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行政と民間の水害対策を行っている立場として双方の懸け橋に【サステナビリティコンサルティングの技術担当インタビュー】

「この世界に、新しい解を。」をビジョンに建設コンサルタントの枠組みに捉われず、広く社会課題の解決に貢献する様々な事業にチャレンジしている八千代エンジニヤリング。
そのなかの事業のひとつ、サステナビリティコンサルティング「サステナビリティNavi」のコンサルタントである堅田さんに、現在に至るまでの歩みと仕事のやりがいを伺いました。

堅田 恭輔(かただ きょうすけ)

2018年 八千代エンジニヤリング入社(新卒)
2018年に入社(新卒採用)してから3年目までは、九州支店の河川・水工部に所属しており、河川構造物設計に携わっていました。入社4年目に事業開発本部に異動になり、企業が抱えているサステナビリティに関する課題解決に向けて自然科学に基づいたコンサルティングを行っています。

八千代エンジニヤリングを選んだ理由

──八千代エンジニヤリングを選んだ理由は?

建設コンサルタント業界(河川構造物設計)のなかでも全国各地の設計実績が多いことに魅力を感じて八千代エンジニヤリングへの入社を希望しました。近年は災害の激甚化により、洪水等の自然災害から国土や人命を守ることは、国民生活および産業基盤の保全において必要不可欠です。水害から、まちや人々を守るための治水対策に関わりたいと考えていました。

──所属している部署の紹介

私の所属する第一開発室のサステナビリティサービス課では、企業が抱えているサステナビリティに関する課題解決に向けて自然科学に基づいたコンサルティングを行っています。メンバーは社員・アルバイト・副業・業務委託・インターン・顧問といった様々な形で仲間がいます。
20代前半から40代前半まで偏ることなくバランスが取れた組織で、子育て中のメンバーも多くいます。

具体的なサービス内容は下記の4つです。
1.気候変動:低炭素社会の実現やTCFD対応に向けた気候変動分野の取り組み支などを支援
2.水リスク:水資源、洪水、水質等の企業の水リスクに対して一気通貫で支援
3.生物多様性:TNFDやSBTNへの対応を見据えた方針策定支援からリスク評価などを支援
4.資源循環:プラスチックごみ問題への対応やサーキュラーエコノミー実現に向けた仕組みづくりを支援  
★HPはこちら ⇒ https://www.sustainability-navi.jp/ 

仕事内容

──「水害リスク検討業務」の仕事内容

河川の近くに工場を建設する場合、建設箇所における水害リスクの確認を行うことが重要となります。水害リスクを確認するにはハザードマップの確認が一つの方法となりますが、対応した業務ではハザードマップが整備されていない地域であったため、実際に河川や工場周辺の調査を行い、調査結果から氾濫解析を実施し、雨の規模ごとに拠点の浸水深さを算出しました。その結果をもとに水害対策の提案を行いました。

──「企業の水リスク評価業務」の仕事内容

水を多く使用している企業が将来にわたり持続的に操業を続けていくには、取水量を削減することが一つの方法です。しかし、地域によって水を使用可能な量は異なるため、拠点の水資源量や地域でどれくらいの水が使われているのかを把握し拠点ごとに節水目標をたてることが重要となります。そのため、環境保全や水リスク低減を目的に水目標のグローバルガイドラインの考え方に基づいて拠点の水目標設定を行いました。

仕事のやりがい

──仕事のやりがいは?

私は、自分が設計したものが実用化されているのを確認した時にやりがいを感じます。実際に完成したものを目にすると設計ミスはないかという不安感も感じますが、同時に達成感を強く感じます。

──今後の展望を教えてください

気候変動の影響で水害リスクが増加しており、「流域治水」という考え方のもと対策が行われています。流域治水の考え方は集水域から氾濫域にわたる流域に関わるあらゆる関係者が協働して水災害対策を行うというものです。行政と民間の水害対策を行っている立場として双方の懸け橋となり、この「流域治水」という考えのもと水害対策についてのコンサルティングを進めていきたいと考えています。

休日の過ごし方

ゆったりと過ごすことが多いです。公園や温泉に行ったり、散歩したりします。
写真はアイヌ民族博物館(ウポポイ)に行った時の写真です。地元に最近できた施設で自然を感じながら散歩するにはうってつけの場所です。

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