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「人生のテーマは『成長の場』を作ること」ベンチャー立ち上げを経てオクト創業にたどり着いたCTO金近が目指すもの

こんにちは。オクト採用チームです。
私たちは『建築業界の「働く」をITで幸せにする』をミッションに、建築業界向けアプリ「ANDPAD」を提供しています。

「オクトってどんな会社なんだろう?」「どんな人が働いているんだろう?」
そんなことを少しでも知ってもらうために、社員紹介を実施することにしました。

第二弾は、オクト創業者でありANDPADの開発を統括するCTO 金近(かねちか)の紹介です。
「成長の場を作ることが人生のテーマ」と言う金近から、これまでのキャリアやCTO視点から今後のオクトが目指しているものについて聞きました。

※第一弾のプロジェクトマネージャー村田の紹介はこちらからどうぞ!
「20兆円超の巨大市場で最高の問題解決を実現したい」 リクルート出身、デザイン会社起業も経験したANDPADプロダクトマネージャー村田が語る仕事への想い

成長の場を作るためにベンチャーへ

(以下、金近の発言)

学生の頃に知り合いの会社に出入りしていたのがキャリアのスタートです。
学生時代の先輩が紹介してくれた会社で、当時創業して2年目くらいだったと思います。「エンジニア足りないからどう?」みたいな感じで、最初はラフに誘ってもらいました。

大学の学部が情報系だったのでコードは書けましたが、当時はまだエンジニアリングで飯を食べていこうとは思っていなかったです。人の生き方に関心があったし、ドキュメンタリーが好きだったから就職活動ではテレビ局などを受けていました。

ただ一方で、なんとなく物足りなさとか、「これでいいのかな?」という疑問がありました。

僕は昔から『成長の場を作る』ということが自分の人生のテーマだと思っています。
その軸で考え直した時に、ベンチャーという環境が最適だと思い、エンジニアとしてその知り合いの会社に入社しました。

常にチャレンジングな環境でチーム一丸となって会社を成長させる、そのスピードに負けないように自分たちも成長していく、そういうベンチャーならではの仕事のやり方が自分には合っているし、自分がやるべきだと思いました。

ちなみに「成長の場を作る」ということを意識するようになったのは、学生時代にバスケ部のコーチを任された経験からです。
役割が与えられたことで自分自身が変わっていったのと同時に、その中で成長しているチームメンバーをみた時に、「こういう場を作り続けて、常に成長していきたい」と思いました。

自分の価値観に従っていった結果、自然とベンチャーというフィールドにたどり着いたというのが僕のこれまでのキャリアですね。

稲田との出会いから、さらなる成長を求めてオクト創業を決意

そんな経緯や想いで、ベンチャーでエンジニアとして仕事をしている中で、ある時リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)の仕事が舞い込んできました。その時に出会ったのが稲田(当社代表)です。

当時、エンジニアとしてそれなりの仕事はしていても、心のどこかで「成長速度が下がっているんじゃないか」という焦燥感がずっとありました。
元々ベンチャーで成長の場を作ることにコミットしにきたのに、事業成長に貢献できることが当時はまだまだ少なくて…自分自身の成長としても事業・組織の成長としても頭打ちを感じていたところでした。

「自分にはプロダクトは作れてもビジネスを構築・推進する力が不足している」
そんな感覚に悩まされていたタイミングで偶然出会ったのが稲田で、彼はまさにその力を持っていました。
彼と一緒に仕事をすればするほど、ひしひしとそのすごさを体感していきました。

彼から事業を成長させるスキルを学ぶことができれば、また自分自身で新たな成長の場を作っていける。
そんな思いから稲田に相談を持ちかけて、二人で始めたのがオクトの起源です。

ここから受託開発の売上で資金を貯めながら、事業のアイデアを検討する日々が始まります。

どの領域で本気で事業づくりをしていくかを考える中で、二人とも共通していた想いが、「本当に課題がある領域でやる」ということでした。
そしてその想いに見合う事業領域をリサーチしていき、たどり着いたのが、国レベルで課題を抱えている建築業界に対するソリューションの提供でした。
そこからANDPADの開発が始まり、今に至ります。

