株式会社アクセル・モードでは、社歴に関わらずやりたいと声を上げたメンバーが活躍できる環境が整っています。
その代表的な制度の一つが、想いのあるメンバーが立候補し社員が自分たちで上司を選ぶ「ユニットリーダー(UL)選挙」。これは、社員の意見をもとにした組織構築により、会社としてさらに団結することを目指した取り組みです。毎年、多くのメンバーが積極的に立候補しています。
他にも、開発技術の向上に向けた勉強会開催などの取り組みや、最新技術の勉強をしたりモノ作りの楽しさを実感できる公開アプリ開発プロジェクト「ZERO LABO」、メンバーが中心となって会社運営を行う「チーム活動」なども盛んです。
今回は、社員のキャリアが広がるような当社独自の取り組みをまとめてご紹介。第一システム開発事業部のユニットリーダーを務める中川、上田が対談形式でお届けします。
「上司を自分たちで選ぶ」ユニットリーダー選挙がスタート
ーーまずは経歴を教えてください。
中川:2016年4月に仙台支社の初期メンバーとして新卒入社しました。現在は東京に移り、バックエンドエンジニアとして開発業務を担当しています。加えて、ユニットリーダーとしてチームメンバーのアサインや勤怠・売上管理などを行っています。
上田:私は2017年に新卒入社し、プライム(一次請け)案件であるブラウザ版のWeb会議システムの開発や当社のHP制作を担当していました。
現在はテスター業務をしながら、新卒採用プロジェクトを実施する社内チーム「R(リクルート)」のリーダーとして、企画立案や予算管理なども行っています。ユニットリーダーになったのは2023年からです。
ーーお2人がユニットリーダーに就任するきっかけとなった「ユニットリーダー選挙」について教えてください。
中川:ユニットリーダーとは、事業部内で分けられたメンバーのアサインや勤怠・売上管理などを担い、チームをまとめる存在のことです。従来は会社からの任命制だったのですが、2018年から選挙形式が加わりました。メンバーが主体となって自分たちの上司を選ぶことで、より組織としての結束を強めようという狙いが背景にあります。
ーーどのような経緯で「ユニットリーダー選挙」に立候補したのですか?
中川:当時のチーム体制に対する改善案を共有したところ、それを主導するために「ユニットリーダーに立候補したら?」と勧められたことがきっかけでした。続々と増える新卒メンバーの相談役になりたいとも考えていたので、立候補しました。2020年に就任して以降、ユニットリーダーを続けています。
上田:私は新卒採用を担うチームRでリーダーをしているため、広報含めた会社の表にあたる部分は細部まで理解していました。しかし、会社の内側についてはまだまだ知らないことが多いなと気付いたのです。
例えば、受託開発案件を獲得した経緯や予算、社内コストについて新メンバーに聞かれても、即座に回答することができませんでした。「会社の表裏どちらも理解して、仕事人としてステップアップしたい」という想いで立候補し、無事就任することが出来ました。
ーーご自身が感じる、ユニットリーダーになってから成長したと思う点を教えてください。
上田:私は先月就任し、同じ事業部のユニットリーダー6名での会議に参加しはじめたばかりなので、利益やコストなど数字に関する部分をまさに勉強している最中です。
中川:私は仕事の進め方が変わりました。元々は自分でなんでも進めたいタイプだったのですが、ユニットリーダーとして全体を見渡す仕事も増えてきたことで、1人では対応しきれなくなり、マネージャーからの「周りに仕事を渡して教育することもリーダーの仕事だよ」というアドバイスを受け、意識的にメンバーに仕事を任せるようになりました。
上田:でも、私から見たら中川さんはリーダー気質だと思いますよ!何事も真面目に取り組みますし、後輩からの信頼も厚いので、ついていきたいメンバーが多い気がします。
ーー中川さんから見た上田さんの印象はいかがですか?
上田:印象知りたいです!どうですか?
中川:今話していてもわかる通り、非常に明るい性格の持ち主です(笑)。でもそれだけではなく真面目で、意見をしっかり伝えてくれる人ですよね。上田さんの発言のおかげで停滞しがちな話し合いも円滑に進むことがよくあります。
チームRでリーダーに就任した理由も、前任者を手厚くサポートしていたことや、開発プロジェクトでの細やかな動きを評価されてのこと。ユニットリーダーとしても活躍してくれると思います!
キャリアが広がる社内プロジェクト「ZERO LABO」
ーー中川さんも参加している、公開アプリ開発プロジェクト「ZERO LABO」について教えてください!
