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ポエムで終わる気は、更々ない。

こちらのストーリーは、代表 伊藤のnote『伊藤かるろす@BEYOND CAFE』を転載したものです。

ポエムで終わる気は、更々ない。|伊藤かるろす@BEYOND CAFE
2023年、9月。 BeyondCafeは7期を終え、8期を迎えた。 24歳の6月に生じた「自分ならできる」という壮大な勘違いから始まった挑戦は、自分の実力不足で、実現したい世界の1%くらいしか実現できていない。 3年前に以下のようなnoteを書いた。 僕を前に進ませるのは大言壮語を吐くことだけだ。 ...
https://note.com/carlos_ito/n/n6856c4cdffee

2023年、9月。
BeyondCafeは7期を終え、8期を迎えた。

24歳の6月に生じた「自分ならできる」という壮大な勘違いから始まった挑戦は、自分の実力不足で、実現したい世界の1%くらいしか実現できていない。

3年前に以下のようなnoteを書いた。

経営者人生5年目に突入する29歳男性の葛藤と挑戦|伊藤かるろす@BEYOND CAFE
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これまでの人生、基本的に大言壮語を吐いては自分で逃げ道を塞いで奮い立たせてきた。基本的には自分は怠惰な人間で、このやり方以外の勝ち方を知らない。だからこそ、20代が残り6ヶ月しかない今だからこそ、もう一度大言壮語を吐きたいと思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ...
https://note.com/carlos_ito/n/nc3f9aeccea4d

僕を前に進ませるのは大言壮語を吐くことだけだ。

こんな一節を書いているにもかかわらず、この投稿から3年間は苦悩の連続でまともに発信ができていなかったことが本当にお恥ずかしいばかりだ…

少しこの3年を少し振り返ってみる…

2020年コロナにより、オフラインが強みだったBeyondCafeのサービスをフルオンライン化へ移行した。

立ち上がりが順調だったが故に大きな落とし穴に気付くのが遅れ、そこからボディーブローのようにジワジワと自分たちの首を絞め、修正に大幅に時間を要してしまった。

特に新卒採用領域は狩猟ではなく農業。
PDCAサイクルを回すのに1年かかるビジネスだからこそ、生じたかもしれない。

また働き方の変更も大きな要因だった。
フルリモートに移行してから、Beyondのカルチャーが徐々に失われ、社員の体調不良や離職が続出した。

当時は働く場所がオフラインからオンラインに変わっただけで、MissionやVision、Valueが変わったわけでもなく、コミュニケーションも変わったわけでもないのに、なぜここまでうまくいかないんだ…と嘆いていたが、今でははっきりとわかる。

そもそもの組織の作り方が、無意識化でオフラインでなければ成り立たない作り方になっていたのだ。

例えるなら水質
水が変われば魚が生息するのが困難になるように、リモートワークなど働き方の変化は、私が無意識のうちにオフラインに特化した組織作りをしていたが故に、クリティカルにダメージを喰らってしまった。

そんなこんなで些細な綻びから事業と組織の両輪がうまく回らず、モメンタムがどんどん低下し、修正するのに3年も時間を要してしまった。
経営者として実力のなさを痛感している。

正直、諦めそうになったことなんて何度もあった。

20代で同じようにまだ見ぬ未来を信じて挑戦していた同士も、30代に入るとはっきりと道が分かれる。

一定の成功を有し、前に進み続ける人と、
現実をしっかりと捉えルート変更する人だ。

自分はずっとその分岐点で足踏みをしていて、常に降りかかる困難の雨の中、傘を持たずに先が見えない道を歩いている感覚だった。

僕を前に進ませるのは大言壮語を吐くことだけだと言っておきながら、それができていない自分に対してクソだなと自己嫌悪に陥りつつ、諦めたらそこで試合終了を信じてなんとかもがき続けた。

結果的に今期は会社としてしっかりと利益を出すことができ、ようやくではあるが元の状態に戻り、ここから再起のスタートラインに立てた気がする。

そんな中9月の上旬、8期を迎えるにあたって、北海道から沖縄まで、全国で働く正社員、業務委託、インターンなどBeyondCafeに関わる全クルーを集めたオフライン合宿を行なった。

そこで改めて気付かされたことがある。
それは、自分が如何に独りよがりだったかである。

合宿のテーマは"全員スタメン"。
採用、組織、広報、マーケと多岐にあたり活躍してくれている我らが青木と夜な夜なディスカッションを繰り広けた結果、当日のスライド資料は200枚近くまで膨れ上がった。(本当にありがとう涙)

そんな青木の努力もあって、この3年でガラッと変わった組織が一枚岩になるための合宿がスタートした。

その最後のコンテンツに、自分のビジョンとBeyondのビジョンを実現するために掲げるスローガンを1枚の旗にまとめるというものがあったのだが、ここで自分は深く反省することになる。

正直自分の中で少しばかり、不安があった。
正社員、業務委託、インターンと異なる働き方を行う人たちがどこまで自分ゴト化したアウトプットができるのか。

結論、そんな不安をしていたのが恥ずかしいくらい、全員が自分のビジョンとBeyondのビジョンの実現のために何ができるのか、お互い本気で語り合っていたし、お互いのために何を助け合えるのかの討論まで進んでいた。

ここで自分に一つの疑問が浮かんだ。
自分はこれまで一方的に自分の考えを発信していただけであり、
その実現のために仲間と討論ができていたのだろうか。

一度壊れかけたからこそ、どこかで自分が背負わなければと線引きをして、独りよがりだったのではないかと。

合宿が終わり最後のアンケートにもこのような一言があった。
「この合宿もそうだが、もっと頼ってほしいし、みんなで作り上げていきたい」と。

自分は完璧ではないから仲間を頼らなければならないと頭で理解していても、心のどこかで最終的に責任を取るのは自分だし、自分の脳みそで作り上げた方が速いとセーブしていたと思う。
(左利きのエレンの光一が闇堕ちした状態だったに近い…)

過去を振り返ると、間違いなく自分の熱量がグッと上がった時は、仲間と共に何かを作り上げている瞬間であり、それは自分一人が奮闘しているのではなく、助け合えている状態だった。

僕を前に進ませるのは、大言壮語を吐いて、自分にプレッシャーをかけることだけではなかった。
仲間と共にワクワクする未来を語り、希望を紡ぐことだった。

仲間と希望が自分のガソリン。
こんな些細な自分の原動力に気付くのに大変な時間がかかってしまったが、しかしその後悔よりも今は希望の方が遥に大きい。

周りを気にせず、本当に自分の実現したいビジョンを、共に作り出したいと希望を抱く仲間のために、手段を変えつつこれからも挑戦し続けることを、この合宿を通じて誓ったし、今この場でも宣言したい。

そして。

もし、自分の理想と現状のギャップに苛まれて、心が折れそうになっている人がいれば、ぜひ自分の原動力が何かを振り返ってほしい。
世間の目や周囲の雑音に耳を傾けず、自分の心に耳を当ててほしい。

あわよくば、挑戦を辞めないでほしい。

もし折れそうな時はいつでも気軽に相談待ってます。
その時には一緒にワクワクする未来を語ろう。
その代わり僕が折れそうな時には、一緒にワクワクする未来を語って欲しいな。

働くを、夢中に。
これからもBeyondCafeの挑戦は続きます。
8期も頑張るぞ。

人材事業を通じてキャリア教育をアップデートするというビジョンに挑戦したい方、ぜひお待ちしております!


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