■営業経験を積み、未経験のSES業界での営業にチャレンジ
ーービズリンクに入社するまでのキャリアを伺えますか。
キャリアのスタートは中卒で、自分の知っている範疇で見つけた建設業界の仕事でした。現場を経験し、将来を見据えて転職を考え始めるようになった時、友人から薦められて営業という仕事を知りました。もともと人とコミュニケーションを取るのは苦手ではなかったですし、営業職なら未経験でも実戦で学びながらスキルを磨けるのではないかと思い、別会社で個人営業として働き始めました。
そこで3年務めた後に、さらにSES業界の営業会社に転職をしました。SES業界は初めてでしたが、IT業界はかっこいいというイメージとエンジニアに憧れがありました。一時期はエンジニアを目指すことも考えましたが、やはり難しいと思い直し、営業という立場でSESに関ろうと転職活動を始めました。
ーー初めてのSES業界への就職ということで、大変なことはありましたか。また、その後ビズリンクとはどのように出会ったのでしょうか。
知識ゼロからのスタートだったので、開発の基本など業界に関して覚えることがたくさんあって苦労しましたね。その会社で1年程勤務した後、会社の考え方や風土が合わず、また転職を考え始めました。その転職活動の中で出会ったのが、ビズリンクでした。
ーー2回目の転職は、どのような軸で探しましたか。
事業内容ももちろんですが、社内の風土やこの人達と一緒に働きたいと思える仲間、自分が面白いと感じてモチベーションが高まる環境を重視しました。そういう会社であれば、自分もできるだけ長く勤められるのではないかと考えたからです。
■事業や人に面白みを感じながら、メンバーと成果を喜び合える環境にいる今
ーー入社前、ビズリンクにはどんな印象を持ちましたか。
フリーランスに特化して営業しているSES会社というイメージは元々ありましたが、マッチングのプラットフォームサービスを展開している点に特に興味を持ちました。面談では、代表と取締役にお会いさせていただきましたが、自分のキャリアに対してフラットに話を聞いてくださったり、共通点を見出してご自身のエピソードを語ってくださったり、働いている人も含めて面白い会社だなという印象を持ちました。
ーー2021年7月に入社をされ、現在はどのような業務を行っていますか。
5名のメンバーで構成された第1営業部で、コンサルタント業務を行っています。弊社が展開するマッチングプラットフォームにフリーランスの方のご登録があった際、コンタクトを取って企業との懸け橋としてコンサルティングをしたり、人材を募集するクライアント企業に採用条件に適した技術者をご紹介するというのが主な業務になります。
ーー部署内のミッションはありますか。また、業務において困難を感じる点はありますか。
部署としては、月毎の予算内での売上の割り振りがあるので、それを達成していくという一定のノルマはあります。
さらに、ノルマほどのミッションではないですが、毎月複数ある行動指針のうち1つがピックアップされ、それを1番体現できているメンバーを表彰する機会もあるので、常に誰かに見られているという気持ちで行動しています。
困難を感じる点の1つは、クライアントとの交渉ですかね。取り組んでいるものの、やはりクライアントが求める条件と候補者のスキルとでは少なからず乖離が発生します。頂いた募集要項だけで人材を探すのであれば打ち合わせは必要ないと正直思うので、クライアントと打ち合わせを実施して条件をすり合わせていくことを心がけています。100%完璧に条件を満たすマッチングというのはなかなか難しいという現実があるからこそ、優先順位を伺って、出来る限りマッチした方を探しやすい方向に持っていくなど、交渉するにしても工夫をしながら行うようにしています。
ーー仕事を行う上で、大事にしていること、やりがいについて教えてください。
気持ちを整理して、常にフラットな状態で人と話をするように心掛けています。営業職は、契約を成立させるのが難しいことも多々あります。でも、落ち込んでいても仕方がないですし、イライラした状態で誰かと話をして冷たく当たったりするのもお門違いの行動かなと思うので。
