小野さんからのパスで、今回はREXの紹介サイトで求職者集客をされている加藤さんにインタビューをお願いしました。REXの歴史の中でも特に中途入社者が多かった昨年度、育成面でREXを支えて下さっていました。そんな人一倍知識が豊富な加藤さんがREXに入社した理由や現在の仕事内容、社内研修担当者になるまでの経緯等についてお話しいただきました!
ーー経歴を教えてください
大学卒業後、ジャンルを変えつつ人材に携わる仕事をしています。
最初の10年は福祉に近く、障がいを持つ方の就業支援をしていました。
うつ病、統合失調症、発達障がいの影響で仕事を一度断念した方の復職や就職をサポートするのですが、復職する本人の支援だけでなく、職場環境の整備やアドバイス、就業後の相談など業務は多岐にわたり、やりがいのある仕事でした。
その後、福祉からは離れて本格的に人材業界に入りました。
IT系キャリアアップスクールのキャリア支援部門、派遣会社を経ています。
それぞれ得意とする業界が異なり理解するための勉強が大変ではありましたが、知見も広がったなと思っています。
ーーREXに入社した理由を教えてください。
REXの前は派遣会社にいたのですが、派遣業界はとてもスピーディーです。
「人手がほしい」という企業のニーズと、「経験や知識を活かしたい」という働く側のニーズがあり、双方の希望をマッチさせていくのはやりがいでしたが、もうすこしゆっくりとキャリア支援をしたいという気持ちが芽生えました。
転職を考えている時にREXの募集を発見したのですが、「有資格者のキャリアに寄り添ってサポートする」という見出しを見て、これだ!と。熱く志望動機を書いて応募しました。
面接では、REXの事業や特徴、目指す方向性などを聞きました。会計業界のことはまったく知らない状態だったので、業界のことも教えてもらいましたね。当時は公認会計士と税理士の違いもわかっておらず、面接の場でなるほどと思っていました。まったく知らない業界に携われるというのもひとつの決め手でした。
私が入社した時は、まだ従業員数が20名程度でした。現在の働きやすい制度などはなく、ごく普通の人材紹介会社でしたが、前進していこうというポジティブな雰囲気が強く、飛び込んでみたいという気持ちが膨らみました。実は家族に相談したときは、当時の派遣会社のほうが規模が大きいということもあって「大丈夫?」と心配されましたが、思い切ってチャレンジしてよかったと思っています。
ーー所属部署を教えてください
カスタマーサクセス部プランニング課です。一見よくわからない部署名かと思いますが、6月までは「マーケティング部」という名前で、やっていることもマーケティングです。
私は今年1月にこのチームに異動してきました。それまでは、入社時の希望どおり人材紹介の現場でコンサルタントをやっていましたので、人生最大のキャリアチェンジです。
ーー所属する部署はどんな部署ですか?組織のミッションや役割、人について教えてください!
ミッションはズバリ集客。
転職をしたいと考えている候補者、採用したいと考えている企業や会計事務所を集めます。その求職者や求人企業を営業にパスしていくことになります。
集客をするには、最終的にはWEB広告を出したり、WEBサイトの求人情報や記事を充実させたりしていくのですが、闇雲に進めても空振りになってしまいます。
世の中の状況を捉えて先読みし、転職市場も常に注視し、戦略を考えて実行していかなければいけません。そして、求職者が何を求めているかももちろん把握していくため、情報収集や現場ヒアリングが欠かせない部署だなと思います。
部署のメンバーはさまざまなバックグラウンドを持っていますね。私にブログのバトンパスを下さった小野さんは紙媒体や商品企画に携わっていましたし、芸術系大学卒業で制作に強いメンバー、データ分析に強いメンバーもいます。
私はずっと人材業界の現場にいてマーケティングは未経験。
バックグラウンドは様々ですが、助けあい・高めあって成長していけるので、まさにREXの縮図のような部署だなと思います。
ーー加藤さんの仕事内容について、具体的に教えてください!
