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【対談記事】私たちは何を実現したいのか、そのために何が必要なのか、妥協せず話し合いました<人事部 ちゃんゆき&取締役 246>

こんにちは!株式会社ドズルインターン生のさんちゃんです。

今回の記事ではドズル社「羅針盤」策定の裏側にせまります!羅針盤とは何か、前回の記事で詳しく解説しておりますのでそちらもあわせてご覧ください。前回の記事を読んでいない方でも、本記事を読めば、ドズル社の真剣に議論ができる社内環境を感じていただけるはずです。

ぜひ最後までお読みください。


人事制度の導入に伴って、ドズル社の存在意義や目指す姿を改めて言語化する必要性を感じたことから始まった「羅針盤」策定プロジェクト。

前回のドズルさんインタビューでは、羅針盤の中にある「テーマ」「クルーイズム」「ナビゲーション」への思いや、ドズル社の成長について詳しく迫りました。

続く今回の記事では、羅針盤の策定をリードした人事部のちゃんゆき氏と取締役の246氏にインタビュー。2人の対談形式で「組織としてのドズル社」へと進化を遂げる、その舞台裏を聞きました!

※部署名や各制度、社員に関わる情報、チャンネル登録者数などの情報はインタビュー当時のものです(2024年11月)

ちゃんゆき
2022年、株式会社ドズルに営業担当として中途入社。2023年人事部の発足と共に部長となり、現在はドズル社の採用と育成、制度や文化づくりなど人事制度全般を担当している。

246
社長のドズルとは8年来の戦友であり、Google社やゲーム実況者事務所を経て、2023年6月に取締役に就任。現在は、ドズル社を愛されるIPに成長させるべく経営に奮闘中。


人事制度の導入をきっかけに立ち上がった「羅針盤」策定プロジェクト

——前回のドズルさんインタビューでは、「羅針盤」策定の背景について、ドズル社のクルーが30名体制になったことと、人事制度の導入がきっかけだと語られていました。

246
さらに詳しくお伝えすると、評価の仕組みを見直したことが大きな要因となっています。

以前は社長であるドズルさんが、クルー全員との1on1を実施して最終的な人事評価を行っていました。ですが、今後組織が拡大し続けていけば、このようなマネジメントスタイルには限界があるかもしれないと考えていまして。30名規模になった今が、まさに評価制度を刷新するタイミングだったんです。

——そこから、羅針盤の策定へと発展していったのですね。

246
そうですね。評価制度を設計する中で「そもそもドズル社が掲げるテーマを実現するために、どんなマインドやスキルが必要なのか」「私たちは今どこに向かおうとしていて、目的地へたどり着くためにどうすればいいのか」という本質的な議論が必要だと感じたんです。

もともと、ドズル社には「アップデート」「レベルアップ」「エンジョイ」という、私たちがドズル社で働く上で大切にしたい3つのマインドがありました。ただ、これはどちらかというと、ドズルさん自身の価値観をそのまま言語化したもの。

今回は、評価基準としても機能する、より具体的な行動指針として落とし込むために見直したという経緯があります。

ちゃんゆき
人事部として、会社の“評価基準”をきちんと作りたいと考えていました。さらに、半期ごとの個人目標や、チームとしての定量目標に加えて、具体的に期待される行動・成果、そしてドズル社内での役割期待をより明確に伝えたかったんです。

今取り組んでいることが、自分の人生や会社として向かいたい目的地にどうつながっているのかがもっとわかりやすくなるといいな、と考えていました。


「ドズル社の存在意義とは?」をテキストと対面で徹底的に議論

——羅針盤の策定は、実際どのように進めていったのでしょうか?

246
対面での議論と並行して、ドズルさんに対する「質問表」を作って、往復書簡のような形でやり取りを進めました。

ちゃんゆき
テキストメインでやり取りをしたのには、理由があります。まずは、演者であり社長であるドズルさんの時間を最大限に使えるよう、事前に考えをまとめて議論に臨みたかったからです。何回にもわたって議論したので、後から何を話したか見返せるようにしたいという意図もありました。

246
あと、文章化することで、思考が整理されたり「ここはまだうまく言語化しきれていないな」と気づけたりするんですよね。

「羅針盤」はドズル社で大切にしたい考えや行動指針をクルー全員で共有するためのものだからこそ、ふわっとした表現や伝わりにくい内容にはしたくなかったんです。

——ドズルさんとの議論の中で、とくに印象に残っているやり取りはありますか?