それから、チームで進めていくタスクに関しては後回しにはしないように留意しています。例えば月末月初の請求関連など、自分の行動が遅いがために管理部が遅くまで残業という状況はよくないですし、そういうやり取りによって社員がお互いにいがみ合うようになるのはもったいないですよね。他の人との連携によって業務が動いている意識は、常に持ちながら仕事をするようにしています。
やりがいは、やはり数字を上げ、その成果がインセンティブとして返ってきた時、そしてメンバーと一緒に喜び合える時ですね。弊社には、自分の上げた利益によって決まるインセンティブというのがあります。こうした制度は、モチベーションにもつながっています。
■柔軟な事業構想と会社、チーム、個人がWin-Winであるための風土づくりが魅力の会社
ーー社内では、そうしたモチベーションアップの取り組みが多く実施されているようですね。
当月予算の達成率が一番高かった人は、MVPとして表彰され、金銭的なインセンティブも与えられます。それから、面談キャンペーンという取り組みもあります。技術者と企業の面談数を強化する期間が月に1回の頻度で設けられていますが、その面談件数毎にインセンティブが発生します。また、チームでのアポ獲得件数の成果も還元されるなど、モチベーションを高く維持できるような取り組みが多い会社だと思います。
ーー会社の風土として、風通しのよさなどは感じていますか。
会社、チーム、自分が良い方向へ進むための提案であれば、前向きに検討してくれる風土があると思います。僕も以前、仕事の生産性を上げるために各担当が経験したトラブルに関する情報を共有したいと上司に提言した際、その場で共有するためのグループチャットを作ってくれました。もっと良くするためにこの部分を改善したほうがいいのではないかという意見は比較的取り入れてくれる会社だという印象があります。
ーー入社して感じる、ビズリンクの強みや魅力を教えてください。
面接時にも感じましたが、会社が目指している方向性がとても面白いと思っています。SES関連の会社はSlerを目指すケースが多いですが、ビズリンクの場合は違います。プラットフォームについても企業と技術者が直接やり取りできる場所にするという構想やSaaS型にして協力会社の営業に利用してもらう構想など、単にSES事業を行うだけにはとどまらない考え方や姿勢が魅力だと感じています。
それから、会社のメンバーも個性的な人材が集まっていますし、みんなで頑張ろうというポジティブな風土があるのも魅力です。社内の雰囲気も心地良く、とても働きやすい環境です。
■自身のキャリアに危機感を持ちながら、スキルレベルを上げて管理職を目指したい
ーー現在、入社して早くもリーダー的役割の業務も担われているそうですね。
もともと経験者として入社したので、面接の段階で会社から期待されているポジションについてのお話は受けていました。明確なタスクや役割として任されているわけではないですが、チームリーダーと一緒に打ち合わせに参加したり、部署の今後の在り方を考えたりする機会を頂いています。
まだまだ勉強しなければいけないことがたくさんありますが、期待されている分頑張ろうという気持ちで取り組んでいます。
ーー今後、このビズリンクという会社でどんなキャリアを目指していますか。
目指しているのは、管理職です。入社時、僕が会社に伝えたことの一つに、良くも悪くも一生ビズリンクにいるかどうかはわからないということがあります。そんな状況の中で、僕には、自分の経歴と年齢からするとある程度のレベルの仕事ができていないと市場から求められない人材になってしまうという漠然とした危機感があります。これからの自分のキャリアを考えた時に、このビズリンクという会社でインプットだけではなく、誰かに教えられるアウトプットレベルには達しなければならないと思っています。
ーーどんなメンバーに入社してほしいですか。
一緒に頑張っていこうと思える方だけでなく、逆にライバル意識を持っている方に入っていただくのも面白いですよね。競争心が強すぎても居づらくなってしまいますが、協調性だけがあり過ぎても数字は上がるものではないですし、そこのバランスは大事だと思います。それから、メリハリがあってとても楽しい会社ですがベンチャー企業ではあるので、独自の風土に慣れることができる方が合いやすいのではないかなと思います。