REXの紹介サイトはいくつかありますが、会計サイト・弁理士キャリア・GENSEN・プロコネの4つすべての求職者集客を担当しています。
サイトがたくさんあるので大変と思われがちですが、主に広告運用を担当しているプランニング課の白一点である簡さんと二人三脚で取り組んでますし、プロジェクト単位で他のサイトの担当者とも協力してやっています。
具体的には、各サイトのコンテンツ(記事)の企画や実行、求人情報の整備、メルマガ企画などです。自分で記事を書くこともあれば、ライターさんの原稿をチェックしたり、現場のコンサルタントに依頼したり、色々なやり方があります。異動直後は中々慣れず一人で抱え込んでしまったため大変でしたが、今では上手く依頼や分担がでるようになりましたね。
会計業界・弁理士業界の仕事や用語は専門的ですが、去年まで現場にいて蓄積してきた経験や知識がとても活きていると思います。異動によって仕事そのものはガラリと変わりましたが、キャリアは継続できているなと実感できるのが嬉しいですね。
ーー加藤さんのやりがいと苦労、それぞれのエピソードを教えてください
今年はコロナ禍があり、期初に設定していた目標や計画は大きく変わりました。
WEBサイトの担当と並行で、対面のセミナーをたくさん開催する予定だったのですが、すべて中止になりました。その代わりにオンラインセミナー、ウェビナーに初挑戦。もともとオンラインでの動画やセミナーは実施する予定でしたが、年内に一度やってみようという温度感だったのが大きく前倒しです。
4月の初めから在宅勤務がスタートしたのですが、4月中に第一回のウェビナーを開催することになり、必死でしたね。テーマは「WEB面接」。zoomの使い方もままならないところからスタートし、現場コンサルタントに講師を依頼、プレゼン資料をパワポで準備。今ではウェビナーはあちこちでやっていますが、まだそれほど活発ではなかったので手探りでした。リハーサルも2回やったと思います。
本番は大成功!(もちろん反省点や修正点はありましたが…)参加者アンケートの満足度も高く、嬉しかったですね。嬉しさのあまり、振り返り会という名目でそのままzoom飲み会に突入してしまいました。
このウェビナー開催の経験は、現在進めている動画コンテンツにつながっています。動画マーケティングが重要になってきていますので、着実に進めていきたいですね。
ーー加藤さんは社内セミナー・研修等も任されていましたが、どのようなセミナー・研修をされていますか?任されるようになった経緯等も是非教えてください!
REXは会計業界専門なのですが、主なターゲットである公認会計士・税理士というのはどのような仕事をしているのか、そもそもどのような国家試験なのかなど、知らなければいけないことがたくさんあります。求職者や求人企業にしっかりと向き合うためには知識は重要です。
私も入社時には何もわからず飛び込み、先輩に教えてもらい、勉強してなんとか必死に追い付いてきたのですが、今後、REXがスケールアップしていくためには社内研修を充実させていかなければいけない時期になっていました。
ちょうどその頃、私は家族の看護をしなければならなくなり、休暇が続くなどしてコンサルタントとして十分に仕事ができないと悩んでいました。
こんな時も、REXはとても柔軟です。
何ができる?どうやって貢献できる?というのを一緒に考えてくれて、この社内研修の担当になりました。
実は塾の講師をやっていた経験があり、大学も教育学部(ゼロ免だったので免許は持っていないですが)。福祉の仕事をしていたときも企業に出向いて教える機会があり、研修講師は好きだったということもありますね。
公認会計士とは?税理士とは?監査法人の役割、税理士法人や会計事務所の仕事、キャリア面談の研修などを整備しました。今もこれをベースにアップデートして現場で研修を実施しています。
REXには別の業界から未経験で飛び込んでくる中途入社が多いのですが、未経験でも数か月で独り立ちできます。充実した社内研修は転職者にとっても魅力だと思うので、貢献できたのはとても嬉しいです。
ーー加藤さんの考えるREXの他社との違い、強み、弱み等について教えてください
コロナ禍で実感したのですが、会社としての決断がスピーディーであるのは大きな特徴だと思います。
例えば、ウェビナーのエピソードを出しましたが、準備を進めていた対面でのセミナー計画(たくさんありました)をスパッとやめてウェビナーをどんどん進める方向に切り替えるのも速かったです。
成功するかどうかわからないけれど、とにかくやっていこう!という姿勢なので、チャレンジへの後押しになります。
7月には組織変更もありました。
期半ばで異例だと思いますが、コロナ禍を乗り切るため、乗り切るためだけでなくジャンプアップをめざしての変更でした。組織がコロコロ変わるの?と思われてしまうかもしれません。現場は混乱しないの?という心配もあると思いますが、良い方向に前進していこうという意図がはっきりしているので、気持ちの混乱はないですね。部署名が覚えられないとか、やり方が変わってちょっと混乱するということは多少ありますが。
プランニング課に限ると、やりたいことや新しいミッションがあり、ちょっと人員が足りないぞと思うときもあります。ときには残業が増えてしまう時期もあります。ですが、フルフレックス制度はどんどん活用していますし、基本在宅ワークで通勤の負担もなく、有給休暇も気兼ねなく取得できます。会社全体でメリハリのある働き方ができるのは、働くメンバー全員のメリットだと思います。
最後に・・・次のバトンを回しますか?どんな方ですか?
ほぼほぼ同期の竹澤さんに。
私は9月1日に入社したのですが、その週末に社内バーベキューがあり、正直キツイと思いながら参加しました(参加したら楽しかったです)。そのバーベキューに、なぜか10月1日に入社予定の竹澤さんがいました。私的には同期のつもりです笑
人材紹介の現場でバリバリにやっているイケメンです。ちょっと口ベタかなと思うのですが、後輩にもとても慕われていて、頼りにされています。週末は家族でキャンプにいくよきパパです。
以上、加藤さんありがとうございました!
REXは柔軟で新しいものを取り入れていこうというスタンスが強いので非常に変化が多いですが、結果として研修制度が充実したり、オンラインセミナーが開催されたり、フルフレックスや完全在宅勤務でメリハリのある働き方ができたりとポジティブな方向に進んでいるなぁと私自身も再度実感しました。組織変更が多く部署の名前が覚えられないのは同感です(笑)