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【代表インタビュー】Xmaker創業の原点と、日本のものづくりと共に急成長を目指す

作家志望から大学での研究、広告代理店での新規事業立ち上げ、客員研究員として特許取得など、異色の経歴を持つ、株式会社Xmaker(クロスメーカー)代表の小沢。

一体なぜ、ブランド開発事業とマーケティング支援事業を立ち上げたのでしょうか?そこには、日本のものづくりへの熱い想いと、未来への明確なビジョンがありました。

大手代理店出身者や新規事業立ち上げ経験者など、実力者が集うXmaker。今回は代表の小沢に、その軌跡とこれからの展望について伺いました。


小沢 勲男 / 代表取締役

大学院にて行動経済学・数理モデルの研究に従事し、2021年10月 当該研究の基礎特許を出願。新卒で広告代理店に入社し一貫して新規事業の立ち上げを経験し、デジタルにおける新規獲得からCRMまで幅広い支援を行う。 現在は工学院大学情報学部客員研究員としても活動し、2023年1月に株式会社Xmakerを創業。起業家兼研究者として活躍の幅を広げる。

価値観を形作る、創業に繋がる原体験とは

── 幼少期から大学時代にかけて、今の事業につながる原体験があれば教えてください。

二つあります。一つ目は、作家を目指していた高校時代に、ゲームの制作に挑戦したことです。20人以上の規模のチームでプロジェクトマネジメントを経験しました。

当時は苦労の連続で自分の至らなさを常に痛感していました。最終的にゲームの完成もできませんでした。しかしこの経験をしたからこそ、改めて自分で何かをゼロから作り上げたい。そう心から思えました。今思えばいつか起業に挑戦しようと思ったのは、この失敗があったからです。

もう一つ今の価値観につながった出来事は、成人式をきっかけに「一生もの」のコートを買おうとしたことです。当時は全く服に興味はありませんでしたが、「一生もの」という言葉に憧れがありました。まずはコートを調べ始めて、品質やものの価値について徹底的に調べました。そこで初めて、当たり前に認識していた日本製の品質の高さを改めて実感することができました。

海外製のブランドと比較すると安価で品質が高い。関税がもちろんあるので単純に価格で比較できませんが、大切な人にプレゼントを渡す時、周りの人は海外ブランドを選ぶことに初めてこのとき違和感を持ちました。今思えばこの頃から日本のものづくりへの関心が深くなりました。

また、大学では情報学を専攻し、行動経済学の研究を自身で立ち上げ人の価値観を数値化することに取り組んでいました。消費者は「もの」や「コンテンツ」のどこに価値を感じ、どう評価するのか。興味を持っていたことが今の事業にも通じています。

── 就職活動では三越伊勢丹が第一志望だったそうですが、なぜでしょうか。そして、どのような経緯で現在のキャリアに至ったのでしょうか?

三越伊勢丹が第一志望だったのは、当時掲げていた企業メッセージ「this is japan.」に強く共感したからです。今もそうですが百貨店といえば、ハイブランドがどこのお店に行っても並んでいます。しかし当時の三越伊勢丹は、地域の職人さんの技術とコラボレーションして、新しいPBを立ち上げるなど日本初のラグジュアリーブランドの開発を行っていました。メッセージだけでなく、しっかり行動もしてものづくりもしている。そこにある種の憧れと興味があり志望していました。

学部時代ではインターンで評価いただき、三越伊勢丹の最終面接が就活で受けた最初の面接でした。ほとんど他を受けていなかったので、緊張もありしっかり想いを伝えられず、残念ながら不採用になりました。緊張していても、出る力量が実力でもあるので、自分の実力が足りなかったんだなと痛感しました。

しかしその後、研究で思わぬ成果が出て、世界の類似研究と比べても精度の高い数理モデルが完成したこともあり大学院に進学を決意しました。大学院修了後に、研究室の同期の紹介もあり、広告代理店に入社しました。

── 広告代理店ではどのような経験をしましたか?

