みなさん、こんにちは!GREENINE採用チームです。
今回は、社員対談企画「GREENINE Cross Talk」の第3弾として、2021年から始まったGREENINEの海外事業に携わる3名に、シンガポール拠点やドバイ拠点での仕事スタイルや海外事業ならではのエピソードについて語ってもらいました。
それぞれの拠点で働くお三方の視点から、現地での仕事環境、文化の違い、そして日々のチャレンジについて、リアルな声をお届けします。また、海外で働く中で得られた成長や発見、そしてGREENINEの海外市場でのビジョンをどのように実現しているのかも掘り下げていきます。
海外での経験を通じて培われたお三方のエピソードは、これからのキャリアを考える皆さんにとっても、大いに参考になることでしょう。グローバルなビジネスシーンで活躍する社員たちの素顔に迫るこの対談を、ぜひお楽しみください!
ドバイやシンガポールでの仕事スタイル
-みなさんが携わっている海外での仕事について教えてください。
小野:現在、私は海外事業においてドバイを中心とした不動産事業に携わっています。具体的にはドバイで現地の不動産を購入し、日本人の顧客向けに販売したり、仲介したりしています。現段階では日本人顧客をメインとしていますが、物件情報を提供してくれる現地のエージェントとも繋がりができたので、今後は現地のお客様にも提案していきたいと考えています。
齋藤:私が主に携わっているのは、GREENINEが国内でやってきた不動産や美容・化粧品事業をはじめとする様々な事業の海外展開を推進する仕事です。現在は、シンガポール拠点を中心にASEANをはじめとした地域で各種事業を展開していこうとしています。また、同時に海外独自の新規事業の開発も進めています。
山田:私は基本的に齋藤さんと同じく、海外での各種事業の推進に携わっています。具体的な業務としては事業開発にあたってのミーティングに参加したり、調査をして資料を準備したりしています。また、現地採用も行なっているので候補者との面接や求人媒体との打ち合わせなども担当しています。この点、採用業務については日本でもやっていたので、日本にいた頃と大きく変わることはありませんでした。
-1日の仕事スケジュールはどのような感じですか。
小野:日本とドバイは5時間の時差があるので、日本時間の午前中から昼過ぎにかけては日本でやっている不動産業務のミーティングなどを入れて、日本時間の14時くらいからドバイのスタッフとミーティングをしています。そこでメンバーにやってほしいことを伝えて、夕方にドバイのスタッフからのフィードバックをもとに、日本のチームと協力して問題解決や次のステップの計画を進めています。
齋藤:私の場合は様々な事業に携わっているので、日によってやっていることが結構違います。具体的に言うと、市場調査や事業計画の試算、事業の企画など本当にいろいろです。あとはイベントの開催を計画しているので、直近ではそれに関わる諸種の調整もやっています。時差もあるので、午前中から夕方にかけて仕事を詰め込んでいます。
山田:私の場合も齋藤さんと同じように固定でやる仕事は少ないです。ただ、個人で担当している業務としては採用に関わる仕事が多いので、朝一番は候補者や人材会社からのメールに目を通して対応しています。それ以降は、日によってやることが変わってきますが、現在は齋藤さんの下で、海外での事業展開のために市場調査や事業の企画に携わりながら、事業開発に伴うミーティングや候補者との面接を行っています。
-多忙な海外勤務の中で日本を恋しく思うことはありませんか。
齋藤:私は日本が好きなので、海外で暮らしていると日本が恋しくなることはよくあります。その中でも、特に恋しくなるのはコンビニです(笑)。シンガポールにもコンビニはありますが、日本とは全然違います。日本に帰ると真っ先にコンビニに行って、好きなものを買い込み、お酒を飲むのが楽しみなんですよね(笑)。惣菜もスイーツも日本のコンビニのクオリティは本当に高いです。
小野:確かに、自販機やコンビニが恋しくなりますよね。
山田:シンガポールのコンビニには日本と同じクオリティの物はないですし、すごく高いので、あんまり行く気にはならないですね。ただ、シンガポールはご飯がすごく美味しいです。私は昔からタイ料理などの東南アジア料理が好きで、そういった食べ物へのアクセスは日本よりも良いですし、「ホーカーセンター」という屋台が集まったエリアで食べるご飯は結構おいしいんですよね。(笑)