中川:当社には、スキル向上や作る楽しさを実感する目的で「ZERO LABO」というプロジェクトがあります。業務とは別で、興味のある企画や開発に参加し、成果物の発信ができる場となっているんです。
勉強の機会として活用する人もいます。1人で新たな言語や技術を勉強するよりも、みんなで進めた方が知識が定着しますからね。
ーー具体的にどのような活動をしているのでしょうか?
中川:私のLABOでは目標管理ツールの開発をしています。当社ではこのツールができるまで、Excelで目標管理をしていました。時代に合わせた管理方法を検討し、まずは社外のサービスを採用したのですが、若手のスキルアップも狙いつつ「アクセルモードに合ったものを作ろう」とプロジェクトを発足しました。
その後は毎週金曜日の定時後に、3〜5名ほどで進行。時にはお酒を飲んだり、ワイワイ話しながら進めたりと、賑やかな雰囲気もありながら1年ほどで完成し、現在も運用中です。
ーー完成したツールの反応を教えてください。
中川:以前のツールの利用料より、99%のコストカットできた成果が認められ、参画メンバーに報奨金が支払われました。「ZERO LABO」の活動から報奨金が出た初の事例だったので嬉しかったですね。報奨金を持って、みんなで打ち上げをしたのもいい思い出です。
ーーこれまでの体験を通して「ZERO LABO」の活動にはどのようなメリットがあると思いますか?
中川:メンバーの活躍するフィールドが大きく広がる魅力があると思います。実は目標管理ツールの開発には、プログラミング経験のなかったメンバーも参画していました。そのメンバーは元々テスター業務に従事していたのですが「自分も開発案件にエンジニアとして関われるようになりたい」との相談を受け、この開発を通してレクチャーをしていったのです。
その後、目標としていた開発技術を習得し、開発案件を見事にこなせるまでになりました。まさに、新たなキャリアが「ZERO LABO」によってスタートしたのです。
社員が会社運営を担うアクセル・モード独自の制度
ーー上田さんがリーダーを務める、新規採用プロジェクトの活動についても教えてください。
上田:当社は社員が会社運営に携われる機会を提供しています。現在、希望するメンバーは「R(リクルート)」「K(教育)」「E(イベント)」など、いずれかのチームに所属し、ミッションに向けた活動を行うことができます。
すでに触れている通り、私はチームRのリーダーをしています。現在はインターンシップ期間のため、そのサポートや10月にオープン予定の採用サイトの準備を10人程のメンバーと進めているところです。
ーーチームRとしての今後の課題や展望は何ですか?
上田:課題としては、採用に関わるメンバーが固定化されつつあることです。チーム「R」のメンバーは以前より増えているものの、座談会や説明会などチームだけではカバーしきれない部分があり、そこで中川さんをはじめとするチーム外の方にも協力を仰いでいます。
私としては仲間を増やす採用活動に、より多くのメンバーに興味を持ってもらいたいなと思っているので、面接や説明会に協力してくれる人の輪を広げられるよう働きかけていきたいと考えています。他にも、学生向けの動画コンテンツを制作して多方面からアプローチをしたい、などとにかくやりたいことはたくさんあります!
チーム活動等を通じて、若手から役員までフラットな関係性
ーー当社独自の福利厚生として、奨学金補助制度もありますよね。
上田:そうですね。これは、学生時代に奨学金を借りていた社員の経済的、心理的負担を軽減させる目的で、返済額の一部を会社が補助する制度です。社長がメンバーとの雑談からヒントを得て、2018年3月から制度化されました。私もこの制度を利用しているので、本当にありがたいです。
中川:私も使っています。会社への返済も不要なので助かりますよね。ちなみに条件は、30歳までの社員であること。借りている額によって毎月の補助額も設定されています。
ーー最後に、お2人が感じるアクセル・モードの風土やカルチャーの特色を教えてください。
中川:自分の意見がユニットリーダーを通して上に伝わり、ちゃんと反映されるので、声が通りやすい特長があると思います。ユニットリーダー選挙も社歴に関わらず挑戦できるので、若いうちから会社のコアな部分に関われる、風通しのよさがありますよ。
上田:そのことは新卒採用者向けの説明会でも話しています。新しいメンバーの声も尊重されるので、働く上での満足度も高いのかなと思います。「アットホーム」と言うと嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、業務で関わっていない人とも、チーム活動などを通してコミュニケーションが取れるフラットな会社ですよね。
中川:プライベートでも交流があるくらい仲がいいですよね。私は天野取締役常務と他愛もない話で盛り上がったり、ダーツをしに行ったりしています。
上田:そうなんですね!私は天野さんとよくオンラインゲームをします(笑)。
中川:みんなメリハリを持って接してくれるので、プライベートは和気藹々と、でも仕事になったら切り替えて真面目に取り組む姿勢が心地よい職場です。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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