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誰もが活躍できる社会インフラを作る。人材紹介業のキャリアを手放したカスタマーサクセスが仕事にかける思い。

こんにちは、RevComm(レブコム)採用担当です。こちらの記事では、当社で働くメンバーの人となりや、仕事への思いを赤裸々に綴ったインタビューをお届けしています。

今回紹介するのは、2020年11月にRevCommに入社し、主要プロダクト『MiiTel(ミーテル)』の導入支援を行うカスタマーサクセス(以下、CS)を担当する井上志穂(いのうえ しほ)です。彼女は新卒から10年以上、一貫して人材紹介業に従事し、人と組織の支援を行ってきました。

そんな井上がなぜ、積み重ねてきたキャリアを手放してRevCommへの転職を決意したのか。転職に至った背景とCSという仕事にかける思いに迫りました。

人材紹介業の限界を感じた

ーー新卒から10年以上、人材紹介業をされていた井上さんが、事業会社へのキャリアチェンジに至った経緯を教えてください。

2004年に新卒で株式会社リクルートエイブリック(現:リクルートエージェント)に入社し、法人営業の仕事に就きました。入社当時「求人といえばリクナビ」が当たり前で、人材紹介はまだ認知度の低い業界。新しい領域で働けるワクワク感と、人の人生や企業の採用という大事な機会に携われる仕事にやりがいを感じていました。

入社7年目のある日、同じ会社に勤めていた主人から「香港の事業所にいく社内公募に受かった。2週間でいくかどうか決めないといけない」と電話が入って。私に相談なしに申し込んでいたことに驚き戸惑いましたが、転職したことがなかった私にとって、いい機会になるかもしれないと主人についていくことを決めました。

香港では仕事をしたくてうずうずしながらも、年齢的に子供が欲しいのもあったので主婦をしていて。出産のタイミングで主人と一緒に日本に帰り、子供が1歳になったのを機に「やっぱり働こう」と思って転職活動を始めたんです。

ーー仕事への意欲が強いんですね。

大学時代から、泊まり込みでプレゼン準備をするようなゼミに入るくらい、何かをチームで作る経験が大好きで。仕事を青春のようなものだと捉えていたので、どうしてもやりたかったんです(笑)。

話を戻すと、香港からの帰国後、前職のつながりで紹介してもらった株式会社ジェイエイシーリクルートメントに入社しました。決め手は、家から通いやすい職場だったことと、両面型の転職エージェントだったことです。

両面型とは、企業の求める人物像を決め、実際の求職者にアプローチし、入社まで見届けるといった、転職活動に一気通貫で関わるエージェントのことです。リクルート時代の法人営業ではやりたくてもできなかった求職者との関わりまで担当させてもらえて、すごくやりがいを感じていました。


ーー理想の転職のように思えます。そこからなぜ人材業界を離れることになったんでしょうか?

5年ほど働かせてもらって、そこそこの成果を出せるようになりましたが、なんとなく違和感を感じるようになったんですね。成果を出すことができていたのは、私が企業の求人と求職者のステータスを見比べてバランスを取るのが得意だったから。でもそれって、本当に価値を出していると言えるんだろうか、と疑問に思いはじめました。

ーーどのような経験でそう感じたのですか?

60歳の方が正社員として転職できた案件があったんです。その年齢の方が正社員で決まることはなかなか無いので、素直に嬉しかった。でも、よくよく考えるとそれは自分の力ではなく、受け入れた企業側に登用できる制度や仕組みの土台があったから出来たことだったと気づきました。能力があるのに制約条件によって転職が決まりづらい人のためには、そうした企業を増やしていかなきゃならないと思いつつも、人材紹介業をしている限り直接関与できない。そんなもどかしさを感じたんです。

転職を決意したのは、期末にボーナスをもらった時。成績が良かったのでいつもより大きな額をもらったんですが、受け取った瞬間、自分が全く喜んでないことに気づいてしまいました。これはもう自分に嘘はつけないな、と。ちゃんと自分が価値を出していると感じられる仕事をするために、エージェントではなくて事業会社側に行くことにしたんです。

プロダクト導入の先にある世界観を描く

ーーその後RevCommに入社した経緯を教えてください。

転職活動では、子供との時間を優先したかったので、近場で経験が生かせる企業を探していました。採用系の仕事や社労士事務所も検討しましたが、話を聞いてもワクワクできなくて。子供との時間を大切にすることと、自分が意味を感じられることを両立できる仕事が見つからず悶々としていたところ、エージェントからRevCommを紹介されました。

フルリモート・フルフレックスで働けて、ベンチャーフェーズで挑戦できる領域が多いRevCommは、まさに求めていた職場でした。しかもMiiTelは、組織の生産性を高めるだけでなく、年齢や住んでる場所、時間の制限なく人が働ける環境を作れるプロダクトだと感じて。人材紹介業で関われなかった「企業側を変えること」にチャレンジできるとワクワクしたんです。

ーーどのようにそのチャレンジに取り組まれているんですか?

現在はCS部門で、MiiTelを受注いただいた企業に対しての導入支援を行っています。お客様はコミュニケーションや情報共有の仕方に課題を感じて、導入を検討してくださる方々が多いのですが、既存の仕組みがある中で新しいプロダクトを受け入れることに少なからずハードルを感じています。そうしたお客様のハードルを一つずつ乗り越えていき、MiiTelを組織に適した形で落とし込んでいくのが私たちのミッションです。

私はこのCSの仕事が、目の前のお客様にプロダクトを導入していくに止まらず、その先の価値を生み出せる可能性があると思っているんです。「機能はこうです。使い方はこうです」と説明するだけでなく。「MiiTelをこう使えば、こんな組織が作れます。こんな採用ができます」と組織作りの支援までできれば、より働きやすい企業を増やしていくことに繋がるだろう、と。

CSはお客様が利用される場面を一番近くで見ているからこそ、いい意味で客観的にMiiTelの可能性を模索していけると思っています。お客様に対しても、RevCommに対しても、プロダクト導入の先にある新しい組織の形や世界観を見せていける存在になりたいです。

すべての働きたい人が、活躍できる社会インフラを作る

ーー最後に今後の意気込みと、未来の仲間に向けた一言をお願いします。

私が実現したいのは、働きたい人が、その人の年齢や居住地、子供の有無に左右されず活躍できる社会インフラを作ることです。RevCommは先駆者として、そうした企業の在り方を追求し、広げていく場所だと思っています。

正直仕事はかなり忙しいですが、自分に合わせて柔軟に働き方を選びながら、やりがいのある仕事に取り組める環境は、他になかなかありません。リモート環境の中で様々な条件を持ったメンバーが働ける組織を、RevCommが体現することで、他の企業に横展開していきたいと考えています。

RevCommはプロダクト作りにおいても、組織作りにおいても前例のない挑戦をしている会社です。成功するかどうかわからない挑戦を楽しみ、試行錯誤をしながらメンバーやお客様と一緒にサービスを育てていきたい方と働けたら嬉しいです!

[執筆・編集] 佐藤史紹 [撮影] 矢野 拓実

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