エアーに入社して2年目となりました。
ありがたいことに入社から様々な新しいことにチャレンジさせていただいており、非常に恵まれた環境で仕事ができていると実感しています。
しかし、その中でぶつかった大きな壁がありました。
新入社員のあるあるとも言える、
「わからないことがわからない」
「作業の手が止まっているが、何を質問すればいいかわからない」
という状態です。
誰もが一度は通る道だと思いますが、試行錯誤の末に自分なりの脱却方法を見つけました。今回は、手が止まって悩んでいた1年目の自分に向けて、その思考法をまとめます。
1年目のリアル:順番に理解しようとして手が止まる
タスクを依頼されたとき、1年目の私は「手順の1行目」から完璧に理解して進めようとしていました。
しかし、最初の一歩でつまずくと、そこで完全にフリーズしてしまいます。
- 何が詰まっているのかが自分でも言語化できない
- まとまっていない状態で、先輩に聞きに行ったら迷惑ではないかと不安になる
- 質問を躊躇しているうちに時間だけが過ぎていく
「早く聞かなきゃ」と焦るほど、思考が散らかって何を相談すべきか分からなくなる。
当時の私にとって、質問すること自体が恐怖でした。
この悪循環から抜け出すきっかけになったのが、「最初から順番に理解しようとするのをやめる」という発想の転換でした。
脱却のステップ:全体像から逆算する「パズル思考」
意識を変えてから実践しているのは、ジグソーパズルを組み立てるようにタスクを進めるアプローチです。具体的には3つのステップを踏んでいます。
STEP 1:着手前に「ゴール(何をすべきか)」を把握する癖をつける
作業に飛びつく前に、まずは完成形の枠組みを確認します。
「このタスクの最終成果物は何か」「何をもって完了とするのか」というゴール地点を最初に明確にしておかないと、途中で道に迷ったことすら気づけません。
全体像の基準点をセットすることが最優先です。
STEP 2:順番を無視して、最後まで目を通し「わかるパーツ」を拾う
途中で意味がわからない箇所があっても、そこで立ち止まりません。一旦その疑問には付箋を貼るような感覚で脇に置いておき、とりあえず最後まで一通り目を通します。
最初から100%理解する必要はなく、「ここは知っている」「この作業ならすぐできる」という理解できているパーツを優先して集めていきます。
STEP 3:パーツを組み合わせて「空白のピース」を浮き彫りにする
集まったパーツを頭の中や手元で並べてみると、全体の輪郭がぼんやり見えてきます。
全体像という背景ができたことで、初めて「あ、ここだけがすっぽり抜け落ちている」と、相対的にわからない箇所がピンポイントで特定できるようになります。
「全部わかりません」ではなく、「AとCは理解できていますが、繋ぎ目となるBのここだけがわかりません」という状態を自分で作れるようになります。
変わったのは、質問への「恐怖」が消えたこと
この方法を取り入れてから、仕事の進め方だけでなく、自分自身の気持ちが大きく変わりました。 一番の変化は、質問することへの恐怖が完全になくなったことです。
以前は「何を言っているのか伝わらなかったらどうしよう」と怯えていましたが、今は何を聞きたいのかが自分の中で明確です。聞くべき論点が1点に絞れているため、上司に声をかけるハードルが驚くほど下がりました。
2年目になった今でも、未知のタスクに直面すれば「わからないこと」だらけです。
最初から全てを自力で解き切るような完璧な自走は、まだできません。それでも、「課題の解像度を自分で上げてから人を頼ること」なら、誰でも今日から実践できます。
もし今、タスクの前で手が止まってしまっている人がいたら、一旦その疑問を横に置いて、まずは全体を眺めてみてください。
わかるパーツを1つずつ拾い集めていくだけで、次に取るべきアクションの輪郭がはっきりと見えてくるはずです。