ち破り、10年後のスタンダードを自分たちの手で創る。 パートナーズは、単に不動産を売る会社ではなく、「不動産投資のあり方そのものを変える」ことに挑戦する会社です。今すぐには伝わりにくいかもしれませんが、数年後には「不動産売却はオンラインで完結するのが当たり前」という時代を、私たちがつくり上げていきます。


ーー最後に、学生の皆さんにメッセージをお願いします。

時代を変える人は、まず自分から変わることを恐れない。これまでにないものを生み出すためには、自分自身も変化し続けることが求められます。新しい環境に飛び込み、未知の挑戦を楽しめる人にとって、パートナーズは最高のフィールドです。

今持っている知識をただ活かすだけではなく、自分自身もプロダクトとともに進化し、成長していく。 想像もしなかった自分に出会える環境で働きたいなら、パートナーズは最適な場所です。

パートナーズでの仕事は、単なる「不動産業務」ではなく、未来の常識を創る挑戦です。 GoogleやAmazonも、創業当初は「そんなもの成功するはずがない」と言われながらも、少数の挑戦者たちが未来を信じて動いたからこそ、今の成功があります。パートナーズもまた、まさに成長の過程にあり、自ら新しい道を切り開いていけるフロンティアな環境です。

ここで働くことで、ただの歯車ではなく、業界の未来を創る一員になれる。 これこそが、パートナーズで働く最大の魅力です。

「自分の可能性を広げたい」「未開拓の領域で挑戦したい」 そう思うなら、パートナーズはまさにあなたが求める環境です。

次の時代をともに創る仲間を、私たちは待っています。



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