- プロダクトマネージャー/PdM
- 26新卒エンジニア職
- カスタマーサクセス/ハイタッチ
- Other occupations (38)
- Development
-
Business
- プロダクトマネージャー/PdM
- PdM
- Webディレクター
- グロースハッカー
- 人事企画責任者
- 情報セキュリティ担当
- 販売管理(リーダー候補)
- 内部統制推進担当者
- 人事企画・労務リーダー
- 営業企画担当/マネージャー候補
- 営業企画担当
- スポンサー・広告営業
- フィールドセールス
- アカウントセールス
- 事業戦略担当
- セールス/ カスタマーサクセス
- 事業開発/商品企画
- コーポレートセールス
- パートナーセールス
- パートナーセールスマネージャー
- セールス/マネージャー候補
- 法人営業/マネージャー候補
- アカウントセールスMgr候補
- 営業※税理士向け※
- インサイドセールス
- コンテンツマーケティング
- マーケティング
- マーケティングディレクター
- Other
弁護士ドットコムは、世界中の人達が「生きる知恵=知的情報」をより自由に活用できる社会を創り、人々が幸せに暮らせる社会を創造するため、「専門家をもっと身近に」という理念のもと、法律相談や弁護士検索が無料でできるポータルサイト「弁護士ドットコム」や、税務相談ができるポータルサイト「税理士ドットコム」といったインターネットメディアを運営しています。
2015年10月には新しく、「法律(Legal)」×「IT(情報技術)」を駆使した「LegalTech」事業の展開を始め、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」をリリースしました。
今回は、弁護士ドットコムのサービスを支えるエンジニアたちが、どのような体制で仕事を進めているのか、ご紹介したいと思います。チーム体制だけでなく、働く環境や仕事に対するマインドなど含めて、まとめてみました!
1Product=1Team(に近づける)
弁護士ドットコムのエンジニアは、大きく2つの領域にわかれています。1つはプロダクト側、もう1つは基盤側です。
プロダクト側は、「弁護士ドットコム」や「税理士ドットコム」、「クラウドサイン」といった各サービスごとにチーム体制が組まれています。現在、新規事業にも力を入れているため、次々と新しいサービスが展開されていることもあり、複数プロダクトを担当するチームもありますが、「1Product=1Team」に近づけるように意識した体制となっています。
このような体制にすることによって、エンジニアは自分の責任範囲がより明確になり、逆にエンジニア以外の各プロダクト関係者(営業やディレクターなど)は、誰に相談すれば良いのかが、より明確になります。
一方で、こうした体制ではエンジニアやデザイナーの横の連携が疎かになって「同じ問題に各地チームが別々に取り組む」「会社としてのスキル育成が滞る」といった問題も抱えがちです。そこで、弁護士ドットコムでは、エンジニア・デザイナーの社内勉強会を活発に開いたり、開発者が定期的に集まって議論する場を設けることで、横の連携も大事にしています。
基盤側は、SREとLegalTech Labの2つのチームがあります。
SREという役割は最近注目されていますが、弁護士ドットコムでは「非機能要件の充足」と「開発環境の整備」をミッションに掲げています。サービスの可用性や拡張性を担保するため、時間のかかる技術的負債への対応や、アーキテクチャ刷新、ビルド・テスト・デプロイなどのワークフローの改善をSREチームでは担当しています。
LegalTech Labでは、人工知能関連技術やブロックチェーン技術などの最新技術の研究・開発を進めており、クラウドサインに次ぐ新たなLegalTechサービスの提供を目指して、取り組んでいます。
Two Pizza Rule
チームの人数は「Two Pizza Rule」を意識しています。
米AmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏は、人員過多によるチームの弊害を防ぐには「2枚のピザ理論」を適用すべきだと提唱しています。これは、「ピザ2枚で賄うことができないチームは、メンバーが多すぎる」という考えです。