ちゃんゆき
印象深いのは「テーマ」についての議論ですね。ドズル社のテーマは「人生というゲームをもっと楽しく」なんですが、以前は、冒頭部分に「好きを仕事に。」という言葉がついていて。

——ドズルさんのインタビューでも、そのお話を聞きました。ドズル社に関わるすべての人が対象になるように、メッセージを絞り込んだんですよね。

ちゃんゆき
このアップデートのきっかけは、私がドズルさんに「テーマは、会社の『存在意義』を表すものですか?」と質問したことでした。

ドズルさんの回答は「YES」だったので、「では『好きなことを仕事にして、仕事が楽しむことが当たり前の世界を作る』という意味で合っていますか?」とさらに聞いていって。すると、その質問に対するドズルさんの回答は「NO」でした。

【ドズルさんの回答】
テーマの真の意味はドズル社で働く人の「好き」を活かして仕事にすることで、ドズル社で働く人の人生を楽しくする。そして、コンテンツを通して、多くの人を笑顔にし、ドズル社に関わる人の居場所や精神的支柱になり、より多くの人の人生というゲームをもっと楽しくしたい。
ドズル社に関わるすべての人(ファンの方を含む)の人生というゲームを楽しくすることが最も重要。

ちゃんゆき
そこから「では、今のテーマは果たして適切なんでしょうか?」「改めて、ドズル社の『なりたい姿』とは?」と質問を重ねていったんです。

ドズルさんから「日本で一番愛され、応援され、多くの人を笑顔にできるコンテンツを届ける会社になりたい」という回答が返ってきたとき、ようやく私たちの実現したい姿を言葉にできた!と思いました。

246
テキストにも「うまれた!」というコメントが残っていて、なかなか生々しい(笑)。少し経緯の説明を省略していますが、ここにたどり着くまでに、4~5回ほどやり取りを往復して、対面での議論も行っています。さらにコミュニケーションを深めていき、最終的に私たちのテーマが決まりました。

ちゃんゆき
自分たちが楽しむのはもちろん大切です。ただ、それだけでなく「ドズル社」という会社は、世の中にどのような価値を届けていて、いかに事業として成り立っているのか。

もちろん、これまでも「ドズル社のファンの方々に楽しんでもらいたい」「視聴者の方に向けてこんなコンテンツを届けたい」という思いを持って仕事に取り組んできましたが、改めてそれを明らかにできたと思います。


テーマの実現に紐づく表現を追求した4つの「マインド」

——テーマをめぐる議論だけでも、これだけのやり取りをしていたんですね。

ちゃんゆき
「クルーイズム」では、テーマを実現するためにドズル社のクルーに求められる「マインド」と「スキル」を定義していますが、4つのマインドを決めるやり取りもかなり白熱しました。

246
最終的に「エンジョイ」「アップデート」「イメージ」「フェア&オネスト」の4つに決まるまでは紆余曲折がありましたよね。

——どのくらい時間がかかったんですか……?

ちゃんゆき
一つの言葉を決めるのに、3~4週間もの議論を要したものもあります。2024年10月から人事制度の運用開始に合わせて羅針盤についても周知したかったんですが……カレンダーをさかのぼると、9月24日まで正式なワーディングが確定していなかったくらい、ギリギリまで議論していました(笑)。

246
クルー全員が日々の業務において当たり前に行動へ落とし込めるように、シンプルかつしっくりくる表現を模索していたからこそ、妥協せずめちゃくちゃ話し合いましたよね。

ちゃんゆき
そうですね。議論の中では、マインドを制定することがゴールなのではなく「わかりやすく、みんなが同じ意味で受け取れて、伝わっていくことが大事だよね」とも話していました。

——ドズルさんのこだわりに加えて「いかにドズル社内でこの羅針盤を浸透させていくか」という観点も大切にして議論した様子がうかがえます。

ちゃんゆき
それからマインドは、ドズル社が大切にしたい価値観であるのは間違いないんですが、それがきちんとテーマ実現のために紐づいているかもすごく重要で。

テーマを設定するにあたって、社内では以下のような短い解説文もセットで掲げています。

私たちは、独自のエンターテインメントを創出することで 
自分たちを含む、すべての人たちの毎日に笑顔を届け
「人生というゲーム」をもっと楽しくしていきます。

ちゃんゆき
この解説文も含めたテーマを実現するために、“必要十分”なマインドが揃っているかは、かなり意識したところです。

まず自分たちが楽しんでいないと、周りにその熱量は伝播していかないので「エンジョイ」は外せません。また、エンターテインメントの世界は移り変わりが激しいため、世の中に合わせて「アップデート」していく姿勢も必要です。

さらに、ファンの方に喜んでもらうためには、独りよがりではなく“相手目線”に立ってコンテンツを生み出していきたい、という思いを込めて「イメージ」を。

最後に、ドズル社に関わる“すべての人たち”に笑顔を届けるためにも“公正・誠実”であり続けます、という宣言を「フェア&オネスト」という言葉で表しました。


「ドズルさんの会社」から、組織としての「ドズル社」へとシフトしていくために

——この羅針盤策定プロジェクトの中で、ほかにも意識していた点はありますか?

