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こんにちは!海外人材開発室です!!

 当社事業の根幹である人材開拓を目的として2023年1月に発足した海外人材開発室。活動開始から1年半経った今、取り巻く市場や環境はどのように変わって来ているのか、発足当時からのメンバーである古場桃子主任にお話をうかがいました。

古場 桃子のプロフィール - Wantedly
「ものづくり」を海外人材で強くする 外国人材の魅力を最大限に引き出し、関わる方全てを笑顔に!
https://www.wantedly.com/id/momoko_koba_a


―古場さん、最近本当に忙しそうですね。今日はそんな中お時間頂きありがとうございます。

古場:何回もリスケしてしまってごめんなさい。今日はよろしくお願いいたします。

ー最近は当社の仕事だけでなく、グループ全体の海外人材事業にも携わっているんですよね。6月に開催された人材活用ウェビナー(※1)も視聴して頂いたお客様にもとても好評だったようですよ。

古場:あれは私というか、上司(安食取締役)がいつになく頑張ってましたので(笑)。仕事の領域が拡がるのは大変な面もあるのですが、会社からの期待も感じますし、自分自身のキャリアアップにもつながっているのでありがたく思っています。

               (古場主任、ベトナムでお電話中です)


ーそもそも古場さんがこの海外人材の仕事をするようになったきっかけは何ですか?

古場:きっかけですか・・・。こんなこと言っちゃうと身も蓋もないのですが、完全に成り行きです(苦笑)。そもそも製造現場の労務管理担当者として入社したので、こんなに外国籍のスタッフたちと一緒に仕事をすることになるなんて想像もしていませんでしたから。

ー成り行き・・・(苦笑)。

古場:私が入社した時期がちょうど当社の技能実習生(※2)の受入れが始まった時期だったんです。現場にどんどんベトナムの子たちが増えて行くので、彼女たちのフォローをするのが自然と日々のルーティンになったという感じです。もちろん初めは言葉も通じないし、前例もないし、右も左も分からないまま手探りでやっていただけでしたが。

ー聞いてるだけで大変そう。でも意外と嫌じゃなかった?

古場:もともと何事も「やるしかないな」と思う性格でもあるんですが、とはいえ嫌だったら逃げ出していたと思うので、そうじゃなかったんでしょうね。実習生のベトナム女子はとても素直なので、楽しいことも多かったです。日本人が言わない「コバサンダイスキ!」みたいなことも言ってくれるし。

ー逆に大変だったことは?

古場:習慣の違いなのか、大したことない用事でも真夜中にガンガン電話してくるのは結構困りましたね。度重なる指導教育のおかげで最近はなくなりましたけど(笑)。


           (ベトナムの技能実習生たち 皆さんとても勤勉なんです)


ーでは、海外人材開発室の主な業務内容を教えて下さい。

古場:第一は当社の食品製造事業所で受け入れる技能実習生や特定技能人材(※3)を採用し、入国および国内就労のための様々な手続を行い、日本での生活や仕事に必要な教育を施したうえで現場に配属するという一連の業務です。これにより当社が抱える慢性的な工数不足を解消することができると同時に、ASEAN諸国の若者に日本の優れた製造技術を学んでもらうというグローバルな社会貢献にもつながっています。

ー製造現場の人手不足は今後も簡単には解消されないでしょうからね。日本人の採用は本当に厳しい。

古場:そして、この自社で構築した海外人材の活用パッケージを人材不足で困っている様々な業種のメーカー様に導入して頂くよう、サービスの外販を行っています。当社は登録支援機関に認定されていますので安定した人材紹介や就労・生活支援などのサポートを円滑に行うことができます。海外の送り出し機関とは定期的に情報共有し、モチベーションの高い優秀な人材の開拓に努めています。

ーお客様の反応はどうですか?