海外のビジネスは、良い意味での適当さがある
-海外で仕事をしていて、日本とのビジネス習慣の違いを感じることはありますか。
小野:海外には良い意味での適当さがあると感じます。日本で長く不動産取引に従事してきましたが、日本の場合は1つの取引にすごい量の書類を用意して、その上でお客様に決断してもらいます。それに慣れているので、ドバイのエージェントにいろいろと質問すると「君は何をそんなに気にしているの?そんな細かいこといいじゃないか」と怪訝な顔をされます(笑)。
特に印象的だったのはマンションの管理規約に関してです。日本のマンションの管理規約は100ページ以上が当たり前ですが、ドバイはメール一通の箇条書きで終わりなんですよ。慎重さよりもスピード感が大切に考えられていて、細かいことはいちいち気にしないわけです。
あとは、仕事とプライベートの時間の区別がはっきりしているのも日本とは違いますね。大切な手続きのために金曜の午前中に役所に行き、その日には手続きが終わるものだと思っていたら、「金曜の午後は働かない」ということで月曜までおあずけになったことがあります。「今日中に必要なんだ」としつこく言っても取り合ってもらえませんので、思い通りにならなくても、いちいちカリカリしないようにはなりましたね(笑)。
齋藤:私はキャリアのスタートが海外だったので、小野さんが言うような適当さには結構慣れているのですが、ドバイとシンガポールでも違うところがあると思います。例えば、ドバイでは政府のサイトに書かれている手続きの方法が、現地に行って実際やってみると全然違ったりするんですね。逆に、シンガポールは思っていたよりもちゃんとしていて、サイト通りに手続きが進むのはもちろん、政府からのレスポンスもドバイに比べて断然早いんです。政府の手続き1つとっても、国によって違うのは面白いなと感じています。(笑)
山田:私の場合海外採用をしていると、国によって働くスタンスや考え方が違うと感じます。例えば、日本の求職者はあまり自己主張しない人が多いですが、海外で面接をしていると給与や休みについて普通に交渉されます。
あとは、履歴書が日本とは全然違うのも面白いですね。日本の履歴書は書式が大体決まっていますが、海外ではその人によって違うことが多いです。顔写真がないものもあれば、職歴の記載の仕方も人それぞれです。なので目を通すのにすごく時間がかかります(笑)。
海外におけるGREENINEの収益の柱を作っていく
-担当されている海外事業における今後の目標や挑戦したいことを教えてください。
山田:日本でやっていた時と変わらず、海外でも自分たちがやれると思ったことをどんどん広げていきたいと考えています。なので、日本のように、売上の柱となる事業をいくつも生み出していくのが目標ですね。
齋藤:今の日本は経済成長率が横ばいで、シンガポールから日本を見ていると今後がとても気になります。GREENINEは日本でさまざまな事業を展開して成功しているので、長期的には山田さんが言うように柱となる事業を作り、そこから海外での収益を上げられるようにしていきたいと考えています。
小野:私はこれまでずっと日本で仕事をしていて、そもそも英語も勉強中の身です。そんな人間からすると、海外事業って「優秀な人が携わるものでハードルが高い」と感じていたんです。多分、そう思っている日本人は結構いるんじゃないでしょうか。なので、私の個人的な目標としては、そこのハードルを下げたいと思います。
今は昔と違ってオンラインで世界と繋がれる時代ですし、英語が分からずともChatGPTでメールを作成してコミュニケーションが図れたりします。海外に対する心理的なハードルが下がれば、海外移住なんかももっと当たり前になっていくと思います。そう言った人たちに対して、住む場所や投資としての魅力、海外不動産の面白さを提供していければ良いなと考えています。
ビジネス英語は難しく考えなくても大丈夫
-どのようなタイプの人が海外事業に向いていますか。
小野:異なる文化や価値観を尊重することが大切になるので、柔軟な思考ができる人の方が向いている気がします。柔軟な思考は海外事業に限らず大事ですが、日本から海外に出て行った場合は特に必要になるでしょうね。
ドバイにはいろいろな国の人が集まってきていて、未開発の砂漠地帯もあり、将来性が非常に高いです。海外に興味がある人にとってはチャレンジしがいのある環境だと思います。
