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小金澤硝子の社長ってこんな人!社長として語る、人の上に立つ難しさ、人生の教訓

「社長」という立場へのイメージ

社長になって会社を継ぐっていうのは、小さい頃からずっと言われてたんだよね。

うちの親父の教育が「親分じゃなきゃダメだ」っていう方針だったんですよ。

やられたらやり返せ、仲間がやられてもやり返せ、理由なんか知るか、仲間の味方をしなさい、と。

実際に親父も、例えば親父の弟が絡まれてたら自分が風呂に入ってる最中でも飛び出していってぶっ飛ばすような人でした(笑)

だから、何も意識しなくてもナチュラルにそういう子に育っちゃった、みたいなところはあって。

いつから社長になろうとか具体的に思ってたわけじゃないんですけどね。


ただ、現場の職人さんからは「社長の息子」っていう目でずっと見られてたと思いますし、特に何か意識してたわけじゃないけどよく自分も現場に行って、できもしないのにガラスのいろんな作業をやってみたりしてましたね。

最初は完全に見よう見まねで、そのうちいろんな職人さんにやり方を聞くようになって、誰々のやり方のほうが早くできるな、とか判断して。

なんか簡単そうだなと思ってやってみたら全然できなくてガラスをぐちゃぐちゃにしちゃって、「気持ちはわかったからもういいよ」って言われたこともありました。


あと、ガラスを搬入しなきゃいけないのにリフトが使えない日があって、「運ぶだけなら自分できます!!」って言って一人でガラスを持って何往復もしたりとか。

今思えば、そうやっていろんな体験をしたことで職人さんの気持ちとか身の安全を、身をもって知ることができたんじゃないかな。

何度か危険な目にも遭いましたけど、それも含めていい勉強でしたね。

経営者として考える、「成長できる人」とは何か

しっかりと前に進める人、ですかね。一言でまとめると。

自分もしっかり勉強してきたタイプじゃないし、学歴とかは別にいいんです。ただ、バカでもいいから、素直さを持っていること。これは大事かな。

仕事に対して情熱を持ってまっすぐに取り組める人は、うちの会社に合ってるし、成長できると思います。


こんなこと言ってますけど、人の上に立って成長させるとか教えるとかって本当、難しいんですよ。

自分としては「社員が自分で考えて行動できる会社にしたい」と思ってて、実際にそういう目標を立てて実行してみている部分もあって。でも、難しい。

例えば、社員が自分で判断できる範囲を広げようと思って権限を渡すとする。そうすると、その意味を勘違いして「部長の肩書きがあればこういうことが言えるから、部長に昇格させてくれ」って言い出す人が現れる。

別に言いたいことの内容が正しければ、立場なんて関係なく言えるはずなんです。人として正しいことは正しいんだから。少なくとも自分はそういうふうに生きてきたし。

でも、やっぱり立場とか役職におぼれて、そういう本質が見えなくなる人も出てきてしまう。そこをどう伝えていくのか、っていう話ですよね。

人生、すべてが教訓

よく「人生の教訓は何ですか」って質問があると思うんですけど。

俺、すべてが教訓だと思うんですよ。

失敗も何もかも。行き当たりばったりっていうか、まずやってみて、ダメだったら違う方法でどうするか考える。その繰り返しだと思ってて。

失敗してこそ今があるっていう部分も必ずあるから、失敗を恐れず、まずやってやる!っていう気持ちが大事なんじゃないかな。

身をもって現場のあれこれを知るっていうのもそうだし。


あとはまぁ、教訓っぽいやつで言うと「バレる嘘はつくな」とかかな。

つまり、嘘はつくなってことなんだけど。

結局、そういう素直さが大事だと思いますね。

エピローグ

破天荒な子ども時代も、社長として会社をまとめる今も、

社長の考えにはただ、「人としてまっすぐであり続ける」という筋が通っていた。

人としてどうあるかを常に考え、真っ向から進む道を切り拓いて行動してきた小金澤社長。

その心意気に打たれた方は是非、小金澤硝子という会社での人生を、考えてみてもよいのではないだろうか。


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