弁護士ドットコムでは、エンジニアとデザイナー合わせても1チーム多くて8人。チームのメンバーが何をしているかを把握でき、一体感を持って働けるよう、最適な人数となるよう意識しています。
Tech Lead
プロダクトで提供したい価値の技術的な実現に責任を持つ立場として、「Tech Lead」というリーダーを置いています。Tech Leadには次のような役割があります。
- 提供する価値を実現しつつ、品質とのバランスを取る
- チーム内の技術的設計・コードの品質を担保する
- バグ・障害の対応方針を決める
- 適時適切にレポーティングする
もちろん、Tech Leadがいるからと言って、ほかのエンジニアは品質を意識する必要がない、なんてことはありません。けれども、各自がバラバラに最適化しだすと微妙に設計の統一感が失われてしまい、こと細かにルールを決めると遵守が大変となってしまいます。その調整役としてTech Leadがいるのです。
「1Product=1Team」もそうですが、各エンジニアの責任範囲を明確にするために、弁護士ドットコムではこのようにチーム内での役割も明確にしています。メンバーからTech Leadへのエスカレーションや、Tech LeadからCTOへのエスカレーションが必要なことなども細かく設定しています。
Creative
エンジニアには「誰かが決めた仕様を作るだけ」という下請けの役目は求められていません。開発チーム内に限らず、社内はサービスのアイディアなどもどんどん提案できる環境です。 新サービス、新機能、既存機能の改良など、思いついたら積極的に提案してチャレンジできるので、クリエイティビティを存分に発揮することができます。
自分が企画した機能や、修正したコンテンツの効果をダイレクトに把握することができるのが、弁護士ドットコムのエンジニアの醍醐味です。
Workplace
エンジニア・デザイナーの執務エリアは、静かで集中して仕事に取り組める環境を整えています。営業部門は日中電話を頻繁にかけているので、そことは音が遮断されたつくりにしています。部屋の中には電話機もありません。さらに集中したい場合のために、集中個室も設けています。
椅子にもこだわっており、他の職種よりも長時間座って仕事をすることが多いエンジニア・デザイナーたちは、ヘッドレストも付いてちょっぴり機能的なものにしています。
また、完全裁量労働制でミーティングも最小限にしているので、自分のペースで働けます。通常の定時は10時〜19時ですが、朝早く来て夕方に帰る人、昼前に来て夜までやる人と、各自が一番成果を出せるサイクルで働いています。
Spirits
弁護士ドットコムには、「エンジニア・デザイナー行動指針」というものがあり、その中で、「チームとして仕事する」ことが定められています。チームとして仕事をするために、具体的には次のことを心がけるようにメンバーは意識しています。
・情報はオープンに
「自分が休んだら誰もできない仕事がたくさん」「完成見込が遅れた場合も関係者に連絡しない」「担当個人同士のチャットで完結」、こういうことはやめようよと、明文化しているのです。情報共有はQiita:Teamやグループチャットを利用するようにしています。
・非同期にやりとりする
「レビュー依頼の度に相手の作業を妨げる」「チャットで呼びかけて反応を待ってから用件を書く」「同じことを口頭で都度確認」といったこともご法度。お互いの生産性を尊重して、作業の非効率につながる行為はやめるよう心がけています。
・プロとして成果に貢献する
「言われたものを作るだけ」「『ここまでがエンジニアの仕事』と壁を作る」「デプロイコマンド打って帰る」もNGな行動として挙げています。上手くつくるのは専門家として当然であり、プロとしてそれ以上を目指していくことにこだわっています。
こんな感じで、弁護士ドットコムのエンジニア(デザイナーも)は「プロダクトの価値を高める」ために、「技術的にしっかりしたもの」を「チームとしてアウトプットする」ことを意識した働き方をしています。
実は、冒頭のチーム体制はここ1年で大きく変えてこのようなかたちとなりました。エンジニアの人数が増えてきたこと、会社として新規事業にも力を入れサービスが増えてきたこと、プロダクトのライフサイクルが移ってきたことなどをふまえての体制です。今後も会社の成長に合わせて、エンジニア・デザイナーが最大限力を発揮できるよう、チーム体制を随時変えていこうと思っています!