入社した広告代理店は、起業家輩出を謳っており早期からたくさんの挑戦をさせていただきました。私は2年4カ月しか在籍していませんが、5つ以上の新規事業立ち上げに携わりました。もちろんクローズしてしまったものも多く、中には1ヶ月で終了したものなどもあります。しかし0→1の経験をしたことにより、営業からマーケティング、PRなど幅広い経験をさせていただきました。

── フリーランスを経て、そして客員研究員に。その背景を教えてください。

広告代理店を退職後、フリーランスとして活動を始めました。この期間に、後輩が研究を引き継いでくれたこともあり、自身が立ち上げた研究で特許を取得することができたんです。この特許も行動経済学効果から人が価値推定をする際にどう感じるかを数値化するものです。

その後、特許も取得し産学連携により特許技術を社会実装するために大学の客員研究員となりました。自身の特許を様々な領域で活用する産学連携はもちろん、友人のアーティストの絵画をAIやシミュレーションを活用して本物のように動かすプロジェクトなど、多様な産学連携のきっかけを創出しています。

また、業務委託としては、大手企業からスタートアップまで幅広くマーケティングのご支援をさせていただき多くのクライアント様は現在法人化してもご支援させていただいています。

創業から1年半、「日本のものづくり」の解像度を上げる

── Xmakerの創業理由について教えてください。

日本のブランドやものづくりに対して、品質が高いのにも拘らず価格が上がらない状況を前々から変えられないかと考えていました。これは多くの人が価値を見誤っていたり、売り手の値付けの問題もあると認識しています。しかし正しい価値を考えればもっと高く販売でき、もっと多くの方に手にとってもらえると、広告代理店でダイレクトマーケティングを身につけて改めて思いました。一方で、社会人になってフリーランスとして順調にキャリアを築いていく中で、自分があえて起業しなくてもいいのかもしれないとも思い始めていました。

そんなときに母が亡くなったことをきっかけに、自分の人生についてあらためて考えるようになりました。人生は意外と短いのかもしれない、そう思ったんです。であれば、ずっと挑戦したいと思っていた日本のものづくりを盛り上げることに挑戦しない理由はない。このような経緯でXmakerを創業しました。

── 共同創業者である日髙さんとの出会いはどのようなものでしたか?

日髙とは、前職の広告代理店時代に出会いました。私がフリーランスとしてアパレルブランドの立ち上げを検討していた際に、アパレル系の専門商社出身である彼に相談したのがきっかけで仲良くなりました。

話していく中で、日髙も私と同じように日本のものづくりに対して課題感を持っていて、目指す方向性が一致していることが分かったんです。彼は前職に入社してもキャッチアップが早く傍目から見ても当時は高いポテンシャルがあるなと思っていました。また当時から「こうした方がいいだろう」をしっかり考えて行動している姿に惹かれ、一緒にやらないかとオファーしました。

▼共同創業者:日髙さんのインタビューはこちら
【共同創業者インタビュー】マーケティングから日本のものづくりを支える!博報堂出身の元営業がXmakerを共同創業した理由 | 株式会社Xmaker
広告代理店、マーケティングコンサル、自社ブランドの3つの軸で事業展開を行う株式会社Xmaker(クロスメーカー)。創業2023年、少数精鋭のチームでありながら、大手企業からスタートアップまで幅広...
https://sg.wantedly.com/companies/company_4514938/post_articles/940317


── 創業から約1年半、振り返ってみていかがですか?

創業から最初の1年は、具体的に何を事業として注力するのか模索していました。フリーランスの活動と並行しながら会社経営していました。

転機となったのは京都・宮津にあるジェラート屋との出会いです。地域には素晴らしいものを作っている生産者の方々がたくさんいるのに、販路開拓やブランディングに課題を抱えている。その現状を目の当たりにし、地域事業者様との共創によるブランド開発を開始したんです。

ビジネスとしてきちんと利益を得られる仕組みづくりができない、生産が追い付かないといった課題を抱える地域ブランドの成長を支援していきたい。ゆくゆくは日本発・次世代のブランドグループを創出したいと考えています。