246
とくに重視していたのは、語弊を恐れずに言うと「脱・ドズルさんと愉快な仲間たち」を目指すことです。

——かなりインパクトのある表現ですが、というと……?

246
もちろん、ドズル社にとってドズルさんは代表であり、グループのリーダーでもある欠かせない存在です。ですが、会社の設立当初とは異なり、もうドズル社は個人事業主の会社ではありません。テーマのもとに集まり、その実現に向けて一丸となって取り組む集団なんです。

だからこそ、極論ですがもしドズルさんが何らかの理由で会社を離れることになっても、ドズル社が動き続けられる状態を作ることが大切だと考えていました。

——なるほど。その考えを実現するため、具体的に工夫したことがあれば教えてください。

ちゃんゆき
質問をする際に「それはドズルさん個人の意見なのか」「掲げたテーマの実現に向かうドズル社としての考えなのか」を、一緒に整理しながら議論を進めるようにしました。

私たちから「ドズルさん個人はそう考えているけど、ドズル社としてはこうではないですか?」「それって本当にテーマの実現につながっているんですか?」と、問題提起したり提案したりする場面も多くあったんです。今、当時のやり取りを見返すと、我ながらちょっとねちっこい感じもしますね……(笑)。

246
いやいや、でもこのプロジェクトにおいては、ドズルさんも人事部も、立場に関係なくお互いフラットに話し合えたからこそ大きな意味があったと思います。

ちゃんゆき
本当にぶつかり稽古のような感じでやらせてもらいました。ケンカになるとかでは全くないですが、ヒートアップして会議の最中に、246さんに一度「ちゃんゆき、ちょっと落ち着こう?」と言われたことがあったくらいです(笑)。それくらい本気で考えて伝えるようにしていました。

一方で、せっかくの機会なので、ドズルさんのターニングポイントや人生で一番嬉しかったことなど、ドズルさん自身の原体験もたくさん聞きました。いろいろな角度で議論できたからこそ、ドズル社としての大切にしたい考えがしっかりと言葉にできたと思います。

246
この羅針盤の策定は、ドズル社の中でも一つのプロジェクトにかかった時間が歴代最長クラスかもしれません。そのくらい、オンラインでも対面でもミーティングの場を多く持って、全員が全力でやり切りました。


テーマに共感してくれる人と一緒にドズル社の可能性を広げていきたい

——「羅針盤」を策定し、クルー全員が同じ目的地へ向けて、これまで以上に力を合わせていけることが楽しみですね。

246
ドズル社はYouTubeでのコンテンツ配信やゲーム実況をメインに活動していますが、これが唯一の正解だとは考えていません。

実際、今のドズル社では、催事やイベントの企画、グッズの開発・販売を担当するIP事業部が伸びていて、事業の幅がぐんと広がっています。どんどん新しいチャレンジをしていく中で、今では恒例になった「ドズル社ランド」のようなオンラインイベントも生まれました。

より多くの人に楽しんでもらえる、笑顔になってもらえる、そんなエンターテインメントを届ける存在として、ドズル社はいろいろな可能性を秘めていると感じます。

ちゃんゆき
この先、ドズル社に仲間が増えていけば、できることがさらに広がっていくはずです。

私たち人事部は、コンテンツ配信には直接携わってはいません。ですが、人事制度策定や採用活動を通じて「人生というゲーム」がもっと楽しくなるクルーを増やすという意味では、テーマの実現に直結する仕事だと言えます。

ということで、これまで以上に仲間集めもがんばっていきたいと思っています!

——改めて、どのような方とドズル社で一緒に働きたいと考えていますか?

246
やはり、ドズル社のテーマに共感いただける方ですかね。自分が楽しみ、それによって周りの人たちも楽しんでくれることをハッピーだと感じる方には、ドズル社はぴったりだと思います。

ちゃんゆき
同じくです。それから、過去の記事で登場してくれた多くのクルーも言っていますが、変化を楽しめる人でしょうか。

人生というゲームをもっと楽しくして、その楽しさの輪を広げていくために、これからもドズル社はさまざまな挑戦を続けます。その変化の過程ごと、一緒に楽しんでいきたいです!


ドズル社は現在、複数の部門・職種で社員を募集しています!
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