古場:海外人材受入に関しては、国全体が拡大容認の方針に傾いていることもあり、以前より理解を頂けるお客様が増えているように感じます。ただ、外国人労働者の悪いニュースや、過去に遭ったトラブルの記憶から悪印象を強く持っている企業も多いので、そのイメージをどのように払拭していくかがカギだと思います。例外なくどこの製造現場も人手は足りませんから、何とかしたいと感じているはずなので。

ーコンプライアンスやコミュニケーションの問題をクリアできれば、道は開けそうですね。

古場:私たち日本人の意識改革も重要かもしれませんね。もう外国人は遠い世界の存在ではなく、共に生きる隣人です。


       (写真嫌いの古場主任の数少ないワンショット ちなみにお酒は全く飲めません)


ーこの仕事のやりがいを、古場さんはどういう部分に感じていますか?

古場:円安の影響もあって以前より日本で働きたい海外人材は減っていると言われていますが、とはいえ東南アジアの人たちにとって日本は今も生活しやすい、働きやすい国であることは間違いありません。希望を持って来日するベトナムや東南アジア諸国の子たちは、それぞれの親や家族にとって大切な存在です。その子たちが「日本で働けて良かった」「日本で学んだことが役に立った」と思ってその後の人生を歩んでもらえるようにしてあげたいと常に思っています。そして彼ら彼女たちを貴重な戦力として受け入れる日本の製造企業が人材不足を解消することが出来、それが新しい日本のものづくりの発展につながったら最高だなって思います。

ーまさにWINーWINの関係ですよね。私たちもそこへ絡むからWINーWINーWINですね。         最後にこの海外人材の仕事に挑戦してみたいと考えている方に古場さんからメッセージをお願いします。

古場:成り行き女の私から偉そうなことは言えないんですが・・・(苦笑)。この仕事に向いているのは「あまり考え過ぎない人」だと思います。入国管理局への申請一つとっても、〇〇入管はこの書類でOKだけど△△入管はNG、みたいなことは日常茶飯事なんです。海外人材とのコミュニケーションや教育にしても出身国によって接し方も全然違います。そういうギャップにストレスを感じるより、むしろその違いを楽しんじゃう人、順応性の高い人、フットワークの軽い人がこの仕事に合っていると思いますね。

ー古場主任、今日はありがとうございました。


(編集後記)

「なりゆき」という言葉は「ポリシーがない」「他力本願」など、どちらかと言えば良い意味で捉えられないことが多いと思います。しかし、古場主任のこれまでの話を聞くと、この仕事を「なりゆき」でやっていける楽しさや強さを感じました。もちろん自分の仕事に信念や強いこだわりを持つことは確かに立派なことかもしれません。ただ、時代や環境が急ピッチでどんどん変わっていく中で、様々な価値観や背景を持つ相手とビジネスをする場合、自分の思い通りに行くことはほとんどないのが現実です(筆者もその現実と毎日向き合っています)。理想を持つことは大事ですが、臨機応変に変化に対処し、目の前で起こっていくトラブルや出来事を飄々と楽しむことができるのがグローバルビジネスで成功する一つの方法なのかな、と感じました(コバちゃんいつもクールだし、掴みどころないもんな~)。                                         海外人材開発の業務は当社において今後ますます重要度が高まっていく分野です。当社では一緒に「なりゆき」を楽しみながら働いてくれる仲間を随時募集中です。

(注釈)

※1 6月6日に株式会社ジンジブとプロスグループで共催  アーカイブ→ https://youtu.be/L9Jtly1k2v4

※2 技能実習生・・・技能実習制度は国際貢献を目的として開発途上国の外国人を日本国内で一定期間(最長5年)に限り受け入れ、OJTを通じて技能を移転する制度です。当社は主にベトナムやタイから技能実習生を受け入れています。

※3 特定技能人材・・・人材確保が困難な状況にある産業上の分野において、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れる制度。特定技能には2種類の在留資格があります(「1号」「2号」)。現時点での受入分野は介護や農業など12分野に限られています。


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