山田:海外事業に向いている人の特徴は3つあると考えています。1つ目は、なんでもやってみようという気持ちです。先ほど小野さんがおっしゃった通り、海外事業と聞くとハードルが高いように思われがちですし、私も最初は自分の英語がビジネスで通用するかどうか不安でした。しかし、いざ飛び込んでみると英語が完璧ではない海外のビジネスパーソンも結構多かったですよね(笑)。なので、「英語に自信がないから」と諦めるのはもったいないので「やってみよう」という気持ちが大切だと思います。
2つ目は、異文化への理解とオープンなマインドです。海外の人とビジネスをしていると、考え方や文化の違いを感じることがあります。特に宗教などはデリケートで、日本で生まれ育った人からすると容易には理解できない部分もあります。この違いを理解しないで飛び込むのは少し危険かなと思います。海外の人とコミュニケーションを取る基本として異文化への配慮は必ず必要だと思います。
3つ目は、出張に対する耐性です。私の場合は飛行機でもぐっすり眠れるし、基本的にどの国の食べ物も美味しく食べられるので問題なかったのですが、そこが合わずに苦労する人もいるようなので、基礎体力は意外と大切だと思います(笑)。
齋藤:私も山田さんが言っていた言語のところは本当にそうだと思います。そもそもネイティブの英語話者って世界全体で見ればそんなに多くないですし、英語でビジネスをしている人でも非ネイティブの人が多くいて、完璧な英語でなくてもコミュニケーションが成立しているわけです。なので、英語力の有無はそんなに気にすることではないと思います。
あとは、粘り強さが大切かなと思います。日本でのビジネスに比べると、海外のビジネスの進め方は適当な感じです(笑)。でも、自分がその適当さに合わせていると、やりたい事がいつまで経っても実現できなかったり、仕事が進まなくなるので根気強くコミュニケーションを取っていく粘り強さが必要です。
また、押しの強さも重要です。海外では押しが強い人が多いので、そこに負けないようにコミュニケーションを取ることが大事かと。傲慢に振る舞うのは違いますが、主張すべきところはしっかりと主張していくことが大切ですね。
-最後に求職者に向けてメッセージをお願いします。
山田:私は入社当初、特に英語を活かせる仕事がしたいとは考えていませんでした。当時、そもそも会社として海外への事業展開をしておらず、自分が今シンガポールでこんな仕事をしているとは全く想像していませんでした。しかし、今の仕事に辿り着けたのは、与えられた環境の中で全力を尽くしてきたからだと思います。与えられた仕事を責任を持ってやり続けることが、その先のキャリアに繋がると私は考えています。
なので、特に就活生の皆さんには、就活の選択がその先の人生全てを決めるわけではないということを伝えたいです。大切なのは、自分の選択に自信を持ち、全力を尽くす覚悟を持つことだと思います。キャリアは最初の選択で決まるものではなく、その後の努力や姿勢によって大きく変わる可能性があります。新しい挑戦や機会を前向きに受け入れ、与えられた役割を全力でこなすことで、自分でも予測できなかった未来が開けると思います。
齋藤:私はファーストキャリアがシンガポールで、「海外に出ちゃえ」という感じで飛び出しました。その当時に思い描いていた通りのキャリアをそのまま歩んできたわけではありませんが、今振り返るとすべての経験が糧になってるなと思います。興味の持てない仕事がなかったわけではないし、常に情熱を持って取り組んでいたわけでもありませんが、全てがあったからこそ、今の仕事ができるだけのスキルが身についたと感じています。ですから、あまり難しく考えすぎずに、いろいろなことをやってみることが大事なのかなと思います。その上で、GREENINEは海外事業もどんどん展開していってるので、興味を持ってもらえたらなと思います(笑)。
小野:私もGREENINEに入った時は、まさか自分が海外で仕事をするとは夢にも思っていませんでした。GREENINEにはその「まさか」に挑戦できる環境があります。入社前に、会長から「GREENINEにはたくさんの挑戦できる環境がある。新しいこと、面白そうなことにどんどん挑戦するから、他ではできないような経験がたくさん積めるはずだよ。」と仰っていただき、入社を決めました。実際、以前は国内の不動産販売しか知りませんでしたが、ここに来てからはいろいろな経験をして、有意義に仕事人生を送れているなと感じています。いろいろなことに興味があり、挑戦の機会を探している人は、GREENINEに合っていると思います。