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「エンジニアとしての技術力+αを磨きたい」コロプラから製造業ベンチャーに挑戦しビジネスの最前線へ

こんにちは!キャディインターン生の山口です。今回は…インターン生が聞く!キャディ社員インタビュー第4弾!バックエンドエンジニア、山田圭一さんのインタビューをお届けします^^

2019年9月に入社されたばかりの山田さん。株式会社コロプラに2013年にジョインし、バックエンドエンジニアとして勤務。スマートフォン需要の急拡大に伴った、いわゆる「スマホゲーム市場」の拡大を、バックエンドエンジニアとして支えられてきました。勤務されていた6年半の間にコロプラもマザーズ、そして東証一部へ上場し、規模の異なるステージごとに様々な経験をされてきました。

そんな山田さんがどうして、創業2年目の製造業ベンチャーへ転職を決意したのか。その理由をお伺いしました!

開発から運用。高負荷環境でエンジニアとしての技術力を上げた

ー本日はよろしくお願いいたします。山田さんは前職で多くのスマートフォン向けゲームを作られたとか!

前職では株式会社コロプラでバックエンドエンジニアとして働いていました。コロプラに入社した当時はちょうどスマートフォンが生活に浸透し始め、いわゆる「ソーシャルゲーム」が台頭してきた頃だったんです。

エンジニアとしての技術力を高めたいと考えていたので、多くのユーザーが一斉に使うような「高負荷」がかかるゲームの開発に携われば、独学では経験できない技術の知見を得られるのではないかと思い、これからの市場や会社に成長性を感じたコロプラにジョインしました。

ーなるほど。実際ジョインされてからはどのようなことをされていたのでしょうか?

だいたい10個以上のスマートフォン向けゲームの開発、運用に携わりました。中には有名IPとコラボレーションしたゲームや、利用者の累計が1000万人を超えるような規模の大きなゲームの開発も手がけました。バックエンドエンジニアとして働く中で、適切にデータ管理をすることはもちろん、ゲーム自体の信頼性を高めるために「高負荷」に耐えられて障害を起こさないような設計をすることや、できる限り通信を早くすることが必要とされていたんです。

例えばゲームのプレイ中に「通信中」という文字が出てくることがありますよね。その通信の裏側ではゲームに必要なデータ整理を行ったり、プレイ中の情報を保存したりしています。こうした処理にかかる時間をいかに短くするかを意識しながら、機能の開発をしていました。

また開発だけではなく、事業部面と機能面の2つの側面でリーダーを任されていました。前者は担当ゲームの中でバックエンドエンジニアのタスク管理等を行うリーダー、後者は職能別組織におけるバックエンドエンジニアの一部をマネジメントするリーダーです。それぞれ5人から10人程のメンバーのサポートやマネジメントを行いました。

ー開発だけでなく、リーダーもされていたのですね!何か印象に残っているエピソードはありますか?

はい。以前、バックエンドで採用していた技術を刷新し、新たな技術を導入した新作ゲームの開発に携わっていた時ですね。技術を刷新したことで社内に蓄積されたノウハウを活用できない部分が生じたり、担当ゲームをまたいだ横のコミュニケーションが希薄なために新作ゲーム開発に必要な情報が属人化している、といった課題が見えてきました。

そこで、チームメンバーだけでなく、他の新作ゲーム開発に関わるバックエンドエンジニアにナレッジ共有や技術的サポートを行う場を設けるなど、情報連携のハブになるような動きをしました。結果として、他のエンジニアからも評判がよく、新作ゲーム間の横のつながりを作れたのは良かったです。また、「伝える」ことに注力し、チームや個人間のコミュニケーションを円滑にする中で情報の伝え方を考えたり、議論しながら自身の考えも整理されることにより設計等の課題が明らかになったことなど、多くの学びを得ることができました。

技術「+α」の視点を開発に組み込めるエンジニアになりたい

ーそんなチームリーダーを務めるまでにキャリアを積まれていたにも関わらず、なぜ転職を考えられたのでしょうか?