少数精鋭で急成長を目指す。いまここで働く面白さ

── Xmakerの事業について教えてください。

Xmakerの事業は広告代理店、マーケティングコンサルティング、自社ブランド開発の3つ。地域連携ブランドの立ち上げ支援、上場企業の新規事業立ち上げ支援、スタートアップのPoC支援など、幅広い案件を担当しています。

メンバーは少数精鋭で、大手代理店出身者や新規事業立ち上げ経験者など、実力のあるメンバーが揃っています。多様なスキルを持ったメンバーが正社員・業務委託含めておりますので、特に総合格闘技状態の0→1フェーズの支援に強みがあります。

── 業務において、どのような点にやりがいを感じられるでしょうか?

創業初期ということもあり一人ひとりの裁量権が自ずと大きいです。だからこそ当事者として、事業の立ち上げフェーズに深く関わることができるのがやりがいだと思います。代理店事業だけでなく自社ブランド開発にも携われますし、組織づくりにも参画できます。

また、積極的な情報共有や相談しやすい雰囲気づくりにも力を入れており、フラットな組織だからこそ意見や提案をしやすく、違うことには違うとしっかり声を上げられる環境です。また自分からボールを拾いに行ける人が多く、そのような人を称賛するカルチャーを目指しているため、自分で事業を立ち上げたい、より関わるクライアント、パートナー、仲間に貢献したいと勢いがある人にとっては働きがいのある職場だと断言できます。

── 今のフェーズだからこそ経験できる魅力やおもしろさはありますか?

シードラウンドにて、VCやエンジェル投資家からの資金調達は完了しています。今はPoC(Proof of Concept)を進めながら、マーケティング支援事業を垂直立ち上げするロースフェーズということもあり、会社の成長をダイナミックに経験できる点が今のフェーズならではの魅力です。経験豊富なメンバーが多く在籍し、手堅く事業を成長させることが可能な広告代理店の側面と、新規事業としてブランド開発をするスタートアップ的な側面、全く違う二面生が面白い部分でもあると思います。

組織の初期メンバーとして、会社と共に成長していける貴重な経験ができます。会社のカルチャー形成にも携わることができ、会社を一緒に作り上げていくおもしろさを当事者として感じられるはずです。

目指すは、人類史に残るブランドの創出

── 今後のXmakerのビジョンについて教えてください。

M&Aも視野に入れて、日本発のブランドグループを創出することを目指しています。

私たちは衣食住の分野で良質な商品やブランドの開拓、もしくは自分たちでの開発を行い、100年以上続く、欲を言うと人類史が終わるまで無くならない永続的に愛されるブランドを創っていきたいです。

目下では、広告代理店事業で月商1億円、自社ブランドで年商1億円を目標に掲げています。まずはこの数値目標を達成して、自分たちが言うことを絵空事で終わらせない。ただの中小企業に収まらないためにも尽力していきます。

── 今後の会社の動きを踏まえ、今入社するメンバーはどのような経験を積めるでしょうか?

事業の急成長や組織の変化をダイナミックに経験できます。広告代理店事業では案件数が増えてきており、幅広い業務の最前線に入社1日目から携わることができます。もちろん私や日髙がしっかりと教えますので、未経験でも多様なスキルを身につけることができます。

また、大きな責任を担い、裁量を持って仕事を進められる経験は、大きな成長につながるはずです。権限委譲を10倍速で進めたい。そう考えているからこそ、将来的には事業責任者や起業家として活躍できるような人材が集まって欲しいし、向き合って成長できる土壌を私たちは全力で作り上げます。10倍速で進まないと、自分たちが言っているような理想は叶えられない。だからそれにワクワクする人にとっては、最高の経験ができると思います。

── 最後に、Xmakerが気になっている求職者の方に向けてメッセージをお願いします。

私は素直で、物事を最後までやりきれる人、じっくりと考え、素早く行動できる人と一緒に働きたいと思っています。

日本のブランド支援に関心がある方、Xmakerと一緒にものづくりの未来を創造していきたいと感じた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。エントリーをお待ちしています!


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