CTOとして『成長という概念』を設計していく

今はオクトでCTOとして技術責任者を務めていますが、僕は何か特定の技術にものすごく強いということはないかもしれないです。もちろん開発することは大好きですし、あえて領域で分けるならサーバやインフラ周りがわりと得意かもしれません。

ただそれよりもCTOとして日々考えていることが、「成長という概念を設計していく」ということです。

その成長というのは、オクトという会社やメンバー皆のことであり、やっぱり自分自身のことでもあります。
ただ成長って言葉だけ聞くとすごく曖昧なもので、何をしたら成長なのか、どうしたら成長できるのかということは一人ひとりの中にあって千差万別だと思っています。

そういう曖昧なものを、事業・組織・プロダクトの全てで具体化・設計して、仕組みに乗せていくことが僕のやりたいことです。
そういう意味で、プログラムも組織作りも、一種のエンジニアリングだと思っています。

少し話が逸れますが、僕は中学からずっとバスケをしていて、部活を引退するまでは本当に毎日ずっと練習していました。少しでもうまくなりたいという気持ちで必死でした。
その時の経験が、「成長」にこだわるきっかけになっています。

勉強やスポーツだとわかりやすいですが、知識レベルやスキルレベルが上がると、そこからさらに違う世界が見えるようになることがあります。成長することで視野が広がるという経験です。

僕の中でこの経験はすごく素敵で、生きていく上で大切なものです。
なぜならそうやって視野が広がると、周囲の人に与えられる影響もポジティブで大きくなると思っているからです。

いい影響を与えて、いいナレッジが社会にたくさん残っていけば、世の中がさらに良くなっていく。
それを事業・プログラム・組織の全てで成し遂げるということに今はこだわっています。


当事者意識を持つ人と相乗効果を生み出し、新しい技術にチャレンジしていきたい

僕はせっかく人と一緒に仕事をするのなら、その人と相乗効果を生み出していきたいと常に思っています。今もそんな組織にしたいですし、そう思える人に一人でも多く出会いたいです。

さらに自分の軸を持って、当事者として課題に向き合える人、柔軟でチャレンジ精神がある人、色々な価値観を受け入れて皆から好かれる人、そういう人たちと働けたら最高だと思います。

そういう考えなので、採用は社員を増やすというよりも共に旅する仲間集めの感覚です。

現時点の組織でも、少数メンバーでこの規模の開発ができているのはすごいことだと思っています。
みんなビジネスに興味があって、エンジニアリング単体だけではなく組織やビジネスも見渡し、バランスが取れるエンジニアが多いです。考えが柔軟で一つのことに固執しすぎず、色んなことに対して「やってみよう」という精神があるのも素晴らしいと思っています。

他方で、一人一人が少なくとも2つの役割、例えばインフラとサーバーの両方を開発・運用するなど広く担っているからこそ、なんとか開発できている面もあるのが現状です。当然その状態が完璧ではないですし、今後のスケールも考えると必ずしも健全ではないと思っているのも事実です。

そういう部分はこれから変えていきます。今後の組織づくりにおいては、常にあるべき未来の姿から逆算しながら、一人ひとりの楽しさやチャレンジを含めて最適な状態を柔軟に作っていきたいです。

さらに技術的な面では、新しい取り組みを増やしていきたいという考えがあります。例えば、さらにプロダクトが良いものになるのなら、今はサーバサイドをRailsで書いていますが、これを新しいものに変えていってもいいと思っています。

建築業界はまだこれからITが育つ業界だと思うので、IoTやAIと先端技術の活用など、他のITプレイヤーに対するプラットフォームの立場にオクトがなっていきたいと考えています。
そのためにも最新の技術をオクトが担うべく、技術的にもどんどんチャレンジしていきたいです。

CTOとしてこれからさらに成長できる場を作っていくので、ぜひ多くの方々に仲間になっていただき、オクトに自分の成長を重ねてもらえたらと思っています。


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