会社が大きくなるにつれて、少しずつ分業化されていったことがきっかけだったかもしれません。今やグループ全体で1300人を越える規模になりましたが、私が入社した当時は社員数150人ほどで、小さなチームの中でPDCAを高速に回していました。例えば、開発だけではなくユーザー動向をみて仕様策定をしたり、設定しているKPIを追いながら施策立案するなど、ビジネス寄りな一面も担っていたんです。

しかし増員に伴い、以前に比べそうした関わり方が少なくなり、セクションごとの働き方に移行していきました。狭く深い領域に特化していくことも一つですが、自分も30歳になり改めてキャリアを見つめ直すことにしたんです。

技術的に優秀なエンジニアは世界中に多くいる、その中で技術だけでなく「+α」の視点を開発に組み込めるエンジニアになることで、より付加価値の高いプロダクトを提供できるようになると考えました。

ー東証一部上場企業を辞めて創業2年にも満たないスタートアップへ。ご家族の反対はなかったんですか?

最初は妻も心配していましたね。ビジネスサイドの視点を持ちながら技術力を高めていく経験によってエンジニアとしての付加価値をより上げていきたい、という気持ちを正直に伝えました。記事などで客観的に語られているメリットとデメリットを説明するとともに、自分がなぜ今キャディに行きたいのかを真正面からぶつけていくことで、最終的には応援してくれました。

ー将来を見据えての判断だからこそ、応援していただけたんですね。しかしなぜ数あるベンチャーの中でもキャディに?

エージェントの方に紹介された会社の中にキャディがあって。他に紹介された企業は既に知っている企業ばかりだったのですが、キャディだけは知らなかったんです(笑) それで逆に興味をもち、CTOの小橋さんとお話させていただきました。

小橋さんから事業説明を聞いた時に、顧客・町工場・キャディ全員が成長していくことで、ステークホルダー全員にWINが生まれる事業というのはとても良いビジネスモデルだと感じました。全員にWINがあるというのはなかなか成立が難しいモデルだなと。またキャディでは生活の基盤に近い製造業という分野の課題解決に向けて価値創造していけるため、社会での必要性、そして事業の将来性を感じました。

ビジネス視点を持ちながら、未来を予測し開発していく

ー山田さんにとっては新たな業界への挑戦ですよね。実際に入社されてみていかがですか?

新しく刺激的な毎日を過ごしています。特に前職と大きく違う点は、開発スタイルですね。前職では、普段の会話から出てきた、直感的に「面白い」と思うアイデアを、一旦プロトタイプに落とし込んで判断する、というアプローチが多く行われていました。キャディでは、最初の設計段階で将来予測される変化も含めて、必要なサービスや考えが漏れていないかを十分に検討して開発を行います。

例えば、現在携わっている「オペレーション上の課題を技術的に解決するための社内向けプロダクト」の開発では、社内でどのようなオペレーションが行われているのかの把握から、内在する課題の抽出、そしてその課題を解決して本来あるべき姿にするにはどういう機能を開発する必要があるのかを日々チームで考え取り組んでいます。

これはビジネスサイドの視点を持って未来予測をしながら開発する必要があるので、難しさとともに面白さを感じています。また、RustやTypeScript、Kubernetes、gRPCなどのモダンな技術を駆使しながらプロダクト開発に取り組んでいるので、技術的にも成長できているなと実感しています。

今はまだ見えていないところが多いですが、キャディが社会にインパクトを与えていく過程で技術によってキャディを支え、社会貢献できるように働いていけたらなと思っています。

ー最後にどのような方がキャディに合う方だと感じますか?

ミッション・バリューに共感できることはもちろんですが、何かしらの強みを持ち、それをチーム開発で活かしたい方や、自分の中に何かがくすぶっていて、それを解放したい方、ITだけではなく、社会の根幹に技術でアプローチしていきたい方…どれかひとつでもあてはまるなら、キャディにFITしやすい方ではないかなと思います!

Photo by Yu Ueki

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