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兄弟揃ってアシアルハンガリーに加わったダニエル・ファゼカスとタマシュ・ファゼカスです。

兄弟揃ってアシアルハンガリーに加わったダニエル・ファゼカスとタマシュ・ファゼカスです。ダニ、トミと呼ばれる2人が、田中と共にアシアルハンガリーについて語ります。

▼アシアルハンガリー設立の経緯

感度の高いエンジニア集団であるためにアシアルがしていること|エンジニアリングで世界をちょっとよくするノート byアシアル
こんにちは。アシアル広報チームです。noteで情報発信を始めた昨年4月、第1回『「日本の技術力を底上げしたい」と考えるのは、僕らのエゴですか?』の中で、国外の企業と一緒に開発をしたり、技術検証を委託しているというお話をしました。 ...
https://note.asial.co.jp/n/na9ab4f00c547

目次

  1. ハンガリーにいながら日本企業に勤める理由
  2. アシアルで仕事をして感じること
  3. 日本人は勤勉で仕事が正確!?
  4. なんでも聞けて、言いたいことは言い合える間柄
  5. こんな場だからこそ伝えたいことは?

ハンガリーにいながら日本企業に勤める理由

——ダニとトミは、なぜ日本企業で働こうと思ったんですか?

ダニエル・ファゼカス(以下、ダニ):(トミに)答える?

タマシュ・ファゼカス(以下、トミ):いや、僕はいいよ。

田中正裕(以下、田中):2人とは1年半くらい前に知り合ったんですよね。それより前は?

ダニ:ハンガリーの会社で働いていました。トミとは別の会社で。

田中:僕がハンガリーに来て、一緒に働ける人を探してたときにダニと出会って。

ダニ:前の会社も辞めたかったし、どうしようかなと思っていたときにマサ(田中)から声がかかって。興味があったので、アシアルで仕事をすることにしました。そのあと、陽太(小椋)がハンガリーに来てくれて一緒に仕事をすることがあったりしたんですけど、仕事のやり方が似ていて。アシアルの人たちとは雰囲気がすごく合うなと思いました。

田中:興味があったっていうのは、何に?

ダニ:どちらかというと、これまで一緒に仕事をしたことがない人たちと仕事してみたいっていう、興味というよりは好奇心と言えばいいですかね。

田中:だから、アシアルだったのはたまたまで。アジア人がリクルート活動してるから、ちょっと引っかかってみようかと思ってくれたのかな(笑)。それで、ダニがトミを引き込んでくれたっていう感じです。

——引き込まれたときは、疑問や抵抗もなくアシアルに参加することを決めたんですか?

トミ:ダニから話を聞く3〜4か月前から、前の会社をそろそろ辞めて次のことを始めたいと思っていたんです。だから、嫌々とかではなく、そうしたかった。始めてみても、全然違和感はないですよ。むしろ、前の会社よりも今のほうがリラックスして仕事ができています。

左からトミ、田中、ダニ。

アシアルで仕事をして感じること

——今のほうがリラックスできている理由はなんだと思いますか?

ダニ:どう思う?

トミ:2つ理由があって。一つ目は気質の違いみたいなところ。日本人はハンガリー人からすると正直に見えます。例えば、交渉のときにハンガリーでは幅を持たせるんですよね。それに対して、日本は……というかアシアルは、表裏がないから信頼できます。2つ目は、アシアルがすごくしっかりした会社だから。長く続く企業だし、良いお客様もいるし。それが大きな安心材料になりました。

ダニ:ハンガリーは、キャリアアップのために会社を移っていくことが多いんです。でも僕は、そうじゃなくて。一つの会社で、ファミリーみたいな形で一緒に長くやりたい。そういう考え方にアシアルは合っていました。

アシアルハンガリーのオフィス。平均年齢25歳と若く、技術力の高いメンバーが集っています。少数精鋭のクラフトマンシップの息遣いは、場所を問わず健在です。

日本人は勤勉で仕事が正確!?

——アシアルに入る前、日本や日本企業にはどんなイメージを持っていましたか?

