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アーキテクチャ

案件をこなすのではなく、基盤を強くする

企業独自のソリューションを展開するうえで、一番怖いのは属人化だ。特定の誰かがいないと案件が回らない。特定の誰かの頭の中にだけ仕様がある。特定の誰かが辞めたら、顧客との関係が切れる。これは能力の問題ではない。構造の問題だ。私たちはそこに気付き「アルバコネクト」という会社自体を、一つのプロダクトとして設計しようとしている。受託案件を回す組織ではなく、案件知見を蓄積し、基盤へ変換し続けるプロダクトとして。その話を書く。受託の属人化はなぜ起きるのか案件ごとに状況が違うから、対応も人によって変わる。優秀なエンジニアが担当した案件はうまくいき、そうでない案件はうまくいかない。経験を積んだPMは顧客の...

要件定義を、独立した商品として売っている

アルバコネクトでは、要件定義を本開発の付属作業ではなく、独立した商品として提供している。理由はシンプルで、ここを曖昧にしたまま始める開発は、ほとんどの場合あとで高くつくからだ。なぜ要件定義を切り出したのか受託開発の典型的な流れはこうだ。提案 → 受注 → 要件定義 → 設計 → 実装 → テスト → 納品。この流れの中で、要件定義は「受注後の最初のステップ」として扱われる。本開発に含まれる作業の一部だ。場合によっては提案段階で無料でやってしまうこともある。僕は100社以上のプロジェクトに関わってきて、この構造自体に問題があると気づいた。要件定義が「本開発の一部」として埋もれると、ほぼ必ず...