トミ:日本の会社のプロダクトに携わっている友達がいて、日本のチームともけっこうやりとりをしているそうなんですが、聞いた話では、けっこうストレスがあるって言っていました。

田中:トミも今、東京のアシアルのメンバーと一緒に仕事をしていますよね。

トミ:はい。そこでは全然問題ないし、ストレスは全然ありません。

田中:僕の印象では、イメージがつくほどハンガリーでは日本の情報がないというか。ハンガリーで日本のものっていうと、任天堂とかソニーとか車とか……。そういうものから受けるのは良さげな感じだけど、文化や人を具体的にイメージしたことはない、という感じでしょうか。

ダニ:僕は以前、東京に行ったことがあって。いろいろなアジアの国に3か月くらいいた中で、東京が一番良くて印象に残っています。人々が優しかったんです。バーなどに行くと、カラオケに誘ってくれたり。そんなことをしなから東京を満喫できたので、人の温かさみたいなものは以前から感じていました。住むんだったら、ブダペストのほうが全然良いですけどね(笑)。東京は人が多すぎるので。

田中:ハンガリーの人も優しいですよね。僕もハンガリーに来て、差別とかまったく受けていないですし、むしろみんな優しくしてくれます。

ダニ:もともと日本人は、勤勉だっていうイメージがすごくありました。実際にアシアルで働くようになってからも、そこはすごく感じます。勤勉というか、しっかり物事を考えていて、なおかつ仕事が正確。きっちりしています。

例えば、こういう形のものを作ってくださいと言ったら、きちんとそういう形のものを作るみたいなところの能力がアシアルにはある。そのあたりも自分たちは参考にできるところだし、仕事をするにあたって納得できる部分です。

大通り沿いにあるオフィスビル。瀟洒な佇まいはヨーロッパならでは。

なんでも聞けて、言いたいことは言い合える間柄

——日本のメンバーとの交流はあるのでしょうか。

田中:毎日打ち合わせとかで、なんだかんだ交流はあります。ソーシャルランチだとかは時間が合わないので、参加できていないんですけど。ホントはハンガリーのメンバーに東京に行ってもらったり、日本のメンバーがハンガリーに来たりできればいいんですけどね。今の状況ではなかなか行き来できないから。

——日本のメンバーに対して、何かコメントはありますか?

田中:以前、ここに登場したベッティーナ。実はダニの同級生なんですよ。

ダニ:高校のクラスメイトでした。

田中:先に僕とダニが知り合って、ダニがベッティーナを紹介してくれて。

ダニ:ベッティーナが就職活動で苦労していると知ったので、「相談してみたら?」とマサを紹介しました。


田中:なぜ今、その話をしたかというと、そのベッティーナがハンガリーと東京のメンバーの橋渡しをしてくれてるんですよね。ベッティーナは、日本語もハンガリー語も話せるから。コミュニケーションでいうと、ベッティーナとかニコラが協力してくれています。

ダニ:わからないこと、知りたいことがあったら、なんでも聞ける状態。だから、特に課題があるわけでもないし、聞こうと思えば聞けるチームの一体感があります。

こんな場だからこそ伝えたいことは?

——田中に聞きたいこと、伝えたいことはありますか? 目の前にいて、言いづらいかもしれませんが(笑)。

ダニ:All good(笑).

トミ:That’s good.

ダニ:いつでも気楽に話せる間柄だし、特に何もありません。まぁ、パリンカを3杯くらい飲めば、もっと話せることがあるかもしれないけどね(笑)。

田中:パリンカっていう、ハンガリー名物の強いお酒があるんです。

——2人から見た田中は、どんな人ですか?

ダニ:リーダーリップはあるし、正直なところがすごくい良いところだと思います。

トミ:いろいろと仕事を抱えていても、フォローを含めて全体をケアしてくれるところがすごくやりやすいし。

ダニ:同じような考え方で仕事ができることがすごくうれしい。

田中:僕からしても、ハンガリーの人だから何か、みたいな特別なケアを全然しなくてもいいところはすごく良いなと思っています。お互いに言いたいことは正直に言えるし、問題があっても解決できる。全然ストレスなく、1を伝えると10までやってくれるので、むしろ自分が助かっているような状況ですね。日本で仕事をするのと全然変わらないですし、ハンガリーに拠点を構えてよかったなと思っています。


PROFILE 田中正裕(たなか・まさひろ)
代表取締役
大学2年生の時にアシアル株式会社を設立、そのまま代表取締役社長として今に至る。小学生の時に滞在していたアメリカでパソコンを触ったことがきっかけで、生きている時間の大半をプログラミングして過ごす。東京大学を卒業、アシアルの事業が忙しくなったため同大学院を中退。
代表取締役社長として対外的な活動を行いつつ、各プロジェクトでは自ら最先端の技術を駆使したアーキテクチャやコーディング、マネジメントなども担当。
現在はブダペスト(ハンガリー)にて、ヨーロッパ市場に向けた子会社ASIAL HUNGARYのオペレーションをメインで行う。趣味は飛行機の操縦。ライセンスを保有し、国内外で小型機に乗って楽しんでいる。
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